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建築施工管理でホワイト企業に転職する方法とは?

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建築施工管理はブラック企業が多く、ホワイト企業は少ないというイメージを持っていませんか?

しかし、建築施工管理の会社にはホワイト企業もあります。

本記事では建築施工管理の仕事で、ホワイト企業に転職する方法を紹介します。

また、建築施工管理に関してホワイト企業の特徴やオススメの労働環境、ホワイト企業ランキング、現役の建築施工管理のリアルな声も紹介するので、参考にしてください。

建築施工管理はホワイトか?ブラックか?

「建築施工管理はブラック企業ばかりだ」というイメージを持っている方もいるでしょう。

本当に建築施工管理の仕事にホワイト企業はないのか、解説していきましょう。

建設業界がブラックだと言われる理由

建設業界がブラックと言われる理由は、主に休日の少なさや労働時間にあります。

特に働き方改革が進んでいなかった時代は、日曜日しか工事を休んでいないところが多くありました。

今は週休2日制を実施している企業も増えましたが、それでもまだ建設業界は十分に働き方改革がなされているとは言えません。

建設業界は2024年4月に時間外労働の上限規制の適用の猶予期間が切れるため、それ以降は長時間労働がなくなったり、週休2日制が当たり前になったりするかもしれません。

ただし、人材不足が解消されないままの企業では、本当にブラックな働き方が解消されるかはわかりません。

ホワイトに働ける建築施工管理の仕事もある

建築施工管理の中にはホワイトな働き方ができる企業もあります。週休2日制で働くことや、高収入を得ることも可能です。

ホワイトに働ける企業の特徴は次に紹介しますが、全てがブラック企業ということではないことを覚えておいてください。

関連記事:施工管理がやめとけと言われる理由とは?続けたときのメリットや辞めても大丈夫な理由もあわせて紹介!

建築施工管理におけるホワイト企業の5つの特徴

建築施工管理でホワイトに働ける企業には、主に5つの特徴があります。

これらの特徴を持つ企業はホワイト企業の可能性があるので、しっかり覚えておきましょう。

工事のスケジュールに余裕がある

建設工事には必ず工期があります。毎回工期に追われているような会社では、長時間労働や休日返上が慢性化しており、労働環境が悪いです。

一方、工期に余裕を持って作業スケジュールを組んでいるような会社は、日々の作業量も比較的多くありません。

週休2日制を取っていたり、有給を申請しやすかったりといった労働環境で働くことができます。

工期で作業量が変わるため、工事のスケジュールに余裕のある企業はホワイト企業の可能性が高いでしょう。

労働環境の改善に積極的

働き方改革の推進とともに、労働環境の改善をはかっている企業はホワイトかもしれません。

建設業界は2024年の4月まで時間外労働の上限規制の適用の猶予期間が設けられていますが、すでに実施している企業はあります。

人材不足の解消、人材流出に歯止めをかけるために週休2日制を実施したり、長時間労働を解消したりなど、働きやすい環境を整えた企業は増えてきています。

サービス残業がなく年間休日日数も多い

建築施工管理職は工事が終わった後に事務仕事をするため、残業時間が長い傾向にあります。

長時間残業が続く場合、労働問題に発展しないよう、残業申請をさせずにサービス残業を行わせている企業もあるでしょう。

労働時間が適切に守られている企業や、残業代がきちんと支払われている企業、週休2日制を採用している企業はホワイト企業の可能性が高いです。

有給を消化しやすい

有給休暇の取得は労働者に与えられている権利です。

しかし、ブラック企業では工期の余裕のなさや人材不足によって、なかなか有給を取ることができません。

有給を取りやすい企業は工期に余裕がある、人材が十分に揃っているなど労働者に優しい環境を作っているので、ホワイト企業の可能性が高いでしょう。

ホワイト企業として評価されている

ホワイト企業と判断するための基準として、経営事項審査を見るのも良いでしょう。

経営事項審査とは、国や地方公共団体などが発注する公共工事を直接請け負おうとする場合に、建設業者が必ず受けなければいけない審査のことです。

この審査の中に「その他の審査項目(社会性等)」という項目があります。

ここでは、「雇用保険加入の有無」「健康保険加入の有無」「建設業退職金共済制度加入の有無」などについて審査されています。

この項目を確認することで企業が労働者に働きやすい環境を作っているかどうか分かるので、一度チェックしてみましょう。

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関連記事:施工管理におけるホワイト企業とは?条件やブラック企業の特徴を紹介!

