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軽トラはターボの方がおすすめ?メリット・デメリットも

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軽トラ

仕事や荷物を運ぶことに何かと便利な軽トラ。そんな軽トラにはかつてターボモデルが登場していました。現行モデルにはターボを搭載しているものはありませんが、後付けでターボ化することも可能です。

軽トラからターボがなくなった理由やそもそも軽トラにターボが必要なのか。今各社から販売されている軽トラとともに紹介します。

軽トラのターボモデルとは

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まずは軽トラのターボモデルとは何なのかを解説します。

軽トラとは

軽トラとは軽自動車の規格に合わせて作られた小型のトラックのことです。荷台がついているので引っ越しやちょっとした荷物の運搬などにとても便利で街中では工務店や土木関係者、田舎では農家さんなどが重宝している車です。

軽トラは乗車スペースが狭いので長時間の運転には向かないといった点もありますが、非常に利便性や機能性の高い乗り物です。

ターボモデルとは

ターボモデルとは、その名の通り「ターボ(ターボチャージャー)がついた車」のことを指します。

ターボとは、排気ガスのエネルギーを利用してエンジンにたくさんの空気を送りこみタービンを回転させ、それと同時にコンプレッサーを動かすことで呼気を圧縮させ、エンジンに送ることで通常の車(NA車)には出せないパワーを得ることができます。

つまり一言で言うとパワーのある車ということになります。

軽トラのターボモデル

軽トラのターボモデルは現在中古車のみの存在で新車としては販売されていません。

以前はスズキのキャリイ、ダイハツのハイゼットトラック、三菱自動車のミニキャブトラック、スバルのサンバートラックと大手自動車会社からそれぞれターボ付き(もしくはスーパーチャージャー付き)が販売されていましたが、2000年までに全てターボ付きは開発されなくなりました。

そのため今存在しているターボ付きの軽トラは20年ほど古いタイプの中古車となります。

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軽トラのターボモデルのメリット・デメリット

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ターボと聞くとかっこいいイメージがあってなんとなく良さげだなと思う人もいるのではないでしょうか。そんなターボモデルのメリットもデメリットもあるのでここで紹介しましょう。

ターボモデルのメリット

ターボモデルのいいところはパワーがあるということで運動性能が上がるということです。

スポーツ車であれば、ターボが効き始めてからのワープするかのような加速感にハマる人もいます。他には軽自動車であればパワー不足を補うことで走行性が上がり、長距離の運転などでも疲れを軽減させるといったメリットもあります。

また、ターボを搭載することで同型の車でも排気量を下げることができるので、その分税金が安く抑えられるといったメリットもあります。

ターボモデルのデメリット

ターボモデルのデメリットの1つは車両価格が上がるということです。

次に燃費が悪くなるというデメリットもあります。通常の車よりエンジン内に多くの燃料を送り込むので、どうしても燃費は落ちてしまいます。

また、ターボ車には使われている部品も多いので故障のリスクが上がり、耐久性も通常の軽トラよりはないと言われています。

関連記事:軽トラを最速にする方法と各メーカーの軽トラの特徴を解説!

軽トラからターボが消えた理由

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ターボモデルはパワフルなのになぜ軽トラか消えてしまったのか。その理由はいくつかあります。こちらで紹介しましょう。

車両価格が高い

軽トラのターボモデルはどうしても車両価格が上がります。

軽トラのターボ付きとターボ無しのモデルでは価格の差が6万円から12万円ほどあるのですが、そもそも軽トラそのものの車両価格100万円以下と低価格のため、たとえ6万円でも高く感じる人が多く、余程必要性を感じない限りは購入に至らないといった理由があります。

実用性がない

軽トラを使っている人は主に農業をしている人や土木関係者などで荷物を近くまで運ぶ人がメインなのでターボ付きが不必要と感じる人がほとんどです。

むしろ軽トラにターボがあることでパワーが不必要に出てしまい、積荷が崩れたり、スリップしたりと事故などのトラブルにつながる恐れがあります。そのため、あまり実用的でないということで段々と存在が消えていきました。

エンジンの進化

以前の軽トラ車(NA車)はパワーもなく、エアコンをつけると余計パワーが落ちてしまいストレスを感じてしまうといったこともありました。

しかし、今はエンジンも進化してきて、日常で使う程度ではわざわざターボ付きの軽トラを使わなくてもパワー不足を感じず問題ないとされてきたため、ターボモデルが選ばれなくなりました。

維持やメンテナンスに手間ひまがかかる

ターボモデルはターボ無しと比べて使われている部品が多いため、故障のトラブルのリスクが増えるだけでなく、オイルやオイルフィルターの交換が普通の軽トラより頻度が高く、他にも日常のメンテナンスが必要な部分があります。

軽トラを利用するのは高齢の農家さんや土木関係者などメンテナンスを手間と感じたりする人がメインのため、ターボモデルが売れなかったのも理由の一つです。

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軽トラはあとからターボにできる?

