近年、働き方の多様性が注目される中で、リモートワークがますます普及しています。テクノロジーの発展により、自宅やカフェ、海外など場所を選ばずに働ける仕事が増えており、リモートワークは働く人々にとって新たな選択肢になってきているのです。
本記事では、リモートワークが可能な仕事、リモートワークのメリット・デメリット、リモートワークに向いている人・向いていない人の特徴について解説します。
リモートワークはどのような仕事か?
そもそも、リモートワークとはどのような意味で使われているのでしょうか。まずは、リモートワークの定義について解説します。
テレワークと意味は同じ
多くの場合、リモートワークとテレワークは同じ意味で使われています。どちらも、従来のオフィスや職場から離れた場所で働くことを指す言葉です。
もちろん厳密に言えば、リモートワークは「遠隔地で働く」、テレワークは「情報通信技術を利用して働く」という意味を持っていますが、現代ではインターネットやデジタル技術の普及により、この2つの言葉はほぼ同じ働き方を指す言葉として認識されています。
具体的には、従業員が自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、オフィス以外の場所で仕事を行うことを、リモートワークやテレワークと呼んでいます。
リモートワークはどれだけ浸透している?
では、実際にリモートワークはどの程度浸透しているのでしょうか。
厚生労働省が2020年に行った調査によると、テレワーク(リモートワーク)を導入している企業の割合は、下記のように変化していったことが分かります。
テレワークを実施している企業の割合(2020年)
2月 | 6.4% |
3月 | 23.0% |
4月 | 54.4% |
5月 | 54.6% |
6月 | 43.6% |
7月 | 37.6% |
8月 | 35.4% |
9月 | 34.5% |
10月 | 33.2% |
11月 | 33.0% |
12月 | 33.6% |
出典:厚生労働省「令和3年版 労働経済の分析 ―新型コロナウイルス感染症が雇用・労働に及ぼした影響― 」
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大以降、リモートワークを導入する企業は一気に増加し、落ち着き始めた年末でも約3割の企業がリモートワークを導入していました。
下図は、2021年時点でテレワークを継続している労働者の割合を産業別に分析したデータです。
テレワークを継続している労働者の割合(2021年)
情報通信業 | 86.5% |
不動産業、物品賃貸業 | 77.9% |
製造業 | 76.6% |
サービス業 | 73.7% |
卸売業、小売業 | 73.2% |
学術研究、専門・技術サービス業 | 72.5% |
建設業 | 66.2% |
運輸業、郵便業 | 63.3% |
その他 | 75.7% |
総計 | 74.6% |
出典:厚生労働省「令和3年版 労働経済の分析 ―新型コロナウイルス感染症が雇用・労働に及ぼした影響― 」
「情報通信業」など、インターネットを仕事で利用する機会が多い産業だけでなく、全体的にリモートワークを継続している業界は多いという結果になっています。
現在は多くの企業でリモートワークが導入されており、日本でリモートワークはかなり浸透していると言えるでしょう。
リモートワークの仕事の1日の流れ
リモートワークの一日の流れは個々の仕事やライフスタイルによって異なりますが、ここでは一般的な例を紹介します。
- 起床・朝食
- 前日のタスク確認・今日の予定整理
- メールやチャットツールを使って、チームメンバーや上司と必要な情報を共有
- オンライン会議に参加して進捗報告や打ち合わせ
- 昼食
- タスク処理
- チームメンバーや上司に進捗報告
- 夕食
- プライベートタイム
- 就寝
このように、リモートワークの一日は、柔軟な働き方を実現しながら、効率的に仕事とプライベートを両立させることができます。
リモートが可能な仕事12選
続いては、リモートワークが可能な仕事を12個紹介します。
Webライター・編集者
リモートワークが可能な仕事の1つ目は、Webライター・編集者です。
Webライターは、ウェブサイトやブログ、SNSなどのオンライン媒体に向けて記事やコンテンツを執筆する専門家です。
一方、編集者は、記事やコンテンツの品質を向上させるために文法のチェック、構成や語句の修正などを行います。
これらの仕事は、インターネット環境が整っていれば、自宅やカフェなどの好きな場所で行うことが可能です。
また、コンピューターやスマートフォンを使用して情報のやり取りやコミュニケーションを行えるため、オフィスに出勤する必要がなく、リモートワークに適した職種と言えます。
プログラマー・システムエンジニア
リモートワークが可能な仕事の2つ目は、プログラマー・システムエンジニアです。
プログラマーは、コンピューターやアプリケーションを動かすためのソフトウェアを開発する専門家で、プログラミング言語を用いてコードを書くことが主な仕事です。
一方、システムエンジニアは、企業や組織の情報システムを設計・構築・運用・管理する役割を担います。
これらの仕事は、インターネット環境と必要な開発ツールが整えば、自宅やカフェなどの好きな場所で行うことができます。
また、オンラインでのコラボレーションツールやクラウドサービスを利用することで、チームメンバーやクライアントとのコミュニケーションも円滑に進められるでしょう。
Webデザイナー
リモートワークが可能な仕事の3つ目は、Webデザイナーです。
Webデザイナーは、ウェブサイトやアプリケーションのデザインを担当し、ユーザーエクスペリエンスやビジュアルデザインを考慮して、見た目やレイアウトを作成します。
また、HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラミング言語を使った、デザインの実装も行います。
このように、パソコンを使って仕事をすることがほとんどであるWebデザイナーは、インターネット環境が整っていれば、自宅や好きな場所でデザインツールを使って作業ができます。
さらに、オンライン上のプロジェクト管理ツールやコラボレーションツールを活用することで、クライアントやチームメンバーと円滑なコミュニケーションが可能です。
動画編集
リモートワークが可能な仕事の4つ目は、動画編集です。
動画編集とは、映像素材をカット、トリミング、合成などの編集技術を用いて、目的に沿ったストーリーやメッセージを伝える映像作品を制作する仕事です。
動画編集の専門知識や技術を持ったエディターは、企業のプロモーションビデオ、YouTubeコンテンツ、映画やドラマなど、さまざまな分野で活躍しています。
インターネット環境が整っており、動画編集ソフトウェアがインストールされたパソコンがあれば、自宅や好きな場所で作業ができます。
