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電気工事士の技能試験(実技)の内容や難易度を1種・2種ごとに解説

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電気工事士の技能試験(実技)の内容や難易度を1種・2種ごとに解説

電気工事士は将来性が高いこともあり、毎年多くの人が受験しています。

資格取得に関しては、決して簡単ではないものの、特別な受験条件はなく、誰でも挑戦可能です。

ただし、実際の工事ではさまざまな配線作業を行うこともあり、試験では技能試験(実技)も実施されます。

合格基準は「欠陥がないこと」となっており、全く知識や実務経験がない場合「どのように対策すればいいのか分からない」という人もいるでしょう。

今回は第二種電気工事士の技能試験(実技)について、分かりやすく解説していきます。

この記事でわかること
・第一種、第二種電気工事士の技能試験(実技)の概要
・第一種、第二種電気工事士の技能試験(実技)に合格するためのコツ
・技能試験(実技)の流れと注意点

第二種電気工事士の技能試験(実技)とは

第二種電気工事士試験は、年に2回実施されます。

試験の時期や出題範囲、合格基準について正しく理解することで、勉強計画や試験対策がしやすくなります。

特に専門の学科を修了しておらず、全くの未経験である場合、効率的な対策が合格率に大きく影響します。

ここでは、第二種電気工事士試験の技能試験(実技)の概要について、注意点を踏まえながら詳しく解説していきます。

試験の概要

まずは、第二種電気工事士試験の概要から確認していきましょう。

試験の受付期間【上期試験】
3月下旬~4月上旬【下期試験】
8月下旬~9月上旬
学科試験日【上期試験】
4月下旬~5月上旬【下期試験】
9月下旬~10月上旬
※学科試験日はCBT方式と筆記方式で異なる
技能試験日【上期試験】
7月下旬【下期試験】
12月下旬

電気工事士試験の学科試験は令和5年度より、パソコンで解答する「CBT方式」が新たに導入されます。

CBT方式と筆記方式では、試験日が異なりますので、間違えないようにしましょう。

ちなみに受験手数料は、インターネットによる申込みの場合9,300円(非課税)で、書面による申込みであれば9,600円(非課税)となります。

参考:電気工事士試験における CBT 方式の導入について|一般財団法人 電気技術者試験センター

試験の内容

技能試験(実技)の概要については以下の通りです。

試験問題候補問題全13問から1問を出題
試験時間40分以内
試験方法持参した作業用工具で、出題された配線図通りに配線を作成

技能試験(実技)の出題内容は以下の通りです。

・配線工事
・接地工事
・配線器具、電気機器並びに工事用の工具と材料の使用方法
・電線の接続
・配線器具と電気機器の設置
・キャブタイヤケーブルとコードの取付け
・電圧、電流、電力、電気抵抗の測定
・一般用電気工作物等の故障箇所の修理
・一般用電気工作物等の検査

この内容を踏まえた問題が作成され、出題されます。

ここで理解しておくべき、重要なポイントが「事前に候補問題が13問公表されること」です。

必ず13問の中から1つ同じ問題が出題されるため、やみくもに広範囲の技能練習を行う必要はありません。

合格基準

技能試験(実技)の合格基準は「作品に欠陥がないこと」となります。

この欠陥の具体的な事例は以下の通りです。

・電線に損傷がある
・結線や接続に誤りがある
・電線の色別や配線器具の極性が施行条件と相違している
・リングスリーブによる圧着不足
・器具への結線部分の不具合
・差込形コネクタによる差込部分の不具合
・金属管工事部分の不具合
・取付枠部分の不具合
・合成樹脂製可とう電線管工事部分の不具合
・未完成のもの
・その他

この11項目のより具体的な判断基準は「電気工事士技能試験(第一種・第二種)欠陥の判断基準」で確認しておくようにしましょう。

正確に配線していくことも大切ですが、試験時間は40分と短いため、ある程度ペース配分に関しても慣れておくようにしましょう。

ちなみに、学科試験は50問(1問2点)出題され、60点以上で合格となります。

直近の合格率

第二種電気工事士・技能試験の合格データは以下の通りです。

試験実施年度受験者数合格者数合格率
令和5年・上期試験49,547人36,250人73.2%
令和4年・下期試験44,101人31,117人70.6%
令和4年・上期試験53,558人39,771人74.3%
令和3年・下期試験51,833人36,843人71.1%
令和3年・上期試験64,443人47,841人74.2%

