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施工管理技士の平均年収は620万円|転職で1,000万円稼ぐ方法

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施工管理技士の平均年収は620万円|転職で1,000万円稼ぐ方法

「施工管理技士の平均年収は一体いくらなのかな...」「施工管理技士で年収1,000万円は稼げるの...」施工管理技士を目指している人にとって、平均年収がいくらなのか気になりますよね。

本記事では、施工管理技士の平均年収が620万円になる理由と転職で1,000万円稼ぐ方法について解説します。施工管理技士への転職を考えている人は、ぜひ参考にして転職活動に役立ててみてください。

この記事のまとめ

・施工管理技士の平均年収は620万円
・施工管理技士へ転職すれば年収1,000万円も目指せる
・施工管理技士で年収1,000万円は上位6%程

施工管理技士の平均年収は約620万円

施工管理技士の平均年収は約620万円

施工管理技士の平均年収は約620万円※1)で、1ヶ月の給料に直すと約51万円です。一方、日本の平均年収は約458万円※2)のため、日本の平均年収と比べても施工管理技士の給料は約160万円高い水準です。

また、業界大手の鹿島建設では平均年収1,127万円※3)と年収が1,000万円を超えています。このように平均年収の高さから、施工管理技士の重要性がわかります。

施工管理技士の平均年収に関して、以下より解説していくので転職を検討している人は最後までチェックしてみてください。

出典:※1)厚生労働省「職業情報提供サイトjobtag:建築施工管理技術者」
出典:※2)国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」_
出典:※3)求人ボックス給料ナビ「鹿島建設株式会社」

関連記事:施工管理会社の年収ランキング|年収が高い4つの理由も解説

【業種別】施工管理技士の平均年収

【業種別】施工管理技士の平均年収
順位 業種 平均年収
1 プラント・エネルギー 720万円
2 ゼネコン 663万円
3 ディベロッパー 660万円
4 コンサルタント

(PM・CM)

645万円
5 サブコン 637万円
6 ハウスメーカー 635万円
7 建設コンサルタント 625万円
8 不動産管理会社 590万円
9 専門工事会社 575万円

参考:建設・設備求人データベース「施工管理1435人の年収を独自調査!業態別や年代別に平均年収を紹介」

施工管理技士の平均年収で一番高い業種は上記のとおり「プラント・エネルギー」です。プラント建設は工事の規模が大きいため、予算が数百億から数兆円規模と膨大にあります。

また、会社自体の売上も大きいので、施工管理技士への給料も高額で支払える環境が整っています。プラント工事を取り扱う鹿島建設や大林組など大手ゼネコンは、とくに従業員の平均年収が高くなっている傾向があります。

平均年収が高い施工管理技士になりたい人は「プラント・エネルギー」に関連する会社への転職を目指してみてください。

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【年代別】施工管理技士の平均年収

【年代別】施工管理技士の平均年収
順位 年代 平均年収
1 50代 685万円
2 40代 650万円
3 60代 653万円
4 30代 584万円
5 20代 473万円

参考:建設・設備求人データベース「施工管理1435人の年収を独自調査!業態別や年代別に平均年収を紹介」

施工管理技士の平均年収で一番高いのは、上位のとおり50代の685万円になっています。一方、経験が浅い20代は470万円程と平均年収が低い結果となりました。

とはいえ、日本の平均年収は約458万円※2)以上の年収があるので、施工管理業界自体の年収が高いのが伺えます。

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関連記事:施工管理の年収は20代でも高い?年代別・役職別に年収を解説

【役職別】施工管理技士の平均年収

【役職別】施工管理技士の平均年収
順位 役職 平均年収
1 次長 761万円
2 部長 757万円
3 本部長 754万円
4 課長 723万円
5 係長 688万円
6 主任 617万円
7 一般社員 558万円

参考:建設・設備求人データベース「施工管理1435人の年収を独自調査!業態別や年代別に平均年収を紹介」

上記のとおり役職による平均年収は、次長クラスが一番高収入となっています。意外かもしれませんが、施工管理技士の場合、現場での所長クラスが部長または次長となるため、一番給料が高くなります。

また、一番年収がアップを感じられるのは一般社員から「主任・係長」に昇進するときで、昇給額は70万円程のようです。

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【学歴別】施工管理技士の平均年収

【学歴別】施工管理技士の平均年収
順位 最終学歴 平均年収
1 大学院卒 744万円
2 高専・専修卒 661万円
3 大学卒 659万円
4 短大卒 639万円
5 専門卒 597万円
6 高等学校 595万円
7 中等学校 585万円

参考:建設・設備求人データベース「施工管理1435人の年収を独自調査!業態別や年代別に平均年収を紹介」

学歴別の施工管理技士の平均年収で、一番高くなるのは大学院卒の744万円です。こちらは、一般的な会社と同じように学歴順に平均年収が高くなっています。

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【職種別】施工管理技士の平均年収

【職種別】施工管理技士の平均年収
順位 職種 平均年収
1 管・機械 657万円
2 電気・電気通信 643万円
3 建築 628万円
4 土木 612万円

参考:建設・設備求人データベース「施工管理1435人の年収を独自調査!業態別や年代別に平均年収を紹介」

職種別の施工管理技士における平均年収が一番高いのは「管・機械」のようです。「管・機械」を取り扱う施工管理技士は「空調・給排水設備・消火設備」などの高度な専門性が求められます。