建築施工管理にオススメのホワイトな労働環境

ホワイト企業の特徴を紹介してきました。では、実際にどういった労働環境の会社で働くのがオススメなのか、具体的に紹介していきましょう。

営業力のある建設会社

1つ目は営業力のある建設会社です。

一般的に営業力のある会社は競合他社と比較して、商品力が強いと言われています。建設会社においては、他社と比較して実績や技術があると言い換えられるでしょう。

滞りなく工事を受注していると経営が安定しやすいため、給料や残業代もきちんと支払われる可能性が高いです。

下請けではなく元請の建設会社

2つ目は元請の建設会社で働くことです。

元請の建設会社は大手の建設会社であることが多く、働き方改革にいち早く取り組んでいます。

働き方改革のような政府が主導する取り組みは、社会的責任の大きな大手企業から始められることが多いからです。

そのため、大手建設会社ではすでに長時間労働の是正や週休2日制の実施は行われているでしょう。

働き方改革は下請けになるほど浸透していないとされています。つまり、下請け、孫請け、ひ孫請けの企業はブラックな労働環境が多い傾向にあります。

自社に職人がいない建設会社

3つ目は自社に職人がいない建設会社です。

職人のいない建設会社とは、建築施工管理技士を専門に雇っており、職人は外注している建設会社のことです。

自社に職人と建築施工管理の両方を雇っている建設会社では、建築施工管理も現場作業をさせられる傾向があります。しかし、そもそも建築施工管理の仕事は現場作業ではなく、職人の管理を行うことです。

現場作業をさせられると、本来就業時間で行う事務作業を作業後に行わないといけない羽目になるので、残業が当たり前になってしまいます。

デジタル化が進んでいる建設会社

4つ目はデジタル化が進んでいる建設会社です。デジタル化の進んでいる建設会社は作業の効率化や省人化が進んでいるため、労働環境も整いやすくなっています。

例えばドローンを使った作業では、人の目が届きにくい箇所や、手間がかかるようなところまで簡単に確認できます。また、安全面でもドローンは重要な役割を担っているでしょう。

また、建築施工管理が現場に行かなくてもカメラを通して、現場の進捗状況を確認することも可能です。事務所や外出先から作業を見ることができるので、労働時間が大幅に削減されます。

