タクシー運転手はきついとよく言われますが本当なのでしょうか?きついならどこが大変なのでしょうか?
実際きついところはありますが、それだけではなく魅力的な部分があります。ここではタクシー運転手のきついところや魅力ポイント、タクシー運転手に向いている人や稼ぐコツについて紹介しています。
タクシー運転手になろうと思っている人、転職を検討している人にピッタリな内容となっているので、ぜひ最後まで読み進めてくださいね。
タクシー運転手のここがきつい!
タクシー運転手の仕事の中でここがきついと言われる点を3つ紹介します。
勤務時間が長い
タクシー運転手は勤務時間がとても長い点でキツイと言われています。勤務体制は日勤と隔日勤務の2パターンあり、特に隔日勤務は労働時間が長いのが特徴です。
隔日勤務の場合、出勤は7〜8時ですが、勤務終了が翌朝1〜2時までとほぼ一日です。その中で休憩時間は3時間ありますが、1回の乗務時間が平均して15時間程度となります。
拘束時間も18時間とかなり長時間となるので、体力的にかなりキツイと言われています。
給料が見合わない
タクシー運転手の給料体系は①完全歩合制②固定給+歩合制の2パターンあり、どちらかになるかは会社によります。
しかし、現在多くの会社では固定給+歩合制を採用していると言われています。この場合、お客さんがゼロの日でも最低賃金が保証されるというものです。
一見良い風に思えますが、最低賃金レベルのため、安定した生活ができるほどの金額ではありません。1日15時間以上働く割には給料が低いと嘆く方も少なくありません。
面倒なお客さんの対応がきつい
タクシー運転手のキツイ所としてお客様を選べない点があります。特に夜間は酔っぱらいの乗客が多く、さまざまなトラブルが起きています。
例えばシートに嘔吐してしまった、目的地をはっきり言えない、いう前に寝てしまう、暴言をはくなどいろんなパターンがあります。
特に嘔吐された場合は車の清掃を行わないといけないため、その間営業ができません。また、臭いが残りやすく最悪の場合、その日は営業できない状態になることもあります。
道を覚えるまでが大変
タクシー運転手はその地域のプロという風に見られています。そのため、目的地を言われてもその場所は知らない、道がわからないということがあってはいけません。
もちろん最初のうちは知らないことがあっても仕方がありません。しかし、乗客にとっては新人でもベテランでも同じ料金を支払うので関係ないと思うでしょう。
新人の時は特にクレームが来ることがあるので、それは覚悟しておかないといけません。
ただし、最近のタクシーはカーナビが搭載されていることが多いです。もし分からなければ使うことで道を覚えていけばいいでしょう。
しかし、なるべく使わない方がお客さんは安心するので、なるべく最初のうちだけにしましょうね。
タクシー運転手の良いところ
タクシー運転手のきついところを紹介しましたが、何もきついばかりではありません。仕事をするにあたってメリットがあります。それらについて紹介していきましょう。
関連記事:タクシー運転手って本当にきついの?しんどいだけでない魅力的なところも紹介します
休日回数が多い
タクシー運転手はその勤務体制から休日回数が多いです。隔日勤務の場合、1回の仕事で2日分の仕事を行うため、勤務した翌日は必ず休日となります。
仕事は夜中まで行うため、帰宅は明け方になるのですが、そこから就寝すれば昼には起床となり、そこからは自由時間となります。
体力に自信のある方は勤務終了後から遊びにいくこともしています。1回で働く時間は長いですが、翌日は必ず休日となるので予定が立てやすいでしょう。
また、その休日以外でも休みはあるため、2連休や3連休も月に数回あります。2連休なら1日はゆっくりし、もう1日はフルで遊ぶといったことができるでしょう。
3連休なら旅行にも出かけやすいので、家族がいる方などは良いサービスができます。
休日回数が会社によって異なるのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、隔日勤務の場合、月に13回しか勤務してはいけないと法律で定められています。