また、クラウドストレージやファイル転送サービスを活用することで、遠隔地にいるクライアントやチームメンバーとも素材のやり取りやフィードバックがスムーズに行えます。
このように、動画編集はオフィスに出勤する必要がなく、リモートワークに適した職種と言えます。
Webマーケター
リモートワークが可能な仕事の5つ目は、Webマーケターです。
Webマーケターは、インターネットを活用したマーケティング戦略を立案・実行し、企業の製品やサービスの知名度向上や売り上げ拡大を目指す役割を担います。
Webマーケターの業務には、SEO対策、SNS運用、広告運用、コンテンツマーケティングなど、さまざまな分野が含まれます。
インターネット環境が整っていれば、自宅やカフェなど好きな場所でWebマーケティングの戦略立案や実行が可能です。
また、オンラインでのコミュニケーションツールを使って、遠隔地にいるクライアントやチームメンバーとも連携し、効果的なマーケティング活動を進めることができます。
プロジェクトマネージャー
リモートワークが可能な仕事の6つ目は、プロジェクトマネージャーです。
プロジェクトマネージャーは、プロジェクトの企画、進行、完成までの全体を管理し、計画通りに目標を達成するために必要なリソースやチームメンバーの調整を行う役割を担います。
オンライン会議ツールやプロジェクト管理ソフトを活用することで、遠隔地にいるチームメンバーやステークホルダーとも円滑にコミュニケーションを取り、プロジェクトを進行させることが可能です。
リモートワークを行うプロジェクトマネージャーは、チームメンバーのオンラインでのコミュニケーションスキルや自己管理能力を高めることが求められる一方で、柔軟な働き方が可能となり、職場の選択肢も広がります。
これらの理由から、プロジェクトマネージャーはリモートワークに適した職種といえるでしょう。
カスタマーサポート
リモートワークが可能な仕事の7つ目は、カスタマーサポートです。
カスタマーサポートは、企業の製品やサービスに関するお客様からの問い合わせや対応を行う役割です。電話やメール、チャットなどのさまざまなコミュニケーション手段を用いて、お客様の問題解決やサポートを提供します。
リモートワークを行うカスタマーサポートは、コミュニケーション能力や問題解決能力が求められる一方で、通勤時間を削減できるなどのメリットがあります。
また、企業側にとってもオフィススペースの節約や従業員の幅広い採用が可能となるため、カスタマーサポートはリモートワークに適した職種と言えるでしょう。
オンライン事務・総務
リモートワークが可能な仕事の8つ目は、オンライン事務・総務です。
オンライン事務・総務は、企業の運営や管理に関する業務をオンラインで行います。具体的には、書類作成やデータ入力、メール対応、会議の手配やスケジュール管理、採用活動のサポートなどが仕事内容に含まれます。
オンライン事務・総務でリモートワークを行うメリットとして、通勤時間の削減や柔軟な働き方が挙げられます。また、自宅や好きな場所で働くことができるため、プライベートと仕事のバランスが取りやすくなります。
一方で、自己管理能力やコミュニケーションスキルが求められるため、それらのスキルを磨くことが重要です。
オンライン秘書
リモートワークが可能な仕事の9つ目は、オンライン秘書です。
オンライン秘書は、従来の秘書業務をインターネットを通じて遠隔で行う職種です。具体的な業務内容には、電話対応、メール管理、スケジュール調整、会議の手配、書類作成、データ管理など、幅広いサポート業務が含まれます。
リモートワークを行うオンライン秘書には、自己管理能力やコミュニケーションスキル、デジタルツールを効率的に使いこなす能力も重要です。
また、オンライン秘書は国際的なビジネスの場でも活躍することが可能で、異文化コミュニケーションのスキルや外国語能力を活かすこともできます。
オペレーション業務
リモートワークが可能な仕事の10個目は、オペレーション業務です。
オペレーション業務は、企業の運営やプロジェクトの進行において、日々の業務プロセスを管理・最適化し、効率的な運営をサポートする業務です。
具体的な業務内容には、プロジェクト管理、業務改善、データ分析、品質管理、コスト管理、顧客対応などが含まれます。
オペレーション業務は、デジタルツールを活用することでリモートワークに適応しやすい職種です。
例えば、プロジェクト管理ツール、クラウドストレージ、ビデオ会議システムなどのオンラインツールを用いて、遠隔地からでも円滑なコミュニケーションとデータ共有が可能となります。
リモートワークを行うオペレーション業務担当者には、自己管理能力やチームとの連携が求められます。また、効率的な運営を目指すため、デジタルツールや業務プロセスの改善に関する知識やスキルが重要です。
コンサルタント
リモートワークが可能な仕事の11個目は、コンサルタントです。
コンサルタントは、企業や個人に対して専門的なアドバイスやソリューションを提供する仕事です。業種や専門分野は多岐にわたり、経営戦略、マーケティング、IT、人事など、さまざまな領域で活躍しています。
そして、これらの業務の多くは、分析やアイデアの提案、プレゼンテーションなどの知的労働が中心であり、オンラインツールを活用することでリモートワークに適応しやすいです。
リモートワークを行うコンサルタントには、高い自己管理能力や遠隔地での効果的なコミュニケーションスキルが求められます。
また、デジタルツールの活用や時差や地域の違いに対応する柔軟性も重要です。リモートワークによって通勤時間が削減されるため、労働効率の向上やプライベートと仕事のバランスを保ちやすくなります。
これらの理由から、コンサルタントはリモートワークに適した職種と言えるでしょう。
営業
リモートワークが可能な仕事の12個目は、営業です。
営業は、企業の商品やサービスを顧客に紹介し、販売を促進する役割を担います。近年、インターネットやデジタル技術の発展により、オンラインでの営業活動が一般的になっており、リモートワークによる営業も増えています。
営業活動においては、電話やメール、ビデオ会議システムなどのコミュニケーションツールを活用して、顧客との接触や情報共有が可能です。
また、営業支援ツールやCRM(顧客関係管理)システムを用いることで、営業プロセスの効率化や管理もリモート環境で行えます。
リモートワークによる営業職では、自己管理能力や遠隔地でのコミュニケーションスキルが求められます。また、顧客のニーズや市場の動向を把握し、適切な提案を行うために情報収集や分析能力も重要です。
リモートができない仕事5選
このように、リモートワークが可能な仕事は数多く存在しますが、逆にリモートワークが不可能な仕事も存在します。
続いては、リモートワークができない仕事について、「接客業」「製造業」「医療・福祉系」「ドライバー」「公務員」の5つを中心に紹介します。
接客業
リモートワークができない仕事の1つ目は、接客業です。
接客業は、お客様と直接対面してサービスを提供する職種で、お客様のニーズに応えるためには対面での対応が不可欠です。また、お客様の表情や態度を観察しながら、臨機応変な対応が求められることもあります。