近年は合格率が昔に比べて徐々に上がってきており、約7割の人が合格しています。

ちなみに学科試験の合格率は約6割ほどで推移しています。

技能試験(実技)は、学科試験の合格者及び学科試験免除者しか受けられません。

参照:第二種電気工事士試験|一般財団法人 電気技術者試験センター

第2種電気工事士の技能試験(実技)に合格するコツ

技能試験(実技)で正確な配線を行うには、実際に道具を使いこなした上で、材料を加工できるようになっておく必要があります。

前述した通り、技能試験(実技)ではケーブルの結線具合や、圧着端子の締め具合などもチェックされるからです。

ここでは、技能試験(実技)に合格するためのコツについて、5つ紹介していきます。

どれも合格する上でとても大切な内容であるため、意識しながら練習をこなしていきましょう。

技能試験(実技)に必要なものを準備する

まずは実践練習ができるように、技能試験(実技)で必要な道具や部品を揃えましょう。

最低限必要な道具は以下の通りです。

・電工ナイフ
・プラス、マイナスドライバー
・スケール
・圧着ペンチ
・ペンチ
・ウォーターポンププライヤー
・リングスリーブ用圧着工具(JIS適合品で圧着マークが刻印できるもの)
・ワイヤストリッパー

ワイヤストリッパーは電線の被覆を簡単に剥がせる道具で、試験時に必ず必要なわけではありません。

ただし、十分に練習ができない場合、ナイフだけでは誤って中の導体まで切ってしまう可能性があります。

ケガした場合は、試験を中止せざるを得なくなる可能性もあるため、準備しておくようにしましょう。

次に、配線で使用する材料は以下の通りです。

・VVFケープル
・リングスリーブ
・差込型コネクタ
・ランプレセプタクル
・引掛シーリング
・露出形コンセント
・埋込連用コンセント
・埋込連用タンブラスイッチ
・埋込連用取付枠

