トラック

トラックとは?運転手のキャリアから車のメンテナンスまで解説

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トラックとは?まずは定義を確認!

一般車両と比べるとトラックは荷物を中心に運搬することを目的とした貨物車両です。

特に重量が多い荷物や人力では持ち運びが困難である物に対してトラックは非常に役に立つ乗り物と言って良いでしょう。

前座席から後ろ側が荷台となっているため乗車スペースは運転手を含めて2~3人程度となっています。

関連記事:トラックメーカーの特徴を徹底比較!いすゞ・日野・UD・三菱ふそうメーカー別人気車種一覧

トラックの種類

同じトラックでも多種多様で使用目的によって扱う車両も大きく異なります。

荷物を安定して積み込む為かトラックには箱型が多く車体感覚は掴みやすくなっており車体感覚が掴みやすいです。

しかし箱型となれば荷台の車高が高い種類が多い為、普段の走行から建物への進入に対して上方向に障害物がないかを常に気を付けなければなりません。

その反面、平ボディタイプのトラックは高積みをしなければ高さ制限は少なく走行ができます。

この様にトラックを運転する様になれば乗用車と違って気を付けるべき項目の数が増えますので運転知識や技術を要します。

関連記事:トラックの種類とサイズの一覧|大型・中型・小型はどう違う?サイズと寸法を解説!

小型トラック(2t)

積載容量は主に県内周辺での配達に適しておりサイズも小型の為、大型や中型のトラックが進入できない様な狭い道も通行が可能です。

小型トラックと言っても従来の乗用車より車体が大きく通行が制限されている道もあるので標識をしっかりと確認して走行する必要があります。

改正後の普通免許では運転が出来ない2tトラックもあるので下記にて参考にして下さい。

 

2tトラックが運転可能な免許

・準中型免許

・準中型免許(5t未満限定)

改正前の普通免許

・平成29年3月12日以降に取得した普通免許

車両総重量3.5未満、最大積載量2t未満、乗車定員10人以下

・平成19年6月2日から平成29年3月11日に取得した普通免許

車両総重量5t未満、最大積載量3t未満、乗車店員10人以下

トラック業界では1.5t、3tをまとめて2tトラックと呼ぶ事もある為、運転をする前に車検証をみて車両総重量・最大積載量などの確認をしておく必要があります。

関連記事:小型トラックの種類・形状・寸法・免許・価格相場は?徹底解説!

中型トラック(4t)

2tトラックと比較してみると車体がひと回り大きくなり大型トラックに見えてしまうと言われる程に車体が大きくなっています。

その為、4tトラックを運転するとなれば慣れるまでに時間を要する場合があり2tよりも走行ルートが更に制限されることになります。

荷台には1.1mの標準的なパレットが10枚乗る程のスペースがあり中距離や数件の大口荷物を掛け持ちするのに適しているのです。

免許制度が改正される前は普通免許で運転可能でしたが改正された現在では4tトラックを運転するには中型免許が必要となります。

 

中型免許

・平成19年6月1日以前の普通免許(旧普通免許8t車限定)

8t~11tまでのトラックは旧普通免許では運転できず限定解除をする必要があるので注意してください。

関連記事:中型トラックの種類・形状・寸法・免許・価格相場は?徹底解説!

大型トラック(10t)

トラックの中では最も大きいと言えるのが10tからそれ以上でありトラックの王道とも言われています。

大型免許が必要である10tトラックは荷台スペースには1.1mのパレットが16枚乗る程の大容量です。

長距離やパレット物の大口、4tでは収まりきれない荷物をまとめて運ぶのに適しています。

中型トラックでも十分大きいのですが10tトラックを目の当たりにすると4tが小さく見えてしまうのが印象的です。

関連記事:大型トラックの種類まとめ-トレーラー/けん引に必要な免許は?日野・いすゞ・UD車も紹介

トラック運転手とはどんな仕事?

 

よく各地で走っているのを見掛けるトラックは何を運んでいるのか?どんな仕事なのか?