【最新】軽トラ人気モデルおすすめ比較ランキング|価格・性能・燃費の違い

現在ターボモデルの軽トラは中古車のみですが、実は新しい軽トラに後からターボ化することができます。

GT  CAR プロジェクトというメーカーが販売しているボルトオンターボキットというパーツを装着することでターボ化が可能となりました。

エンジン本体が未加工で燃料ポンプがノーマルのままであればターボ仕様にできます。現在はスズキのキャリイとダイハツのハイゼットトラック用のターボキットが登場しており価格は40万円程度で販売されています。

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【ターボなし】各メーカーの軽トラックを比較

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今販売されている各メーカーの軽トラについて比較してみましょう。簡単な説明と車の性能を表にまとめました。今回比較する軽トラは各メーカーおすすめの軽トラで100万円前後のAT車を基本としています。

ダイハツ・ハイゼットトラック

10年連続販売台数日本一を誇り軽トラ初の衝突回避支援ブレーキ機能「スマートアシストIII t」を搭載した軽トラで安全運転をサポートしています。

業種や運転手の個性に合わせて選べる全8色のボディカラー(トニコオレンジ・ファインミント・オフビートカーキ・ライトローズ・ミストブルー・ブラック・ホワイト・ブライトシルバー)を準備しています。

防錆加工としてアッパーボディ全体に防錆鋼板をしているので、塩害や融雪剤による錆を防ぐことができます。防錆の保証も軽トラ最長レベルでボディ外板穴あきは荷台を含め5年、ボディ外板表面は3年の保証があります。

グレードスタンダード“スマートアシストIII t “
価格(税込)1,012,000円
トランスミッション4AT
駆動方式2WD
馬力(PS)53PS
荷台(長さ×幅)1940mm×1410mm
燃費13.2km/L

スズキ・キャリイ

軽トラ初の衝突被害軽減ブレーキの「デュアルカメラブレーキサポート」を搭載しているので夜間でも安心して運転ができます。

また踏み間違いなどの急発進やシフトレバーの入れ間違いによる不意の後退を阻止する、「誤発進抑制機能」、「後方誤発進抑制機能」も搭載しています。

軽トラックNo.1の荷台の広さと低い荷台で荷物が積みやすいです。防錆対策もしっかり行なっており、防錆の保証もダイハツのハイゼットと同じく、ボディ外板穴あきは荷台を含め5年、ボディ外板表面は3年の保証があります。

グレードKCエアコン・パワステ
価格(税込)1,009,800円
トランスミッション3AT
駆動方式2WD(後2輪駆動)
馬力(PS)50PS
荷台(長さ×幅)1940mm×1410mm
燃費17.2km/L

ホンダ・アクティトラック

エンジンを前後の車軸の間に置くHonda独自のMR(ミドルシップ・リアドライブ)方式によって、空荷時でも駆動輪である後輪にしっかり荷重がかかるので、安定した走りを提供しています。

荷物を積載しているときでも安定した高い走行性をもっています。

急勾配でも車体底面をこすりにくいショートホイールベースとなっています。サビに強い亜鉛メッキ鋼板製ボディを使用し、荷台をしっかりカバーする3層構造の塗膜でサビから車体を守ります。

ボディ外板穴あきは荷台を含め5年、ボディ外板表面は3年の保証がついています。

グレードSDX
価格(税込)836,000円
トランスミッション5MT
駆動方式2WD
馬力(PS)45PS
荷台(長さ×幅)1940mm×1410mm
燃費18.4km/L

日産・NT100クリッパー

セーフティパッケージを選ぶと先進安全装備が備え付けられています。

「インテリジェント・エマージェンシーブレーキ」は車両や歩行者との衝突の恐れがあると警告音などで知らせてくれ、さらに衝突の可能性が高まると自動で強いブレーキがかかります。

また、踏み間違いによる急発進やシフトレバーの入れ間違いによる不意の後退を防ぎます。車線をはみ出しそうになったり、車線内でふらついたとき警告音が鳴ったりと安全性の高い軽トラです。

サビに強い亜鉛メッキ鋼板製ボディを使用し、荷台をしっかりカバーする3層構造の塗膜でサビから車体を守ります。ボディ外板穴あきは荷台を含め5年、ボディ外板表面は3年の保証がついています。

