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観光バス運転手に必要な免許は2つ|デビューまでの5ステップ

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運転する観光バス運転手

観光バス運転手は、観光目的のお客様を大型バスで運ぶ仕事です。

修学旅行やバスツアーなどで、一度は関わったことがある人は多いのではないでしょうか。

本記事では、観光バス運転手になるために必要な免許や受験資格、デビューまでの流れを具体的に解説します。

観光バス運転手について興味がある人は、ぜひ参考にしてみてください。

観光バス運転手に必要な2つの免許

運転手がパネル操作する様子

観光バス運転手に必要な免許は2つあります。

それぞれの免許について、詳しく解説していきます。

普通自動車免許証

観光バス運転手として働く上で必要な免許の1つ目は、普通自動車免許証です。

普通自動車免許証は、一般的な自家用車を運転するために必要な免許です。

対して、観光バスの運転には大型二種免許が必要ですが、大型二種免許取得のためには、普通自動車免許を持っている必要があります。

そのため、観光バス運転手として働くためには普通自動車免許証が必要です。

大型第二種自動車運転免許証

観光バス運転手として働く上で必要な免許の2つ目は、大型第二種自動車運転免許証です。

大型第二種自動車運転免許証は、総重量11t以上、最大積載量6.5t以上、乗車定員30人以上の車両を運転できる免許です。

観光バス・路線バス・貸切バスなどの大型バスは上記車両に該当するため、大型第二種自動車運転免許の取得が必要となります。

関連記事:路線バスを運転するには2つの免許が必要|免許取得の4条件

観光バス運転手を目指す5つのステップ

バス運転手が手を振る様子

観光バス運転手を目指すためのステップは、大きく分けて5つです。

観光バス運転手になるまでの流れを順番に解説していきます。

1.大型二種免許取得の支援をしている観光バス会社に転職する

観光バス運転手を目指すステップの1つ目は、大型二種免許取得の支援をしている観光バス会社に転職することです。

観光バス会社の中には、入社後にバス会社負担で大型二種免許が取得できる「大型二種免許取得支援制度」を実施している所があります。

最近は普通免許を持っていれば入社可能なバス会社も増えており、入社してから費用を気にすることなく免許取得が可能です。

教習所の受講料は30万円前後かかることが一般的なため、支援制度によるメリットは大きいと言えるでしょう。

まずは、大型二種免許取得の支援をしている観光バス会社に転職することが、観光バス運転手を目指す第一歩です。

また、大型ドライバーを目指す方におすすめのサービスが、ドライバーキャリアです。

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さらに、ドライバーとしてのスキルアップやキャリア形成に関する情報も豊富に掲載されており、初めてドライバー職を目指す方からベテランの方まで、幅広い層のドライバーに対応したコンテンツが揃っています。