一言でいえるのは物を運ぶのがトラック運転手の仕事と言っても良いでしょう。

同じトラック運転手でも職業によっては運ぶ物が全く異なり扱う荷物も大小様々です

企業全体で見ると法律に基づいている物であれば、運ぶ物は非常に幅広いです。

関連記事

・トラック運転手の仕事内容を解説!給料・求人・必要な免許など紹介

 

お仕事の内容

トラック運転手は簡単に言えば依頼者から受け取った荷物を目的地へと運ぶのが主な役割であって、それが全てだと言えるでしょう。

運送業では荷物を運ぶ為に以下の業務が存在します。

  • 配達業務
  • 集荷業務
  • 仕分け作業
  • 協力会社への引き渡し
  • チャーター便(貸し切り便)

配達業務

配達と言えばトラックの仕事では誰しもが思い浮かべる事だと思います。

分かりやすく言えば、送り主から引き受けた荷物を荷受人に届ける最終業務です。

 

集荷業務

個人宅や企業から配達依頼を受けた荷物を引き取りに行く業務です。

基本的に送り主が運送会社へ荷物を持って行くのが一般的ですが大口や重量の多い荷物などがあると直接依頼人の方まで引き取りに行くこともあります。

仕分け作業

集荷をした荷物を自社に持ち帰り各エリアへ迅速に配達が出来るように荷物を分ける業務です。

トラック業界は膨大な荷物を取り扱い配達先も全国海外、津々浦々に至るまで幅が広いので仕分け作業が重要となります。

協力会社への引き渡し

自社では配達ができない荷物を集荷することは日常的に存在します。

配達ができない荷物を引き取ってどうするのかと疑問に思う人もいることでしょう。

運送会社の中には特定の地域やエリアへの配達に特化している所がありますので、それぞれ担当する協力会社へ預かった荷物を引き渡します。

後は荷物を引き受けた協力会社によって配達が行われますので、この時点で自社の業務は終わります。

チャーター便(貸し切り便)

トラック運転手が専属として契約先を中心に業務を行うのがチャーター便です。

チャーター便の業務内容は運送会社によって相違がありますが一言でいうならば「荷物の出荷を円滑に行ってくれる」サービスです。

平均年収

トラック運転手の年収は乗っているトラックや仕事内容によって収入が大きく変わってきます。

単純に言えば大きなトラックであるほどに年収が多くなるので稼ぎたい人には長距離を走る大型車がおすすめです。

また会社によっても給料水準に差があり特に残業時間が多い所では小型トラックでも中型並みの年収が望めます。

2tトラック・・・250万円~500万円

4tトラック・・・350万円~600万円

10tトラック・・・450万円~800万円

関連記事:トラックドライバー・運転手は稼げる?年収や仕事内容について

関連記事:トラック運転手は年収1,000万稼げる?給与の実態を解説

きついって本当?

トラック運転手は運転が中心となりますが配達・集荷・仕分けに至るまで荷物を持ち運ぶことが日常業務となります。

荷物によっては軽い物から重い物まで幅広く一日に大量の荷物を扱うとなれば身体への負担も掛かることでしょう。

ドライバーの中には手首や腰を痛めてしまう人もいることからトラック運転手の仕事は、きつい分類に相当します。

 

しかし近年では女性ドライバーも頻繁に見掛けるようになったことから働き改革が進んでいると見て取れます。

あらゆる荷物を人力で運んでいた時代と比較して近頃ではパレットに荷物をまとめてリフトで運ぶ、台車または籠台車に積んで運ぶ作業が増えてきました。

トラックによればパワーゲートが搭載されており昇降機などの機械を上手く活用することで手作業が少なくなり仕事による身体への負担は以前よりも軽くなりつつあるようです。

関連記事

・きついはずのトラック運転手を続けるのはなぜ?トラックを走らせる歓びとは

トラック運転手の仕事は楽?大型・中型・ルート配送の仕事内容と向き不向きを解説!

