ITやデジタル、機械がより広範囲かつ深く社会に浸透していく中で、セールスエンジアの仕事はますます必要とされ、将来性も十分な仕事といえます。
未経験からセールスエンジニアになるにはどうしたら良いのか、セールスエンジニアとはどういう仕事なのかを知りたい人も多いのではないでしょうか。
本記事では、セールスエンジニアになるには学歴や資格が関係ない理由と未経験からなる方法について解説します。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
セールスエンジニアに未経験からなるには4つのケースがある
セールスエンジニアに未経験からなるには、主に4つのケースがあります。
- システムエンジニアから転身する
- 営業職から転身する
- 新卒で就職する
- 異業種から転職する
それでは各々について説明していきます。
システムエンジニアから転身する
セールスエンジニアに未経験からなるケース1つ目は、システムエンジニアから転身することです。
セールスエンジニアは機械の知識だけでなく、人とのコミュニケーションの能力や経験値も重要になります。
セールスエンジニアはすでに製品機器の知識や技術、経験値は持っていますので、営業のスキルを磨くことに集中することが必要です。
システムエンジニアとしてクライアントへの商品の提案や折衝などを行った経験があれば、サービスエンジニアとして自信を持って活動していけるでしょう。
営業職から転身する
セールスエンジニアに未経験からなるケース2つ目は、営業職から転身することです。
営業職からセールスエンジニアになるには、製品の専門知識などを習得しなければなりません。
技術は日々進歩しており、より広範囲で高度な知識が必要となるため、新しいことを吸収したりコツコツと学んだりすることが好きな人が向いているといえます。
営業職としてクライアントと信頼関係を構築してきた経験は、セールスエンジニアとして大いに活躍できる可能性があります。
新卒で就職する
セールスエンジニアに未経験からなるケース3つ目は、新卒で就職することです。
セールスエンジニアになるための資格はなく、学歴などは問わない企業がほとんどですが、中には大卒を条件にしている会社もあります。
また、情報や電子、ITなどの学部を専攻している方が、就職活動にて有利になる可能性はあります。
エンジニア系の民間スクールや専門学校などを受講するのも、セールスエンジニア含めエンジニアの就職活動で有効な手段のひとつです。
異業種から転職する
セールスエンジニアに未経験からなるケース4つ目は、異業種から転職することです。
全くの未経験ということで、エンジニアとしての専門的な知識と営業スキルと両方同時に習得しなければなりませんが、不可能ではありません。
セールスエンジニアに学歴や資格などは必要としないという会社がほとんどのため、入社後の研修などがしっかり用意されている場合があります。
何も知識や経験がないことが、かえって新しいことを吸収しやすいなど、未経験のハンデが逆に力となる可能性もあります。
関連記事:セールスエンジニアに向いている人の特徴5選|求められるスキルと適性
セールスエンジニアへ未経験から「就職・転職」する難易度は高い
セールスエンジニアへ未経験から「就職・転職」する難易度は高い方だといえます。
セールスエンジニアは、製品を設置するだけでなく、クライアントからの相談や不安、要望などについて製品の専門的な知識を持って応えていく必要があります。
また、営業のスキルも必須で、クライアントとの信頼関係を作ったり、環境や状況に合わせてより最適な機器の提案をしたりなどの仕事も重要です。
技術的な要素と、説明・プレゼンスキルなどのコミュニケーション能力も必要となり、また、目まぐるしく発展するITや機械製品の動向も把握しなければなりません。
未経験からの就職・転職では習得することが一気に押し寄せますが、その分やりがいも見つけられる仕事のひとつともなり得ます。
セールスエンジニアのやりがいと魅力|3選
それでは、セールスエンジニアのやりがいと魅力を以下に紹介していきます。
- 売上成果が目に見えてわかるとき
- サポートしてから顧客に感謝されたとき
- 自分の成長が実感できたとき
セールスエンジニアは、未経験からの就職・転職にはハードルの高い職種ともいわれていますが、それだけに意外と天職となる可能性も秘めています。
売上成果が目に見えてわかるとき
セールスエンジニアのやりがいと魅力の1つ目は、売り上げ成果が目に見えてわかるときです。
新規の顧客開拓が成功したときや、既存のクライアントへの新しい機器の導入が決まったときなど、努力が数字となってはっきり表れたときは達成感を得られます。
また、専門的な知識を要するセールスエンジニアは、一般的な営業職よりは元々給与面でも高めであり、成果は収入として自分の元に反映されやすくなっています。
サポートしてから顧客に感謝されたとき
セールスエンジニアのやりがいと魅力の2つ目は、サポートしてから顧客に感謝されたときです。