リモートワークはインターネットを通じて働くため、直接的な人との接触がない場合に適しています。しかし、接客業はその性質上、顧客との対面が不可欠であるため、リモートワークでは対応が難しい職種です。
一部の接客業でオンライン対応が試みられているケースもありますが、それでもリアルな接客体験を完全に置き換えることは難しいでしょう。
そのため、接客業はリモートワークができない仕事の典型例と言えます。
製造業
リモートワークができない仕事の2つ目は、製造業です。
製造業は、工場で製品を作る職種であり、その性質上、現地での作業が必要です。例えば、自動車や家電製品、食品などの製造工程は、特定の設備や機械を使用して行われます。
リモートワークは、インターネットを通じて働くため、特定の場所に依存しない仕事に適しています。しかし、製造業は生産ラインや設備が必要であり、その操作や管理が現場でのみ可能です。
最近では、一部の製造業においても、オートメーションやロボット技術の進歩により遠隔操作が可能になるケースも出てきていますが、それでも全ての作業をリモートで行うことは難しいでしょう。
また、品質管理や安全面を確保するためにも、現場での立ち会いが必要な場合が多いです。
製造業に興味がある(無料)医療・福祉系
リモートワークができない仕事の3つ目は、医療・福祉系の仕事です。
医療・福祉系の仕事は、その性質上リモートワークが難しいと言われています。例えば、医師や看護師、介護士、福祉施設の職員などは、患者との物理的な接触が必要な業務が多いため、リモートワークには適していません。
ただし、一部の医療・福祉系の仕事では、リモートワークが導入されつつあります。例えば、オンラインカウンセリングや遠隔診療などのサービスが普及しており、インターネットを通じて相談や診察が可能になってきています。
しかし、これらのサービスも限定的であり、医療・福祉業界全体としては、まだリモートワークが困難な仕事が多いと言えます。
ドライバー
リモートワークができない仕事の4つ目は、ドライバーです。
ドライバーは、物流や運送業界で貨物や乗客を目的地へ運ぶ役割を担っており、運転手自身が実際に現場で車両を操作する必要があります。このため、ドライバーの仕事は、物理的な移動が伴うためリモートワークには適していません。
タクシーやバスの運転手、トラックドライバー、宅配便のドライバーなど、さまざまなドライバーが存在しますが、いずれも現地での運転が不可欠です。このような職種では、遠隔操作や自動運転技術が発展しても、現時点ではリモートワークは困難とされています。
ドライバーは、運転技術や安全意識が求められる職種であり、リモートワークの導入は現実的ではないと言えます。
ドライバーの仕事に興味がある(無料)公務員
リモートワークができない仕事の5つ目は、公務員です。
公務員は、国や地方自治体の機関で働く職員であり、公共サービスを提供するためにさまざまな業務を担当しています。しかし、その業務内容によっては、リモートワークが難しい場合もあるのです。
例えば、窓口業務を担当する公務員は、市民や企業と直接対面し、手続きや相談に対応する必要があります。このような業務では、実際に現場で対応することが求められるため、リモートワークは困難です。
また、機密情報に触れる業務を担当する公務員も、セキュリティ上の理由からリモートワークが難しいとされています。
ただし、公務員の中には、書類作成やデータ入力などの事務業務を担当する者もおり、彼らはリモートワークが可能な場合もあります。しかし、業務内容や職種によっては、リモートワークができない公務員も多いため、一概には言えません。
公務員の仕事は、国や地方自治体の運営を支える重要な職種であり、リモートワークの導入が困難な部分もあることを理解することが重要です。
その他
その他には、飲食業や小売業などのサービス業も、顧客との対面が重要な役割を果たすため、リモートワークは適していません。
これらの仕事は、直接的な人との関わりや現場での作業が中心であり、オンラインでの業務を実行することが難しいと言えます。
リモートの仕事は未経験でもできる?
リモートワークに興味を持っている方は多いと思いますが、「そもそもリモートワークは未経験でもできるのか」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
ここでは、「リモートワークは未経験でもできるのか?」という疑問に回答します。
副業レベルであれば未経験でも可能性がある
リモートワークは、未経験者であっても、副業レベルであれば挑戦することが可能です。主な理由としては、副業としてリモートワークを始める場合、フルタイムの仕事と比較してプレッシャーや責任が少なく、自分のペースで業務に取り組めることが挙げられます。
また、副業を行うことで、新しいスキルを身につけたり、自分の興味・関心を追求したりすることができます。未経験でも、オンライン上でさまざまな資料やチュートリアルが利用できるため、自分で学びながら業務をこなすことが可能です。
さらに、副業としてリモートワークを行うことで、自分の時間やエネルギーを有効活用し、収入を増やすことができるのです。
リモートワークを副業として行う際には、仕事のスケジュール管理やコミュニケーション能力が求められますが、未経験者でも少しずつ慣れていくことができるでしょう。副業レベルであれば、リモートワークにチャレンジしてみる価値は十分にあります。
IT系出身の人は経験が浅くても有利
IT系出身の人は、経験が浅くてもリモートワークに有利とされています。なぜなら、ITスキルがリモートワークで活用されることが多いからです。
プログラミング、ウェブデザイン、データ分析など、IT関連のスキルを持っていると、自宅や好きな場所で働くことができるリモートワークの案件が見つけやすくなります。
また、IT系出身者はデジタルツールやオンラインコミュニケーションに慣れているため、リモートワークでの作業効率が向上することが期待できます。
これは、リモートワーク環境でのコミュニケーションやタスク管理に不可欠なスキルであるため、リモートワークの経験が浅くてもIT系出身者であれば、リモートワークに適応しやすいと言えます。
リモートの仕事ができる会社の特徴
続いては、リモートワークができる仕事や会社の特徴を4つ紹介します。
人と会わなくても支障がない
リモートワークができる仕事や会社の特徴の1つ目は、人と会わなくても支障がないことです。
リモートワークは、主に自宅や好きな場所で仕事ができる形態のため、対面でのやり取りが必要ない職種に適しています。
例えば、プログラミングやデザインなどのクリエイティブな仕事や、データ分析、文章執筆などの個別作業が中心の仕事は、オンラインツールを活用してコミュニケーションやデータのやり取りができます。そのため、リモートワークに向いています。
このような「人と会わなくても支障がない」仕事は、リモートワークができる仕事の特徴として重要な要素となっています。
Web上で完結できる