これらの材料は近くのホームセンターでも購入できますが、似たような材料が他にも多くあるため、間違わないように注意が必要です。

不安な方は「第二種電気工事士 技能試験セット」が通販で販売されていますので、購入して練習を始めていきましょう。

複線図の作成を練習する

電気工事士の技能試験(実技)は単線図による出題となります。

単線図とは配線の接続概要を表すための図面であり、具体的な接続方法は記載されていません。

具体的な電気の流れなどを理解するには、より具体的になった複線図の書き方を覚えるのがおすすめです。

「電線を何本接続するのか」
「何色の線をどの器具に繋ぐのか」

このように、配線作業を1つずつ整理しながら進められます。

技能試験は、無制限に材料を使用できるわけではなく、仮に間違って圧着した場合、長さなどが足りず不合格になる可能性があります。

このような失敗を防ぐためにも、複線図で練習を行うようにしましょう。

施工の練習をする

技能試験(実技)の配線を具体的にイメージできるようになった後は、実際に練習していきます。

初めに感覚を掴んでいくのが道具の使用方法と、各器具への接続作業、電線の圧着作業です。

全く知識がない状態で練習を始める人の場合、イメージが湧きにくいかもしれませんが、各種器具へ電線を接続するには、被覆を剥がすといった手作業があります。

電線を端子に圧着する際にも、片手で電線を持ち、片手で圧着ペンチを握り固定します。

圧着する際にはそれなりの力が必要であり、電線と端子がズレないようにしなければキレイに圧着できません。

このような各器具への接続方法や、作業感覚から練習していくようにしましょう。

圧着端子は使い切ったとしても、ホームセンターなどで100~200円ほどで購入できます。

各箇所の作業がしっかりできるようになった後は、配線作業の練習を時間内に終わらすことに目標を切り替え、繰り返し練習していきます。

候補問題の施工を練習する

効率良く試験対策を行う上で、最も重要となるのが候補問題の練習です。

技能試験(実技)は事前に13問の候補問題が公表され、その中から1問が実際の試験で出題されます。

そのため、13問を繰り返し練習しておけば合格の可能性を高められます。

候補問題の公表は、電気技術者試験センターの「電気工事士技能試験候補問題」にて、詳細を確認できます。

欠陥を把握する

技能試験(実技)の合格基準は「配線に欠陥がないこと」となるため、どのような内容が欠陥になるのか具体的に理解しておく必要があります。

配線間違いなどは比較的分かりやすいのですが、圧着や電線の結線などは、どのような状態が欠陥となるのか自分での判断が難しいと言えます。

電気技術者試験センターの欠陥基準では詳細について紹介してありますので、必ず事前に確認しておくようにしましょう。

また、YouTubeや個人ブログでも解説コンテンツが多く投稿されていますので、参考にしながら練習を進めていきましょう。

どうしても自分だけではイメージが湧かず、問題なく配線できているのか不安な場合は、各地で開催される講習会への参加をおすすめします。

第二種技能試験 講習会 地域名」といったキーワードでネット検索すれば、開催情報を調べられます。

第二種電気工事士の試験の流れと注意点

第二種電気工事士・技能試験(実技)は40分かけて行われますが、受験する上でのルールが定められています。

実技試験中に関しても、材料の支給等についてルールがあります。

理解しないまま受験してしまうと、実力があるのにもかかわらず不合格になる可能性もあるため注意が必要です。

ここでは、技能試験(実技)の流れや注意点について、詳しく解説していきます。

試験の流れ

第二種電気工事士の技能試験(実技)は、着席時刻が試験開始時間の40分前に設定されています。

そこから試験開始時刻まで、試験に関する注意事項などの説明が開始されます。

その後、問題がなければ試験が始まる流れです。

着席時刻の5分後が入室禁止時刻となっており、これに遅れると受験できなくなるため遅刻には注意しましょう。

試験当日の注意点

試験開始前には、試験問題用紙・材料・材料表が配られるため、必ず照合を行い足りないものや破損などがないか確認しましょう。

試験が始まれば、これらの申し出は一切認められません。

ただし、作業ミスにより差込型コネクタや端子ねじが不足した場合には、追加支給の申し出が可能です。

それ以外の材料に関しては、不足しても再支給はしてもらえないため、ケーブルを切る際には間違っていないか確認するようにしましょう。

第一種電気工事士の技能試験(実技)とは

第二種電気工事士の上位資格となる第一種電気工事士も学科試験と技能試験(実技)が実施されます。

出題される内容はもちろん試験の開催時期や回数なども異なりますので、チェックした上で勉強計画を立てていきましょう。

ここでは、第一種電気工事士の試験概要や、合格基準について解説していきます。

試験の概要

第二種電気工事士試験の場合は、下期と上期の2回試験が実施されていますが、第一種電気工事士試験は年に1回となります。

まずは、試験の概要を確認していきましょう。

試験の受付期間6月中旬~7月上旬
学科試験日CBT方式:8月下旬~9月上旬
筆記方式:10月上旬
技能試験日12月上旬

第二種電気工事士試験と同様に令和5年より、パソコンによる学科試験・CBT方式が導入されています。

受験手数料に関しては書面で申し込みした場合で11,300円(非課税)、インターネットで申し込みした場合で10,900円(非課税)となります。

参考:電気工事士試験における CBT 方式の導入について|一般財団法人 電気技術者試験センター

試験の内容

次に技能試験(実技)の内容について紹介していきます。

試験問題候補問題全10問から1問を出題
試験時間60分以内
試験方法持参した作業用工具で、出題された配線図通りに配線を作成

第一種電気工事士の技能試験(実技)では候補問題が10問となり、試験時間は60分と第二種電気工事士の試験よりも20分長くなっています。

技能試験(実技)の出題内容は以下のような内容です。

・接地工事
・配線工事
・配線器具、電気機器並びに工事用の工具と材料の使用方法
・配線器具と電気機器の設置
・電線の接続
・キャブタイヤケーブルとコードの取付け
・電力、電流、電圧、電気抵抗の測定
・自家用電気工作物等の故障箇所の修理
・自家用電気工作物等の検査

第一種電気工事士は、従事可能な工事が増えるため、自家用電気工作物が新たに加えられています。

合格基準

第一種電気工事士・技能試験の合格基準は第二種と同様に「作品に欠陥がないこと」となります。

欠陥の項目に関しても同じです。

・未完成のもの
・取付枠部分の不具合
・電線に損傷がある
・結線や接続に誤りがある
・電線の色別や配線器具の極性が施行条件と相違している
・リングスリーブによる圧着不足
・差込形コネクタによる差込部分の不具合
・金属管工事部分の不具合
・合成樹脂製可とう電線管工事部分の不具合
・器具への結線部分の不具合
・その他