そのため、施工管理技士以外の資格が必要な場合も多く、平均年収が657万円と高くなっている傾向があります。

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【地域別】施工管理技士の平均年収

【地域別】施工管理技士の平均年収
順位 地方名 平均年収
1 東京都 496万円
2 神奈川県 472万円
3 千葉県 465万円
4 埼玉県 459万円
5 茨城県 453万円

※2023.12月4日時点
参考:求人ボックス「施工管理の仕事の年収・時給・給料」

地域別に関する施工管理技士の平均年収は、上記のとおり東京都の496万円が最も高い結果になりました。とくに首都圏となる「東京都・神奈川県」の関東地域は、全国的にも平均年収が高い傾向です。

また、首都圏はビルやマンション、公共施設のインフラ工事など地方と比較すると、規模が大きく莫大な予算が動きます。そのため、施工管理技士の平均年収も連動して高くなります。

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施工管理技士で年収1,000万円は上位6%程

施工管理技士で年収1,000万円は上位6%程

施工管理技士で年収1,000万円を達成するには、経験や資格、および特定の業務領域での専門性が必要です。この年収レベルは、上位6%※4の施工管理技士に限られています。

施工管理技士で年収1,000万円を稼ぐためには、以下3つのポイントを押さえましょう。

・一級施工管理技士を取得する
・実務経験を積む
・転職する

施工管理技士で年収1,000万円以上を目指す場合、一級施工管理技士の資格取得は必須です。また、一級施工管理技士の資格を取得した上で、実務経験を積み上げると、さまざまな会社からスカウトがくる状態が作れます。

もし、年収1,000万円を目指すのであれば、大手ゼネコンや大手建設会社への転職を検討してみてください。このように一級施工管理技士を取得し経験を積み上げうまく転職できると、年収1,000万円稼ぐのも夢ではありません。

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出典:※4)セコカン「施工管理で年収1,000万円超え」は手が届く話?|高収入施工管理の傾向を調査」

関連記事;未経験者が「施工管理はやめとけ」と言われる5つの理由

施工管理技士で年収2,000万円の求人も存在はする

施工管理技士で年収2,000万円の求人も存在はする

施工管理技士で年収2,000万円を超えるのは非常に限られていますが、実現不可能ではありません。実際、大成ユーレック株式会社の建築施工管理技士の求人では約600万〜5,000万※5)の求人募集がされています。

とはいえ年収2,000万円以上稼ぐには、プロジェクトに対しての責任が重かったり、頻繁な海外出張があったりと通常業務より負担が大きい点には注意しておきましょう。

参考:※5)リクルートダイレクトスカウト

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施工管理技士の給料が高い3つの理由

施工管理技士の給料が高い3つの理由

施工管理技士の給料が高い理由は、以下の3つです。

・技術と体力が必要だから
・資格手当が上乗せされるから
・経験を積むほど年収アップが見込めるから

技術と体力が必要だから

施工管理技士の仕事は高度な技術と体力を要するため、平均年収は比較的高くなります。現場管理では重量物を運んだり、高所作業をおこなったり、体力的にしんどいと感じるときもあるでしょう。

また、大型工事では天候に左右され、長時間の勤務や休日出勤もあります。施工管理技士の平均年収は高いですが、体力的な負担も考慮しつつ、転職を検討してみてください。

資格手当が上乗せされるから

施工管理技士の仕事は、資格を取得すると資格手当が支給されるため平均年収が高くなります。多くの会社では、建築施工管理技士や土木施工管理技士などの資格を持つ従業員に対して資格手当を支給している会社も多いようです。

仮に毎月5万円の資格手当が支給された場合、年間60万円年収がアップするので外食へ気軽に行けたり、プチ旅行に行けたりと生活にいい影響を与えるでしょう。

資格取得には勉強と努力が必要ですが、リターンも大きいので施工管理技士資格を取得する価値は十分あります。

経験を積むほど年収アップが見込めるから

施工管理技士の仕事では経験を積むほど、年収アップが見込めます。施工管理技士の仕事は、実際経験してみないと理解できない場面もたくさんあるでしょう。具体的に言うと、以下のような内容です。

・建設工事の流れや作業員の動き
・天候を見ての工程調整
・客先や現場監督の人柄

上記のような内容は、経験を積むほどコツが掴めます。慣れないうちは大変ですが、流れが掴めると自分の裁量で、工事全体のスケジュールを調整できるため、やり甲斐を感じやすいでしょう。

関連記事:建設業の給料は安いのか高いのか?金額を決める10の基準を解説

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施工管理技士の年収に差がでる4つの理由

施工管理技士の年収に差がでる4つの理由

施工管理技士の平均年収に差がでる4つの理由は、以下のとおりです。

・経験年数
・保有資格
・会社の規模
・休日出勤の有無

それぞれ見てみましょう。

経験年数

どの職種にも共通しますが、施工管理技士として働く場合も同様、経験年数を重ねるごとに年収は上がります。たとえば、以下のように未経験者と経験者とでは、初任給に開きがある場合も多くあります。

