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軽トラで最速のメーカー・モデルは?最速にする方法も

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世界で一番の最速軽トラを作りたいと思いませんか?ちなみに軽トラは日本でしか使われていないので、日本一になれば実質世界一となります。

この記事では、軽トラを最速にするための方法を解説しています。ぜひこの記事を読んで今ある軽トラを最速へとカスタムしていってください。

軽トラを最速にするには?

軽トラが道路を走る様子

ここではまず軽トラとはどのような車両なのか、また最速にする方法を紹介します。

軽トラとは

軽トラとは、軽自動車に区分されるトラックのことを指します。

軽自動車ながら最大積載量が350kgとたくさんの荷物を積むことができます。小回りもきき、軽自動車ということで税金も安いため、いろんな職業の人から重宝されています。主に農家さんや林業や土木関係、工務店の人たちが愛用し、仕事道具や荷物を運ぶことに使っています。

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軽トラを最速にする方法

軽トラは、軽自動車ということであまりパワーはありません。以前はターボ車が販売されていたので、パワーのある軽トラに乗りたい方はターボ車に乗っていましたが、あまり売れなかったため生産中止となりました。

そこで、いまある軽トラをカスタムして、パワーアップする方法があります。具体的にどういったカスタムをして、最速にするのか紹介していきましょう。

バケットシートへの変更

バゲットシートとは、「バケツ型の座席」という意味で、左右のヘリを高めたことで、お尻や方などをしっかり包み込み、体をしっかり固定するようにしてものです。主にスポーツカーで使用されているシートです。

軽トラのシートは、クッションも悪く、ホールド感も皆無に等しいレベル。スピードに対応して作られているわけではないので、シートを変えることから始めましょう。

バケットシートでおすすめなのは、「レカロ」や「ブリッド」から出ているシートです。今や軽トラ専用のシートレールも販売されているので、自分でカスタムすることも可能です。

タイヤの変更

次に変更したいのが足回りの部分。軽トラにはLTタイヤが使われており、荷物を積んで重くなった車体を支えられるだけの硬さと強さを兼ねそろえています。さらに長く使えるよう、高い耐久性も持っている特徴があります。その代わりグリップ力が弱いので、タイヤをスポーツタイヤに変えるだけで、大幅に走行性能が上がります。

ボディの補強

軽トラのボディ補強と最速とは関係があるの?と思いますが、実は保強するだけでも大きく性能があがります。軽トラの荷台部分は下からの支えはあるものの、上からの支えは何もない状態です。そこで荷台に補強バーを取り付けることで、直線での安定性が増し、走行中のストレスがだいぶ緩和されます。

最速に近づくためのおすすめのバーは4点式のロールバーです。唯一の欠点は荷物の積みにくくなることですが、最速になるためには仕方のない犠牲と言えるでしょう。

ボルトオンターボへの変更

最速へ近づくために絶対に必要であるのが、ボルトオンターボへの変更です。

ボルトオンターボとは、通常のNA(自然呼気)エンジン仕様で出荷された軽トラに、ターボチャージャーを取り付けることをいいます。もしくは、追加するためのキットを指します。

軽トラ専用のボルトオンターボを販売しているのは、GT  CAR PRODUCEという会社です。

現在ダイハツのハイゼットトラックとスズキのキャリイ専用のボルトオンターボを販売しています。ボルトオンターボを装着することで、パワーがグンとあがりますが、唯一の難点が値段が高いこと。値段が数十万円必要となります。

最速と言われ得る軽トラのメーカー・モデル

軽トラを運転する男性の様子

各メーカーの軽トラの性能を見ていきましょう。同じ軽自動車でもエンジンの性能は少し変わってきます。それそれ表にしてまとめました。またMT車とAT車でパワーが異なってくるので、合わせて紹介します。

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ダイハツ・ハイゼットトラック

ダイハツのハイゼットトラックは、過去10連続で販売台数日本一を達成した軽トラ会では王者的な存在です。

ハイゼットトラックのエンジンは、耐久性がいいとされ、10万キロ走ったとしてもあまり故障が少ないと言われています。エンジンチューンもしやすいので、カスタムするにはもってこいな1台です。