各項目の詳細に関しては「電気工事士技能試験(第一種・第二種)欠陥の判断基準」に記載されています。

ちなみに学科試験は50問出題されます。

・一般問題:40問(計算問題が10~15問)
・配線図:10問

一問2点の採点となり、60点以上であれば合格です。

第一種電気工事士も学科試験の合格者又は、学科試験免除者のみ技能試験(実技)を受けられます。

直近の合格率

第一種電気工事士・技能試験(実技)の合格率は、以下の通り推移しています。

試験実施年度受験者数合格者数合格率
令和4年26.578人16.672人62.7%
令和3年25.751人17.260人67.0%
令和2年21.162人13.558人64.1%
令和元年23.816人15.410人64.7%
平成30年19.815人12.434人62.8%

技能試験(学科)の合格率は、毎年6割前後で推移しています。

第一種電気工事士の受験者の多くは、既に電気工事士として働いており、経験が豊富であることを考えると、決して簡単な試験とは言えません。

ちなみに、学科試験の合格率は5割前後で推移しており、一発でどちらの試験にも合格する人の割合は、全受験者の3割程度と言われています。

参照:第一種電気工事士試験|一般財団法人 電気技術者試験センター

第一種電気工事士の技能試験(実技)に合格するコツ

第一種電気工事士の技能試験(実技)に合格する上で、4つのコツがあります。

・技能試験(実技)に必要なものを準備する
・複線図の作成を練習する
・候補問題の施工を練習する
・欠陥を把握する

基本的に、第二種電気工事士の技能試験(実技)で紹介したコツと一緒の内容となります。

ただし、具体的な出題内容などが違うため、具体的なポイントについて理解しておくようにしましょう。

技能試験(実技)に必要なものを準備する

まずは、技能試験(実技)で使用する道具や材料を準備します。

・ペンチ
・電工ナイフ
・スケール
・プラス、マイナスドライバー
・圧着ペンチ・ウォーターポンププライヤー
・ワイヤストリッパー
・リングスリーブ用圧着工具(JIS適合品で圧着マークが刻印できるもの)

内容は、第二種電気工事士の技能試験(実技)で使用する道具と変わりはありません。

材料に関しては候補問題にもよりますが、種類が多いため通販で道具とセットになった「第一種電気工事士技能試験の材料セット」の購入をおすすめします。

料金はセットによりますが、器具や材料のみで12,000円前後、工具も付いているセットでは25,000円前後となります。

複線図の作成を練習する

第一種電気工事士の技能試験(実技)は、第二種よりも複雑な配線となります。

単線図を自分で複線図にしながら、具体的な配線のイメージを作り上げていきましょう。

試験当日に関しても、複線図を先に作成した上で、配線を行う方法もあります。

複線図に時間をかけ過ぎるのは良くありませんが、配線ミスを防ぎやすくなるでしょう。

候補問題の施工を練習する

第二種電気工事士と同様に、技能試験(実技)の実施前には候補問題が公表されます。

第一種電気工事士の場合、候補問題は10種類となります。

まずは各問題の複線図を作成した上で、繰り返し配線を行い、作業スピードを上げていきましょう。

作業スピードに関しては、早いほど点数が高くなるわけではないため、50~55分程で完成させるイメージで練習を行います。

欠陥を把握する

技能試験(実技)の合格基準は「欠陥がないこと」であるため、具体的な欠陥の内容についても理解しておくようにしましょう。

欠陥内容は第二種の内容と変わらず「電気工事士技能試験(第一種・第二種)欠陥の判断基準」で作業箇所ごとに具体的な欠陥例が紹介されています。

第一種電気工事士の試験の流れと注意点

第一種電気工事士も第二種の試験と流れは変わりません。

試験当日は、準備するものや入室時間などが詳しく決められているため、内容を守り受験が受けられないといったことにならないよう注意が必要です。

ここでは、第一種電気工事士の技能試験(実技)の当日の流れや、試験を受ける上での注意点について解説していきます。

試験の流れ

技能試験の開始時刻はその年によって若干変わりますが、試験開始時刻の40分前が着席時刻となります。

その後、試験が開始されるまでの40分間で試験に関する説明が行われます。

試験は60分となっており、それ以外で講習等が開かれることはありません。

第二種と同様に、着席時刻の5分後が入室禁止時刻となり、これに遅れた場合は受験できません。

試験当日の注意点

技能試験は、入室禁止時刻を過ぎた場合の他にも、以下の項目に該当すると受験できなくなります。

・当日の受験者と申込情報(登録写真)が違う
・カンニングといった不正行為を行った場合
・試験会場が受験票に記載されている会場と違う
・技能試験受験票を持参していない