女性の採用比率が高い建設会社

5つ目は女性採用比率の高い建設会社です。

建設業界では、国土交通省が主体となって「もっと女性が活躍できる建設業行動計画」という取り組みが行われています。

この取り組みを行っている企業は働き方改革にも取り組んでいる傾向があり、さらに女性専用の待機所やトイレなどの環境も整えています。

これまで男性社会だった建設業界に女性を受け入れる体制を整えようとする、柔軟性や多様性のある会社の可能性も高いでしょう。

地方の建設会社

6つ目は地方の建設会社です。

地方の建設会社は都会や大手の建設会社と比較して、工事の規模が小さい傾向があります。

工事の規模が大きくなればなるほど、管理が大変になり、さらにトラブルも発生しやすくなります。

工事の規模が小さいと管理業務が行いやすくなるため、残業が少なくなり、休日も取りやすくなるでしょう。

ただし、地方は給料が低く、スキルが身につきにくいデメリットもあるので、注意が必要です。

派遣やフリーランス

7つ目は働き方を派遣やフリーランスに変える方法です。

派遣社員の場合、労働時間や休日回数、休日出勤した時の時給や代休などがあらかじめ契約条項に含まれています。もしそれらを破ってしまうと法律違反になります。

つまり、ブラックな働き方をさせると建設会社に不利益となるのです。

また、最近ではフリーランスという働き方も増えてきています。

フリーランスは建設会社と請負契約を結び、現場作業や作業管理を行います。フリーランスの良いところは自由な働き方ができるところです。

最初の契約時点で出勤回数は週2~3回や土日祝は休みと、自分のやりたい働き方を提示・交渉することができます。

建設会社によっては断られる可能性もありますが、人材不足が否めないところが多いため、希望は通りやすいでしょう。

関連記事:電気工事施工管理でホワイトな企業の特徴とは?転職成功のコツも解説

志望先がホワイトかどうかを見極める3つのコツ

入社希望先がホワイト企業かどうか見極めるにはどこを見ればいいのか、気になるところだと思います。

ここではホワイト企業かどうか確認するためのポイントについて紹介していきます。

求人票を入念に確認する

ホワイト企業かどうかは求人票を見るとわかる場合があります。

求人票には、休日回数や残業時間、福利厚生などが書かれているものですが、記載がないこともあります。

このような場合、自分で電話して確認するか、ハローワークや転職エージェントなどを活用し、代わりに聞いてもらいましょう。

また、ハローワークや転職エージェントは求人票に書かれていない情報を知っていることが多いです。特に転職エージェントは自分たちだけが知っているような裏情報を持っていることがあります。

求人票を見る際に注意しておきたいことが休日回数です。求人票を見ていると、ほぼ「週休2日制」と「完全週休2日制」の2パターンが書かれています。

週休2日制とは、1ヶ月のうち週に2日休みが1回でもあるという意味です。完全週休2日制とは、毎週2日間休日があることを指します。

週休2日制を完全週休2日制と勘違いしたまま働き始めると、「思っていた労働条件と違う」となってしまうことが多々あるので注意しましょう。

エージェントに企業の実態を確認する

ホワイト企業の条件はさまざまありますが、共通点としては以下のようなものが当てはまります。

・離職率が低い

・長時間の残業時間がない

・完全週休2日制である

・有給休暇をとりやすい

・パワハラやセクハラなどがない

こういった情報を求人票や企業のHPから確認することは難しいでしょう。そこで活用できるものが転職エージェントです。

転職エージェントには企業の内部情報に精通した担当者がいる可能性があります。社内の雰囲気や社風、具体的な待遇面など、求職者では知りえない情報を持っている場合が多いです。

また、非公開求人という、転職サイトには掲載されていない人気企業の求人を紹介してくれる場合もあります。

転職エージェントを活用すれば、ホワイト企業に出会える可能性があるので、ぜひ活用しましょう。

面接時に現場の働き方について質問する

面接の際に残業時間や作業内容など、現場でどのような働き方をしているのか直接聞いてみる方法もあります。労働環境の整った企業であれば、きちんと答えてくれるでしょう。

また、待遇面に関してはっきりと数字で答えられるような質問をしてみるのも手です。

残業手当はきちんと出るのか、賞与などは何ヶ月分出るのかといった質問に具体的に答えてくれる企業は、ホワイト企業の可能性が高いです。

関連記事:土木施工管理のホワイト企業はある?見極め方を徹底解説

建築施工管理に関するホワイト企業ランキング

企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」が調査した建設業界の中でホワイト度が高い企業ランキングは以下の通りです。

順位企業名ホワイト度評価
1位竹中工務店3.31
2位鹿島建設3.27
3位清水建設3.09
4位大林組3.04
5位長谷工コーポレーション2.95

引用:建設業界の「ホワイト度が高い企業ランキング」発表!1位は竹中工務店(企業口コミサイトキャリコネ)|PR TIMES

※ホワイト度とは、従業員への待遇や福利厚生、労働時間などをキャリコネユーザーが点数として数値化したものです。(5点満点)

上位を占めたのはスーパーゼネコンと呼ばれる建設業界での大手企業でした。

大手企業は世間からの注目を集めやすいということもあり、いち早く働き方改革の取り組みを進めてきました。

残業時間の削減や完全週休2日制だけでなく、福利厚生が整っていたり、収入が高かったりと、待遇面でも優遇されています。

そういった理由もあってホワイト企業ランキングで上位を占めたのでしょう。

現在ホワイト企業で働いている建築施工管理の人が普段どんなことを感じているのか、ホワイト企業に勤めている感想などをまとめました。

Hさん・40代男性「年収が高ければいいわけではありません」

以前大手のゼネコンに勤めていました。給料はすごく高かったのですが、休日出勤は当たり前、残業は夜22時以降までという日々が続いていました。その状態で働いていたせいか、体調を崩してしまったため、転職をすることにしました。