タクシーはお客様の命を預かる仕事であるため、安全性を考慮して、そのような労働管理が徹底されています。
やり方次第でガンガン稼げる
タクシー運転手の給料体系は完全歩合制か歩合制+基本給と上述しました。
この歩合制は会社によって比率は異なりますが、50~60%と言われています。つまり、月の売上が50万円あった場合、25~30万円が給料となります。
もし基本給+歩合制の場合、更に基本給が追加されるため、一般的なサラリーマンよりも高給取りが可能です。
完全歩合制の場合は、歩合率が高めなので、頑張れば頑張るほど稼ぐことができます。人によってはやればやるほど稼げるという点で魅力を感じるでしょう。
残業がない
タクシー運転手は基本的に残業がありません。定時時間になると車庫に戻り、車を洗浄して次のドライバーへ引き継がないといけません。
日勤の場合でも隔日勤務の場合でも定時で帰ることができるため、次の予定が立てやすいでしょう。
もし稼ぎたいという方がいれば、タクシー会社によっては自由に残業してもいいというところがあります。ただし、1日の乗車時間は最大18時間までと法律で定められているため、過度な残業はできない点を覚えておきましょう。
タクシー運転手に向いている人
これまでタクシーの魅力ときつい点について紹介してきました。それではタクシー運転手はどういった人が向いているのでしょうか?自分の性格とあてはめながら見ていってください。
関連記事:タクシードライバーへの転職・成功の秘訣とは?仕事への不安や適性について詳しく解説!
コミュニケーションを取るのが好きな人
人との会話が好きな人、場の空気を明るくさせるようなコミュニケーション能力がある人はタクシー運転手に向いています。
お客さんの中には喋りたいという方もいるでしょう。そういった人と上手く会話を楽しみながら目的地まで送ることも仕事の1つです。
タクシーは流しだけでなく、予約も請け負っています。コミュニケーション能力が高い人は、流しで新たな顧客を捕まえて次回指名を獲得しています。そうすることで安定した売上を作ることができます。
人間関係の面倒が嫌な人
基本的にお客さんを乗せている間以外は一人です。よくある会社内での人間関係の煩わしさがありません。
お客さんも必ず会話をしないといけないこともないため、そういった意味ではある意味気楽です。一人が好きな方や人間関係の面倒が嫌な方はタクシー運転手に向いています。
体力がある人
隔日勤務の場合、拘束時間や労働時間が長いです。そのため、体力がある人の方が長続きしやすい傾向にあります。
休憩時間はあるものの、ほぼ1日寝ずに仕事をするわけなので、若いうちでないとできないという方もいます。慣れもありますが、初めてという方は体が慣れるまでは日勤と隔日勤務を繰り返して行うといいでしょう。
プライベートを充実させたい人
タクシー運転手は休日が多いことを紹介しました。休日が多い分、やりたいことや趣味の多い人は時間をさけます。
特に乗務中は体を動かせないため、スポーツをしている方が多いです。ただし、友人との時間を合わせるのが難しいので、マラソンやトライアスロン、自転車といった1人でも楽しめる趣味を持っている方が多い傾向にあります。
他にも映画やカメラなど平日の人が少ないときにゆっくりと楽しむことができる趣味がある人にもおすすめです。
タクシーで稼ぐためのコツ
タクシー運転手の給料体系には歩合制が必ず組み込まれています。そのため、たくさんの乗客を捕まえることが良い給料を得るための基本となります。そのコツをいくつか紹介しましょう。
短い時間で多くの乗客を捕まえるようにする
当たり前の話ですが、タクシーは時間との勝負でもあります。1日という決まった期間内でどれだけ多くの乗客を捕まえたかで給料が決まってきます。
そのためには、
①なるべく早くお客さんを目的地まで送る
②お客さんを降ろしたところからなるべく早く次のお客さんを捕まえる
が基本となります。
①のためにはまず目的地までの最短距離を知っておくことが大切です。裏道や信号の少ない道、渋滞がおきにくい道などを知っておくことで無駄な時間を省くことができます。
