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建設機械オペレーターの仕事内容と年収とは?扱う重機の種類や向いてる人の特徴

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建設機械オペレーターの仕事内容と年収とは?扱う重機の種類や向いてる人の特徴

今回、建設機械オペレーターについて解説します。現在、建設機械オペレーターの仕事につくことを考えている方々もいらっしゃることでしょう。建設機械オペレーターとは、土木、建築工事を進める上で必要不可欠な工事用機械や車両の運転、また管理を行う仕事です。

建設機械オペレーターになるためには、どのような資格取得が必要となるのでしょうか。また、建設機械オペレーターはどの程度の年収を得ることができるのかも気になるところです。

建設機械オペレーターのわからない問題はすべてここで解決しましょう。

建設機械オペレーターとは:重機や車両を運転・管理する職業

建設機械オペレーターとは:重機や車両を運転・管理する職業

建設機械オペレーターの建設機械とは、街のいろいろなシーンで活躍しているブルドーザーだったり、ショベルカー、クレーン車と言った土木、建築工事を行う上で欠かすことができない機械のことです。小さい子供さんもそのような機械が街のいたるところで活躍している光景を見て、大人になったらあんなクルマを運転したいと思っていることでしょう。それが、建設機械オペレーターになる夢です。企業面接の志望動機では、ただ、クレーン車を運転したいからと言ってしまうこともあるかもしれません。

そのまま、夢は消えないまま大人に成長してしまった方々も少なくはありません。ただし、建設機械オペレーターの機械は誰でも扱うことができるということではなく、建設機械オペレーターの資格取得も必要になりますのであらかじめしっかりそのあたりのことを心得てください。

建築工事の現場において、重量が1t未満の小さいものだったり、数百tに至るものまで様々な種類の機械があり、それぞれ建設機械オペレーターの方々が活躍しています。建設機械オペレーターの需要も相当高いので、就職難の時代、建設機械オペレーターの資格取得を持っていることでかなり強みにすることができます。

実際には、建設現時で仕事をする分には、資格取得は必要ではありません。ただし、建設機械オペレーターの資格取得を持っていれば、仕事の量もがぜん増やすことができますし、給料アップも期待することができます。建設機械オペレーターの資格取得は、建設現場でのステップアップの手段です。実務経験を積んで、別の資格取得にも挑戦することで監督の仕事にも関わることができます。

建設機械オペレーターの意味について

建設機械オペレーターの意味について

建設機械オペレーターの資格取得を持っていれば、建設会社に就職してお仕事をすることができますし、更に独立も実現することは不可能ではありません。

いつもフリーで仕事をしている建設機械オペレーターは、常用オペレーターという言い方をします。もっと自由に仕事をしたいという志望動機から、常用オペレーターの働き方を選択する方々もいます。

建設会社に勤務して、建設機械オペレーターとしてお仕事をする場合には、年収は、400万円~450万円あたりとなりますが、常用オペレーターとしてお仕事をする場合、年収は、600万円以上を期待することができます。

ただし、フリーとなれば、いろいろ不安も建設会社勤務以上あったりします。常用オペレーターは、建設会社以上の高い技術も要求されます。そんなに簡単には常用オペレーターに移行は出来ないでしょうし、自営してお仕事をしなければならないので社会保険や失業保険などもなくなってしまいます。

また、一定の実務経験を積んで、建設機械施工技士の資格取得をして、オペレーターの指導監督を志望している方々もいらっしゃることでしょう。こちらもより高い年収を期待することができる方法です。

建設機械オペレーターの仕事内容

建設機械オペレーターの仕事内容

建設機械オペレーターを志望している方々は、どのような方法でなることができるのでしょうか。建設機械オペレーターの仕事は、まず、建設機械の操作方法をマスターするため受講する方法がおおかたの流れです。受講できる資格は別にありません。女性の方々も受講することができますし、外人の方々でも大丈夫です。ただひとつ、18歳未満の人たちが技能講習など受けても、自動車運転免許の方を取得することができないので、私有地であればいいのですが、公道において建設機械を運転は出来ないです。

建設機械オペレーターの講習においては、技能講習と運転特別教育があります。技能講習は、労働局認可の登録講習機関が行っています。また、運転特別教育の方は、事業主などが行っています。運転特別教育の方は、時間が短くていいのかもしれませんが、扱うことができる建設機械の大きさは、1t未満に限定されています。技能講習の場合は、大型特殊自動車免許の資格取得をしているか否か、運転特別教育を受けているか否かにによって、受けることができる講習の時間が変わります。おおかた受講は、11時間~38時間受けることになります。

