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個人タクシーは儲かる?法人との違いや特徴を詳しく解説!

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「個人タクシーって儲かるの?」
「個人タクシーのメリットってなに?」
「個人タクシーの始め方を知りたい」

この記事は、そんな疑問を持つ方におすすめです。

この記事では、

・個人タクシーの収入や必要経費
・個人タクシーで儲けるコツ
・個人タクシーのメリット・デメリット
・個人タクシーの始め方

について細かく紹介しています。

個人タクシーを始めようか悩んでいる人や、興味のある方は最後まで一読してくださいね。

個人タクシーとは

個人タクシーとは、会社に所属しない、個人事業主としてタクシーを運転することを指します。会社に所属してタクシーを運転する人が、法人タクシー運転手、自分で開業してタクシーを運転する人が個人タクシーとなります。

個人タクシーは、法人タクシーと違い、自分の好きなタイミングで出勤や退勤ができ、休日が自分次第で取れるため自由度が高いのが魅力の一つです。

しかし、その分収入などは自分次第となるので、リスクも持ち合わせています。
その辺りについて紹介していきましょう。

個人タクシーと法人タクシーの収入について

個人タクシーと法人タクシーでは、収入で大きく違うのは売上の点です。

個人タクシー:売り上げの100%が自分のもの。しかし、ガソリン代などの経費が必要。売上から経費を差し引いた額が収入となる。

法人タクシー:歩合制となるため、売上の6割ほどが自分の収入。さらに基本給がついてくる。

個人タクシーと法人タクシーの費用について

個人タクシーを行う場合、主に下記の4つ費用がかかります。

ガソリン費用

点検・車検費用(年に1回の車検と3ヶ月に1回の定期点検が義務付けられている)

修理費用(修理に出している間、仕事ができないといったマイナス面もある)

駐車場費用(家にガレージがあれば不要)

個人タクシーで儲かるコツ

何かと経費がかかる個人タクシーですが、儲ける人の中には年収800万円以上の方もいます。どのようにして設けているのか、コツを紹介していきましょう。

固定客(特に遠距離の目的地まで)を持っている
お得意さんといった常連客を獲得している方は、年収が高いです。遠距離まで運ぶお客さんの場合、先に予約をしていることが多いので、仕事予定も組みやすいこともいいところです。

また、固定客になるとお客様の顔や趣味嗜好も把握することができます。乗車中の話や支払いなどがスムーズに行えれば、お客さんもまたこの人に頼もうと思ってくれるはずです。

乗車ポイントや時間を知っている
乗客の多いポイントや時間帯を把握している運転手は、効率よく収入を得ることができます。個人タクシーは、自分で勤務時間を決めることができるので、週末に合わせて繁華街や駅前といった部分で営業をすれば、何度も乗客を捕まえられて効率よく利益を得ることができます。

近道や抜け道を知っている
タクシーは乗車時間や距離で料金が上がるので、近道をすると収入は減ります。しかし、乗客は早く目的地につきたい、料金を抑えたいといった思っている人は多いです。そのため、近道や抜け道を選ぶ運転手には好感が持て、リピーターとなる可能性を秘めています。

個人タクシーで儲からない人の特徴

個人タクシーで儲からない人の特徴は、「何も考えずタクシーを走らせる」「接客態度が悪い」です。

何も考えずタクシーを走らせる
どの場所・どの時間帯が乗客が多いのかといったデータをとっている人とそうでない人の差は大きいです。儲けているドライバーは、その分析を続けています。ただ何となくタクシーを走らせているだけでは、無駄にガソリンを食うだけです。乗客の多い日や時間帯はある程度決まっています。場所はもちろん、月初は、月末は、週末は、早朝は、深夜は、とデータを取り、それらを積み重ねていくことで売り上げを伸ばしていかないといけません。

接客態度が悪い
タクシー業界もいわばサービス業です。飲食店と同様に接客態度が気持ちいい人とそうでない人では、また利用したいと思われないでしょう。乗客とのコミュニケーションが下手な人は、固定客を捕まえられないだけでなく、クレームにもつながります。熟練のドライバーは、お客様との会話が気持ちよくできる能力にも長けています。

個人タクシーのメリット・デメリット

個人タクシーのメリットは、以下の5つです

・営業収入が全て自分のものにできる

・好きな時間で勤務・退勤ができる

・自由に休日が取れる

・車を選べて、さらに好きなようにカスタマイズできる

・75歳まで働ける(法人タクシーは最大で65歳まで)

対して個人タクシーのデメリットは、以下の4つです。

・営業収入がない場合、給料が0になる可能性がある

・経費が全て自分持ち

・怪我や病気になった時の保証がない

・確定申告など自分で行わないといけない

関連記事:タクシー運転手の年収はいくら?雇用形態・地域・年代別に紹介

個人タクシーの始め方

個人タクシーを始める方法は、大きく分けると2つあります。

新規許可
営業したいエリアで許可を得て、個人タクシーを始める方法です。しかし、この方法は今ではほとんど行われていません。

譲渡譲受
これが今一番多いやり方で、個人タクシー事業者から事業の譲渡を受けるといった方法です。
譲渡を受ける際、譲渡譲受契約を行い、その後に営業する地域の地方運輸局に申請を提出します。


上記の方法さえ行えば個人タクシーは、誰にでもすぐに始められると言うわけではありません。年齢なお金の面などでさまざまな条件が必要となります。

個人タクシーを始める年齢条件

個人タクシーを始めるには、年齢によって条件が変わってきます。

35歳未満の場合
タクシー会社にて、10年以上の勤務経験があり、かつ10年間無事故無違反であること

35〜40歳未満
1もしくは2のどちらかを満たしていること

1.営業申請するエリアで、自動車を運転する仕事(タクシーやバスなど)を10年以上経験している

2.タクシーもしくはハイヤーを運転する仕事を5年以上経験している、かつ3年以上継続勤務している

40〜65歳未満
1もしくは2のどちらかを満たしていること

1.25年以内に自動車を運転する仕事(タクシーやバスなど)を10年以上経験している

2.3年以内に2年以上のタクシーもしくはハイヤーを運転する仕事をしている

※65歳以上は申請ができません。

個人タクシーを始める資金条件

個人タクシーを始める際、ある程度の資金を貯めておかなければいけません。

設備資金として、70万円以上あること。
運転資金として、70万円以上あること。

さらに全国個人タクシー協会に入会する場合は、預金口座に200万円以上の預金があることを証明しないといけません。

その他の条件

営業所や車庫の確保(自宅の場合が多い)

健康面や適性検査の結果報告

個人タクシーを始める流れ

1.新規もしくは譲渡のどちらの場合でも地方運輸局に申請を出す

2.法令・地理試験を受ける

3.試験に合格すると許可証が発行されるので受け取り、事業所開始届を提出する

個人タクシーは副業で始められる?

個人タクシーを副業とすることは可能です。隙間時間に他の仕事をしたり、アルバイトに行ったりすることはできます。タクシー業界には、繁忙期と閑散期があります。閑散期に他の仕事をすることで、安定した収入を得ることができますよ。

関連記事:個人タクシーになるまでの流れを詳しく紹介!開業したい方は必見です!

まとめ

個人タクシーは、リスクはありますが、自由の効く仕事です。何より個人事業主なので、誰にも文句を言われず好きなように働けるメリットがあります。ガソリン代や車の修理代といった経費は自分持ちですが、売上の100%が自分の収入なので、頑張り次第で年収はいくらでも上がる仕事と言えるでしょう。

厳しい条件面がありますが、やりがいのある仕事なので目指してみてはいかがでしょうか。

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