・トラックドライバーは楽しい?理由と向いている人の特徴を紹介

求人情報の探し方

トラック運転手は業界全体を通して常に人手が足りない傾向にあります。

様々な所でアルバイト・社員・契約社員などを随時募集しており特に拘りがなければ求人情報を探すのは容易です。

  • パソコン又はスマホ検索
  • 職業安定所
  • 就職雑誌
  • 知人からの紹介

パソコン又はスマホ検索

最も手軽で幅広く探すことができるのがインターネット検索で、専門の就職サイトや運送会社のホームページなどにトラック運転手の求人を募集しています。

特にスマホの普及によって更に求人検索をしやすく最も利用しやすい方法だと言えるでしょう。

就職支援をしてくれる職業安定所

求人情報を提供する専門施設を通して企業を紹介しているので、しっかりとした会社を探しやすいのが職業安定所です。

自分に合う職種の検索や探している企業など仕事に関する相談にも乗ってくれるサービスも行っている施設です。

色んな施設や店舗で見掛ける就職雑誌

就職雑誌は無料で配布している所が多く「コンビニ・ネットカフェ・パチンコ店」など様々な施設に置かれています。

人が立ち寄る場所で目に付きやすい所に設置していることが多いので気軽に手に取れます。

信用度の高い知人、友人、身内からの紹介

自分が知っている人が働いている職場を紹介してもらう事はよくある話です。

企業内の情報を知っているためか上記の項目よりも良い会社に就職ができる可能性が高いです。

しかし紹介で入るとなれば自分の仕事に対する評価が紹介者にも影響してくるので責任は大きくなるのがデメリットの1つです。

 

トラック運転手が気をつけたい事故

トラック運転手を務めている以上は交通事故によるリスクが付いて回ることになります。

特に気を付けたいのが急な繁忙状態による事故でリスクが高くなる瞬間と言っても良いでしょう。

配達や集荷で荷物件数や個数だけでなく上積みができない特殊な荷物で台数を圧迫することも頻繁に発生します。

それによって先を急ぐあまりに見通しが悪い道路でも注意が散漫になり事故件数を稼ぐ結果となるため気を付けたい所です。

トラックの事故は増加傾向にある

重大な事故、死亡事故については以下の通り

平成27年:308件

平成28年:258件

平成29年:271件

平成30年:253件

令和元年7月までの統計:124件

この様にトラック協会によると平成27年から令和に至る迄の生命に関わる重大な事故は年々減ってきている傾向にあります。

しかし、あくまでも統計であり認知件数だと言う事を留意すべきではないでしょうか?

ある運送会社によると認知されていない事故件数の方が多いとの情報があります。

トラックの発進時や後退時の際などで障害物に当てるなどの軽度な事故により、その場で被害者との話が付いた時は認知件数には含まれません。

それでも一歩間違えると重大な事故にも繋がるので油断ができず総合的に見ても重大事故に発展する恐れがある件数は増加していると考えても良いかも知れません。

あおり運転などの危険な運転

今ニュースで頻繁に取り上げられているあおり運転は厄介な問題です。

前を走っている車両に対して必要以上に距離を詰めて煽るのが一般的ですが悪質なケースは追い越した後に急ブレーキを掛けたりすることもあります。

更には強制的に停車をさせ運転手に詰め寄って危害を加えてくる最悪なケースもあり十分に気を付けたい所です。

あおり運転が発生する原因として考えられるのは前方者の速度が遅い、追い越された、車両同士がぶつかりそうになったなど様々です。

トラック運転手は適正業務を行う為にも法定速度以下で走る事が多く他の車両から見ると遅く感じ悪質なドライバーからあおり運転の被害に遭遇した報告もあります。

対処法としては危険を感じたら、すぐさま警察へ通報することによって最悪なケースを回避することができるでしょう。

 

