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トラック運転手が働くなら大手?中小?給与ランキングを紹介

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トラック運転手として働くなら大手と中小のどちらがいいのか、それぞれの違いを解説します。

また、転職先を選ぶ際のポイント、大手の社員数ランキングや給与ランキングも紹介するので、転職先を選ぶ際の参考にしてください。

この記事のまとめ

・大手は倒産の可能性が少ない
・中小は大手より給料が多いことがある
・給与ランキング1位はヤマト

トラック運転手が働く大手物流会社とはどこのこと?

『大手』と言いますが、大手物流会社はどのような会社があるのか紹介します。

ヤマト運輸

ヤマトホールディングスの子会社であるヤマト運輸は、日本の代表的な物流企業と言っても過言ではありません。

Amazonの商品を多く取り扱っていることもあり、配達のスピードにも定評があります。

働き方の特徴としては、自分の担当エリア内で集荷や配達をおこなうということです。

地域に密着しているため、多少のコミュニケーション力は求められます。

佐川急便

佐川急便も配達のエリアが決まっています。

また運転する車両の種類としては、軽トラックから中型トラックまで様々な大きさの車両を使用します。

日立物流

日立と聞くと、家電が思い浮かぶ人が多いでしょう。

日立物流は「システム物流」とも言われている『3PL』の分野において、首位を獲得している物流企業で、物流業界でもしっかりと存在感を示しています。

特徴として、残業代や各種手当等の福利厚生がしっかりとしている点があります。

契約社員の方にも交通費の支給がされているため、正社員でなくても働きやすい環境と言えるでしょう。

日本通運

日本通運は、陸海空全てを網羅している会社です。

日本全国に1000点以上の拠点があり、海外にも数多くの拠点を持っています。

そのため、日通では運べないものはないとまで言われています。

セイノーホールディングス

長距離貨物運輸のパイオニアとも言われているのが、セイノーホールディングスです。

ドライバー職としては長距離ドライバーと地場セールスドライバーがあり、他にはいわゆる配車係の職種もあります。

トラック運転手にとっての大手と中小の違い

実際のところ、トラック運転手として働くなら、大手・中小企業のどちらであっても仕事の内容に大差はありません。

大手・中小企業のどちらにも共通しているのは、「積み込み」「運行」「荷下ろし」の3つの作業をおこなうことです。

そのため、大手・中小企業のどちらでトラック運転手をするのかの、判断基準となるのは仕事内容ではない部分が大半です。

まずは大手企業の特徴から、順番にチェックしていきましょう。

関連記事

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トラック運転手が大手で働く場合

「そもそも大手企業でトラック運転手になるのは大変では?」

そのように考えている人も多いかもしれませんが、あまり心配はいりません。

大手企業は、保有しているトラックの台数が膨大であり、また扱う荷物の量も、中小企業とは比べ物になりません。

そのため、トラック運転手の求人を探せば、誰でも知っているような大手企業の募集の多さに驚くはずです。

仕事内容の傾向

トラック運転手として働くなら、大手企業でも中小企業でもさほど大きな違いはありません。

あるとすれば、それは肉体的な負担の度合いです。

大手企業で働くトラック運転手は、肉体労働が少ないことが1つの特徴と言えます。

理由は、パレット貨物をリフトで積み込むことが多いので、荷物の手積み手下ろし作業がないためです。

中には肉体労働が中心の大手企業もありますが、小包などの軽い荷物の輸送がメインのトラックもたくさんあります。

大手で働くメリット

こちらではトラック運転手が大手企業で働くさまざまなメリットを紹介します。

倒産の可能性が低い

当たり前のことですが、大手は中小企業に比べると資本力があるため、倒産する可能性が低いです。

少しくらい業績が悪くても、すぐに倒産する心配はないので、安心して働けます。

住宅ローンが問題なく通る

住宅を購入する際には、多くの人が銀行でローンを組みます。

ですが、住宅ローンには審査があり、誰でも借り入れができるわけではありません。

住宅ローンの審査は、他での借り入れ状況や勤続年数の他、収入の安定性も見られます。