リモートワークができる仕事や会社の特徴の2つ目は、Web上で完結できることです。
インターネットを利用して仕事を行い、成果物やデータのやり取り、コミュニケーションがオンライン上で行われる仕事であれば、リモートワークで対応できます。
例えば、Webデザインやプログラミング、オンラインマーケティングなどの職種は、主にインターネットを通じて作業が行われ、成果物もデジタルフォーマットで提出されるため、Web上で完結できる仕事と言えます。
もちろん、美容師や警備員など、職場にいなければ成り立たない仕事もありますが、Web上で完結できる仕事は、実際に職場にいる必要がありません。
このように、「Web上で完結できる」仕事は、リモートワークに適しており、働く場所や時間に柔軟性を持ちながら、効率的に仕事ができるという利点があります。
フレックス制度がある
リモートワークができる仕事や会社の特徴の3つ目は、フレックス制度があることです。
フレックス制度とは、労働時間に柔軟性を持たせ、働く時間帯や勤務形態を自由に設定できる制度です。これにより、従業員が自身のライフスタイルや家庭の状況に合わせて働くことができ、労働とプライベートの両立がしやすくなります。
元々リモートワークには通勤にかかる時間や労力を節約できるというメリットがありますが、さらにフレックス制度が導入されている場合、従業員は自分の最も集中できる時間帯や、家庭の都合に合わせて働くことができます。
また、フレックス制度を導入している企業は、従業員の働き方の多様性を重視しており、働く人のニーズに応じた柔軟な対応が可能です。これは、リモートワークができる仕事に求められる重要な要素であり、働く人にとって魅力的な働き方と言えるでしょう。
常時連携を取る必要がない
リモートワークができる仕事や会社の特徴の4つ目は、常時連携を取る必要がないことです。
個々の従業員が自分の仕事を独立して進めることが一般化している仕事や会社は、他のチームメンバーや上司とのやりとりが最小限で済むため、リモートワークに適しています。
ただし、定期的な報告やチーム内での情報共有は必要であることが多いため、リモートワークを行う際は、適切なコミュニケーションツールを利用して、必要に応じて連携を取ることが重要です。
オンライン会議やチャットツールを活用し、他のチームメンバーや上司と適切なタイミングで情報共有を行うことで、円滑なリモートワークが可能となります。
リモートの仕事のメリット
では、実際にリモートワークをする場合、リモートワークにはどのようなメリット・デメリットがあるのかも気になるところでしょう。
まずは、リモートワークの仕事をするメリットを3つ紹介します。
時間を効率的に使える
リモートワークの仕事をするメリットの1つ目は、時間を効率的に使えることです。
リモートワークを行うことで、通勤にかかる時間を仕事やプライベートに充てられるようになります。自宅や好みの場所で働けるため、自分にとって最適な環境を整えることも可能です。
また、リモートワークでは自分のペースで仕事を進められるため、仕事の生産性が向上し、短時間でより多くの業務の消化が可能になることもあります。
さらに、オフィスでの雑談や無駄な会議が減ることで、仕事に集中できる時間も増えるでしょう。
ただし、リモートワークを行う際は自己管理が重要です。自分の働き方を見直し、仕事とプライベートのバランスを保ちながら、時間を効率的に使うことが求められます。
場所に制限されずに仕事ができる
リモートワークの仕事をするメリットの2つ目は、場所に制限されずに仕事ができることです。
リモートワークはインターネット環境が整っていれば、自宅やカフェ、コワーキングスペースなど、自分が好む環境で働くことが可能です。
また、場所に制限されない働き方は、地域間の機会格差を縮める効果もあります。
リモートワークを導入することで、都市部に住んでいなくても、地方からでも大手企業や専門職にアクセスしやすくなり、さまざまな仕事の選択肢が広がります。これは、地方創生や地域の活性化にも繋がると言われています。
さらに、国内だけでなく海外からも働くことができるため、グローバルなビジネスチャンスをつかむことが可能になります。異文化交流や異業種との協力を通じて、新たな知識やスキルを身に付けることができるでしょう。
人間関係のストレスが減る
リモートワークの仕事をするメリットの3つ目は、人間関係のストレスが減ることです。
オフィスで働く場合、職場での人間関係や対人ストレスが生じることがありますが、リモートワークではそうしたストレスが軽減されることが多いです。
なぜならリモートワークでは、コミュニケーションが主にオンラインで行われるため、会話のペースを自分でコントロールしやすく、仕事以外の雑談のために無理に話題を作る必要がなくなるからです。
ただし、リモートワークでは、コミュニケーションが希薄になりがちであるため、適度にチームとの連携を図ることが重要です。適切なオンラインコミュニケーションを通じて、人間関係のストレスを軽減しながら、チームの一員として協力し合うことが求められます。
リモートの仕事のデメリット
続いては、リモートワークの仕事をするデメリットを4つ紹介します。
人とのリアルな関わりが減る
リモートワークの仕事をするデメリットの1つ目は、人とのリアルな関わりが減ることです。
オフィスで働く場合、同僚との間に生まれるコミュニケーションはチームビルディングやアイデアの交換に役立ちます。
しかし、リモートワークでは物理的な距離があるため、こうしたリアルな関わりが疎かになりがちです。その結果、人間関係の構築や、顔を合わせてのコミュニケーションが失われることで、協力関係が築きづらくなる場合もあります。
また、オンラインでのコミュニケーションで主となる画面越しの会話では、感情や表情が伝わりにくく、誤解が生じる可能性もあります。さらに、リアルな関わりが減ることで、孤独感や孤立感を感じることもあります。
これらのデメリットを克服するためには、定期的なオフラインでの顔合わせやオンライン上での意見交換を積極的に行い、人間関係を築く努力が必要です。
実力主義の風潮が強い
リモートワークの仕事をするデメリットの2つ目は、実力主義の風潮が強いことです。
リモートワークではオフィス以外の場所で仕事を行うため、直接的な監督や評価が難しくなります。その結果、成果やパフォーマンスが重視される傾向があり、実力主義が浸透する可能性が高まります。
このような状況では、仕事のスキルや成果をアピールしなければ、評価されにくくなります。そのため、自己アピールが苦手な人や、チームワークやコミュニケーション能力を重視する人にとっては、ストレスを感じることがあるでしょう。
また、実力主義の風潮が強いと競争意識が高まり、働く環境が過度にプレッシャーを感じる場になることもあります。
このようなデメリットを緩和するためには、組織全体でチームワークやコミュニケーションを重視し、個々の従業員の成果だけでなく、チーム全体の成果を評価するような風土づくりが重要です。
先輩に質問しにくい
