トラック

軽トラをインチアップすると走行性能がアップする?メリット・デメリット

更新日: 公開日:

軽トラをインチアップすると走行性能がアップする?メリット・デメリット

軽トラはいろんな場面で見かけることの多い人気の車種ですが、どれも似たような形をしている分、自分だけの個性を発揮したいという人が出てきました。カスタム方法としてリフトアップも人気ですが、気軽にできるものとしてインチアップする方法がおすすめです。では、インチアップというものはどういうものか、インチアップすることでどんなメリットやデメリットが生まれるのか、詳しく解説していきましょう。

軽トラのインチアップとは:ホイールのサイズを大きくすること

軽トラのインチアップとは:ホイールのサイズを大きくすること

インチアップとは一言で言うとホイールのサイズを大きくするということです。似たような言葉でリフトアップというものがありますが、リフトアップは車高を上げるのもので、インチアップはホイールを大きくするだけで車高は変わりません。そのためタイヤの直径は変えずに偏平率を下げ、ホイールの径を大きくします。

※偏平率とは、タイヤの断面幅をタイヤの断面の高さで割った数値のことで%で表します。つまり偏平率が小さくなると車を横から見たときにゴムの部分が薄くなりタイヤの幅が広くなります。

インチアップはスポーティーな車に多くされているカスタム方法でしたが、近頃は軽トラでもインチアップすることが人気となってきています。

関連記事:トラックのタイヤサイズはどうやって見る?簡単な確認方法と読み方

軽トラでインチアップをするメリット・デメリット

軽トラでインチアップをするメリット・デメリット

それではインチアップをすることによってどんなメリットデメリットがあるのでしょうか。細かく解説していきましょう。

インチアップのメリット

軽トラをインチアップすることでどんなメリットがあるのか、4つ紹介します。

1.見た目がかっこよくなる

インチアップすることでホイールが大きくなるので軽トラの見た目にインパクトが生まれ、かっこよくなります。このメリットがあるからこそインチアップする人が多いと言われています。純正のタイヤを変えるので、同じ車種の軽トラとの差別化にもつながります。

2.運動性能が高くなる

軽トラのタイヤの側面部分は柔らかく作られているので、軽トラそのものの重量で一部に「たわみ」ができてしまいます。しかし、インチアップすることで側面部分が薄くなるので「たわみ」が出にくくなります。これによりハンドルからのレスポンズがよくなり走行の安定性が上がるというメリットがあります。

3.グリップ力、ブレーキ性能のUP

軽トラをインチアップすることで地面に接地する面積が増えるます。そうなることでカーブを曲がるときや制動時のグリップ力が上がります。また、接地面積が増えることでブレーキの安定性も増します。

インチアップのでデメリット

軽トラをインチアップすることで起こってしまうデメリットは3つあります。

1.乗り心地の悪化

軽トラをインチアップすることで「たわみ」が少なくなり、本来あるタイヤのクッション性が落ちてしまい、少しデコボコのある道でも衝撃が伝わりやすくなります。

2.燃費が悪くなる

タイヤの接地部分が大きくなるため、その分タイヤが転がる際の抵抗も増えてしまいます。また、重量も増えるため余計にガソリンを使うことにつながり燃費が悪くなってしまいます。リフトアップすることで軽トラの燃費が5%以上落ちると言われています。

3.走行音がデカくなる

接地面積が増え、摩擦力も上がることで道路からの音も必然的に大きくなります。軽トラ自体あまり静粛性が高くないのですが、余計に走行音を感じてしまうことになるでしょう。

軽トラのタイヤをインチアップする際に気をつけなければいけない点が3つあります。詳しく紹介していきましょう。

1.タイヤの外径を変えないようにする

基本的な軽トラのタイヤのサイズは「145R12」で外径は約「542mm」です。145=タイヤ幅、R=ラジアル構造、12=ホイールの直径です。(タイヤサイズは通常タイヤの側面に記載されています。もし現在純正のタイヤを履いている場合は車のカタログなどでも確認してください。)

まずインチアップする際はこの外径の542mmに限りなく近いものを選ぶようにしましょう。外径が大きく変わると軽トラのスピードメーターの表示に誤差が生じます。つまり40kmという表示でも実際はもっと速かったり、遅かったりと正確な表示がされなくなるので整備不良となり、車検に通らなくなります。

2.荷重耐性に気をつける

タイヤにはロードインデックス(LI)と呼ばれる1本のタイヤが支えられることができる最大負荷能力を示す数値があります。インチアップすることでタイヤが薄くなるので中に入る空気量が減るため、タイヤ1本あたりで支えられる荷重能力も落ちてしまいます。LI値が基準より下がると車検に通らなくなるため、基本的には純正の同じLI値のものを選ぶようにしましょう。

