現場監督

現場監督とは?仕事内容やなり方、必要な資格を解説!

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建築業界で働いていると必ず耳にするのが現場監督です。

名前からして総指揮をとりそうなイメージがしますが、具体的にどのような職業なのでしょうか。

今回は現場監督の仕事内容や一日の流れ、やりがいや辛い面、なり方などわかりやすく解説していきます。

今建築業界で働いている方は、将来のキャリアアップにもつながるので参考にしてみてください。

現場監督とは

現場監督とは、名前の通り現場を監督している人のことです。

建設工事では、着工から完成までに多くの作業工程があり、専門性が高いものが多いためすべての作業を同じ作業員がこなすわけではありません。

工事の作業工程ごとに人員の配置を考えたり、作業予定日数の計算、それに合わせた材料や機材の調達などをしなければなりません。

現場監督は、工事全体の流れやスケジュールを把握した上で円滑に作業が進むように作業などをチェックして問題や改善点があれば指示をします。

また、建設工事では高所での作業や危険な機械も取り扱うため、事故が起きないように予想し安全対策などを行う必要があります。

現場監督が管理する工事の内容

建設工事はまず建築工事と土木工事に分かれます。

建築工事は住宅や学校、病院やマンションなど様々な建物を造る工事であり、土木工事はダムや河川、道路や橋、空港などを造る工事のことを言います。

そのような大規模の工事を請け負うのがゼネコンとなるのですが、工事の工程には掘削作業や組み立て工事、電気工事や内装工事など専門性が高いものばかりです。

現場監督一人では細かい作業に対し、適切な指示を出すことが難しくなります。

そのため、専門性が高い作業に関しては専用の現場監督も存在し、全てを統括する現場監督と連携しながら工事を進めていきます。

工事で重要な4大管理

工事には土木工事と建築工事があり、様々なものを造ったり整備するのですが、どの工事にも必須となる管理が4つあり「4大管理」と呼ばれています。

それぞれの管理内容について見ていきましょう。

安全管理

安全管理は、様々な工事現場で安全に作業が進むように環境をチェックしていきます。

事故が起きてからでは遅いので、いかに危険を予測できるかが重要となり、その基礎が5S「整理、整頓、清掃、清潔、躾」です。

この基礎を意識し、様々な作業に潜む危険を見つけ対策を行います。

また、自分で考えるだけではなく作業員と意見を交わすことで、実際に作業をしてみないと気づけ無いことを知ることも大切な作業となります。

このような情報は、ミーティングなどで全体に共有することで事故の予防となります。

工程管理

工程管理では、工事の着工から完成までの全行程を管理していきます。

工事の作業内容は工程によって高い専門技術が必要となるため、作業員が変わり依頼する会社が変わることも珍しくありません。

作業員は支持された作業に集中してもらい、その後の工程のことを意識した作業の流れを組み、全体工程表の他にも月間工程表や週間工程表を作成します。

工事はほとんどが外で行われるため、天候の影響を受けたり、材料が作業予定日に間に合わないなどのトラブルも珍しくなく、現場監督はその都度、工程の流れを組み直し完成納期を守るように管理しなければなりません。

品質管理

品質管理では、設計図通りに作業が進められているか、材質の品質に不備が無いかなどをチェックしていきます。

作業ごとに決められたチェック方法があり、工程が終わるごとにその確認を行い品質を確保していきます。

また、そのような試験結果はデータとして残すだけではなく、必要に応じて写真を撮影するなどして記録を管理します。

原価管理

原価管理では工事にかかる予算を算出し、実際の工事での資金管理を行います。

工事には材料費や人件費、必要に応じて機材のレンタルなど様々な予算を組む必要があり、依頼主にも予算があります。

依頼主の予算に応じながらも工事で利益が出るように調整しなければいけません。

工事が長期になるほど天候などの影響を受けやすく、先を予測して人を配置するなどして余計な出費を抑えられるよう考え、管理することが求められます。

現場監督の一日の流れ

現場監督は実際に現場で作業をせずに、工事が円滑に進むよう4大管理のもとに様々なチェックを行います。

そんな現場監督の一日は、以下のような流れとなります。

7時現場に到着し、作業の進行状況を確認
8時全作業員が集合し、朝礼後に体操を行い、その日の作業予定を説明する
8時30分~12時現場作業のチェックや指示、必要に応じて記録を残す
12時~13時休憩(昼食を取りながら気づいたことなどの報告)
13時~16時30分午前中の作業の進み具合や午後の流れを現場の責任者などと確認し再び作業の現場作業のチェック
17時30分作業報告書の作成や記録の整理、明日の準備などを行い帰宅