技能講習には、様々種類があります。 例えば、車両系建設機械運転技能講習のケースでは、「整地」・「運搬」・「積込」・「掘削」・「整地」のジャンルがあり、受講完了で、それぞれの工事と関わることができます。

建設機械オペレーターに関する平均給料について

建設機械オペレーターに関する平均給料について

建設機械オペレーターになりたい志望動機はいろいろあるでしょうけど、やっぱり年収!という方々は多いでしょう。建設機械オペレーターのお仕事をして年収をどの程度もらうことができるかとても気になる問題です。

関連記事:【取材レポート】『e建機』を知っていますか?遠隔操作で建設現場の人材不足を解消する!

クレーン運転士

建設機械オペレーターのクレーン運転士の場合、平均年収は、450万円です。結構、建設機械オペレーターの中でも高い年収をもらうことができます。建設現場でも、好待遇のジャンルに入る仕事と言っていいでしょう。クレーン運転士の年収は、男性の場合、ここ7年程度同じ年収相場で安定しています。女性の場合、 ここ数年大幅に年収がアップしています。これには、女性の方々がクレーン運転士の仕事に関心を持つ方々が増えて、建設機械オペレーターとしての勤続年齢が高くなったからだと言うことができます。

最近では、女性の方々も建設機械オペレーターの仕事をしたいという方々が増えて来ています。ちょっと以前では建設機械オペレーターの仕事といえば、女性の数も少なく、年齢の上の方々が多かったです。現代社会では、女性の方々も、建設機械オペレーターの仕事に向かわれる意味は充分存在しているのではないでしょうか。

 

クレーン運転士の年収はあくまでも相場なのですが、年収は仕事をしている会社の大きさ、地域によっても多少違いが出てきます。実際に、クレーン運転士として、500万円越えしている人たちも少ない訳ではありません。 

大型特殊自動車運転手

大型特殊自動車免許が必要なブルドーザー、ショベルカーは、仕事の危険性、専門性の高さから、一般的土木の仕事をしている作業員より年収相場は高め設定です。年収相場は、400万円~、実際に、年収、500万円という方々もいます。

経験が重要視されるお仕事という意味あいから、未経験という方々は給与面での待遇が良くないこともあります。

玉掛け作業員

建設機械オペレータの玉掛けの年収は、400万円~。女性の方々は、若干相場より下回るかもしれません。 玉掛けのお仕事も慎重に作業をしないと大事故にすぐにつながってしまいます。現場の経験も積むことが必要です。現在、玉掛けの年収は増加傾向にあります。

建設機械施工技士

建設機械施工技士の年収の相場は、年収400~500万円と言われています。現場で経験を積むことで、年収500~800万円以上もらっている方々も決して少なくありません。

建設機械オペレーターになるためには、クレーン運転士、大型特殊自動車免許取得、玉掛け、建設機械施工技士に分けて解説します。

建設機械オペレーターに必要な資格・免許

建設機械オペレーターに必要な資格・免許

・建設機械オペレーターのクレーン運転士

建設機械オペレーターのクレーン運転士になりたい場合には、以下のような資格取得が必要です。

移動式クレーンとは、
原動機を内蔵、移動することができるクレーンのことです。移動式クレーン運転の場合には、つり上げの荷重が0.5t以上で1t未満の移動式クレーンの運転は、小型移動式クレーン 運転特別教育の資格取得が必要です。

つり上げ荷重が1t以上5t未満の移動式クレーンの運転は、小型移動式クレーン&運転技能の講習を受ける必要があります。

つり上げ荷重が5t以上の移動式クレーンの運転に対しては、移動式クレーン運転士免許が必要です。

つり上げ荷重が5t未満のクレーンの運転業務には、クレーン運転特別教育を受ける必要があります。

運転者が床上で操作、荷の移動とともに移動する方式であるつり上げ荷重5t以上のクレーンの運転は、床上操作式クレーン&運転技能講習を受ける必要があります。

デリックとは、動力により荷をつり上げることを目的とした機械のことです。

デリックを除いた、つり上げ荷重が5t以上のクレーンの運転は、クレーン・デリック運転士免許・クレーン限定が必要です。

つり上げ荷重が5t以上のクレーン・デリックの運転業務には、クレーン・デリック運転士免許の資格取得が必要です。

床上運転式クレーンで
つり上げ荷重が5t以上のクレーンの運転業務では、床上運転式クレーン限定のクレーン・デリック運転士免許の資格取得が必要です。

移動式クレーン運転士免許は、公道で走行するには運転免許取得が必要です。移動式クレーンの土台部分に応じる免許取得が必要で、中型自動車の免許だったり、大型自動車の免許、大型特殊車免許などが該当します。

