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トラックドライバーの後悔しない転職。年齢や収入など詳しく解説

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日本の物流を支えるトラックドライバーは、今後も必須の職業の一つです。
大きなトラックを運転するトラックドライバーは、人気がある一方で転職すると拘束時間が長かったりして大変なイメージもあります。

今回はトラックドライバーへ転職する上で必要な条件や年齢、収入などを詳しく解説していきます。

トラックドライバーへの転職を考えている方は、是非参考にしてみてください。

運送業界の現状

様々なモノを運ぶ運送業界は、普段の生活を送る中で必要不可欠な存在です。
その中でもトラック運送は、2016年時点で物流業界全体の売り上げ24兆円のうち14兆円を占めておりトラックドライバー物流において欠かせない存在と言えます。

最近ではコロナウイルスの影響による生活環境の変化や、EC事業の急成長に伴い、取り扱う貨物量も大きく増加傾向にあるためトラックドライバーの求人が増え転職を考える人も増えてきています。

その一方で運送業界の大きな課題となっているのが「ドライバー不足」です。

貨物量が増えたことはもちろん、現役トラックドライバーの平均年齢も40代~50代の割合が多く高齢化が進んでいます。
そのためトラックドライバーの求人が増えており、他業界からの転職も増えてきています。

トラックドライバーに必要な資格

トラックドライバーの仕事は文字通り、トラックを運転して荷物を運送することです。
そのため、転職するうえで最低限必要な資格となるのが「普通自動車運転免許」で、取得することにより車両重要が5t未満までの車両であれば運転が可能です。
法改正前に取得している場合は車両重量が8t未満までなら運転することができます。

他にも、以下のような運転免許を取得していると、運転できるトラックや仕事の幅が広がり転職しやすくなります。

【トラックの資格】中型自動車免許

中型自動車免許を取得すると、車両総重量が11t未満までのトラックを運転する仕事に転職することができます。
運送会社以外でも、建設業や製造業など最も多く使用されているサイズとなるので、トラックドライバーに転職する場合には持っていると有利になります。
資格の取得条件は、20歳以上で普通免許か大型特殊免許を取得して2年以上たっていることです。

【トラックの資格】大型自動車免許

大型自動車免許を取得すると8tトラックや、10tトラックが運転できるトラックドライバーに転職が可能です。
日本で走行しているトラック全てが運転できるため、運送業界へ転職するうえでとても有利な資格となります。

また、トラックドライバーの中でも大型トラックドライバーは最も平均収入が高いため高収入を狙いやすくなり、会社によっては資格手当もつく場合があります。
そのため現役トラックドライバーがキャリアアップを目指して違う会社に転職する場合もあります。

資格の取得条件は、21歳以上で普通免許か大型特殊免許を取得して3年以上持っていることです。

【トラックの資格】けん引免許

けん引免許はトレーラーなどを運転する場合に必要となる資格で、最も大きい貨物を取り扱うトラックドライバーへの転職に必要です。

取得条件は、普通、大型、大型特殊免許を取得している18歳以上の方となるので比較的簡単に取得することが可能ですが、転職後に実際の業務を問題なくこなすためにはとても高度な運転技術が必要となります。

バックの際の逆ハンドル操作はもちろん、運転するトラックの全長も10メートルを超えることが多く、資格を取得したからといってすぐに運転するのは難しいです。

【トラックの資格】危険物取扱者

運搬する荷物が燃料など、危険物を運送する会社に転職する際に必要となる資格です。
トラックドライバーとして最も活かせるのが乙種4類で、ガソリンなどを運搬する運送会社へ転職する上で有利となります。

フォークリフト運転技能者

トラックの運転とは関係ないのですが、荷物の積み下ろしを行う際に職場によっては自身で作業を行わなければならないこともあり、取得しているとトラックドライバへの転職に有利となります。
取得条件は18歳以上であることだけで、試験自体もそこまで難易度が高くありません。

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トラックドライバーに転職可能な年齢

一般的に年齢が高くなるほど転職する上で不利となりますが、トラックドライバーの場合は年齢自体そこまで関係ありません。
必要な学歴や経験はなく、運転免許を取得していれば年齢制限なく転職は可能です。