横転事故には特に気を付けたい

横転事故が発生する多くの原因はカーブを曲がる時や雨天や降雪時による車両のスリップなどが挙げられます。

この時にスピードを十分に落としていないと車が転倒してしまうことになってしまうので要所要所で速度調整を行うべきです。

トラック運転手は積載状況によって横転しやすい場合があり特に気を付けるべきだと考えます。

走行中の横転リスクを軽減するためにも荷物の積み込みは左右に重量が偏らないようにして車体の重心を安定させることが大事です。

関連記事:ヒヤリハットの事例紹介。トラック運転手にできる対策とは

関連記事:トラック事故は多い?事故防止やあおりへの対処を事例とともに紹介

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運転技術向上のために

交通ルールを守るだけでは交通事故を防ぐ事は難しいでしょう。

何故なら「相手側の不注意や信号無視」などによって交通ルールを守らない場合があるからです。

運転技術を向上する為には「想定力を鍛える」と考えるべきではないでしょうか。

運転技術を高めて事故を防ぐ

トラック運転手を長年やっていると、あらゆる場面に遭遇し事故の危険に晒されることもあります。

想定力を鍛えると先読みができて事故を事前に回避することも十分に可能です。

幾つかのポイントを押さえておく事で重大な事故を大幅に減らす事ができます。

  • 交差点では減速し左右の確認
  • 信号のない横断歩道は徐行
  • 車に乗り込む前の安全確認

交差点では減速し左右の確認

最も重大事故に繋がるのはスピードが出ている車両との接触と言っても過言ではありません。

しかも歩行者や自転車が大きな交差点にも関わらず信号無視をしていることもありトラックだけでなく他の車両における接触事故が報告されています。

そのため、交差点のある場所は相手側による信号無視の対策として減速を徹底すると事故率を減らすことができます。

信号のない横断歩道は徐行

信号がない横断歩道は基本的に歩行者優先となり徐行が必要となります。

徐行の定義をしっかりと覚えていない人もいるかと思われますが徐行とはどれ程の速度でしょうか?

徐行は「いつでも止まれる速度」であり10km以下の速度を心掛けることが大事です。

トラックに乗り込む前の安全確認

配達や集荷の積み降ろしで周囲にある障害物の存在を忘れて、そのまま発進し物損事故を起こすケースも多く存在します。

特にトラックは車体が大きく死角も多く運転席側から周囲を見渡すには限界があります。

当てたのが障害物ならまだしも、人であれば重大な事故となりますので「乗車前の周囲の確認」はトラック運転手の基本と言っても良いでしょう。

ミスをしがちなバック

トラックのバック事故は全体的に多いと言われており最も気を付けるべき項目です。

荷台に遮られて真後ろが見えないトラックをバックさせるのは慣れと技術が必要であり未熟だと障害物や歩行者などにぶつかるリスクが高くなります。

近頃のトラックには後方部分にバックカメラが取り付けていることもありモニターで確認しながら迅速にバックが出来るようになりました。

しかし、ある運送会社によるとバックカメラが付いているにも関わらずバック事故はなくなっていないとのことでした。

モニターに頼り過ぎることでカメラの死角に気付かずに障害物に当ててしまうことが多くなっているため、サイドミラーや目視確認を徹底するように呼び掛けています。

シミュレーションができるゲームも登場

イギリス、ドイツ、イタリア、オーストラリアなどを含む12ヶ国の欧州が舞台となっているトラックゲームが販売されています。

ゲーム内容はプレーヤーがトラックの運転手として12ヶ国を走り経験値や報酬を得る流れとなっています。

その過程でプレーヤーを少しずつグレードアップさせて反映させていくのが特徴です。

このゲームの醍醐味とは得た報酬で新たなトラックの購入、車両の改造、ガレージの購入や改装、運送会社の経営、ドライバーの雇用など繁栄をさせることです。

また経験値を得てプレーヤーをレベルアップさせると難易度が高い仕事の受注や改造する為のパーツなどを解禁し新たな成長を楽しむことができます。

日本版、北米版共に通販サイトでの購入、又は販売サイトでのダウンロードによって入手が可能です。

関連記事:大型トラックの運転テクニック向上のための7つのコツ(左折/右折)