リモートワークの仕事をするデメリットの3つ目は、先輩に質問しにくいことです。
オフィスで働く場合は先輩や上司が近くにいるため、わからないことや困ったことがあればすぐに相談できます。しかし、リモートワークでは物理的な距離が原因で、質問や相談をする際に敷居が高く感じることがあります。
また、オンライン上のコミュニケーションでは相手の反応や気持ちが分かりにくくなるため、「自分の質問や相談が相手に迷惑をかけているのではないか」と感じる人もいます。
このようなデメリットを解消するためには、組織全体で質問や相談がしやすい環境を作ることも大切です。例えば、チーム内で質問や相談を気軽にできるチャットルームを設ける、上司や先輩が定期的にメンバーの悩みや質問に答える時間を設けるなどが効果的です。
運動不足になりやすい
リモートワークの仕事をするデメリットの4つ目は、運動不足になりやすいことです。
通勤や移動がなくなることで日常的な運動量が大幅に減少し、健康面に悪影響を及ぼす可能性があります。
運動不足が続くと、筋力や柔軟性の低下、肩こりや腰痛などの体調不良、ストレスの蓄積や疲労感の増加が引き起こされることがあります。これらの問題を防ぐためには、意識的に運動やストレッチを取り入れることが大切です。
例えば、仕事の合間に短い散歩をしたり、定期的にストレッチや軽い運動を行ったりするうことで、運動不足を解消し、体調管理に役立てることができます。
また、リモートワークをする際には、作業環境を整えることも重要です。適切なデスクと椅子の高さ、明るい照明、リラックスできる空間など、自宅での作業環境を整えることで、運動不足による体調不良を軽減することが期待できます。
リモートの仕事をするにあたって最低限必要なスキル
未経験の方でも始められるリモートワークですが、それでも最低限必要なスキルはいくつかあります。
ここでは、リモートワークに最低限必要なスキルを4つ紹介します。
ビジネスマナー
リモートワークに最低限必要なスキルの1つ目は、ビジネスマナーです。
リモートワークでもオフィスで働く場合と同様に、相手に敬意を払った適切な対応が求められるため、ビジネスマナーを理解していることが重要です。
具体的には、メールやチャットでのコミュニケーションでは正しい敬語を使用し、迅速かつ適切な返信を心がけることが求められます。
また、オンライン会議では、カメラやマイクの設定を事前に確認し、ミュートやビデオオフの使い分けを把握しておくことが大切です。
ビジネスマナーを守ることで、リモートワークでも円滑なコミュニケーションを図り、チームワークを維持し、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
そのため、リモートワークに取り組む際には、ビジネスマナーを身につけることが不可欠なのです。
自己管理スキル
リモートワークに最低限必要なスキルの2つ目は、自己管理スキルです。
自宅やカフェなど、オフィス以外の場所で働く際には、自分自身の時間やタスクを効果的に管理する能力が求められます。自己管理スキルには、目標設定や優先順位付け、時間管理、そして自分自身のモチベーションの維持などが含まれます。
リモートワークでは、上司や同僚がすぐ近くにいないため、自分自身で仕事の進捗や成果を把握し、問題が発生した場合には自ら解決策を見つける必要があります。
また、働く環境によっては、家庭や趣味とのバランスを保つことが難しくなることもあるため、自分の仕事とプライベートの区別を明確にすることも重要です。
さらに、適切なコミュニケーションを行い、報告や連絡、相談を適切に行うことも自己管理スキルの一環です。
これらのスキルを身につけることで、リモートワークにおいても効率的に業務を遂行し、成果を上げることができます。そのため、リモートワークに取り組む際には、自己管理スキルの向上に努めることが重要です。
オンライン上のコミュニケーション能力
リモートワークに最低限必要なスキルの3つ目は、オンライン上のコミュニケーション能力です。
オフィスでの対面式のコミュニケーションとは異なり、リモートワークでは主にメール、チャット、ビデオ会議などのオンラインツールを用いて他のメンバーと連携を取ります。
このような状況下で円滑なコミュニケーションを行うためには、オンラインでの適切な表現力や聞き手への配慮が重要です。
具体的には、簡潔で分かりやすい文章を書くスキルや、相手の意図や状況を正確に把握し、適切なレスポンスを迅速に行う能力が求められます。また、ビデオ会議では、明瞭な発音と聞き手に伝わる話し方を心がけることが大切です。
オンライン上のコミュニケーション能力を身につけることで、リモートワークにおいても円滑な連携が可能となり、チームでの協力や業務の効率化につながります。
そのため、リモートワークを行う際には、オンライン上のコミュニケーション能力を磨くことが重要なのです。
ビデオ通話やチャットツールを使える
リモートワークに最低限必要なスキルの4つ目は、ビデオ通話やチャットツールの利用です。
リモートワークではチームメンバーやクライアントとのコミュニケーションには、zoomやslack、チャットワークなどのオンラインツールが欠かせません。そのため、これらのツールを適切に活用するスキルが求められます。
zoomなどのビデオ通話ツールにおいては、会議やプレゼンテーションがスムーズに行えることが重要です。これには、マイクやカメラの設定、画面共有の方法など、ツールの基本操作を理解しておく必要があります。また、ミーティング中にトラブルが発生した場合にも、迅速に対処できる能力が求められます。
一方、チャットツールにおいては、適切なチャンネルやグループで情報共有や質問ができることが大切です。また、リアルタイムでのやり取りだけでなく、非同期的なコミュニケーションも重要となるため、メッセージの整理や既読管理もスキルの一部となります。
これらのスキルを身につけることで、リモートワーク環境においても、効率的かつ円滑なコミュニケーションが可能となり、業務の進行をスムーズに進めることができるのです。
リモートの仕事に向いている人の特徴
さまざまなメリットがあるリモートワークですが、当然ながら人によって向き・不向きはあります。
ここでは、リモートワークが向いている人の特徴を3つ紹介します。
1人で仕事をするのが好き
リモートワークが向いている人の特徴の1つ目は、1人で仕事をするのが好きなことです。
リモートワークでは自分自身で作業を進めることが求められるため、1人で作業を進めることが好きな人には非常に適していると言えます。
1人で仕事をするのが好きな人には、自分のペースで作業を進めることができ、集中力を維持しやすいというメリットがあります。また、リモートワークでは、周囲の騒音や他人の目線から解放されるため、自分の作業に集中しやすくなります。
ただし、リモートワークではオンライン上でのコミュニケーションが重要となるため、適切な情報共有やチームとの連携を怠らないよう注意が必要です。
そのため、1人で仕事をするのが好きな人でも、オンラインでのコミュニケーションスキルを磨くことが重要となります。
