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二級自動車整備士の履歴書に関する書き方|例文やチェック項目

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二級自動車整備士の履歴書に関する書き方|例文やチェック項目

近年、自動車整備士は人手不足が問題となっており、人手確保を目的に各社で待遇面や労働環境の改善が進められています。

これを機に、自動車整備士として別の会社へ転職を検討している人も少なくありません。

しかしながら「初めての転職で履歴書の書き方が分からない」という方もいるのではないでしょうか。

今回は、整備士としてのスキルや実績を上手にアピールできる、正しい履歴書の書き方について解説していきます。

この記事のまとめ
・自動車整備士として転職する場合の履歴書の書き方
・履歴書作成時の注意点
・履歴書完成時のチェックすべき項目
・整備士向けの志望動機や自己PRの例文

二級自動車整備士:履歴書の書き方

二級自動車整備士:履歴書の書き方

履歴書は綺麗な字で記入するのはもちろん、各項目で記入間違いの内容に注意が必要です。

間違いの内容によっては、人事担当者にマイナスな印象を与えてしまう可能性もあります。

ここでは、各項目の正しい記入方法について解説していきます。

基本情報

履歴書の左上に位置する基本情報では、以下の項目を記入していきます。

  • 日付
  • 氏名
  • 生年月日
  • 現住所
  • 電話番号
  • 連絡先
  • メールアドレス

はじめに記入する日付は履歴書を書いた日付を記入する人がいますが、履歴書を提出する日が正解です。

西暦と和暦どちらでも問題なく、後に記入する生年月日と合わせるようにします。

電話番号は、自宅の番号である必要はなく最も連絡の取りやすい番号を記入しましょう。

履歴書の写真を撮る際は、アゴを引きすぎるとニラんでいるような表情になるため、まっすぐ前を見る角度で撮影します。

学歴・職歴

履歴書の左下には学歴や職歴を記入していきます。

1行目の中央に「学歴」と書いて、高校卒業からの学歴を記入していきますが、学部や学科がある場合は、学校名の横に記入します。

職歴は基本的に正社員としての情報を記入しますが、派遣社員などで整備士として働いていた場合は、一緒に記入します。

最後には「現在に至る」と記入し、一行下の右端に「以上」と記入するのがルールです。

免許・資格

右上の免許・資格欄では、これまでに取得した資格を記載していきます。

資格は取得した順番で記入していきますが、記入できる資格の数が限られているため、書ききれない場合は、整備士に関係のあるものを選びましょう。

免許・資格
2015 3 普通自動車第一種運転免許 取得
2017 4 二級ジーゼル自動車整備士 取得
2017 4 二級ガソリン自動車整備士 取得

志望動機

志望動機では、なぜ応募した企業を選んだのかを記入していきます。

仕事に対する強い気持ちやこだわりをアピールすることが大切であるため「家から近かったから」「休みが多いから」といった内容は避けましょう。

企業理念や独自の取り組みなどをしっかり調べたうえで、その会社にしかないような特徴に触れて文章を考えていきます。

文字数に指定はありませんが、欄の7~8割は埋めるようにしましょう。

扶養

最後に扶養関係の情報を記入する箇所があります。

配偶者の扶養義務は、配偶者の年収が130万円を超えていない場合は「有」を選びます。

扶養家族の人数は、配偶者を含めて年収が130万円を超えていない家族の人数を記入しましょう。

通勤時間は、片道の時間を記入しますが、5分単位でおおよその時間で問題ありません。

通勤方法について質問される可能性があるため、交通費などを答えられるようにしておきます。

この他では、趣味や健康状態を記入する欄が用意されているものもあります。

趣味は整備士に関係のないものでも問題ありませんが、競馬やスロットといったギャンブル系は避けましょう。

健康状態は、就業後も配慮が必要な持病などがあれば記入し、風邪などすぐに治る病気は記入しません。

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二級自動車整備士:履歴書作成時の注意点

二級自動車整備士:履歴書作成時の注意点

履歴書を作成する際は、以下のようなことに注意しましょう。

  • 写真は最低限の配慮を持って用意する
  • 写真の再利用はしない
  • 志望動機に力を入れすぎない
  • 封筒はわかりやすくする

各注意点の詳細や許容範囲について、解説していきます。

写真は最低限の配慮を持って用意する

写真は最低限の配慮を持って用意する

写真に関しては、サイズ以外で指定はないものの好印象を与えるには、最低限の配慮が必要です。

前述した通り、顎を引きすぎないようにして身だしなみにも注意が必要です。

服装は普段着ではなくスーツで撮影し、髪型も派手なセットは避けましょう。

写真の再利用はしない

面接を受ける機会はほとんどないため、前に受けた際の証明写真が残っていることがあります。

見た目が変わっていなかったとしても、基本的に3ヵ月以内に撮影したものの使用が原則です。

数年前の写真で現在と見た目が変わっている場合、再利用していることが分かるため、必ず撮りなおすようにしましょう。

志望動機に力を入れすぎない

志望動機は、自分の長所や考えをアピールする大切な箇所ですが、こだわりすぎるのも良くありません。

よくある失敗として、自分を良く見せようとして「整備士のあり方」や「最適な職場について」といった内容を書く人もいますが、面倒な人と思われる可能性があります。