基本的にどの現場でも上記のような流れとなり、必要に応じて午後からは書類作成になったりもします。

ですが、基本的に現場が動いている間はチェックをしたりして作業に支障が起きないようにします。

工事の内容にもよりますが、夜間は騒音や安全性の確保のため作業がストップするので、そうなってから溜まった書類などを処理したりする場合が多いです。

また若手の現場監督の場合はいきなり指示を出したりすることができないため、現場で清掃をしたりして細かいことでも気づく力を身につけることから始まります。

現場監督のやりがい

現場監督のやりがいはいくつかありますが、建築関係ならではのものとしてあるのが「形に残る」ということです。

現場監督だけが実感することでは無いのですが、建築された建物や、整備された道路などはずっと残ります。

自分の担当したビルなどで、人が安心して暮らし活用している場面を見てやりがいを感じることができます。

また、一人前の現場監督になるには多くの知識や技術はもちろん、多くの経験が必要となり誰でもすぐにできるわけではありません。

そのため、手に職を付けられることもやりがいであり、現場監督のメリットとも言えます。

現場監督の辛いところ

現場監督にはやりがいもありますが、その分大変な仕事でもあります。

現場監督の辛いこととしてあるのが「仕事量の多さ」です。

工事全体を管理するため、納期に間に合わせるためその日の進行具合によって予定を組み直したりする必要があり、記録などの書類作成なども多くあります。

また、上記で説明したように書類作成ばかりしていると、現場の目が行き届かずミスが出たり事故の原因となるため、そのような作業は現場がストップしてからとなります。

そのため慣れないうちは残業がとても多くなりがちで、休みに関しても忙しい場合は週休1日も珍しくありません。

他にも人間関係に悩む人も多くいます。

特に若手の場合は、年齢も若く経験が浅いのですが現場監督として熟練で年上の職人さんでも指示を出したりして牽引するのが仕事です。

中にはコミュニケーションが取れず怒られたり、言い方に気を使ったりする人もいるようです。

最近では労働基準法による残業の上限などが定められ、残業時間は減少傾向となってきています。

現場監督の残業と休日

現場監督は工事全体を管理し、指示をする必要があるため出勤は誰よりも早いのが当たり前であり、現場の作業が終われば予定の組み直しや書類などの作成があります。

そのため長時間残業になりやくなります。

会社や工事の内容などにもよるのですが、現場監督の勤務時間を調べたところ7時から20時前後まで働いている人が多くいるようです。

また、建設現場が遠い場合は出勤に時間がかかるため更に大変になり、仕事が溜まっている時は現場に泊まるといったこともあります。

建設業界は労働基準法にある36協定の適用外になるため、このような状況になりやすくなっていました。

最近では過労死などが問題となり働き方やルールの改定が進み、昔に比べて残業時間は減ってきているようです。

休日に関しても、忙しい場合は当たり前に週休1日となることがあるのですが、常にそうではなく余裕がある場合は週休2日となります。

基本的に日曜日が休みになりやすいのですが、工事の進み具合や天候によって出勤になったりするので予定がたてにくいというデメリットもあります。

現場監督の収入

現場監督の収入は年収で約450~500万円ほどとなります。

大きな責任がともない仕事内容が大変だということもあり、一般的な平均年収よりも高めになります。

ボーナスも出ている会社がほとんどのようです。

どの会社であっても経験年数により年収は上がっていくようになっており、会社の規模によっても収入は変わります。

スーパーゼネコンであれば年収が1000万円を超えることもあり、大手ゼネコンで年収650万円前後、中堅ゼネコンで550万円前後となります。

現場監督の仕事をする上で役立つ資格はいくつかあり、その手当で収入を上げることが可能です。

現場監督の種類

現場監督と言っても内容や定義が少しだけ違う職種がいくつかあります。

それぞれの作業内容や特徴について見ていきましょう。

主任技術者とは

主任技術者とは、現場監督と同じく工事を円滑に進めるため様々な管理を行う人のことで、外注の総額が4000万円未満の現場に必ず配置しなければなりません。

仕事内容は上記で説明した現場監督の仕事内容と同じとなり、主任技術者になるためには試験に合格するか、下記のような実務経験による条件を満たす必要があります。

・高等学校の指定学科を卒業し管理業務の実務経験が5年以上
・高等専門学科の指定学科を卒業し管理業務の実務経験が3年以上
・大学の指定学科を卒業し、管理業務の実務経験が3年以上
・それ以外の学歴であれば10年以上の実務経験があること

監理技術者とは

監理技術者とは請負代金の総額が4000万円以上(建築一式工事の場合は6000万円以上)の工事で必ず設置しなければならない現場監督です。

主任技術者との違いは工事の請負代金の違いだけであって、仕事内容は基本的に同じです。

監理技術者になるためには実務経験で条件を満たすか、資格取得と実務経験で条件を満たす方法があります。

・高等専門学校、短期大学、大学で指定学科を学び卒業した後に実務経験を3年以上(指導的実務経験を2年以上)
・高等学校で指定学科を学び卒業した後に実務経験を5年以上(指導的実務経験を2年以上)

資格を取得している場合は以下の通りとなります。

・技術検定2級か1級に合格しており指導的実務経験を2年以上
・H16年3月31以前に技能検定2級を所有している場合は実務経験1年以上(指導的実務経験2年以上)
・H16年3月31以降に技能検定2級を所有している場合は実務経験3年以上(指導的実務経験2年以上)
・電気通信主任技術者資格証がある場合は実務経験を3年以上