仕事をしやすい環境が整っている
リモートワークが向いている人の特徴の2つ目は、仕事をしやすい環境が整っていることです。
自宅やカフェなど、リモートワークに適した場所で働くことができる人は、集中力を維持しやすく、仕事の効率を上げることができます。
仕事をしやすい環境とは、静かで快適な作業スペースが確保でき、必要な機器やツールが揃っていることを指します。例えば、快適なデスクと椅子、十分な照明、安定したインターネット接続、ビデオ通話が可能なカメラやマイクなどが整っている状態です。
また、家庭やプライベートの状況も考慮する必要があります。家族や同居人とのスケジュール調整や、家庭での騒音対策など、自宅で働く上での配慮ができる人は、リモートワークにより適応しやすくなります。
仕事をしやすい環境が整っている人は、リモートワークで効率的に働くことができ、ストレスを軽減することができます。そのため、リモートワークを成功させるためには、自分にとって最適な環境を整えることが大切です。
自己管理が得意
リモートワークが向いている人の特徴の3つ目は、自己管理が得意なことです。
リモートワークでは、自分自身で仕事の進捗やスケジュールを管理する必要があるため、タスクの優先順位付け、時間管理などの自己管理が得意な人は、リモートワークで効率的に業務をこなすことができます。
また、自分の体調やコンディションを把握し、必要に応じて休憩やリフレッシュを取り入れることで、長期的に働く力を維持することができます。
さらに、自己管理が得意な人はアクティブに情報収集や学びを続けられるため、スキルの向上や新たなチャレンジにも前向きに取り組めるのです。
リモートの仕事に向いていない人の特徴
続いては、リモートワークが向いていない人の特徴を3つ紹介します。
人と会話をして仕事をするのが好き
リモートワークが向いていない人の特徴の1つ目は、人と会話をして仕事をするのが好きなことです。
リモートワークでは、対面でのコミュニケーションが少なくなり、メールやチャット、ビデオ通話などのオンラインツールを使ってコミュニケーションを取ることが一般的です。
そのため、人と直接会話しながら仕事を進めることが好きな人には、リモートワークが不向きと感じられることがあります。
対面でのコミュニケーションを好む人は、表情やジェスチャー、トーンなどの非言語的な要素を通じて相手とのやり取りを楽しむ傾向があります。
また、会話を通じてアイデアをすぐに共有したり、フィードバックを得たりすることができるため、仕事の効率や成果に対してもポジティブな影響があると感じていることでしょう。
このような人にとって、リモートワークでは仕事の進行や情報共有がスムーズでないと感じることがあるかもしれません。また、人間関係やチームビルディングの面でも、直接のコミュニケーションが好きな人はリモートワーク環境に適応するのが難しい場合があります。
モチベーションに波がある
リモートワークが向いていない人の特徴の2つ目は、モチベーションに波があることです。
モチベーションに波がある人は、周囲の人とのコミュニケーションや、オフィスでのチームワークを通じてモチベーションを維持することが必要となることが多いです。
そのため、リモートワークでは、同僚や上司からの刺激や励ましによるモチベーションアップが得られにくくなります。
また、自分自身で意欲を維持することが難しい場合があり、リモートワークの環境では自分の仕事への取り組みが継続的にならないことが懸念されます。
このようなタイプの人は、リモートワーク環境においても定期的にチームメンバーや上司とコミュニケーションを取ることで、モチベーションの維持に努めることが求められます。
しかし、それでもリモートワークの独特な孤独感や自己管理の難しさに苦労することがあるため、対面での仕事環境がより適していると考えられます。
集中力が保ちにくい
リモートワークが向いていない人の特徴の3つ目は、集中力を保ちにくいことです。
リモートワークでは、自宅やカフェなど、オフィス以外の場所で仕事を行うことが一般的ですが、そういった環境ではさまざまな要素が集中力を散漫にさせる原因となり得ます。
例えば、家族やペット、通りすがりの音など、周囲の環境によって集中力が途切れやすくなることがあります。
また、自由な環境での仕事になるため、自分自身で仕事の優先順位を決めて進めることが求められますが、集中力を保ちにくい人はタスクの切り替えに苦戦することがあります。
また、オフィスでは、周囲の同僚や上司のプレッシャーやサポートによって、集中力を維持しやすいですが、リモートワークではこれらの要素が薄れるため、集中力を持続させることが困難になることもあります。
そのため、集中力を保ちにくい人にとっては、リモートワークよりもオフィスでの働き方が適していると言えます。
リモートの仕事の給料相場
リモートワークでは、給料の額についてもしばしば議論の対象となります。
では、実際にリモートワークの給料の相場はいくらぐらいなのでしょうか。
リモートワークの給料は二極化している
下図はリモートワークの報酬(月額)の金額帯別の人数割合を表したものです。
5万円以下 | 27.7% |
6~9万円 | 18.0% |
10~19万円 | 18.5% |
20~29万円 | 13.7% |
30~39万円 | 8.7% |
40~49万円 | 4.9% |
50~69万円 | 5.1% |
70~99万円 | 1.8% |
100万円以上 | 1.8% |
出典:厚生労働省「在宅ワークの適正な実施のためのガイドライン」
一か月の生活に必要な金額を20万円と仮定した場合、報酬が20万円以下の人の割合は6割を超えており、稼げる人と稼げない人の2極化が激しくなっています。
リモートワークで稼ぎが良い職種
リモートワークで稼ぎが良い職種としては、以下のような職種があげられます。
- ソフトウェアエンジニア
- データサイエンティスト
- UX/UIデザイナー
- デジタルマーケター
- フリーランスライター/翻訳者
これらの職種はスキルと経験によって報酬が大きく変わることがありますが、専門的な能力を持つことで、リモートワークでも高収入を得ることが可能となります。
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リモートの仕事をするにあたって準備するもの
では、実際にリモートワークをするために必要なアイテムを3つ紹介します。
パソコン
リモートワークをするために必要なアイテムの1つ目は、パソコンです。
パソコンは、仕事の効率化や情報共有のために不可欠です。例えば、文書作成やデータ管理、プロジェクト管理、オンライン会議の参加、チャットツールを使ったコミュニケーションなどが挙げられます。
インターネットに繋がるパソコンがあれば、自宅やカフェなど場所を選ばずにリモートワークが可能になります。
インターネット回線
リモートワークをするために必要なアイテムの2つ目は、インターネット回線です。