グレードエンジン種類最高出力(ネット)最大トルク
スタンダード 2WD 5MT水冷直列3気筒12バルブDOHC34kw[46PS]/5,700rpm60N・m[6.1kg・m]/4,000rpm
スタンダード 2WD 4AT水冷直列3気筒12バルブDOHC39kw[53PS]/7,200rpm60N・m[6.1kg・m]/4,000rpm

スズキ・キャリイ、スーパーキャリイ

スズキのキャリイは販売して60年が経過しており、日本を代表する軽トラです。キャリイのエンジンは、レスポンスがよくてキビキビ走れます。低回転でトルクが出るので、走り出しからパワフルで力強いエンジン性能があります。

グレードエンジン種類最高出力(ネット)最大トルク
KC 2WD 5WDR06A型水冷直列3気筒37kw[50PS]/5,700rpm63N・m[6.4kg・m]/3,500rpm
KC 2WD 3ATR06A型水冷直列3気筒37kw[50PS]/5,700rpm63N・m[6.4kg・m]/3,500rpm

スバル・サンバートラック

現在の8代目スバルサンバートラックは、ダイハツのハイゼットトラックのOEM車であるため、中身は全くのハイゼットトラックになります。

しかし、6代目の頃はまだスバルで生産されており、農道のポルシェと言われていました。その理由は、サンバーは初代からずっとリアエンジン・リア駆動方式をとっており、それがポルシェの911と同じ駆動方式であったからです。一般的な軽トラは、運転席の真下にエンジンを積むフロントエンジン・リア駆動方式です。

荷台の下にエンジンを積むことで、空車の状態でも他の軽トラより安定性が優れ、急な坂道にも強かったと言われています。また、軽トラとしては異例のスーパーチャージャーを搭載していたこともあり、パワフルさでは他の軽トラと一線を画していたこともあり、「農道のポルシェ」と呼ばれていました。

グレードエンジン種類最高出力(ネット)最大トルク
TB 2WD 5MT直列3気筒DOHC 12バルブ34kw[46PS]/5,700rpm60N・m[6.1kg・m]/4,000rpm
TB 2WD 4AT直列3気筒DOHC 12バルブ39kw[53PS]/7,200rpm60N・m[6.1kg・m]/4,000rpm

ホンダ・アクティトラック

ホンダのアクティトラックは、エンジンを前後の車軸に置いたMR(ミッドシップ・リアドライブ)方式を採用しています。そのため、荷台が空でも安定した走りができると、エンジンとキャビンが離れているので、運転中も静粛性が保たれます。

グレードエンジン種類最高出力(ネット)最大トルク
SDX 2WD 5MT水冷直列3気筒横置33kw[45PS]/5,500rpm59N・m[6.0kg・m]/5,000rpm

日産・NT100クリッパー

日産のNT100クリッパーはスズキのキャリイのOEM車です。

エンジンは、スズキ車と同じオールアルミ製DOHC12バルブエンジンを搭載しています。キビキビと力強い走りを生むことで、坂道などもスイスイ走れるパワフルさを持っています。

グレードエンジン種類最高出力(ネット)最大トルク
DX 2WD 5WDDOHC12バルブVVT水冷直列3気筒37kw[50PS]/5,700rpm63N・m[6.4kg・m]/3,500rpm
DX 2WD 3ATDOHC12バルブVVT水冷直列3気筒37kw[50PS]/5,700rpm63N・m[6.4kg・m]/3,500rpm

トヨタ・ピクシストラック

トヨタのピクシストラックは、ダイハツハイゼットトラックのOEM車です。エンジンは、ダイハツと同じTOPAZ  NEOエンジンで、満載時でも力強い加速ができるパワフルさと環境に優しいクリーンな特徴を持っています。

グレードエンジン種類最高出力(ネット)最大トルク
スタンダード 2WD 5MT水冷直列3気筒12バルブDOHC34kw[46PS]/5,700rpm60N・m[6.1kg・m]/4,000rpm
スタンダード 2WD 4AT水冷直列3気筒12バルブDOHC39kw[53PS]/7,200rpm60N・m[6.1kg・m]/4,000rpm

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軽トラで最速のメーカー・モデルについてのまとめ

軽トラ最速にするためには色々なチューニングが必要です。現在サーキットを使って、軽トラの最速世界一を決める大会が開催されるなど、大変盛り上がっています。ぜひ今ある軽トラを改造して、最速を目指してみてはどうでしょうか。

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