現場代理人とは

現場代理人とは現場監督と同じで現場で作業をするわけではなく、基本的に管理することが仕事となります。

ですが主任技術者や監理技術者と違い、建設業法における設置義務はなく、特別な知識などがなくても選任されたら現場代理人となります。

現場監督は工事全体を監理するのですが、その現場監督も含めて工事の総責任者のようなもので、経営者の代理のようなものです。

そのため決定権は現場代理人がもつので、経営に関する知識や経験、何かが起きた時の決断力などが必要となります。

このように権限がとても大きいため、現場代理人を専任した場合は、発注者に通知しなければなりません。

現場監督になる方法

現場監督は上記で説明したように、主任技術者か監理技術者のことになります。

そのため、専門学校や大学などで学び卒業後、3年以上の実務経験などを積むことで現場監督になることが可能となります。

また、現場監督と似ていて更に専門的な分野での管理をおこなう「施工管理技士」という資格があります。

施工管理技士には以下のような種類があります。

・建築施工管理技士
・土木施工管理技士
・電気工事施工管理技士
・管工事施工管理技士
・造園工管理技士
・建設機械施工技士

それぞれに2級と1級があり、2級の施工管理技士は一般建設業の建設業許可を受けるための専任技術者のみなることが可能なのに対し、1級ではそれに加えて特定建設業の専任技術者にもなることが可能です。

現場監督で活かせる資格

次に現場監督の業務を行う上で、役に立つ関連資格をいくつか紹介していきます。

建築士

建築士とは、建物の設計などを行うことが仕事となり、国家資格となります。

建築士には1級、2級があり、木造建築士という資格もあり、その内容は以下の通りです。

・2級建築士

2級建築士では携われる建物の大きさに制限があり、木造では3階までが上限で延べ面積1,000㎡以下(木造以外では300㎡以下)となっています。

設計製図試験と学科試験に合格することで取得が可能となり、受験資格としては中学・高校以上で指定学科を修めていることが条件です。

中学・高校の場合は試験に合格後、2年以上の実務経験を積めば免許の取得ができ、専門学校や大学で指定学科を修了している場合は試験に合格後すぐに取得することが可能です。

・1級建築士

1級建築士となると建築物の大きさなどに制限がなくなるため、大規模なビルや施設の建設に携わることが可能となります。

その分試験はとても難しく合格率は10%前後ほどとなり、誰でも受けれるというわけではありません。

一級建築士になるためには、最終学歴などにより変わります。

普通の高校を卒業してから目指す場合、まずは2級建築士の資格を取得するために実務経験が7年必要となり、2級建築士の試験に合格することで1級建築士の受験資格が得られます。

ですが、合格してもすぐに1級建築士として活躍することはできず、2級建築士として実務経験が4年必要です。

次に大学の建築系の学科の場合ですが、卒業と同時に1級建築士の受験資格を得ることが可能で、試験に合格後は2年の実務経験があれば1級建築士として登録ができます。

測量士

測量士とは土地の面積や位置、距離などを測量する人のことを言い、建設工事では内容に関わらず必ず測量を行うため建設業界にはなくてはならない存在です。

測量士の資格取得方法には2つあり、1つ目が国家試験に合格することです。

建築士などとは違い、受験の条件が無いため誰でもすぐに受けることが可能なのですが、合格率は10%ほどと難易度が高いためしっかりと勉強し対策を行わなければなりません。

2つ目の方法が、実務経験や学歴など指定された条件をクリアする方法で下記のような条件を満たせば測量士になることが可能です。

・文部科学大臣の認定高専・短大で測量科目を修了し、卒業後に3年の実務経験を積む
・文部科学大臣の認定大学で測量科目を修了し、卒業後に1年の実務経験を積む
・国土交通大臣の登録を受けている専門学校で1年以上専門科目を学び、2年間の実務経験を積む
・測量士補の資格を取得した後に国土交通大臣の登録を受けた養成施設にて専門科目を学ぶ

最近では通信講座等も多くなってきているため、将来のキャリアアップを目指す人などは働きながらでも挑戦することが可能です。

まとめ

今回は、現場監督について解説してきました。

現場監督とは工事の全行程で安全管理、工程管理、品質管理、原価管理を行うことが仕事で、各作業現場に置いて安全性に不備がないかチェックしたり、設計図通りに組み立てが進み、基準に適合した建材が使用されているかを試験したり記録として残していきます。

現場の作業が終わった後も、書類の作成やその日の進歩状況により今後の段取りを組み直したりもします。

全体を管理し指示を行うためその重圧はとても高い一方で、形に残る仕事であり納期通りに工事が完成した時の達成感は簡単に体感できない現場監督のやりがいです。

現場監督になるには専門の学校を卒業後、実務経験を積むなどして主任技術者か監理技術者になる方法と、施工管理技士の資格を取得する方法があります。

仕事量が多く高いスキルと知識が必要となりますが、その分高収入ということもあり、今建築業界で働いている人はもちろん、今後就職する人も現場監督を目指すことで将来のキャリアアップを狙うことができます。

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