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レンタル倉庫のメリット・デメリットは?賃貸との違いと相場も解説!

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「レンタル倉庫」とはどのような施設なのかご存知ですか?

トランクルームとも呼ばれるレンタル倉庫については、まだまだ知らない方も多いと思います。レンタル倉庫には個人や法人問わず利用でき、屋内型や屋外型などの種類があります。

そんなレンタル倉庫の相場やメリット、デメリットについて解説していきます。

このような新しい貸倉庫業形態であるレンタル倉庫について知ることで、さらなるビジネスチャンスが広がるかもしれません。

レンタル倉庫の相場はいくら?

それではレンタル倉庫の相場から見ていきましょう。

レンタル倉庫には大きく分けて屋内型と屋外型の二つの種類があります。

  • 屋内型のレンタル倉庫・・・シーズン品や機密書類の保管、普段使用しない備品の保管など
  • 屋外型のレンタル倉庫・・・資材や小型重機の一時置き場として

屋外型のレンタル倉庫はコンテナなどを利用することで、レンタル金額を抑えています。

一方の屋内型のレンタル倉庫はビルなど建物の中に入っているため、風雨の影響を受けず空調などの設備も整っていることが多いようです。

それではレンタル倉庫の相場金額を見ていきましょう。

  • 屋内型レンタル倉庫の相場・・・3,000~20,000円
  • 屋外型レンタル倉庫の相場・・・2,000~7,000円

上に示すのはあくまでもレンタル倉庫の相場金額です。詳しくは各レンタル倉庫を運営している会社までお問い合わせください。

レンタル倉庫の相場は立地条件や地域などによって大きく異なります。またエアコンなどの設備の有無や駐車場の広さによっても値段が変わってきます。

さらにレンタル倉庫の広さに比例して、相場金額も高くなることを覚えていてください。

  • 0.7畳・・・プラス1,500円
  • 1.0畳・・・プラス3,000~4,000円
  • 1.5畳・・・プラス8,000~10,000円
  • 3.0畳・・・プラス15,000~20,000円

このようにレンタル倉庫の相場金額は、屋内型か屋外型かによっても異なり、交通の便が良い駅などの近くは相場が高くなります。

そのため費用を少しでも安く抑えたい方は、郊外や交通の便があまりよくない場所を選ぶと良いでしょう。

関連記事:トランクルームの値段を徹底比較!これって高いの?安いの?

レンタル倉庫のメリット

それではレンタル倉庫のメリットについて見ていきましょう。

レンタル倉庫のメリット①パソコンやスマホから簡単に予約ができ、即日予約も可能

レンタル倉庫のメリット②屋内型レンタル倉庫や屋外型レンタル倉庫など、収納スペースが多様

レンタル倉庫のメリット③オンライン決済が使えることがある

このようにインターネットを利用して予約ができたり、決済手続きができるのがレンタル倉庫のメリットです。

急遽資材を保管する場所が必要になっても、即日予約ができるので便利。さらには中に収納するものによって、レンタル倉庫の種類を変えられるのもメリットではないでしょうか。

特に屋外で使用する重機や資材などは屋内型のレンタル倉庫がおすすめ。また機密文書やカビが生えると困るようなものは空調設備の完備された屋内型のレンタル倉庫が良いでしょう。

関連記事:BtoB向け格安倉庫業者(物流業者)の探し方を徹底解説!クロスワークオススメ業者3選も紹介

レンタル倉庫のデメリット

一方のレンタル倉庫のデメリットはどんな点でしょうか。

レンタル倉庫のデメリット①荷物の出し入れや点検は倉庫運営会社が決めた時間内に限定されることがある

レンタル倉庫のデメリット②保管料とは別に荷役料を取られることもある

レンタル倉庫のデメリット③レンタル倉庫は大きくても6畳までのスペースになるため、あまり大きな物は置けない

特に屋内型のレンタル倉庫に限ってのことですが、倉庫運営会社の営業時間外には、レンタル倉庫から荷物の出し入れができないことがあります。

またレンタル倉庫によっては、保管料とは別の荷役料を徴収されることもデメリットとして挙げられます。

関連記事:物流倉庫の賃貸相場は?倉庫を賃貸するメリット・デメリットを紹介!

賃貸倉庫との違い

レンタル倉庫と似たような業務形態に、賃貸倉庫というものがあります。この賃貸倉庫とレンタル倉庫の違いはどのような点でしょうか?

