バス運転手

バス運転手の平均年齢は53歳|何歳まで働けるのか?

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定年間近のバス運転手

転職を考えた際に、バス運転手は一つの魅力的な選択肢となるでしょう。

しかしながら、バス運転手の仕事は体力的、精神的にハードなイメージがあります。そのため、特に30代、40代の方は、転職への挑戦を足踏みしてしまうこともあるでしょう。

本記事では、バス運転手の平均年齢やバス運転手に転職する前に知っておくべきこと、などについて解説します。

バス運転手の平均年齢は53歳

バス運転手

厚生労働省の調査によると、バス運転手の平均年齢は53歳と高めです。

平均年齢が高めの背景には、若手の運転手が不足していることやバス運転手の高齢化が影響しています。

バス運転手はバスの種類によっては普通免許でも働くことができるので、本来であれば18歳からなれる職業です。

近年では高齢ドライバーの事故が話題になっている一方で、経験が浅い若いドライバーも事故のリスクが高いことが懸念されています。

リスクや経験なども考慮して、運転経験を積んだ30〜50代のバス運転手希望者を募集している企業が多いのが現状です。

出典:統計からみるバス運転者の仕事|自動車運転者の長時間労働改善向けたポータルサイト

バス運転手に転職する前に知っておきたい平均年齢以外のこと

バス

バス運転手の平均年齢がわかったところで、転職の選択肢の1つにバス運転手を選ぶ人もいるのではないでしょうか。しかし、バス運転手に転職する前には「年間労働時間」、「年収の推移」、「有効求人倍率」についても知っておくべきです。

ここでは、一つずつ解説します。

バス運転手の年間労働時間

厚生労働省の調査によると、令和3年のバス運転手の年間労働時間は、2232時間です。

バス運転手は他の業種に比べて拘束時間が長いことや、残業も多くブラックなイメージが定着していましたが、だんだんと他の業種との差が縮まってきました。

拘束時間が長い理由としては、高速バスや夜行バスの運転手は移動時間なども長いため、労働時間が長くなります。

しかし、全盛期は年間労働時間が2500時間を越えていたこともあるため、働く環境はかなり改善されたと言えるでしょう。

出典:統計からみるバス運転者の仕事|自動車運転者の長時間労働改善向けたポータルサイト

バス運転手の年収の推移

厚生労働省の調査によると、令和3年のバスの運転手の年収平均は404万円です。令和元年には484万円だったことを考えると、年収はここ2年で大きく下落しました。

その背景には、コロナ禍で人々の外出が減ったことが挙げられます。

ただし、バス運転手はコロナ前では他の業種と変わらない年収だったため、特別、年収が低いというわけでもありません。

出典:統計からみるバス運転者の仕事|自動車運転者の長時間労働改善向けたポータルサイト

バス運転手の有効求人倍率

厚生労働省の調査によると、令和3年のバス運転手の有効求人倍率は2.06倍です。

コロナが落ち着いてきた関係で外出の需要が高まってきたことで、各バス会社で人手不足が課題となり、求人が増えています。

観光客の数も増えることが予想されているため、今後さらに求人が増えてくることが予想されています。

出典:統計からみるバス運転者の仕事|自動車運転者の長時間労働改善向けたポータルサイト

バス運転手の免許に関する年齢事情

女性バス運転手

バス運転手の現状がわかったところで、次に気になる部分はバス運転手の免許に関することです。

免許だけでなく、年齢に関する部分でも注意点があるので見ていきましょう。

採用を60歳までとする企業が多い

各バス会社の求人を見ていると、採用を60歳までとする企業が多く見られます。

高齢になってくると運転技術の低下などもあり、企業も採用に慎重にならざるを得ません。

もちろん条件などによってはシニアドライバーを採用する企業はありますが、給料や労働条件が厳しくなってきます。

大型二種免許の取得年齢を引き下げ

コロナ前からバス運転手が不足していることは課題となっていました。

高齢者が多い地域や人通りの多い観光地の交通にも大きな影響が出ているため、大型二種免許の取得年齢の引き下げが行われました。

バス運転手はバスの種類によっては普通免許でも運転できますが、路線バスなどの一般的なバスを運転するには大型二種免許が必要です。

この免許は法律で21歳以上からでないと取得できない免許でしたが、バス運転手不足を解消するべく19歳以上からに引き下げられました。

バス運転手になれる年齢が引き下がった一方で、若手育成がうまくいかないと後継問題にも関わってくるため、研修なども大切になってきます。

平均年齢が高いバス運転手の中で高齢向けの環境

バス運転手が笑っている様子

採用する年齢を60歳までとしている企業が多い中で、平均年齢が高めのバス会社ではどういう環境で仕事を行っているのでしょうか?

60歳以上のバス運転手が働く環境についても見ていきましょう。

短距離・定期路線

高齢になってくることで運転技術や視力の低下だけでなく、体力面でも心配になってきます。

そのため、高齢のバス運転手は高速バスなどの長距離の運転ではなく短距離や走行ルートが決まっている定期路線で活躍することが多いです。

路線バスの短い区間や、旅館の無料送迎などでは60歳以上のバス運転手を採用している会社も多いのでチェックしてみましょう。

昼間の勤務

夜行バスなどの運転は、長時間の運転だけでなく視界が制限された中で運転しなければなりません。実際に高齢ドライバーが夜行バスなどを運転している会社はほとんどないと思われます。

そのため、セカンドキャリアでバス運転手として働きたい場合は昼間の勤務限定の会社に転職しましょう。

パートタイム

高齢になってくると、全盛期に比べてフルタイムで働ける体力がない場合も考えられます。その場合は、フルタイムではなくパートタイムでの働き方も視野に入れておきましょう。

バス運転手の求人の中には正社員だけでなくパートタイムでの募集もあるので、セカンドキャリアの働き方として選択肢の1つにしておくことも大切です。

サポート体制が整っている

定年を迎えた後でも仕事をしたいと思う一方で、働いていくうえで運転技術や体力のことで不安に感じる人も少なくありません。

そのため、高齢のバス運転手を採用している会社の中では健康診断などを徹底している会社や残業がない会社も増えてきています。

若手のバス運転手が不足していることもあり、高齢のバス運転手を募集している会社もあるため、条件などを絞って探してみましょう。

バス運転手の平均年齢についてのまとめ

バス運転手

バス運転手は他の業種に比べて求人数が多いだけでなく、採用条件のハードルはそこまで高くありません。

次の就職先、セカンドキャリアを探している人はバス運転手も視野に入れてみてはいかがでしょうか?

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