パーツ・用品を選んで快適なドライブを実現する

トラック業界の会社に入社して暫く経つと自分専用とも言える同じトラックに乗り続けることが多くなります。

トラック運転手として今後も長く続けて行くのであれば車体のパーツを自分好みに変えるのも仕事の醍醐味と言っても良いでしょう。

内装

常に快適なドライブをするのであれば乗り心地、居心地が重要視されます。

トラック運転手として長時間の運転が苦にならない様に車内の至る所にあるパーツを揃えると一層楽しい運転が実現できます。

パーツを全て揃えると費用が掛かってしまうので自分の譲れないと思っている所を変えるのがおすすめです。

ナビ

行き先が初めての場所や走行した事がないルートに対する強い味方と言える「ナビ」は運転する為の必須アイテムの1つです。

トラックが走行できる道は制限されているので「トラックモード」が搭載された機能が必須となります。

価格は数千円~数万円で購入する事ができます。

シート

トラックの荷台を丸ごと覆うシートは平ボディを中心に活用されているアイテムです。

雨天時・日差し・風など外部から荷物に影響を与えるのを防ぐ役割を果たしてくれます。

平ボディを運転しているドライバーは荷積み、積み降ろしの度にシートを日に何度も着脱する事となりますので素材の強度・使いやすさが求められます。

シートの金額はピンキリですがトラックサイズが大きくなるに連れて高額になっていきます。

ハンドルカバー

ハンドルカバーはお洒落な装飾品だけではなく運転をする中で大事な役割を果たしてくれます。

長時間の運転になってくると手首に負担が掛かるだけでなくハンドル操作中に手が滑るなどして誤操作による事故の危険性もあります。

ハンドルカバーを取り付けると右左折時や切り替えしなどでハンドルをスムーズに回すことができます。

価格は約4000円程度で車専門店・ホームセンター・通販などで購入することができます。

シフトノブ

シフトノブは純正品だとシンプルな仕様となっているため、交換する事で車内のイメージを変えるだけでなくギアチェンジをスムーズに行うことができます。

同じシフトノブでも幅が広く装飾品が施されている物から棒状になってシフトの位置が高くなった物まで存在します。

取り付け部分がネジ状となっている物が多く簡単に装着が出来る様になっています。

シフトノブの平均的な価格は意外と安く1000円以下の物から5000円であり専門店や通販などで買うことができます。

カーテン

仕事の待機時間や休憩時間はトラックの車内で過ごすことが多くなります。

貴重な休憩時間を快適にする為にも必須アイテムと言われているのが車内用のカーテンです。

休憩時の停車位置によっては西日に晒されることもあり、周囲に人が多いと落ち着いた休憩は難しくなります。

カーテンを付けるだけで日差しを防ぎプライベートが守られるのでおすすめです。

値段はピンキリですが2000円以下で購入ができるため試しに安いのから揃えてみては如何でしょうか?

ボディ

トラックのボディは大きな看板と言っても良いほどに外観が目立つので手入れ等をしておくことが大切です。

ボディに磨きを掛けるため様々なカスタマイズをして自分好みに仕上げるのもドライバーとしての楽しみとも言えます。

テールランプ(尾灯)

