タクシー運転手のメリットについて、転職前に知りたい人も多いのではないのでしょうか。結論、タクシー運転手のメリットは以下のとおりです。
・1ヶ月の休日が17〜19日と多い ・歩合制で大きく稼ぎやすい ・「年齢・学歴」関係なく未経験でもはじめられる |
本記事では、タクシー運転手の「メリット・デメリット」やタクシー運転手の種類について解説します。これからタクシー運転手に転職を考えている人は、最後まで読んでみてください。
この記事のまとめ
・タクシー運転手は1ヶ月の休日が17〜19日と多くプライベートの時間が確保しやすい
・タクシー運転手は歩合制で年収600万円以上も目指せる
・タクシー運転手は「年齢・学歴」関係なく40代の未経験からでもはじめられる
タクシー運転手になる3つのメリット
タクシー 運転手のメリットは、以下の3つがあります。
・1ヶ月の休日が17〜19日と多い ・歩合制で大きく稼ぎやすい ・「年齢・学歴」関係なく未経験でもはじめられる |
それぞれ解説します。
1ヶ月の休日が17〜19日と多い
タクシー運転手は1ヶ月のうち17〜19日もの休日があり、一般的な職種に比べて圧倒的に多い休日を取得できます。
一般的な職種では月に8日程の休みが平均的ですが、タクシー運転手は隔日勤務で働くケースも多く仕組み的に月17〜19日の休日が実現できています。
隔日勤務については「タクシー運転手の隔日勤務がきつい理由と続けられる4つのメリット」で詳しく解説しているため、あわせて読んでみてください。
もし、1ヶ月あたりの休日を多く取得し、自由な時間を大切にしたいと思うなら、隔日勤務で働くタクシー運転手はおすすめです。
歩合制で大きく稼ぎやすい
タクシー運転手は歩合制の給料体系を採用しているため、頑張り次第で大きく稼げます。
タクシー運転手の平均年収は約361万円※1)と、日本の平均年収が458万円※2)に比べると年収が約100万円低くなっています。
しかし、タクシー運転手は歩合制が取り入れられている給料体系が多く、稼ぐ人だと勝ち組と言われる年収1,000万円以上を達成している人もいるようです。
そのため、歩合制で高収入を目指したいなら、タクシー運転手を目指すのがおすすめです。
タクシー運転手の年収については「タクシー運転手の平均年収は約361万円|給料事情と年収アップのコツ」で詳しく解説しています。
出典:※1)タクシー運転手|職業情報提供サイトjobtag
出典:※2)令和4年分 民間給与実態統計調査|国税庁
「年齢・学歴」関係なく未経験でもはじめられる
タクシー運転手は年齢や学歴に関係なく、未経験からでもはじめられる職業です。タクシー運転手になるために必要な資格は、普通二種免許だけです。
普通二種免許は、普通一種免許で3年※3)以上の運転経験を持つ21歳※3)以上の人なら誰でも取得できます。
タクシー運転手に必要な資格に関しては「タクシードライバーに必要な資格は二種免許|なるにはどんな方法がある?」で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。
また、多くのタクシー会社は40代以上の未経験者も歓迎しており転職しやすい環境です。
そのため「40代未経験でタクシー運転手になるのは難しいのかな...」と悩んでいる人も諦めずに求人に応募してみましょう。
出典:※3)第二種免許等の受験資格の見直しについて(令和4年5月13日)|警察庁
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タクシー運転手の種類について
ここからは、タクシー運転手の代表的な種類を4つ紹介します。
・一般タクシー ・ハイヤー ・介護タクシー |
一般タクシー
タイプ | ・一般タクシー |
特徴 | ・街中でよく見かける標準的なタクシー ・乗車場所や目的地を自由に選べる ・隔日勤務が多い |
仕事内容 | ・乗客を安全に目的地まで送迎する ・タクシー乗り場での乗車がメイン |
年収の目安 | ・約300~500万円 |
一般タクシーは街中で頻繁に見かける標準的なタクシーであり、乗車場所や目的地を自由に選べるのが特徴です。
また、隔日勤務で働くケースが多く、月の半分以上が休日になります。一般タクシーは休日が多く欲しかったり、歩合制で稼ぎたかったりする人におすすめです。
ハイヤー
タイプ | ・ハイヤー |
特徴 | ・予約制の高級タクシー ・事前予約での専用送迎サービスを提供している |
仕事内容 | ・事前に予約された乗客を目的地まで送迎する ・VIP対応が求められる |
年収の目安 | ・約400~600万円 |
ハイヤーは一般タクシーより接客の質に重きをおき、基本的に貸切で完全予約制となっています。海外の富裕層の人も多く利用するため、語学力が求められるケースもあるでしょう。
またハイヤーの場合、会社の役員や政治家など乗せる機会も多く、一般タクシーより値段の相場が高く設定されています。そのため、高級車を運転しながら一般タクシーより稼ぎたい人におすすめの仕事です。
介護タクシー
タイプ | ・介護タクシー |
特徴 | ・高齢者や障がい者の方を対象としたタクシー ・リフト付き車両が使用される |
仕事内容 | ・介護が必要な人の通院や買い物などの日常生活をサポートする |
年収の目安 | ・約300~500万円 |
近年、増加傾向と言われるのが、介護タクシーです。利用客は主に体が不自由な人や要介護者となるので、車椅子が固定できる車両に改良されているケースも多いようです。
業務は基本的に送迎だけですが、一般タクシーと違って車椅子の扱いに慣れる必要があります。介護業界の需要は今後ますます増加するため、安定的な給料をもらいながらタクシー運転手をしたい人におすすめです。
観光タクシー
タイプ | ・観光タクシー |
