「大型トラックの種類やサイズ、メーカーについて詳しく知りたい」
大型トラックの運転手をしている人にとって、気になる方も多いのではないでしょうか。
結論、大型トラックはいすゞや日野など多くの車種が存在しており、状況に応じて適切に選ぶ必要があります。
本記事では大型トラックの特徴と選び方、人気の車種について紹介するので、大型トラックについて知りたい人は最後まで読んでみてください。
大型トラックとは:一番大きな規格のトラック
そもそも大型トラックとは、どのような種類の車なのでしょうか?まずは大型トラックとは何かを、確認していきます。
大型トラックとは、「車両総重量が11000kg以上または、最大積載量が6500kg以上」のトラックです。
2007年の法改正により「車両総重量8000kg以上または、最大積載量5000kg以上」から変更されました。
関連記事:大型トラックの積載量、寸法の違いを解説!2t,4t,10tの違いとは?
大型トラックが活躍する場面
大型トラックは「一度に大量の荷物を運ぶ場面」で活躍します。
10tトラックなら荷物の種類にもよりますが、単純計算で2tトラックの5倍の荷物が運べます。
大量の荷物を、1人のトラックドライバーが運べるので効率が良いです。またトラックの種類にもよりますが、大型トラックは長距離走行を想定して作られています。
そのため乗り心地が良く、長時間乗っていても疲れにくいです。長距離ドライバーのほとんどが、大型トラックの運転手なのではないでしょうか。
関連記事:10t大型トラックの燃費を劇的に向上・改善する7つの効果とは?平均燃費と悪化する要因を解説
大型トラックを運転するには免許が必要
大型トラックは、「大型自動車第一種免許」を持っていなければ運転できません。
昔は運転免許センターで試験を受け、合格すれば大型自動車第一種免許が取得できました。
ですが年々難易度が上がり、2023年現在では「1回の受験で合格するのは難しい」試験です。
そのため普通自動車免許と同じく教習所へ通い、大型自動車第一種免許を取得しなければなりません。
関連記事:大型トラックとは?初心者から大型免許をとってドライバーになる方法
大型トラックの種類について
大型トラックには、たくさんの種類があります。
そして大型トラックの種類によっては、大型自動車第一種免許だけでは運転できない車両も多いです。
ここからは大型トラックの種類別、必要となる免許を紹介していきます。
また実際に運転するためには、どういった会社に就大型免許だけで運転できる大型トラック
写真のような大型トラックです。一般の人が想像する「大型トラック」はこのような種類のトラックでしょう。
また大型の「ダンプ」や、軽トラックを大きくした「平ボディ」など、多くの種類を運転できます。
運転できる会社の種類も多く、運送会社から建築会社までさまざまです。
探せば今日にでも就職できるくらい、人手不足が深刻な会社もあります。
仕事内容は、おそらく肉体労働がメインでしょう。
ですが大型トラックに乗っているので、小さなトラックに乗っている人より、多くの給料がもらえるはずです。
大型免許+けん引免許で運転できる大型トラック
運転席がある「トラクター」と、荷台がある「トレーラー」とを連結して使用する大型トラックです。
連結した状態をトレーラーと呼んでも、問題なく通じます。写真のようなトレーラーから海上コンテナを運ぶようなものまで、思いのほか種類が多いです。
危険物や毒物関連など、ほかの種類の資格を持っていると大型タンクローリーも運転できます。
タンクローリーに乗ると、手作業での積み下ろしを行わないので、肉体的には楽です。
しかし何か事故があった場合、新聞にのるような出来事が起こる可能性があります。
実際に運転できる会社は、やはりトレーラーをすでに所有している会社です。大手の運送会社なら、間違いなく所有しているので「即採用」でしょう。
けん引免許など珍しい種類の資格を持っている人は、会社側から見ても魅力的です。そのため給料も、普通の大型トラックドライバーよりも高くなる傾向があります。
関連記事:牽引免許は難しい?資格取得方法や運転のコツなどについて詳しく解説
大型免許+技能講習受講で運転できる大型トラック
写真のようなクレーンがついた、大型のユニック車に乗車できます。クレーンが必要となる重量物を扱うので、基本的に手作業での積み込みはないでしょう。
大型ユニック車を所持している、運送会社などに就職すると運転ができます。ユニック車のほかにも、技能講習を受講すれば運転できるトラックの種類が増えます。
ですが技能講習の受講が必要な仕事は、危険な仕事内容が多いかもしれません。給料が良くても、あまりに危険な仕事内容ならやめておいた方が良さそうですね。
関連記事:キャリアカーの運転に必要な免許・資格は?キャリアカー運転手はいくら稼げる?種類別に一挙解説
大型トラック:有名な車種
ここからは大型トラックの代表的なメーカーを解説していきます。また有名な車種も紹介するので、簡単で良いので頭に入れておいてください。
「ギガのエンジンが」「UDは乗りやすい」
などの会話は、大型トラックドライバーたちの間でよく起こります。一緒にチェックしていきましょう。
関連記事:トラックメーカーの特徴を徹底比較!いすゞ・日野・UD・三菱ふそうメーカー別人気車種一覧
いすゞ:ギガ
「ギガ」はいすゞ自動車が製造・販売する大型トラックです。
いすゞ自動車はトラックのほかに、バスなども製造する自動車メーカーです。
いろいろな種類の商業車を製造していますが、ディーゼルエンジン技術に定評があります。
CMなども流れているので、おなじみの会社かもしれません。ギガはいすゞ自動車を代表するトラックとして、1994年に登場しました。
2015年にフルモデルチェンジが行われ、2019年現在は「2代目ギガ」が全国で販売されています。
縦長の外観は好みが分かれそうですが、気に入っている人が多い印象です。
関連記事:いすゞのトラックの特徴と種類を徹底調査!中古の価格相場も解説
日野:プロフィア
「プロフィア」は日野自動車が製造・販売する大型トラックです。
日野自動車は、あまり聞きなれないメーカーかもしれませんが、トヨタの関連会社です。
トヨタの小型乗用車の製造から、自衛隊に納入するトラックまで、いろいろな種類の車両を製造します。
年間の売り上げが2兆円近い巨大企業で、日本のトラック業界をけん引している会社です。
プロフィアは日野自動車を代表するトラックとして、1992年に登場しました。
2019年現在は3代目プロフィアが販売されており、ハイブリッドモデルなどいろいろな種類があります。2017年にはグッドデザイン金賞を受賞しました。
関連記事:日野のトラックの特徴と機能・価格は?新車・中古車価格も解説!
UD:クオン
「クオン」はUDトラックスが製造する、大型トラックです。UDトラックスとは、スウェーデンのボルボ・グループの子会社です。
以前は、トラック以外の種類も製造していました。
ですが2019年現在は、トラックのみ製造・販売を行っている会社です。
クオンはUDトラックスを代表するトラックとして、2004年に登場しました。
2019年現在は2代目が製造・販売されており、除雪車など特殊な種類のトラックにも使われています。
内装に高級感があり人気がありますが、故障が多いようで販売台数が減少しているようです。
大型トラックに関するまとめ
トラック業界では人手不足が、深刻な問題になっています。
そのためトラック関連の資格や、経験がなくても問題なく採用されるケースもあるでしょう。
ですが経験はもちろん、いろいろな種類の資格も取得していると、好待遇で転職できる可能性が高いです。
「トラックドライバーは考えていた以上にキツかった」「採用時に、聞いていた話と違った...」
トラックドライバーに転職後、すぐに退社してしまう人も多くいます。
実際に転職をする前に、資格を取りながらじっくり考えることが大切です。
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