その点、大手は倒産のリスクが中小企業よりも低いので、業績悪化が起きたとしても、すぐに給料が減らされることがありません。

そのため、中小企業よりも大手に勤めていた方が、住宅ローン審査に通りやすくなります。

休みが取得しやすい

トラック運転手が10数人しかいない中小企業だと、誰かが突然休むと、必ず他の運転手にしわ寄せがいきます。

本来は休日だったのに出勤せざるを得なくなるケースもあるでしょう。

その点、大手企業にはたくさんの従業員が働いています。

トラック運転手だけで1000人以上いる企業も、珍しくありません。

大手であれば、突然欠員が出ても穴埋めできるので、休みを取得しやすいでしょう。

大手で働くデメリット

大手企業とはいえ、メリットばかりではありません。

社会的に信用のある大きな会社だからこそのデメリットがあるのです。

トラックが固定されない

中小企業で運転手として勤める場合、会社から専用のトラックを割り振られることがほとんどです。

運転手ごとに与えられた担当車を、仕事がやりやすいようにカスタマイズします。

その点、大手は運転するトラックが頻繁に変わります。

車種ごとに少しずつ操作や仕様が違うため、運転するトラックが固定されないことは、運転手にとってストレスになることがあるでしょう。

デコレーションは禁止

大手企業で運転手として働く人の中には、トラックが固定されている人も少なからずいます。

ですが、その場合もデコレーションなどのカスタマイズは基本的に禁止です。

ハンドルカバー程度なら問題ありませんが、派手な灯火類はまず許可されません。

トラックのデコレーションにこだわる運転手なら、大手企業は向いていないでしょう。

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トラック運転手が中小で働く場合

続いて、中小企業で働く場合の仕事内容の傾向とメリット・デメリットを紹介します。

仕事内容の傾向

大手の場合は肉体労働が少ないと説明しましたが、中小企業が重労働ばかりというわけではありません。

中小企業は工場に輸送担当として入っていたり、大手の下請けをしていたりと、仕事の内容が多岐にわたります。

中小企業でトラック運転手をする場合は、特に仕事内容を細かく確認してから入社しましょう。

メリット

トラック運転手が中小企業で働くメリットは以下の2つです。

大手より給料が多いことがある

従来、トラック運転手は残業代ありきで働く人が少なくありませんでした。

しかし、昨今は働き方改革の影響もあって、大手企業は残業の有無や拘束時間の長さに敏感になっています。

コンプライアンスに厳しい大手では残業をしにくく、思うように稼げないトラック運転手もいるようです。

もちろん、中小企業だからと言って必ずしもコンプライアンスがゆるいわけではないですが、少なくとも大手ほどは厳しくありません。

そのため、残業代の有無によって給料に差が出て、大手よりも中小の方が給料が多いこともあります。

大手には労働組合が存在し、従業員が運営費用を毎月の給料から支払うので、そういった支出の面でも中小企業の方が金銭的メリットは大きいでしょう。

デコトラに乗れることがある

大手だとデコレーションなどのカスタマイズは許可されません。

ですが、トラックのデコレーションに情熱をかける運転手がたくさんいるのも事実です。

もしどうしてもデコトラに乗りたいのなら、カスタマイズが許可されている中小企業への就職をオススメします。

デメリット

中小企業でトラック運転手をする場合、最大のデメリットはやはり「倒産のリスク」でしょう。

しかし、人によっては倒産のリスク以上に注意すべき点もあるのです。

定まらない勤務体系

中小企業の仕事内容は大手と違い、臨機応変に仕事を振られることが珍しくありません。

そのため、勤務時間や休日が変動しやすいリスクがあります。

また、昼間に配達業務をしていたのに、夜は長距離輸送を依頼されるような会社も少なくありません。

業務の負担が大きい分、給料はいいかもしれませんが、疲れが溜れば事故を起こす危険性が高まります。

このように、不規則な勤務体系は中小企業特有のデメリットと言えるでしょう。

事故を起こした際の対応

トラックの任意保険は、乗用車とは比べられないほど高額です。

大手ならともかく、中小企業なら任意保険にはまず加入していません。

そのため、軽微な事故を起こした場合、運転手に損害金を請求する会社があるようです。

少し聞きにくいかもしれませんが、事故処理については入社前にしっかりと確認しましょう。

関連記事

・大手企業トラック運転手の給料はどのくらい?特徴・給料事情を徹底解説!