車の後部に付いている灯火類で追突における被事故防止やバック事故の防止として重要な役割を果たしてくれます。

夜間、雨天、霧の掛かった状態での走行で視界が悪い時などにはテールランプが重要となってくるでしょう。

またテールランプは後続車に自分の存在を分かりやすくする性質上、カスタムによって様々なデザインに変える人が多く特にLED仕様のテールランプは人気が高いです。

パーツの価格は非常にピンキリで数千円から高くて十万円を超える物まで存在し車専門店や通販で販売しています。

デザインや機能性により金額が変動するので同じトラックを乗り続けるのであれば自分好みにドレスアップをするのも醍醐味の1つです。

マーカー

トラックの側面にはレモン型をしたマーカーが付いており側方灯またはサイドマーカーとも呼ばれています。

マーカーは自車の存在や車体を周囲から分かりやすくするためのパーツであり特に夜間走行時には事故を防ぐ重要アイテムです。

マーカーは車検項目にも適用されますのでファッションとして設置するには注意が必要です。

規定によれば側方灯は橙色に指定されていますが条件次第では赤色でも問題ないので車検を視野に入れておくと良いでしょう。

泥除け

マッドガードとも呼ばれている泥除けはタイヤの後ろ部分に付けられており走行中に飛び跳ねる泥や小石の飛び散りを防ぐ効果を持っています。

トラックや馬力の高い車に見掛ける事が多い泥除けは周囲から見ると意外と目立ちやすくカー用品店や通販などではデザインを兼ね備えた泥除けも存在します。

荷台

荷台の内部を改良する事によって車体を軽くすることが可能となります。

車体を軽くするとどうなるのか?車検証にも記載されている車両総重量を、ある一定基準まで減らす事で免許改正後の普通免許でも乗れるようになります。

特に小型トラックは荷台の囲いを金属から木製に張り替えるだけでも重量を軽くすることができる為、荷台の改造は重量規制対策と言っても良いでしょう。

タイヤ

タイヤの溝の底には盛り上がった部分がありスリップサインと呼ばれています。

走行していると次第に摩擦によってタイヤが擦り減っていきスリップサインへ到達すれば交換時期のサインと見て良いでしょう。

交換時期を過ぎたまま走行しているとスリップをしやすく事故に繋がる恐れがあり特に気を付けるべき重要項目と言えます。

また車検でもタイヤの溝の深さは最低でも1.6mmでなければならないので車検時期には、くれぐれも注意して下さい。

トラックに使用するタイヤは後輪部分に片輪で2本のタイヤを重ねるように使用するため普通車と比較すると使用本数が多くなります。

トラックにもよりますが基本的にタイヤの使用本数は2t~4tは6本で10tの大型車ともなれば12本~14本以上のタイヤを使用する事になります。

1本辺りの平均価格は小型や中型車は6,000で大型車両となると15,000にもなり品質によって大きく値段が左右されます。

その他

・腰の負担を軽くするサポートクッション

・年一で支払う自動車税

 

・腰の負担を軽くするサポートクッション

トラック運転手を長く続ける中で意外と重要となってくるのがサポートクッションです。

特に腰に負担が掛かる仕事は常に気を遣うようにしなければなりません。

運送業界は毎日の長時間運転が予想されクッションを運転席に設置しておくだけで腰への負担は大きく軽減されます。

金額もピンキリですが腰痛持ちになって病院通いになるのを考えると多少なり高額でも性能が良いクッションがおすすめです。

 

・年一で支払う自動車税

毎年の春に支払う自動車税はトラックのサイズによって額が異なります。

また営業車両と自家用車によっても金額が違いますので注意しましょう。

1t以下 営業車両(6,500円)自家用車(8,000円)

1t超~2t以下 営業車両(9,000円)自家用車(11,500円)

2t超~3t以下 営業車両(12,000円)自家用車(16,000円)

3t超~4t以下 営業車両(15,000円)自家用車(20,500円)

4t超~5t以下 営業車両(18,500円)自家用車(25,500円)

5t超~6t以下 営業車両(22,000円)自家用車(30,000円)

6t超~7t以下 営業車両(25,500円)自家用車(35,000円)

7t超~8t以下 営業車両(29,500円)自家用車(40,500円)

8t超 営業車両(29,500円~1t超毎に4,700円加算)

自家用車(45,000円~1t超毎に6,300円加算)

 

バッテリー

バッテリーの負担が掛かる季節は夏と冬だと言われていますが1日に長時間や長距離の運転が予想されるトラックは更にバッテリーの消費が多くなります。

バッテリーの平均価格は2tトラックで5000円~10000円ほど、大型車では12000円~20000円ほどです。

定期的なメンテナンスとしてバッテリー液は1ヶ月を目安に点検、補充等を行うと少しでも寿命を延ばしエンジントラブルが抑えられます。

また知識があれば特別な技術がなくてもバッテリーの交換は可能となりますので作業手順を下記にて記載します。

 

用意するもの・・・専用レンチ(10mmメガネ)