グレードDXセーフティパッケージ
価格(税込)1,053,800円
トランスミッション3AT
駆動方式2WD
馬力(PS)50PT
荷台(長さ×幅)1940mm×1410mm
燃費17.2km/L

スバル・サンバートラック

サンバートラックは2012年3月に生産が終了したため、現在はダイハツのハイゼットトラックのOEMとなっています。

そのためサンバートラックはハイゼットと同じくサポカーSベーシックに該当しています。安全設備として衝突回避支援システムの「スマートアシストIIIt」で歩行者や先行車、障害物との衝突を防ぎます。

また高速道路で起こりやすい車線を逸脱したときの警報や信号待ちでの先行車が発進した時のお知らせ機能、ペダルを踏み間違えた時の急発進やシフトレバーの入れ間違いによる後方誤発進抑制制御機能などが備え付けられています。

カラーバリエーションが豊富で6色(トニコオレンジ・ファインミント・オフビートカーキ・ライトローズ・ミストブルー・ブラック)の中から選べるので自分好みの個性ある軽トラに仕上げることができます。

グレードTBスマートアシスト
価格(税込)1,017,500円
トランスミッション4AT
駆動方式2WD
馬力(PS)53PS
荷台(長さ×幅)1940mm×1410mm
燃費13.2km//L

三菱・ミニキャブトラック

ホイールベースが短いため、回転半径や内輪差が短いので小回りがきき、狭い路地やあぜ道などでも問題なくスイスイ走ることができます。

重量バランスもいいので悪走路でも安定し走行性があり、車体底部も接触しにくい仕様となっています。

Gグレードを選べばセーフティ・スマートカーSワイドの対象となり、衝突被害軽減ブレーキシステムやペダルを踏み間違えた時の急発進やシフトレバーの入れ間違いによる後方誤発進抑制制御機能などが備え付けられています。

グレードM
価格(税込)970,950円
トランスミッション3AT
駆動方式2WD
馬力(PS)50PS
荷台(長さ×幅)1940mm×1410mm
燃費17.2km//L

トヨタ・ピクシストラック

スマートアシストIIIt仕様を選ぶと衝突回避支援ブレーキ機能や前方・後方に対しての誤発進抑制制御機能、車線逸脱警報機能、先行者お知らせ機能などが付いてきます。

最小回転半径が3.6mと小回りのきくので使いやすさもありながらパワフルな機動力を持っています。

サビに対して徹底的に強くしており、防錆保証も充実しています。ボディ外板穴あきは荷台を含め5年、ボディ外板表面は3年の保証がついています。

グレードスタンダード”SA IIIt”
価格(税込)1,017,500円
トランスミッション4AT
駆動方式2WD
馬力(PS)53PS
荷台(長さ×幅)1940mm×1410mm
燃費13.2km//L

マツダ・スクラムトラック

あぜ道や細い道でも運転しやすく、使いやすい働きやすい装備を搭載した軽トラです。ショートホイールベースで小回りがきき、荷重バランスも良いので悪走路でもスイスイ走る安定した走行性を持っています。

エンジンオイルの交換時期になるとメーター内のインジケーター点灯と、マルチインフォメーションディスプレイ内の「OIL」表示でお知らせしてくれます。

サビにも強い鋼板を使用しており、ボディ外板穴あきは荷台を含め5年、ボディ外板表面は3年の保証がついています。

また、荷台は分離できるので補修や交換も可能です。上位モデルのKXを選ぶと安全運転サポート車(サポカーS・ワイド)に該当し、被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い加速抑制装置など安全装置が搭載されます。

グレードKCエアコン・パワステ
価格(税込)943,800円
トランスミッション3AT
駆動方式2WD
馬力(PS)50PS
荷台(長さ×幅)1940mm×1410mm
燃費17.2km//L

関連記事:軽トラを車種ごとに徹底比較!おすすめの軽トラを紹介!

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軽トラのターボについてのまとめ

かつて軽トラ含め軽自動車はパワー不足でしたが、今はエンジンが日に日に進化しており軽とは思えないパワフルな仕様になってきています。

軽トラにターボが必要かと問われれば必ずしも搭載せなければいけないとはいえないのですが、今でも走りにこだわりを持つ人や個性を出したいという人は軽トラをターボ化しています。

ただターボ化するというよりはサスペンションを変えたり、その他もパーツを変えたりとカッコ良い仕上げにしており、軽トラとは思えない雰囲気を漂わせています。

費用は多少かかるかと思いますが、人と同じにしたくないやどうしてもパワーを出したいという人は一度検討してみてはどうでしょうか。

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