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2.教習所で大型二種免許の学科・技能教習を受ける

観光バス運転手を目指すステップの2つ目は、教習所で大型二種免許の学科・技能教習を受けることです。

学科・技能教習に必要な時間は、受講時点で所持している運転免許によって異なります。

大型二種免許は普通免許よりも難易度が高いため、教習所で効率よく学習しましょう。

3.大型二種免許の試験に合格する

観光バス運転手を目指すステップの3つ目は、大型二種免許の試験に合格することです。

大型二種免許の試験に合格するためには、技能試験と学科試験をそれぞれ受ける必要があります。

技能試験では実際に大型バスを運転して、お客様を安全に運ぶための判断力や、大型車両を安全に運転できる技術が備わっているかを確認します。

学科試験はマークシート形式で、交通ルールや常識問題のほか、バスの運転に関わる専門的な知識が問われます。

技能試験と学科試験の両方をクリアすると、大型二種免許試験に無事合格となります。

4.観光バス会社の研修を受ける

観光バス運転手を目指すステップの4つ目は、観光バス会社の研修を受けることです。

大きな車体でお客様を運ぶ観光バス運転手は、普通自動車と異なり専門的な技術を要します。

そのため、研修センターや実際の公道でしっかりと学び、指導員のアドバイスを受けながら上達を図ります。

あわせて、車両整備の仕方や観光バス運転手としての接客スキルなども学んでいきます。

5.観光バス運転手としてデビューしていく

観光バス運転手を目指すステップの最後は、観光バス運転手としてのデビューです。

大型二種免許試験に合格し、会社の研修を修了すると、いよいよ実際の勤務が始まります。

デビュー後も、定期的に社内研修を受けて学習を続けながら、観光バス運転手としてのスキルアップを図っていきます。

観光バス運転手に必要な大型二種免許の合格率は63.6%

バスが高速道路を走る様子

警察庁の令和4年版「運転免許統計」によると、観光バス運転手に必要な大型二種免許の合格率は63.6%です。

自家用車の運転に必要な普通免許は合格率が74.5%のため、それと比べて大型二種免許の取得難易度は高いと言えるでしょう。

関連記事:二種免許の取得は難しい?最短8日で取れるって本当?費用や勉強のコツ

出典:運転免許統計(令和4年版)|警視庁

観光バスに必要な大型二種免許の3つの受験資格

女性バス運転手がほほ笑む様子

観光バス運転手に必要な大型二種免許の受験には、3つの受験資格が必要です。

大型二種免許の受験資格について、1つずつ解説していきます。

年齢が満21歳以上である

観光バスに必要な大型二種免許の受験資格の1つ目は、年齢が満21歳以上であることです。

さらに、令和4年5月からは年齢条件を引き下げる特例が設けられています。

それにより、従来の21歳以上だけでなく、19歳から20歳で運転経歴が1年以上の人も、特例教習を修了すれば受験が可能になりました。

運転経歴が通算して3年以上ある

観光バスに必要な大型二種免許の受験資格の2つ目は、運転経歴が通算して3年以上あることです。

大型二種免許を受験するためには、大型、中型、準中型、普通、大特免許のいずれかを取得してから通算3年以上の経過が必要です。

なお、免許が停止されていた期間は運転経歴に含まれないため注意しましょう。

両眼で0.8以上かつ1眼で0.5以上の視力がある

観光バスに必要な大型二種免許の受験資格の3つ目は、両眼で0.8以上かつ1眼で0.5以上の視力があることです。

裸眼でなくても、眼鏡やコンタクトレンズで矯正できれば問題ありません。

大型二種免許の視力条件は、普通自動車免許や二輪免許より厳しく定められています。

関連記事:バス運転手の心構えとは?求められる3つの能力も

観光バス運転手の免許に関するよくある質問

運転手がバスの窓からこちらを除く様子

ここからは、観光バス運転手の免許に関するよくある質問とその回答を紹介します。

観光バス運転手について知りたい人は、参考にしてみてください。

観光バス運転手になるには何年必要ですか?

観光バス運転手になるには、普通免許などを取得してから3年以上必要です。

観光バスを運転するための大型二種免許の受験資格が、満21歳以上で運転経歴が通算3年以上と定められているためです。

また、19歳から20歳の場合は特例により、通算1年以上の運転経歴と特例講習を受けることを条件に受験が認められています。

受験資格を満たしている人は、大型二種免許取得の支援制度がある観光バス会社に入社して、免許取得を目指すことをおすすめします。

11人乗りのマイクロバスは普通免許で運転できますか?

11人乗りのマイクロバスは普通免許で運転できません。

普通免許で運転できる車両は定員10人以下と決められており、11人乗りのマイクロバスを運転するには中型二種免許が必要です。

中型二種免許を持っていれば、定員11人から29人のマイクロバスが運転可能になります。

観光バス運転手の免許についてのまとめ

バス運転手が笑っている様子

今回は、観光バス運転手に関する免許について解説しました。

観光バス運転手は、単にお客様を運ぶだけでなく、お客様の特別な思い出に関わることができる仕事です。

観光バス会社のサポートを受けながら免許を取得して、効率的に観光バス運転手を目指しましょう。

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