・未経験者:25万円〜
・経験者:35万円〜

上記のように未経験者と経験者を比較すると、10万円以上の差が生まれるのも珍しくありません。会社の規模にもよりますが、本人の努力や能力次第では経験年数が浅くても給料アップできるため継続して業務に取り組んでみてください。

保有資格

施工管理技士において、保有する資格は平均年収に大きく影響します。施工管理技士の資格は一級と二級にわかれており、上級資格である一級施工管理技士を取得すると高い年収を得やすいです。

そのため、高い年収を目指したい人は、一級施工管理技士の資格取得を目指してみましょう。

会社規模

施工管理技士の仕事では、勤める会社の規模が大きくなるほど年収が高くなります。理由は、以下のとおりです。

・国からの仕事だと予算が大きい
・資本力がある

実際、国税庁に記載されている民間給与実態統計調査結果によると、建設業における会社規模(資本金)別の平均年収は下記のとおりです。

会社規模(資本金)平均年収
2,000万円未満407万円
2,000~5,000万円450万円
5,000万円~1億円500万円
1~10億円572万円
10億円以上762万円

参考:国税庁「民間給与実態統計調査」

上記のデータを見ても、大手の会社ほど高い年収を得ています。大手に入るのは簡単ではありませんが、入社できれば年収1,000万円以上も夢ではありません。施工管理技士の資格をしっかり取得して、転職活動に活かしてみてください。

休日出勤の有無

休日出勤の有無は、給料と年収に影響を与えるでしょう。施工管技士はスケジュールに支障がでないように現場のチームを管理しなくてはいけません。

そのため、工期に間に合わせるために、休日出勤や残業が必要となる場合もあるでしょう。休日出勤や残業が増えると収入は増えますが、休みが取れず疲れるのでバランスよくスケジュール管理する必要があります。

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施工管理技士の平均年収アップに活かせる2つの資格

施工管理技士の平均年収アップに活かせる2つの資格

施工管理技士が平均年収アップに活かせる資格は、主に以下の2つです。

・一級施工管理技士
・二級施工管理技士

一級施工管理技士

一級施工管理技士の資格は、施工管理業界における最高峰の資格であると言われています。資格取得すれば、大型プロジェクトの管理責任者として役割を任せられる場合もあるでしょう。

一級施工管理技士の需要は非常に高く、転職市場においてもかなり有利です。とはいえ、一級施工管理技士の試験は難易度が高く、日常業務と並行してしっかり試験勉強しなければ合格はできません。

また、一級施工管理技士を受験するには、二級施工管理技士の資格取得から5年の実務経験が必要です。このように一級施工管理技士を取得するには、多くの時間と労力を要します。

施工管理技士として平均年収を大幅にあげるためには、覚悟を持って取り組むようにしましょう。

二級施工管理技士

施工管理技士の分野でできる限り早く給料アップを目指す場合、二級施工管理技士の資格取得がおすすめです。二級施工管理技士があれば、無資格者と比較して仕事の範囲を広げられるので、昇進や給料面での交渉も優位に進めやすくなります。

そのため、最終的に一級施工管理技士を目指す場合も、はじめに二級施工管理技士の資格取得は必須条件です。

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施工管理技士の平均年収に関するよくある質問

施工管理技士の平均年収に関するよくある質問

施工管理技士の平均年収に関するよくある質問について、以下3つについて説明します。

・施工管理に関する年収の中央値はいくらですか?
・施工管理士資格がない場合の年収はいくらくらいですか?
・施工管理の給料を上げるにはどうすれば良いですか?

施工管理技士に関する年収の中央値はいくらですか?

施工管理に関する年収の中央値は、職業提供サイト「jobtag」によると620万円程です。あくまで中央値になるので、詳しい年収に関しては応募先の採用担当者に聞いてみてください。

参考:建築施工管理技術者(jobtag)|厚生労働省

施工管理技士の資格取得していない間の平均年収はいくらですか?

施工管理士資格がない場合の年収は、400万円前後が目安です。とはいえ、勤め先や転職する業種により年収は異なります。そのため年収400万円は、目安にしておきましょう。

施工管理技士の給料を上げるにはどうすればいいですか?

施工管理技士の給料を上げるには、以下3つの方法が有効です。

・一級施工管理技士を取得する
・スキルや経験を身につける
・転職してキャリアアップを目指す

上記3つの方法を組み合わせるとより、キャリアアップしやすいでしょう。

施工管理技士の平均年収が高い理由についてのまとめ

施工管理技士の平均年収が高い理由についてのまとめ

施工管理技士の仕事には、知識や技術、体力だけでなくチームをまとめる管理能力やリーダーシップが求められます。施工管理技士の仕事は決してではありませんが、手に職をつけてしっかりと高収入を得たい人には魅力的な仕事のひとつでしょう。

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