インターネット回線は、オンライン上で情報共有やコミュニケーションを行うための基本的なインフラです。安定した回線があれば、データの送受信やオンライン会議、チャットツールを使った連携など、リモートワークで行うさまざまな業務がスムーズに進みます。
また、自宅と外出先の両方で仕事を行えるように、高速で安定したインターネット回線とモバイルルーターの両方を用意しておくことは必須と言えます。
最低限必要なソフトウェアやツール
リモートワークをするために必要なアイテムの3つ目は、最低限必要なソフトウェアやツールです。
これらのアイテムは、オンラインでのコミュニケーションや業務の効率化に役立ちます。例えば、ビデオ通話やチャットツールは、同僚や上司とリアルタイムで情報共有や連絡を取り合うために欠かせません。
また、クラウドストレージやファイル共有サービスは、重要な書類やデータを安全に保管し、チームメンバーと共有することができます。
さらに、タスク管理ツールは、プロジェクトの進捗状況や個々のタスクを整理し、リモートワークでも効率的に業務を進めるために役立ちます。
これらのソフトウェアやツールは、リモートワークの効率と生産性を高める上で欠かせないアイテムです。
リモートの仕事にあると便利・役立つもの
続いては、絶対に必要なわけではありませんが、用意しておけばリモートワークの効率が上がるものを3つ紹介します。
体への負担が小さい椅子やデスク
リモートワークをする上であった方が良いアイテムの1つ目は、体への負担が小さい椅子やデスクです。
長時間の作業が予想されるリモートワークでは、適切な姿勢を保ちやすい椅子やデスクが重要です。特に、体にフィットする形状の椅子や、身長に合ったデスクを選ぶことで、猫背や肩こりなどの体への負担を軽減することができます。
また、デスクには十分なスペースがあることが望ましく、パソコンや資料、書類などが置けるだけでなく、自由に動かせる範囲も確保されていることが理想的です。これにより、リモートワークでの業務効率が向上し、疲労軽減にもつながります。
体への負担が小さい椅子やデスクを用意することで、リモートワークでの快適さや生産性が大幅に向上し、長期間にわたる健康維持にも寄与するでしょう。
快適な業務を実現する周辺機器
リモートワークをする上であった方が良いアイテムの2つ目は、快適な業務を実現する周辺機器です。
例えば、使いやすいキーボードやマウス、高画質なディスプレイ、クリアな音声が出力できるヘッドセットなどは、リモートワーク中に体に負担をかけずに効率的に作業できるようにサポートしてくれます。
また、ビデオ会議の際には、ヘッドセットが相手とのコミュニケーションをスムーズに行えることから重要となります。さらに、外付けのウェブカメラを用意することで、より高画質な映像を相手に伝えることができ、プロフェッショナルな印象を与えることが可能です。
快適な業務を実現する周辺機器を用意することで、リモートワークでのストレスを軽減し、作業効率やコミュニケーションの質を向上させることができます。これにより、自宅での仕事環境が充実し、長期的にリモートワークを続ける上での満足度が高まるでしょう。
モバイル端末やモバイルネット回線
リモートワークをする上であった方が良いアイテムの3つ目は、モバイル端末やモバイルネット回線です。
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末があれば、外出先でも仕事ができるようになります。これにより、急な連絡に素早く対応することや、オンライン上での情報共有が容易になります。
また、モバイルネット回線を用意しておくと、外出先でインターネットにアクセスできるため、安定した通信環境を確保可能です。そのため、「たまには外に出て仕事をしたい」と感じる人にも、非常におすすめのアイテムです。
自分に合うリモートの仕事の探し方
続いては、リモートワークの仕事を探す方法を4つ紹介します。
クラウドソーシングを活用する
リモートワークの仕事を探す方法の1つ目は、クラウドソーシングです。
クラウドソーシングは、インターネット上のプラットフォームを通じて、企業や個人が仕事を発注し、フリーランスや個人事業主がそれを受注する形式です。
クラウドソーシングには、デザイン、プログラミング、ライティング、翻訳、データ入力などリモートワーク向きの仕事が多く、さまざまなスキルや専門知識を活かせる仕事がを見つけやすいのが特徴です。
クラウドソーシングを利用する際には、信頼性のあるサイトを選び、自分のスキルをアピールするプロフィールを作成し、適切な報酬を設定することが重要です。
プロジェクトが終了した際には、クライアントからのフィードバックを受け取り、改善点を見つけて次の仕事に活かしましょう。
求人サイトで仕事を探す
リモートワークの仕事を探す方法の2つ目は、求人サイトです。
求人サイトは、企業が掲載する仕事の募集情報を集めたウェブサイトで、多くの業種や職種の仕事が掲載されています。中でも、リモートワーク対応の求人が増えており、自宅で働くことができる仕事を見つけるのに適しています。
求人サイトには、大手企業からスタートアップまで幅広い企業が仕事を募集しており、自分のスキルや経験に合った仕事を見つけやすいです。
また、求人サイトでは、企業の詳細情報や働き方に関する情報も提供されているため、自分がどのような環境で働きたいかを考慮しながら求人を選ぶことができます。
求人サイトを利用する際には、自分のスキルや希望条件を明確にしておくことが大切です。また、履歴書や職務経歴書をしっかりと作成し、自分の強みや過去の実績をアピールすることで、リモートワークの仕事に応募する際に有利に働くでしょう。
さまざまな求人サイトが存在するため、自分に合ったサイトを見つけて活用することが、理想的なリモートワークの仕事を見つけるための鍵となります。
転職エージェントを活用する
リモートワークの仕事を探す方法の3つ目は、転職エージェントです。
転職エージェントは、専門のキャリアアドバイザーが求職者をサポートして、自分に合った仕事を見つける手助けをしてくれるサービスです。近年、リモートワークの需要が高まる中、転職エージェントもリモートワーク対応の求人を多く取り扱っています。
転職エージェントを利用するメリットは、自分だけでは見つけられない非公開求人や、エージェントと企業との強力なネットワークを活用して、自分に適した仕事を紹介してもらえることです。
また、キャリアアドバイザーは、履歴書や職務経歴書の作成アドバイス、面接対策など、求職活動全般をサポートしてくれるため、効率的にリモートワークの仕事を探すことができます。
転職エージェントを利用する際には、自分のスキルやキャリアプラン、希望する働き方などを明確に伝えることが重要です。
リモートワークに関する希望条件や、自分がどのような業務を担当したいかなど、具体的な情報を提供することで、より適切な求人を紹介してもらいやすくなります。
転職エージェントは、多くの場合無料で利用できるため、リモートワークの仕事を探す方法として、積極的に活用してみると良いでしょう。