どのような内容でも良いわけではないものの、基本的に自分の考えをそのまま記入して問題ありません。

封筒はわかりやすくする

履歴書を送付する際の封筒は、他の書類と間違われないように、以下のように記入します。

  • 宛先の末尾に「採用ご担当者様」と記入する
  • 封筒の左端に「応募書類在中」と記入する

採用担当者の名前が分かっている場合は、名前を記入しましょう。

書類を送る際に書留や速達を指定する人もいますが、普通郵便で問題ありません。

【二級自動車整備士向け】履歴書のチェック項目

【二級自動車整備士向け】履歴書のチェック項目

履歴書が書き終わった後は、以下の項目で記入漏れがないかをチェックしてみましょう。

  • 保有資格の名称は間違っていないか
  • 保有資格をすべて記載しているか
  • 誤字脱字がないか

各項目の内容について、解説していきます。

保有資格の名称は間違っていないか

自動車整備士として働くうえで、必須となるのが整備士資格ですので、記入間違いには注意が必要です。

特に複数の整備士種類を持っている人は、級や種類を間違えやすいため必ず最後にチェックしましょう。

ちなみに、同じ年度に複数の資格を取得した場合「二級自動車整備士(ジーゼル・ガソリン)」とまとめても問題ありません。

保有資格をすべて記載しているか

保有資格に関して「整備士の仕事をするから」と、整備士関連の資格しか記入しない人がいます。

記入欄が足りない場合は仕方ないのですが、余っている場合は整備士の仕事に関係のない資格も記入して問題ありません。

英検や漢字検定、危険物取扱者といった資格も何かで役立つ可能性があるため、なるべく記入しましょう。

誤字脱字はないか

履歴書で最も多いのが誤字・脱字です。全体を見直して間違いがないかを確認してみましょう。

また、署名欄がある場合などは押印漏れもあるため、重ねてチェックします。

【二級自動車整備士向け】履歴書の例文

【二級自動車整備士向け】履歴書の例文

最後は、各記入欄の記入例を紹介していきます。

履歴書作成が久しぶりで、イメージが湧かないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

学歴の例文

学歴は以下のように記入します。

学歴・職歴など
    学歴
2015 3 東京都立〇〇高等学校〇〇科 卒業
2015 4 〇〇自動車学校〇〇科 入学
2017 3 〇〇自動車学校〇〇科 卒業
    職歴
2017 4 株式会社〇〇 入社
2019 5 一身上の都合により、株式会社〇〇 退社
2019 7 株式会社〇〇 入社
    現在に至る
   

以上

学歴と職歴は分けて記載し、最後は「現在に至る」と「以上」を行を分けて記入します。

退職理由の例文

職歴には、勤めていた会社を退社した理由も記載します。

退社理由は、以下の3種類から選択するのが一般的です。

  • 一身上の都合により退社
  • 契約期間満了のため退社
  • 会社都合により退社

今の職場が合わない・新しくやりたいことが見つかった・結婚や出産といった理由の場合は「一身上の都合により退社」を選びます。

面接時にはより具体的な退社理由を質問される可能性があるため、答えられるように内容を考えておくようにしましょう。

志望動機の例文

志望動機は、整備士の仕事をしたい理由ではなく、なぜ当該企業を選んだのか、今後どんなことをしていきたいのかを中心に記入します。

整備士として別の職場へ転職する場合

車の構造は、常に進化し続けているため、整備士は学び続けることが大切です。

近年は、電気自動車などの普及が進んでおり、これまで以上に学べる環境で整備士として活躍したいと思い、転職を決意しました。

貴社では、最新の整備技術に関する講習も積極的に行っていることを知り、一緒に学ばせてもらいたいと思い、志望致しました。

これまでの整備経験や身に付けたスキルも活かしながら貴社に貢献し、さらに整備士として成長できるように取り組みたいと考えています。

企業の取組みや考えについてリサーチしたうえで、その内容に触れながら自分の考えも述べるようにしましょう。

自己PRの例文

自己PRでは、自分のスキルや長所を伝えていきます。

入社したら、どのように活躍できるのか採用担当者がイメージできるような文章で考えます。

ただ実績や成功談などを詰め込み過ぎてしまうと、ただの自慢話になってしまうため注意が必要です。

【自己PR例文】

私は整備士として〇〇年間、民間の整備工場で勤めており、あらゆるメーカーの点検や整備に携わってきました。

スタッフごとで役割分担されていなかったため、タイヤ交換や電気装置、燃料系統の整備など幅広く整備実績があります。

現在は一級整備士の取得を目指しており、貴社に入社した際は電気自動車なども含め幅広い車種の整備ができる整備士として活躍していきたいと考えております。

これまでの整備士経験の中で、自分がこだわっていたポイントを複数ピックアップしたうえで、記入するようにしましょう。

二級自動車整備士の履歴書に関するまとめ

二級自動車整備士の履歴書に関するまとめ

履歴書に整備士専用の書き方はなく、各記入項目を正しく記入することが大切です。

整備士として働くうえで、整備士資格は必須であるため、種類などを間違えないように注意しましょう。

志望動機や自己PRは、これまでの整備士経験と今後のキャリアプランを踏まえながら、自分の意見を正直に記入します。

「休みが多いから」「前の職場は給料が低かったから」といった就業意欲を感じないような内容は避けて、自分の熱意が伝わるような文章を考えるようにしましょう。

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