②のためにはお客さんが乗りこんでくる道、時間帯を知っておくことが大切です。よくタクシーを利用する場所というのは意外と決まっています。いきなりはわからないので、先輩社員に教えてもらうか走行中に注意深く観察するなどしましょう。
いかに効率よくタクシーを走らせるかがポイントです。
長距離のお客さんを捕まえる
短い距離を何回も走ることも稼ぐコツですが、長距離を走ることで一気に単価があがるので楽に稼ぐことができます。
長距離タクシーはお客さんもなるべく避けたいところですが、利用しなければいけない時があります。それは終電後です。
終電後に家に帰らないといけない人はタクシーを利用せざるを得ません。居酒屋や駅の周辺には終電を逃したお客さんがいるので、それらを捕まえると一気に売上が伸ばせます。
日中でもサラリーマンが移動手段としてタクシーを利用しています。経費で落とせる場合はあまり金額を気にしないため、長距離でも利用してくれることがあります。どういったエリアが長距離を利用してくれるのか把握していると安定した売上をつくることができるでしょう。
電車情報を細かくチェックする
都心部などは特に人身事故などで電車が遅延・ストップすることがあります。そうなった場合、電車を利用しようとしていた人がタクシーに変更するので駅に向かいましょう。
特に急いでいる人やビジネスマンなどは予定に遅れてはいけないので、費用がかかってもタクシーを利用するので、運が良ければ長距離運行になるかもしれません。
日頃からラジオやスマホなどで路線情報をチェックするようにしましょう。
走行中に心がけること
日頃から心がける点としては4つあります。
①左側車線を走る(流しのお客さんを捕まえるため)
②信号で停車する際はなるべく先頭になる(交差点付近でタクシーを探す方がいるため)
③車間距離をとる(詰めて走るとお客さんに気づかれない場合がある)
④ゆっくり走行する(お客さんに見つけてもらいやすい+自分もお客さんをみつけやすい)
以上のことを普段から意識することで少し売上UPにつながりますよ。
まとめ
タクシー運転手はキツイと言われていますが、たくさん良い部分があります。やり方次第、気の持ちようで自分にあった仕事になります。
今回の記事でタクシー運転手になりたい、興味が湧いたという人はぜひタクシー運転手を目指してくださいね。
関連記事:タクシー業界ってブラックなの?きついと言われる理由や良い会社を見つける方法を紹介
タクシードライバーのお仕事をお探しの方へ
【完全無料】日本最大級のタクシードライバー転職サイト



などの悩みがある方は、転職すべきタイミングです。
今、日本のドライバー人口は減少しており、ドライバーの転職市場では、現職よりも年収などの条件が良い会社から内定をとれる確率が上がっています!
今回紹介するサイトは、日本最大級のドライバー転職支援サイト「ドライバーキャリア」です。
全国のタクシー会社の求人情報を豊富に扱っており、10代~60代、全年齢に対応しています。地域/職種/給与/エリア などの詳細検索から、様々なドライバー求人を検索することができます。
お住いの近くにあるドライバー求人を無料で検索する事ができます。検索はこちらから。
ドライバー様の転職においては、希望の仕事内容や給与をもらえず、転職に失敗している方も非常に多いのが実態です。それは、情報収集が不足している事が原因にあります。
より希望にあった条件の会社があるにも関わらず、時間がなかったりすると、あまり探さずに転職を決め、ミスマッチに繋がってしまいます。
検索サイトの特徴は、
①無料で1分で簡単検索できる
②高年収の会社が見つかる
③勤務時間/仕事内容などの条件改善
などのメリットがあります。また無料でキャリアアドバイザーが条件に合った求人を代わりに探してくれるので、時間が無い方にも非常にオススメです!
気軽にLINEでの無料転職相談もできます!

国際基督教大学卒。エン・ジャパンの新規事業企画室でHRTech(SaaS)の事業企画と営業を経験。シード期のHR系スタートアップでインサイドセールスとキャリアコンサルタントに従事し全社MVPを獲得。その後、5年で300名と急成長するベンチャー企業ネクストビートにて、高所得女性向け情報メディア事業、ホテル向け人材事業の立ち上げを行う。