・バッテリーを外す

マイナス端子から外す→プラス端子を外す→バッテリーを取り出す

・バッテリーの取り付け

バッテリーを設置→プラス端子から取り付ける→マイナス端子を付ける→ナットをしっかりと固定して終了

 

注意点1:バッテリーにはLとRの向きがある為、取り付け時に向きを間違えるとエンジンが付かなくなるなどトラブルが発生するので気を付けましょう。

注意点2:プラス端子を外す時は工具が他の金具に触れるとショートを起こす恐れあり慎重に作業を進めて下さい。

ロープ

配送業務においてロープは無いと仕事にならないと言われる程に必要なアイテムです。

荷物の固定、パレットに積んだ重量のある荷物の引っ張りなど重要な場面で活躍をします。

ロープの価格は500円~3000円で手軽に購入ができますが効率的に考えるとロープの適度な長さや強度など仕事がしやすい物を選ぶと良いでしょう。

関連記事:大型トラックの各部位(パーツ)の名称や使い方は?

トラックメーカーごとの違い

トラックのステータスはメーカーによって大きく異なりトラックの耐久性、故障が少ない、燃費の良さなどの特徴もトラックによって違います。

特にシフトレバーの変速機がメーカーによって1足から5足の位置が違うので乗り換えの際には十分な注意が必要です。

 

日野自動車

耐久性が高く故障少ないためかメンテナンス費用が削減され経済的なトラックと言えます。

燃費が良いのも魅力で軽量化により積載量が増える柔軟性も兼ね備えているのも魅力の1つです。

日野の2tと言えば多くの人達が目にした事があると思われますがCMによって知名度は向上しており総合的に見て技術と安全性が高く評価ができます。

初期費用は高めですが上記の通り総合的に性能がよくドライバーからの信頼が高いです。

関連記事:日野のトラックの特徴と機能・価格は?新車・中古車価格も解説!

 

いすゞ

ディーゼルのエンジン技術が非常に高いのが特徴です。

エンジン音が静かで落ち着いた運転ができるので仕事によるストレスが軽減されると多くの現役ドライバーから言われています。

価格が安いのが有名な背景には大幅な値引きが可能だと専ら評判で初期費用が抑えられるのも魅力です。

全国的に見ると拠点数が少ないためか故障時には難儀をするかも知れませんが当メーカーによって提供されているロードサービスにより緊急の際には迅速な対応も可能です。

関連記事:いすゞのトラックの特徴と種類を徹底調査!中古の価格相場も解説

三菱ふそう

三菱ふそうはエンジンの振動が少なく、騒音も小さい特徴があります。

それにより短距離や中距離は勿論のこと長距離の運転も快適になると考えて良いでしょう。

運送トラックだけでなくタンクローリーやマイクロバスなど幅広く車種を取り扱っているのも魅力の1つです。

修理費用が高額となる声もあるので維持費等の出費計画は慎重に行う必要があるかも知れません。

関連記事:三菱ふそうのトラックの特徴や種類は?中古価格も調査!

