【2024年最新】機械設計エンジニア年収ランキング｜トップ5

自動車や家電製品といった、あらゆる機械やその部品を設計する「機械設計エンジニア」は、将来性が高く人気の職種です。

また、近年は若手人材の確保を目的に未経験者を歓迎する求人も増えてきており、転職を検討する人も少なくありません。

これから機械設計エンジニアを目指すうえで、気になるのが年収です。

今回エンジニアの年収について調査した結果、企業別では「株式会社キーエンス」が突出しており、次いで半導体関連のメーカーがランクインしました。

この記事では、機械設計エンジニアの年収を中心に、業界全体の収入事情について分かりやすく解説していきます。

【この記事のまとめ】
・機械設計関連職で最も年収の高いのは機械設計技術者
・業界別年収ランキングでは自動車、輸送機器メーカーがトップ
・企業別では産業用センサーや半導体製造装置メーカーが上位にランクイン

機械設計エンジニア年収ランキングは職種や年齢などで変わる

機械設計の仕事は幅広く、各種機械の設計だけでなく、製造業におけるIoTなどの組み込みを担当するシステムエンジニアなどが存在します。

また、設計の構想をもとに図面作成に特化した、CADオペレーターも関連職種の1つと言えるでしょう。

職種だけでなく、年齢や従事する業界などによっても年収は異なります。

・職種別
・年齢別
・業界別
・地域別
・企業別

ここでは、上記5項目に分けて機械設計職の年収について解説します。目指す業界や職種を決めるうえで、参考にしてみてください。

機械設計に関する職種は複数存在しますが、今回は5つの職種における年収を紹介していきます。

※参照：令和4年賃金構造基本統計調査の結果

機械設計に関する職種の年収は450〜600万円であり、同年度における全産業の平均年収458万円よりも高水準であることが分かります。

システムエンジニアには、ソフトウェア・IT・Webサイト開発等がありますが、今回は組み込み、Iot部門の情報を参照にしています。

IoTとは、あらゆるモノをインターネットと接続する技術で、さまざまな情報を一括で収集し分析する技術です。

製造業では、各ラインで稼働する機械をインターネットと接続させ、各部門の稼働状況や課題を一括管理することで、生産効率の向上に役立てられています。

ここでは、職業情報提供サイトjobtag「機械設計技術者・CADオペレーター」のデータを基に、年齢別での平均年収を紹介します。

どちらも年代が上がるにつれて年収が上がっていき、50代前半でピークを迎えています。

機械設計の経験を積み重ねて昇給していくのに加えて、40〜50代にかけては管理職へと出世する人が多いことが関係していると考えられます。

機械設計エンジニアは、あらゆる機械の設計に携わるため、さまざまな業界で活躍できます。

求人情報・転職サイト「doda」が、2022年9月〜2023年8月までで取り扱った求人における、各業界の平均年収を集計した結果は以下の通りです。

最も平均年収が高かったのは、自動車・輸送機器メーカーで、次いで電気・電子部品メーカーという結果でした。

このデータは、各メーカーで働く全ての職種における平均年収です。

冒頭で紹介した機械設計エンジニア関連の職種と比べると、低い水準であることから、設計職は他の職種と比べても待遇が良いと言えます。

平均年収は職種や年齢だけでなく、働く地域によっても差があります。

この理由としては、経済が集積している都市部ほど需要が高く、物価高の影響で賃金を高めに設定している企業が多いことが影響しています。

求人サイト「求人ボックス」が公表したデータによると、機械設計職における地域別の平均年収は以下の通りです。

前述した通り、都市部である関東や関西が最も高い結果となりました。

ちなみに、都道府県別で最も平均年収が高かったのは、東京都で504万円、最も低かったのは宮崎県で363万円でした。

一概には言えないものの、地方よりも都市部で働いた方が高収入を目指しやすい傾向です。

機械・部品製造業における、企業別の年収ランキングは以下の通りです。

企業	平均年収
株式会社キーエンス(産業用センサー・自動化機器メーカー)	2,279万3,975円
レーザーテック株式会社(半導体関連装置メーカー)	1,581万2,877円
東京エレクトロン株式会社(半導体製造装置メーカー)	1,398万9,546円
株式会社ディスコ(半導体製造装置メーカー)	1,329万6,215円
ファナック株式会社(工業用ロボットメーカー)	1,283万7,000円