また、上記で説明したように運送業界自体が深刻なドライバー不足となっているため、今のタイミングがトラックドライバーに転職する上で最も適していると言えます。

ただし、理解しておかなければならないのがトラックドライバーの仕事は体力が必要ということです。

他の職種に比べ、力仕事もあり拘束時間も長くなる場合があるため、転職する際はどのような仕事内容で残業時間はどれくらいかなど会社の情報を調べたり、わからない場合は聞いてみるようにしましょう。

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トラックドライバーに転職した後の収入は、平均年収で400~700万円と言われています。
大きいトラックを運転するほど高収入となる傾向にあり、トレーラーなどは特に高収入を狙うことが可能です。

トラックドライバーの場合、拘束時間が長く会社によっては固定給の中にみなし残業が含まれていたり、時間外手当が高くならないように基本給が低く設定されていることが多くあります。

求人の給与形態をしっかりと理解したうえで、転職を検討するようにしましょう。

トラックドライバーの残業はどれくらい?

トラックドライバーに転職する上で気になるのが残業です。
大型トラックドライバーなどは特に拘束時間が長く、長時間労働が当たり前というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

実際に他の職種と比べて残業時間は多いのが現状です。

ですが、最近ではトラックドライバーの働き方が見直されてきており、転職しやすくする意味でも働くうえででのルールが改訂されてきています。

厚生労働省が策定したものによると、トラックドライバーの拘束時間は1日13時間までが基本となり、状況によっては上限16時間までが認められます。

ですが15時間を超えての拘束は週に2回までとされており、一カ月の拘束時間は293時間までとされています。

休憩時間も、4時間ごとに30分以上設けないといけないルールとなりました。

関連記事:トラック運転手の労働時間とルールについて解説

トラックドライバーの仕事内容

トラックドライバーの仕事内容には様々な種類があり、長距離の配送や宅配、引っ越し業務、担当エリアのルート配送などがあります。

転職後の一般的な仕事の流れとしては、出社後に荷主の元へ向かい荷積みして配送、荷下ろしの繰り返しとなります。

ルート配送の仕事に転職した場合は、配送の前に梱包や伝票の作成などもあり、企業によっては配送先でお客様や周辺の住宅に営業を行ったりすることもあります。

荷物によって手積みの場合もあれば、フォークリフトでの積み下ろしもあります。

配送量が多くなればなるほど、手積み作業は体力が必要となるため、事前に確認しておくようにしましょう。

関連記事:トラック運転手の仕事内容を解説!給料・求人・必要な免許など紹介

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トラックドライバーのメリット・デメリット

トラックドライバーに転職するうえで、他の職種にはないメリット・デメリットがあります。

トラックドライバーへの転職メリットとしては、人間関係のトラブルが少ないことです。

誰かと連携して仕事を進めるということが無く、運転中は基本的に一人となり黙々と仕事をしたい人に向いています。

仕事をしているうちに運転スキルも向上し車の運転技術もあがるだけでなく、様々な場所に配達するので道に詳しくなり渋滞の少ない道や抜け道などの知識も身につきます。

転職後の収入においては、売上次第となる場合が多く経験関係なく働いた分だけすぐに稼げるようになることも珍しくありません。

トラックドライバーへの転職デメリットとしてあるのが労働時間です。

上記で説明した通り、労働環境は大きく改善されてきていますが他の職業に比べると残業時間は多いと言われています。

また、天候にも左右されやすく路面の状態が悪いと労働時間にも影響します。

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まとめ

日本の物流を支えている運送業界は、EC事業の急成長により取扱量が増加したことで現在、深刻なドライバー不足となっております。

トラックドライバーに転職するためには普通自動車免許が必須であり、大型トラックドライバーなどに転職する場合は、中型、大型自動車免許が必要となります。

転職する場合、資格を保有していれば基本的に年齢は関係ないのですが、体力が必要な仕事なため事前にどのような仕事内容で労働時間がどれくらいになるかは確認する必要があります。

トラックドライバーに転職後の平均年収は400~700万円と言われており、大きなトラックを運転するほど高くなる傾向となります。

中型、小型トラックへの転職でも売上次第で収入を上げることが可能で、深夜など運送した場合は深夜手当などがつく場合もあります。

仕事中は基本的に一人で仕事をするため、人間関係を気にする必要が無く車の運転技術を高められます。

一方で残業時間が多いというデメリットもありますが、最近では働き方が見直されてきており、過度な労働時間もなくなりつつあります。

トラックドライバーの仕事内容やメリット・デメリットを理解したうえで転職を行えば、今以上の収入を得たりキャリアアップも可能となります。

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