セールスエンジニアは、製品を納入したクライアントの元に出向いて、説明やアフターフォロー、トラブルの対応などが求められます。
クレーム対応など大変なこともありますが、相手と誠実に向き合うことで、直接的な感謝やねぎらいなどが受けられてそれがやりがいとなる仕事です。
また、クライアントとの信頼関係や人脈を太くすることで、将来的に独立・企業なども可能性として視野に入れられます。
自分の成長が実感できたとき
セールスエンジニアのやりがいと魅力の3つ目は、自分の成長が実感できたときです。
セールスエンジニアは、技術職と営業職両方のスキルが必要なため、未経験の場合、習得しなければならない知識量も広範囲かつ高度になります。
また、出張や営業の同行、クライアントの予定で残業になるなど仕事量も多く、急なトラブルなどにも柔軟な対応が求められる仕事です。
それゆえに、1つ1つの経験が糧となり、1年、2年と過ぎるころにはあらゆる業務や製品、クライアントに対応できる能力が身についていることを実感できるでしょう。
関連記事:セールスエンジニアの平均年収は655万|年収を上げるコツも
セールスエンジニアになるには転職エージェントの活用がおすすめ
セールスエンジニアになるには、転職エージェントの活用がおすすめです。
転職をする際にハローワークを利用したり、自身で求人サイトを調べたりするのが60%近い割合という結果があります。
ただし、その方法ではその業界や企業に対しての十分な情報や準備が得られず、転職までに時間がかかったり、就職してみて大きなギャップを感じたりすることも多いようです。
転職エージェントを活用することで、業界の深い知見や情報で自身に適した企業や働き方などの相談、転職するまでの準備や資格などの案内なども受けることができます。
また、給与や待遇の面でより自身に合った企業を紹介してもらえたりと、就職する前から安心や余裕を得られるのも、転職エージェントを利用するメリットです。
そして、数ある転職エージェントの中でもおすすめなのが、弊社が運営する「メーカーキャリア」です。
メーカーキャリアは、製造職の採用に特化したエージェントで、製造業の幅広い職種の求人をご紹介できます。総合求人サイトには掲載されないような限定の求人も多数公開しているため、製造業への就職を検討されている方は、ぜひ一度ご覧ください。
出典:平成28年賃金構造基本統計調査 結果の概況【3.転職について】PDF|厚生労働省
セールスエンジニアに関するよくある質問
最後に、セールスエンジニアに関するよくある質問をご紹介します。
セールスエンジニアと営業の違いは何ですか?
セールスエンジニアと営業の違いは、大きくは製品やIT、機器に関する専門的な知識や技術を持っているかどうかです。
営業は新規の顧客開拓や製品のセールス、クライアントとの折衝、契約などが主な仕事で、顧客との関係性を作って販路を広げていくのが主な仕事です。
対してセールスエンジニアは、営業に同行してより専門的な知識で機器のプレゼンをしたり、既存の顧客のアフターサービスやトラブルに対応したりと仕事も多岐に渡ります。
セールスエンジニアの大変なところはどこですか?
セールスエンジニアの大変なところは、まず、エンジニアとしてのITや機器の専門的で深い知識と、営業としてのコミュニケーション能力の2つが必要なところです。
仕事的に高度かつ経験値を要する場面が多いため、ある程度他の仕事を経験してから転職する人が多く、また企業も中途採用を求める傾向にあります。
クライアントの元に出張して製品のアフターフォローや相談に応じたり、急なトラブルで時間外や休日対応なども発生しやすく、仕事量も必然的に多くなりがちです。
また、顧客対応以外にも、営業に同行して製品のデモやプレゼンを行うための準備なども大事な仕事になります。
ただし、大変なことが多い分、給料は高くなりやすいことはセールスエンジニアの魅力でもあります。
セールスエンジニアに向いている人はどんな人ですか?
セールスエンジニアに向いている人の主な特徴を以下に挙げていきます。
- 人とのコミュニケーションが円滑にできる
- 新しい技術や製品に興味がある、知識を吸収するのが好き
- 勉強が長く続けられる
- 経験から柔軟な発想ができる
- 行動的、体力のある人
- プレゼンや説明を根気よく、わかりやすくできる
セールスエンジニアの仕事は幅広く、深い専門性も必要なため、転職するにもハードルの高い職種の一つと言えます。
トライアンドエラーを繰り返しながら、コツコツと学んでいく根気強さも必要です。
その分給与も高く、これからの社会に求められる将来性のある職業であり、また成長やキャリアアップ、やりがいも感じられるでしょう。
まとめ:セールスエンジニアになるには適切な求人選びが重要
今回は、セールスエンジニアになるために必要なことについて紹介しました。
より条件良くセールスエンジニアになるには、適切な求人選びが重要になります。
サービスエンジニアへの就職・転職などを検討している方は、本記事を参考にしてください。
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