特徴 | ・観光客向けのタクシー ・観光スポットを巡るツアー形式でのサービスを提供する |
仕事内容 | ・観光地の案内やガイド役を務める ・観光知識が求められる ・外国語対応ができると有利になる |
年収の目安 | ・約300~500万円 |
観光タクシーの運転手は、経験や学歴がなくてもはじめられます。仕事としては、観光地で乗客を各観光名所に車で案内するのが仕事です。
また、運転業務に加えガイド業務も発生するため、担当エリアに関する幅広い知識も必要になるでしょう。観光名所を回るのが好きな人には、観光タクシーがおすすめです。
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関連記事:【徹底解説】タクシードライバーはやめとけ?言われる理由と不安解消のコツ
タクシー運転手になる2つのデメリット
タクシー運転手になる2つのデメリットは、次の2つです。
・隔日勤務があわない場合がある ・乗客のクレーム対処が大変 |
それぞれ解説します。
隔日勤務があわない場合がある
タクシー運転手の隔日勤務は、人によってはあわない場合があります。隔日勤務とは、以下のように1日働いて翌日は休みというシフト制度です。
隔日勤務は1回の勤務で約16〜20時間※4)と長時間に及ぶため、体力的に負担が大きいと感じる場合があります。とくに長時間の運転に慣れていない人や、体力に自信がない人には向かないケースもあるでしょう。
隔日勤務が主流になっているタクシー業界ですが、事情を説明すれば日勤のみで働けるタクシー会社も存在します。
もし、タクシー運転手になりたいけど、深夜帯の勤務や長時間勤務が体力的に難しそうな人は、日勤での勤務が可能なタクシー会社を探してみてください。
乗客のクレーム対処が大変
タクシー運転手は乗客からのクレーム対処が大変で、デメリットに感じるときもあるでしょう。よくある乗客からのクレーム内容は、以下のとおりです。
クレームの種類 | 内容 |
運転マナー | ・スピードをだし過ぎている ・急ブレーキや急ハンドル切る |
接客態度 | ・適切な言動ができていない ・暴言、差別的な発言をしている |
料金トラブル | ・不適切な料金請求している ・支払った金額に対して適切なお釣りが返ってこない |
車内環境 | ・車内が汚れていて臭いがする ・エアコンが効いていない |
対応の遅さ | ・予約時間に遅れる ・到着が遅い |
上記のように乗客からのクレーム内容は、運転技術やサービスの質、料金など多岐にわたります。とくに夜間の勤務や繁忙期の歓送迎会シーズンには、酒に酔った乗客も増えるため、トラブルが発生しやすいです。
実際タクシードライバーになる際は、クレームに対して適切な対処法を学び、乗客からのクレームをうまく乗り越えられるようにしましょう。
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タクシー運転手の「メリット・デメリット」に関連するよくある質問
タクシー運転手の「メリット・デメリット」に関連するよくある質問を3つ厳選したので、それぞれ解説します。
・タクシー運転手は家族を養えますか? ・タクシー運転手が困ることは何ですか? ・タクシードライバーが不人気な理由は何ですか? |
タクシー運転手は家族を養えますか?
結論から言うと、タクシー運転手として家族を養うのは十分できます。「職業情報提供サイトjobtag」によると、タクシー運転手の平均年収は約361万円※1)です。
日本の平均年収が458万円※2)なので、少し年収が低いと感じる人もいるでしょう。
しかし、弊社が話を伺っているタクシー会社の中には、年収1,000万円以上稼ぐ法人タクシーの運転手も存在します。
また、年収500〜600万円程であれば真面目に働く人は十分達成できるでしょう。
タクシー運転手が困ることは何ですか?
タクシー運転手を目指す人が一番困るのが、乗客とのトラブルです。とくに深夜帯に働くとお酒を飲んでいる乗客を送り届ける場合も多く、不安に感じる人も多いはずです。
乗客にされると困る迷惑行為は、次のようなものがあります。
・乗り逃げや無賃乗車する ・乗客同士の口喧嘩が起きる ・泥酔した乗客が暴れる ・目的地の変更を繰り返す ・必要以上に値段交渉してくる ・食べ物をぼろぼろとこぼす ・異臭がする ・車内で嘔吐する など |
しかし、近年ではトラブルに対応できるようタクシー会社も以下のような施策を実施しています。
・ドライブレコーダーの完備 ・防犯仕切板 ・防犯カメラ ・GPSの搭載 など |
また、はじめからトラブルを避けるために泥酔をしていたり、暴れたりしている人はあらかじめ受け入れないようにするのもひとつの方法です。
タクシー運転手が不人気な理由は何ですか?
タクシー運転手が不人気な理由は、低い年収や長時間労働、高齢化問題などがあげられます。
また、隔日勤務は1ヶ月のうち約半分近くは休みですが、16〜20時間の勤務では長時間車を運転するので身体的にもしんどくなります。
とはいえ、よい方向で捉えると、歩合制で平均年収以上に稼げる可能性が高くなったり、休日の使える時間が増えたりとメリットも多くあるでしょう。
そのため、自分がどのような生活スタイルを目指すかによって、タクシー運転手のキャリアプランを計画してみてください。
タクシー運転手の「メリット・デメリット」についてまとめ
タクシー運転手はキツイと言われていますが、本記事で紹介しているようなたくさんのメリットがあります。
「メリット・デメリット」を知ったうえで、タクシー運転手になりたい人は、本記事を参考にして転職活動に活かしてみてください。
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