今の会社は完全週休2日制で確実に休みが取れるようになり、働きやすくなったと感じています。ただし、給料はかなり下がってしまいました。

しかし、その分時間が取れるようになったので、家族の時間や自分の趣味の時間にあてています。

また、空いた時間を使って副業を始めたり、勉強を始めたりと、充実した日々を送れるようになりました。

Kさん・30代男性「デジタル化に積極的な会社はオススメです」

最近自分の働いている企業でITツールを導入しました。これまでアナログで作業をしていたので、導入当初は戸惑うことも多かったです。しかし、社員が使えるようになってからは大きな変化が起きました。

紙ベースだった施工図がタブレットで確認するようになったことや、写真をタブレットで撮るようになったことです。これによって業務スピードがあがり、効率よく作業が進められるようになりました。残業も減り、体への負担も楽になりました。

新しいことを始めると最初は大変ですが、慣れるまでの問題なので仕方ないことだと思います。残業時間を減らすために、デジタル化を導入することはすごく重要だと思います。

Mさん・40代男性「完全週休2日はありがたいです」

自分の勤務している会社は、働き方改革に取り組んだのが早かったこともあって、今は完全週休2日制です。

たまに土曜日出勤もありますが、その分の振替休日はしっかり取れています。年間休日も他建設業界と比較すると多い方だと思います。

今は自分や家族との時間をちゃんと確保できているので、自分も家族も幸せです。定年までしっかり働き通したいと考えています。

Oさん・50代男性「パワハラがない企業もあるんですね」

以前に働いていた会社は人間関係で大きな問題がありました。毎日のように上司から罵声を浴びせられたり、工具で叩かれたりとパワハラが横行している環境ですごくしんどかったです。

このままではダメだと思い、転職を決意しました。今の会社は働き方改革を導入しているので、休日はしっかり取れる上に残業も少なくなりました。

また、職場環境もすごく良くて、みんな生き生きと楽しそうに働いています。パワハラなんて全く起きる雰囲気もなく、転職してよかったとすごく感じています。

建築施工管理をどうしても辞めたくなったら?

ブラック企業から抜け出したい場合や建築施工管理が合わないと感じて、辞めたくなってしまった人は下記を試してください。

上司に職種変更を申し出る

いきなり転職をするのではなく、上司に職種変更を申し出る方法があります。例えば、営業へ職種変更するといったことが可能かもしれません。

建築会社は工事業者や設計事務所などを顧客としています。工事や建築資材、施工に関する幅広い知識が必要になるため、これまでの経験が活かせるでしょう。

不動産業界の営業職へ転職する

建築施工管理からの転職先として、不動産業界の営業は人気があります。

これまで現場経験で得てきた知識と、職人や関連企業とのやり取りで得たコミュニケーション能力が活かせる仕事だからです。

現場から離れてしまうため、建築施工管理の仕事とは大きく異なりますが、やる気次第でこれまで以上の給料を狙えるかもしれません。

ディベロッパーへ転職する

ディベロッパーとは、駅や街、マンションや商業ビルの開発などを行う職種を言います。

工事を直接行うのではなく、発注者側の立場になるのですが、これまでの経験や知識が役に立つことはたくさんあるでしょう。

ディベロッパーはホワイト企業が多い傾向にあるため、中途採用の枠は限られています。しかし、多少は募集している会社もあるので、ぜひ転職エージェントなどを活用し、探してみるといいでしょう。

他業界に転職する

建築関係ではない、全くの別業界に転職するのも良いでしょう。

もしかすると、建築に関する知識が活かせない職種になるかもしれません。しかし、現場監督として得られた経験は建築以外にもたくさんあります。

職人をまとめるためのリーダーシップやコミュニケーション能力はどの業界でも活用できるはずです。

建築施工管理が転職で成功するには?