不正行為は、カンニングの他に、以下のような行為が該当するため注意しましょう。

【技能試験(実技)で失格になる不正行為詳細】
・監督者の指示に従わない
・スマホ、パソコン、電子辞書、ICレコーダー、電卓等の電子機器を使用した場合
・試験室内を撮影した場合
・インパクトドライバーと言って電動工具を使用した場合

ちなみにCBT方式では、会場貸し出しのボールペン及びメモ用紙以外の持ち込みは、全て禁止されています。

また、CBT方式の試験を受ける場合、第三者への非開示に関する同意が必要です。

電気工事士の技能試験(実技)の勉強に使えるもの

電気に関する学科を修了しておらず、実務経験もない状態で受験する場合、具体的な作業イメージが湧きづらいと言えます。

ここでは、未経験から電気工事士の技能試験(実技)を勉強する方に向けた、おすすめの勉強方法を2つ紹介していきます。

初学者はもちろん、経験者も活かせる内容となっていますので、ぜひ参考にしてみてください。

独学に使えるウェブコンテンツ

技能試験は実際に配線を行うため、文字や図だけでは具体的に理解できない内容も多くあります。

そこでおすすめするのが「Webコンテンツ」です。

特にYouTubeでは、音声付きでさまざまなテーマに沿った解説動画が公開されています。

具体的には「電工試験の虎_ホーザン」というチャンネルがおすすめです。

ホーザン株式会社が運営しており、試験の流れや学科・技能試験の対策、具体的な作業方法について詳しく解説しています。

技能試験に関する内容には以下のような動画がありました。

・パイロットランプ同時点滅の結線について
・PF管の施行について
・ネジなし電線管の施行について
・3路スイッチの結線について
・タイムスイッチの結線について

ホーザン株式会社では、電気工事士技能試験セットも販売しており、各道具の使用方法についての解説動画もあるため安心です。

有料の講座

そもそも、電気工事士試験の勉強計画をどのように立てるべきか分からない人や、とにかく最短で合格したい人は有料の講座がおすすめです。

具体的には以下のような有料講座があります。

・生涯学習のユーキャン:63,680円(税込)
・資格の学校TAC:34,000円(税込)~※コースによる
・日本建設情報センター:23,500円(税込)~※コースによる

講座ごとに特徴があり、生涯学習ユーキャンでは10年間で、5,800人が第二種電気工事士の試験に合格しています。

独学と異なりサポート体制が充実しており、技能試験対策も徹底して行えます。

また、受験する資格に合わせた勉強計画が作られているため、無理なく最短で、資格を取得可能です。

電気工事士の技能試験(実技)についてよくある質問

最後は、電気工事士の技能試験(実技)に関するよくある質問として「カンニング」に関する内容について解説していきます。

実技試験は多くの受験者が同じ部屋で試験に挑戦することとなり、筆記試験よりも手先の動きが見えやすくなります。

配線方法が簡単にカンニングされてしまうのでは」と不安に感じる人もいるでしょう。

ここでは、技能試験(実技)のカンニングについて解説していきます。

技能試験(実技)でカンニングをする人がいるって本当?バレるとどうなる?

技能試験(実技)中のカンニングは、少ないながら発生しており、バレてしまった場合は失格で不合格となります。

試験中はカンニングした証拠がなかった場合も、監督者が不振な行動を発見した時点で退室となります。

そのため、たまたま隣の人の配線が見えることはあっても、詳細までカンニングできません。

ちなみに、カンニングではないものの、実際の試験でよくある失格の事例が以下の2つです。

・試験開始前から準備を進め出している
・試験終了後の合図があっても作業を進めている

受験時間は第二種電気工事士で40分と短く、素早く配線を行わなければ最後まで終わりません。

あと数分で終わりそうなところで、試験が終わるといったケースもよくあります。

「あと少しだから」と諦められない気持ちは分かりますが、失格となっては意味がありません。

こうならないためにも、しっかり技能試験(実技)の対策を行った上で、試験に臨みましょう。

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電気工事士の技能試験(実技)についてのまとめ

電気工事士の技能試験は第二種で40分、第一種は60分で実施されます。

試験の内容は出題された配線図通りに、配線を行うことであり、配線を最後まで完成させ一箇所も欠陥がなければ合格となります。

実際に作業するため、テキストを読むだけでなく、実際に配線の練習を行うことが大切です。

初学者でどうしても独学が難しいような場合には、Webコンテンツや有料講座がおすすめです。

試験対策をしっかり進めた上で、合格を目指しましょう。

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