3.フェンダー部分に当たらないよう注意する

ホイールが大きくなると軽トラの車体からはみ出たり、車体(フェンダー)に干渉する恐れが出てきます。車体からはみ出ると車検に通らなくなったり、車体に当たるとタイヤのバーストや事故につながるので注意が必要です。

軽トラのインチアップは法改正で可能になった

軽トラのインチアップは法改正で可能になった

以前までは軽トラは専用のタイヤを装着しないといけなかったため、インチアップができないとされていました。しかし今は規定が改正され緩和したため、法的にもインチアップが可能となりました。しかし、前の見出し「インチアップの注意点」で紹介した通り、外径サイズやLI値などを適正なものにしないと車検に通らなくなるので注意です。

また、ホイールにおいて技術基準をクリアしたものに与えられる規格「JWL(乗用車)」もしくは「JWL−T(商用車)」マークがないと車検に通らないので注意しましょう。

関連記事:軽トラの空気圧チェック方法や適正値をわかりやすく解説!

関連記事:軽トラの乗り心地を改善する方法や関連商品などを紹介!

インチアップされた軽トラが欲しい場合:中古で購入する

インチアップされた軽トラが欲しい場合:中古で購入する

軽トラを購入した後に自分でインチアップするのが面倒という人は中古車の軽トラでインチアップしたものも販売されています。中古車として販売されているものは車検など通るようにインチアップしているので安心ですよね。インチアップだけでなくリフトアップもされているものもあるのでカスタムされた軽トラが欲しいという方は中古車の購入を検討してみてもいいでしょう。

関連記事:軽トラの種類や選び方、それぞれの特徴をわかりやすく解説!

関連記事:軽トラ荷台のいろんなカスタム例や関連商品を詳しく紹介!

軽トラとインチアップに関するまとめ

軽トラとインチアップに関するまとめ

今軽トラの荷台をカスタムするなど自分だけの軽トラを作る人が増えてきています。荷台をカスタムすることは大変な部分もありますが、インチアップはタイヤを変えるだけで見た目も大きく変わるのでやってみるのも面白いのではないでしょうか。カスタムの第一歩としてインチアップをぜひ検討してみてください。

ドライバーの仕事をお探しの方へ

ドライバーキャリアは、運送・物流業界に特化した転職支援サービスです。

  • 希望条件に合う求人のご紹介
  • 履歴書など書類作成のサポート
  • 企業との条件交渉/面接日程の調整

無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください。

求人を検索する(無料)

よくある質問

クロスワークに会員登録いただくと、求人のご紹介をはじめ、履歴書等の書類作成のサポートや企業との条件交渉・面接日程の調整など転職支援が受けられるようになります。
また、非公開求人のご紹介も可能なため、ネット上に掲載されていない大企業や有名企業に出会えるチャンスです。
「忙しくて転職活動ができない」「自分に合う求人がわからない」という方も安心してご利用いただけます。
ご利用は無料ですので会員登録のページよりご登録ください。

もちろん可能です。
ご家庭のご事情やご体調を理由に職を離れていた方の転職支援実績が多数ございますのでご安心してご利用ください。

現在クロスワークでは、トラックドライバーをはじめ、施工管理や電気主任技術者、電気工事士など物流・建設・製造に特化した求人を多数取り扱っています。
<掲載中の職種例>
・ドライバー・運転手:車両ドライバー、小型トラックドライバー、中型トラックドライバー、準中型トラックドライバー、大型トラックドライバー など
・施工管理:土木施工管理、管工事施工管理、建築施工管理、プラント施工管理、電気工事施工管理、現場監督 など
・設備工事作業員:電気通信設備工事担任者、認定電気工事従事者、特殊電気工事資格者、変電・配電員、ボイラー技士 など
・職人:電気工事士、鳶職、重機オペレーター、配管工 など
・警備員:施設警備、夜間警備、空港警備、マンション警備 など

くわしくはクロスワークをご覧ください。

会社の雰囲気を知れるよい機会ですので、興味を持った求人があればぜひ応募してみてください。

お手数ですが以下の方法で、転職支援・就職支援を希望しない旨を担当者にお伝えください。
宛先:inquiry_xwork@xmile.co.jp

この記事を書いたライター

クロスワークマガジンのアイコン

クロスワーク編集部

クロスワークマガジンは、X Mile株式会社が運営する記事メディアです。 当メディアは、物流・建設・製造など現場で活躍する方々向けに、就職・転職、お仕事に役立つ情報を発信しています。業界にくわしいメンバーや物流・製造業で従事した経験がある方、国家資格を持つ方の知見をもとにまとめていますので、ぜひ参考にしてみてください。

このライターの記事一覧

こんなお悩みありませんか?

  • もっと給料を上げたい...
  • 残業時間が多くて体力的にきつい…
  • プライベートを充実させたい...

かんたん無料!
求人を検索する

その他の条件で求人を探す

公式SNS

-トラック
-,

© 2024 クロスワーク・マガジン