フリーランスになる
リモートワークの仕事を探す方法の4つ目は、フリーランスになることです。
フリーランスは、自分のスキルや専門知識を活かして、企業やクライアントと直接契約し、独立した立場で仕事を行う働き方です。自分のスケジュールを自由にコントロールできるため、リモートワークに適した働き方と言えます。
フリーランスになるには、まず自分のスキルや専門分野を明確にし、それを売り込めるようなポートフォリオや実績を作成することが重要です。
次に、クライアントや企業との繋がりを作るために、ネットワーキングやクラウドソーシングサイト、フリーランス向けの求人サイトを活用して、仕事の依頼を受けることが求められます。
フリーランスは、リモートワークが主体の働き方であることが多く、自分の都合に合わせて働くことができますが、安定した収入が得られない場合もあります。
また、自己管理や営業活動、税金や保険などの手続きが求められるため、独立した働き方に自信がある人に向いています。
フリーランスになることで、リモートワークをしながら自分の能力を活かして仕事を探すことができるため、そのような働き方に魅力を感じる人にはおすすめの方法です。
リモートの仕事を始めるときの注意点
では最後に、リモートワークの仕事に就く際の注意点を5つ紹介します。
業務形態は何か
リモートワークの仕事に就く際の注意ポイントの1つ目は、業務形態を確認することです。
リモートワークには、フルタイム雇用、パートタイム雇用、フリーランス、契約社員などさまざまな形態があり、雇用形態や働く時間、報酬や評価システムなど、業務形態に関する詳細を事前に把握することが大切です。
なぜなら、働く上での自由度や柔軟性が大きく異なるため、自分のライフスタイルやキャリアプランに適したものを選択することが求められるからです。
例えば、フリーランスや契約社員の場合、仕事の量や期間が不安定であることがありますが、一方で自分のペースで働けることが魅力です。一方、フルタイム雇用の場合は安定した収入が見込めるものの、働く時間や場所に制約があることがあります。
また、業務形態によっては、自分で税金や保険の手続きを行わなければならない場合もあります。そのため、業務形態に応じた自己管理や手続きが必要になることを理解しておくべきです。
リモートワークの仕事に就く前に、業務形態を確認し、自分に適した働き方を選択することで、リモートワークをより円滑に進めることができます。
一部リモートかフルリモートか
リモートワークの仕事に就く際の注意ポイントの2つ目は、一部リモートかフルリモートかを確認することです。
一部リモートの場合、オフィスでの出勤が求められる日があるため、自宅とオフィスの距離や通勤時間を考慮する必要があります。
また、一部リモートでは、チームとのコミュニケーションや情報共有がオフィスでの出勤日に集中することがあるため、そのような状況に対応できるかを見極めることも重要です。
一方、フルリモートの場合はオフィスへの出勤が全くないため、場所に制約されず働くことができます。しかし、フルリモートでは、すべてのコミュニケーションや情報共有がオンライン上で行われるため、インターネット環境の整備やオンラインコミュニケーションスキルが求められます。
リモートワークの仕事に就く前に、一部リモートかフルリモートかを確認し、自分の働き方やライフスタイルに適したものを選択することが重要です。
それぞれのリモートワーク形態のメリットとデメリットを理解し、自分に合った働き方を選ぶことで、リモートワークをより快適に進めることができます。
活かせるスキルや経験があるか
リモートワークの仕事に就く際の注意ポイントの3つ目は、活かせるスキルや経験があるかを確認することです。
リモートワークでは、自分の能力や専門知識を十分に発揮できる仕事を選ぶことが、自身の成長やキャリアにおいて有益です。
また、自分のスキルセットに適合する仕事を選ぶことで、リモートワークにおける業務遂行の効率が向上し、より高いパフォーマンスを発揮できるでしょう。
適切なスキルや経験を持っているかどうかを確認することで、リモートワークでの仕事に適応しやすくなり、より効果的に働くことができます。また、自分の強みや弱みを理解し、必要に応じてスキルアップに努めることで、リモートワーク環境での成功確率が高まります。
期待されている成果物を作れそうか
リモートワークの仕事に就く際の注意ポイントの4つ目は、期待されている成果物を作れそうかを確認することです。
リモートワークでは自分自身でタスクを管理し、成果物を適切な期間内に提出する責任が求められます。そのため、業務内容を十分に理解し、期待される成果物が自分のスキルセットや経験に適合するかを確認することが不可欠です。
期待される成果物を作成できるかどうかを事前に検討することで、自分がその仕事に対処できるかどうかを正確に判断することができます。
また、自分がどの程度の時間と労力をかければ期待される成果物を提出できるのかを把握することが、リモートワークにおけるスケジュール管理やタスクの優先順位付けに役立ちます。
期待される成果物が自分に適したものであることを確認することは、リモートワーク環境での効率的な働き方を実現し、雇用者からの信頼を獲得する上で非常に有益です。現実的な目標設定を行い、その達成に努めることが、リモートワークでの成功への道です。
セキュリティ意識は高いか
リモートワークの仕事に就く際の注意ポイントの5つ目は、セキュリティ意識が高いかを確認することです。
リモートワークでは自宅や外出先から業務にアクセスするため、企業の情報や顧客データなどがさまざまなセキュリティリスクにさらされる可能性があります。そのため、セキュリティ対策をしっかりと講じることが求められます。
具体的には、強力なパスワードを使用し、定期的に変更すること、安全なインターネット接続を確保すること、不審なメールやリンクを開かないこと、最新のセキュリティソフトウェアを導入し、定期的にアップデートすることなどが挙げられます。
また、自分が所属する企業や組織のセキュリティポリシーやガイドラインを理解し、遵守することも大切です。情報漏えいやサイバー攻撃が発生した場合、企業の評判や信頼が失われるだけでなく、個人の評価やキャリアにも影響が及ぶ可能性があります。
セキュリティ意識を高く持ち、適切な対策を講じることで、リモートワーク環境で安全かつ安心して働くことができ、企業からの信頼を獲得することができます。
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リモートの仕事についてのまとめ
リモートでできる仕事は、場所や時間にとらわれない働き方が魅力です。
しかし、すべての仕事がリモート対応というわけではなく、現場での活動が必要な職種も存在します。
例えば、ドライバー職は物理的な移動を伴うためリモートではできませんが、安定した需要と、やりがいのある仕事として人気が高い職業です。
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