レンタル倉庫は国土交通省が認定する倉庫運営会社のみが運営できます。その際には倉庫業法という法律に基づいて、物品を預ける寄託契約を結びます。

一方の賃貸倉庫は、アパートの賃貸と同じように不動産賃貸借契約に基づいた契約を行います。こちらは不動産会社を仲介として、倉庫を貸したい貸主と借りたい借主による契約です。

このように業態が異なるのがレンタル倉庫と賃貸倉庫の違いとなります。

また倉庫の内容物に関しても両者では異なります。賃貸倉庫の場合、中に保管してあるものに対して業者は保管責任は負いません。

しかしレンタル倉庫の場合は、倉庫運営会社が物品の保管保証をすること多くあります。

関連記事:倉庫業とは?運送業との違いや資格を解説します

レンタル倉庫を賢く使うには

このように賃貸倉庫とレンタル倉庫では様々な違いがあることが分かりました。それをふまえた上で、レンタル倉庫を賢く利用するには、預ける荷物のサイズが重要になります。

大きい荷物や一か所に大量の品物を保管したい場合は、倉庫の大きさが選べる賃貸倉庫がおすすめです。逆に比較的小さな荷物なら、レンタル倉庫の方がお得になるでしょう。

また同じレンタル倉庫でも、屋内型よりも屋外型の方が比較的値段は安めです。環境に問題がなければ屋外型のレンタル倉庫の方がお得になります。

レンタル倉庫には月額の料金の他に初期費用が掛かります。

  • 保証金・・・月額料金の一か月分
  • 前払い金・・・月額料金の一か月分
  • 契約手続き代・・・3,000円前後
  • セキュリティ登録料・・・1,000円前後
  • 鍵交換代・・・2,000円前後

上記のような料金が発生することもあるため、一か月未満など短期での利用ではあまりお得ではありません。

またビルの中にあるタイプのレンタル倉庫では、エレベーターが無い場合に限り高層階の方が安くなることもあります。これは荷物を運ぶのが大変であるという理由からです。

力自慢の方や、エレベーターのない高層階でも問題がないという方は利用してみてはいかがでしょうか。

関連記事:トランクルームに住むのは違法?危険ではない滞在方法とは

シェアリングエコノミーにも注目

最近話題の新たなサービスとして、「シェアリングエコノミー」というサービスがあります。

これは自社倉庫に空きスペースを持つ会社と、倉庫としての場所を借りたい会社をインターネットを通じてマッチングさせるというもの。これは日本唯一のサービスとして注目されつつあります。

2018年10月にサービスを開始し、空きスペースの提供会社は130社・全国約200か所にも増加しました。倉庫の広さは1m四方のパレットサイズから2,000坪の広さまで。

季節により変動する倉庫の空きスペースを運用できるため倉庫スペースを貸す会社にとってメリットがあります。一方の借りる会社にとっても新たに物流拠点を設けることで、輸送の効率化を図れます。

そのほかにもシェアリングエコノミーにはこのようなメリットがあります。

  • 必要な広さを必要な日数のみ借りられる
  • 入力フォーマットが決まっているため手続きが簡単
  • サービス提供者が代金を先払いで回収してくれるので、未回収のリスクがない
  • 借り手は必ず指定の保険に加入しなければいけないため、万が一の場合にも安心

このように借り手も貸し手もウィンウィンになれるのがシェアリングエコノミーの特徴です。

このシェアリングエコノミーは新たな倉庫レンタルサービスとして、今後ますます成長が期待されるでしょう。

関連記事:BtoB向け格安倉庫業者(物流業者)の探し方を徹底解説!クロスワークオススメ業者3選も紹介

まとめ

今回はレンタル倉庫の相場やメリット、デメリットについて解説してきました。

賃貸倉庫と比べると比較的省スペースですが、即日予約やオンライン決済が出来るのがレンタル倉庫の魅力です。デメリットとしては決められた時間内でしか荷物の出し入れができない点や保管料以外にも料金がかかる場合があることです。

また初期費用も掛かるためあまり短期での利用はおすすめできませんが、相場金額の安い郊外や高層階などの倉庫を選ぶとお得に利用できます。

他にもシェアリングサービスという、新たなレンタル倉庫サービスからも目が離せません。

このようなレンタル倉庫を賢く利用すれば、荷物の置き場所としてだけでなく新たな物流拠点として輸送効率をアップすることも可能になるでしょう。

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