転職する人は以前よりも増えてきましたが、全員が全員転職に成功しているとは限りません。

転職が気軽にできるようになってきたからといって、またすぐに転職するのは次の転職先に良い印象を与えないでしょう。

そうならないよう、建築施工管理が転職を成功させる方法を3つ紹介していきます。

若さを武器にする

若さというのは大きな武器になります。経験のあるベテラン層だけでなく、成長幅のある若手を魅力的に感じる企業もたくさんあるでしょう。

特に、正社員採用を考えている企業は若手育成に力を注いでいる場合があります。

若手育成を考えている企業の見つけ方としては、求人欄に「未経験歓迎」「資格や経験不問」といった言葉がある企業を探すといいでしょう。

若手を応援しているような企業では、資格取得の支援も行っていることが多いです。

まだ建築施工管理として経験が浅い、これからどんどん成長していきたいという若手の方は、若手育成に力を入れている企業を選ぶといいでしょう。

資格を取得しておく

ホワイト企業に転職したい人は数多くいます。人気企業は競争率が高いので、簡単に転職できないでしょう。

そのため、条件を下げて転職をするとブラック企業だった、なんてことが起こってしまうかもしれません。

人気企業に採用されるためには自分の価値を高めることが大切です。その方法として建築施工管理に関する資格を取得することが有効です。

まだ2級建築施工管理技士の資格しかない場合は、「1級建築施工管理技士」の資格を取得しましょう。

他にも「建築士」「宅地建物取引士(宅建)」など建築に関する資格を取得すると大きな武器になります。

転職の時期を見極める

建築施工管理の転職には、おすすめの時期があります。ただし、経験者と未経験者では時期が違うので注意が必要です。

建築施工管理の経験がある人は、2月、3月、8月、9月がおすすめです。この時期は転職する人が多くなるため、企業も求人を出す傾向にあります。

求人が多い分、自分の希望に合った企業や、働きやすいホワイト企業が見つかる可能性があります。

建築施工管理の経験がない方は、4月、5月、6月がおすすめです。建築業界は3月が繁忙期で忙しいのですが、4月からは仕事が落ち着いています。

仕事に余裕がある分、若手育成に時間をかけられるので未経験者にはピッタリでしょう。

おすすめの時期を逃さないためには、退職までにかかる時期や、入社までにどれくらい時間がかかるかを計算して転職活動を始めることも重要です。

建築施工管理の仕事に関してよくある質問

最後に建築施工管理の仕事に関するよくある質問をまとめました。

建築施工管理の仕事は何がきつい?

建築施工管理の仕事で特にきついとされているのは下記の3つです。

①業務量が膨大である

建築施工管理の仕事は、4大管理と呼ばれる「工程管理」「原価管理」「安全管理」「品質管理」が主です。

建設現場の巡回や関連企業との打ち合わせ、PCワークなどの仕事があります。

これらの業務量だけでも膨大な上に、現場作業が終わってから事務作業を行うため、残業が長引くことが多々あります。

②休日が少ない

働き方改革の推進とともに完全週休2日制を取り入れている企業も増えてきていますが、まだ週に1回しか休みのない企業はたくさんあります。

建設工事には工期があり、それを守ることは絶対です。タイトなスケジュールの場合、土曜日も工事を行わなければなりません。

また、建設工事にはトラブルがつきものです。悪天候による作業中断や、資材の遅れなどによって工事が遅れてしまうと、休日出勤で穴埋めを行うことになります。

③人間関係のトラブルがある

建築施工管理は現場監督をする立場です。そのため、現場にいる年配の作業員に指示をするほか、時には叱責をしなければいけないこともあります。

信頼関係が築けていない状態や、気性の荒い作業員が多い現場だと、文句を言われたり、きつい言葉を投げかけられたり、指示に従ってくれなかったりと、人間関係に悩むことは少なくありません。

人間関係が原因でストレスが溜まり、精神的に追い込まれて退職したケースもあります。

建築施工管理の年収は?

国税庁の民間給与実態統計調査によると、令和2年の建設業の平均年収は550.7万円でした。

参考:令和2年分民間給与実態統計調査|国税庁

経験や企業規模によっても異なりますが、建築施工管理の年収は日本の平均年収よりも高めです。

関連記事:建築施工管理の仕事がきつい・辛い8つの理由とは?解決方法も解説

まとめ

建築施工管理はブラックな印象がありますが、決してブラック企業ばかりではありません。

また、働き方改革の推進とともに労働環境も見直され、完全週休2日制や残業時間の削減に努力している企業も増えてきています。

しかし、まだまだブラック企業も残っています。ホワイト企業で働くためには、今回紹介した方法を活用してください。

ホワイト企業への転職に成功することを願っています。

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