大手物流会社の社員数ランキング

こちらでは大手の物流会社の社員数TOP7を紹介します。

1位:ヤマトホールディングス 22.4万人
2位:日本通運 7万3千人
3位:佐川急便 5万6千人
4位:日立物流 4万5千人
5位:山九 3万1千人
6位:セイノーホールディングス 2万9千人
7位:福山通運 2万5千人

(出典)ヤマトホールディングスHP
日本通運HP  
SAGAWAHP
日立物流HP
山九株式会社HP
セイノーホールディングスYAHOO!ファイナンス
福山通運募集要項

1位から7位までは上記の通りとなっています。

社員数を見ることは、会社を選ぶ上でも一つの指標となるでしょう。

社員数をしっかりと確保しているということは、一人のドライバーが抱える仕事の量が極端に多くなる状況を避けられます。

ただし、中には即戦力となる人材だけを募集しているケースもありあす。

業界未経験の場合は、「未経験者歓迎」などの謳い文句が記載された求人をチェックしてみましょう。

関連記事:運送会社に就職するなら知っておきたい人気業者の賃金・福利厚生

大手物流会社の給与ランキング

続いて、大手物流会社の給与ランキングを紹介します。

1位:ヤマトホールディングス 880万円
2位:日本郵政 770万円
3位:日立物流 750万円
4位:近鉄エクスプレス 740万円
5位:セイノーホールディングス 720万円
6位:丸全昭和運輸 640万円
7位:SBSホールディングス 630万円

社員数ランキングに続き、給与ランキングでも1位はヤマトホールディングスという結果でした。

給与を重視して転職活動をおこなうのであれば、まずヤマトを見てみるのがオススメです。

なお、2位と7位にランクインしている日立物流とSBSホールディングスは、運送業の他に家電業や不動産屋金融業もおこなっている会社です。

とくにSBSホールディングスは、会社設立から35年ほどしか経っていないため、これからの会社の運営次第で、給与面や待遇面も大きく変わってくるでしょう。

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関連記事:【必見】運送会社で高収入な企業の月収や年収を詳しく解説

トラック運転手が大手か中小か選ぶ際のポイント

目的を明確にする

トラック運転手が大手企業か中小企業かを選ぶ際のポイントは、転職の目的によって変わります。

大きな意味で安定を求めるなら、大手企業に勤めるべきです。

ですが、デコトラなどのこだわりがあったり、積極的に残業したいなどの希望があれば、中小企業も良い選択肢でしょう。

福利厚生に注目する

また、給与ばかりに注目するのではなく、福利厚生に注目するの大事です。

仮に給与が希望金額に届いていなかったとしても、享受できる福利厚生サービス(住宅手当や社員寮など)を金額に換算した時に、希望金額に達しているケースもあるからです。

資格取得支援制度の有無

さらに、現在どの免許や資格を保有しているかによっても、どの会社を選ぶべきかが変わってきます。

今大型免許を持っておらず、取得する金銭的な余裕がなかったとしても、資格取得支援制度がある会社であれば、自己負担ゼロで取得できるケースもあります。

常に求人募集している企業は要注意

常に求人を募集しているような企業は要注意です。

なぜなら、待遇の良くない企業は人の出入りが激しいため、その裏返しである可能性があるからです。

「この企業の求人、前も見かけたな」と感じた企業の面接を受ける場合は、普段以上に念入りにリサーチすることをおすすめします。

関連記事:大型トラック運転手の給料の実態とは?今がチャンスである理由

トラック運転手の仕事探しにおすすめのサービス

トラック運転手の仕事を探すうちに、情報が多すぎて悩んでしまう方もいるでしょう。

そこで最後に、トラック運転手にオススメの仕事の探し方を紹介します。

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関連記事:トラック運転手は年収1,000万稼げる?給与の実態を解説

まとめ

トラック運転手の求人を探せば、その数の多さに驚かされます。

大手企業か中小企業かに関係なく、運転手不足に悩まされている企業がたくさんあるからです。

そして、今運送会社はどこも働い方改革の影響によって大きな変化の真っ只中にあります。

そのような状況で、会社の規模だけを基準に転職先を選ぶのは少々リスクがあるでしょう。

給与、研修制度や資格取得支援制度などの福利厚生、労働環境、勤務場所、会社の将来性など、多くの基準をもとに転職先を選ぶ必要があります。

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