クレーン運転士の試験は安全衛生技術試験協会が主催し、学科と実技があります。※技能講習を既に終了している方々は、実技試験は免除。

受験資格と言ったものはこれと言ってありませんが、実技の試験をパスしなければならないので、学科だけ勉強しても簡単には合格はすることができません。まず最初は、クレーン運転技能講習を受講して、試験にトライするというのが一般的流れです。

・大型特殊自動車免許取得

建設機械オペレーターに、このような資格取得も大事です。大型特殊自動車免許は、ブルドーザー、ショベルカーと言った車両系建設機械を公道で運転することができる資格取得です。

資格取得がなくても私有地ならいいですが、それ以外の場所で車両系建設機械は運転することができません。車両系建設機械の技能講習は、大型特殊自動車の免許取得で、時間を短縮することができます。

大型特殊自動車免許は、普通自動車と同じ、自動車教習所で免許取得することができます。既に、普通の運転免許取得をしている方々は、適性検査と6時間の技能講習で運転免許取得することができます。

普通自動車免許と一緒に取得というのもOKです。ただし、大型特殊自動車免許を取得したからと言って、建設機械を操作するためには、技能講習や運転特別教育が必要です。

・玉掛け

建設機械オペレーターには玉掛けというお仕事もあります。玉掛けは、クレーンの資材を積み卸しするときに、ワイヤーロープをかけたり、外したりする仕事です。このような建設機械オペレーターも、建築現場ではなくてはならない存在です。誰でも簡単に行うことができる仕事ということではなく、こちらも玉掛け技能講習を受けてお仕事ということになります。クレーンの技能講習と一緒にというつもりでいるといいでしょう。

つり上げ荷重が1t未満のクレーン等の玉掛けは、玉掛け業務特別教育を受ける必要があります。また、つり上げ荷重が1t以上のクレーン等の玉掛けは、玉掛け業務技能講習を受けます。

・建設機械施工技士

建設機械オペレーターを更にステップアップし、建設機械施工技士を目指している方々もいらっしゃることでしょう。建設機械施工技士は、建設機械オペレーターの指導や監督、また、施行管理を行う仕事です。主任技術者や監理技術者の仕事につくこともできます。建設機械施工技士は、建設機械オペレーターの仕事を一定の期間して、実務を積む必要があります。

建設機械オペレーターの資格難易度・合格率について

建設機械オペレーターの資格難易度・合格率について

建設機械オペレーターの道は、既にお話ししたように、はっきりと作られたものがありますので、それに向かって進んでいくだけです。

ブレなく建設機械オペレーターの道を進むことができれば、決して
建設機械オペレーターの難易度は高いとは言うことができません。

ただし、すぐに道が作られるということはありませんので、慎重に時間をかけて向きあうようにしてください。

建設機械オペレーターにおすすめな過去問とテキスト

建設機械オペレーターにおすすめな過去問とテキスト

建設機械オペレーターになるため、しっかりインターネットでリサーチしましょう!活用出来るものは全部活用します。

例えば、建設機械施工技士では、1級・2級ともに、

土木工学
建設機械原動機
石油燃料
潤滑剤
法規
選択種の建設機械施工法

の6科目です。

実地試験は、実際に建築機械の操作を行います。

また、建設機械施工技士の過去問は、「日本建設機械施工協会」のホームページで公表されています。是非、このようなものを有効的に活用してください。

関連記事:施工管理技士とは?種類や仕事内容について詳しく解説

建設機械オペレーターについてのまとめ

建設機械オペレーターについてのまとめ

いかがでしょうか。今回、建設機械オペレーターの仕事について解説しました。建設機械オペレーターになりたい方々の志望動機は様々ですが、街を新しく変える快感を持つことができる仕事ということができるのではないでしょうか。

建設機械オペレーターの仕事は、決して誰でも出来る仕事ではありません。危険を回避するためにも経験を積む必要があります。そのような意味あいでは、建設機械オペレーターの年収は、他のお仕事と比較して相場は上です。

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