日産UDトラックス

エンジン・馬力が強いのが特徴であり尿素SCRシステムにより坂道発進が容易にできるので逆突事故にもなります。

トラフィックアイブレーキ、前方車両の状況を測定する機能により事故リスクを軽減。

ESCOT-Vにより最適なギヤの選択、排出するガスの軽減によって環境にも優しくなります。

エンジンの無駄な回転数が減ることで燃料の消費が軽減しコスト削減比率が高いのも魅力です。

マツダ

マツダのトラックは「ボンゴ」「タイタン」などが有名です共通する点は平ボディである事です。

ボンゴは最大積載量が1t以内の小型トラックで改正後の新免許でも気にする事がなく乗る事ができます。

通常の2t以上のトラックと比べると小回りが利くので物量が少なく近場に引き取り先、又は配達先がある時、道が狭い場所には重宝するでしょう。

タイタンは1.5t~3tまで取り揃えられたディーゼルトラックです。

運転に関する様々な補助機能が付いているため安全性が高く交通事故の抑止にも貢献しているので業務用としても採用すべきトラックと言っても過言ではありません。

トヨタ

ハイエースを御存じでしょうか?トヨタが代表するトラックであり昔から親しまれているほどに知名度が高く業務用として活躍しているトラックです。

トヨタのロゴマークが前面に付いた平ボディが走行しているのを誰しもが見掛ける程の人気車種の1つです。

普通車でも万人受けする人気を誇るトヨタはトラックでも例外ではなく安全性能に優れており信頼が置けると考えて良いでしょう。

ハイエースだけでなくトヨエース、ダイナトラックなど車種も豊富です。

日産

日産のトラックと言えばアトラスが有名です。

同じアトラスでもNT450、F24など型式が存在し性能も異なり車体価格も大きく差が出るので購入する時には吟味する必要があるでしょう。

NT450は安全性を重視したトラックで事故防止に繋がる様々な機能が搭載されているのが特徴です。

センサーの設置により横滑りや横転防止としたブレーキの制御、坂道発進での補助機能など運転するにあたり様々なアシストを行ってくれます。

その他にもアイドリングストップ搭載により燃費向上につながるのも魅力です。

F24はドライバーが運転しやすく仕事の効率化を計っているトラックと言っても良いでしょう。

乗り降りがスムーズで車内は地図や書類などが出し入れしやすい場所に設置するなど作業をするドライバーの疲労が軽減されるのも魅力です。

トラックをリース・レンタルするなら

リースは長期的にレンタルを考えている人に適しているサービスです。

通常のレンタルと比べると費用が安いのも魅力で多くの企業が利用しています。

大きなメリットとしてリース中の車両点検からが故障時による対応だけでなく車検等による税金を支払うこともないので手軽にトラックを利用できます。

リースを提供している3つのサイトを下記にてご紹介します。

エルフ

特徴として先程に述べたようにリースをしたトラックの整備、点検、修理に至るまで料金に含まれています。

車両機能も優れており最先端の技術によりエンジンの燃費が良く安全装置の搭載や車両コンディションを遠隔操作など機能が充実しています。

月々の料金:59,400円(税込み)

レンタルファイブ

中古トラックを中心にリースをしているため料金が安いのが魅力です。

トラックだけでなくパレット物を運ぶのに重要視されるフォークリフトのレンタルも行っているため物流向けのサイトと言っても良いでしょう。

予約に合わせた提案やトラックに関するサポートなどサービスが充実しています。

月々の料金

2t平ボディ:30,000円

2tアルミバン、ダンプ:40,000円

4t平ボディ、アルミウイング:80,000円

4tユニック:120,000円

トラックランド

特徴

即日審査により迅速な契約ができるのが特徴です。

繁忙期や突然の受注など短期の車両仕様も可能でコスト軽減にも繋がります。

また1年で契約更新の際にも新車に乗り換えることができるのも魅力の1つです。

 

月々の料金

アルミバン、ウイング

小型:150,000円

中型:180,000円

大型:350,000円

 

冷凍バン

小型:200,000円

中型:250,000円

大型:400,000円

 

中古のトラックを買うなら

新車は金額的なハードルが高く手が届かない人もいます。

中古となれば新車の半値以下で購入する事もできるので経済的です。

トラックを初めて買う人は中古トラックで経験を積み重ねる人や色々な車種に乗りたい人など幅広い利用者が存在します。

トラックを専門的に取り扱ったサイトがあり全国にある販売店が検索できるようになっています。

関連記事:中古の大型トラック購入で失敗しないために!購入方法や7つの購入ポイントを大公開!

トラックバンク

主に中古を取り扱った販売店を紹介しているトラックサイトです。

トラックだけでなく中古のパーツやトラックの買取りを考えている人にも最適です。

全国から地域に至るまで販売店を検索できるので使い勝手の良いサイトと言っても良いでしょう。

トラック王国

トラックの販売だけでなく買取りも行なっており持ち込みによる査定、迅速な引き取り、下取りも可能です。

東北、関東、中部、関西、九州などには展示場が設けられており試乗することもできます。

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