物流業界

物流業界の志望動機の例文を輸送法別・職種別に紹介

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物流業界を希望しているものの、志望動機の上手な書き方がわからず悩んでいる人も多いと思います。

この記事では、物流業界について押さえておくべきトレンドから職種まで解説しながら、志望動機の例文を紹介します。

例文を参考にオリジナルの志望動機が書けるだけでなく、物流業界に就職する上で知っておくと得なことも知れるので、ぜひ最後までご覧ください。

物流業界の志望動機を書く前に押さえたい3つのこと

まず最初に、物流業界の志望動機を書く前に押さえておきたいポイントを3つご紹介します。

物流業界の動向

まずは、物流業界の動向に関して理解しておくのが重要です。面接官から見ても、現在の業界の動向を理解している人のほうが、面接に対する本気度が伝わりやすく、好印象だからです。

そもそも物流業界とは、商品の運搬とそれに付随する業務を行う業界のことです。

新型コロナウイルスの影響でBtoBの貨物に関しては一時低迷が見られましたが、在宅で仕事を行う人が増えたことによりECの需要が高まりました。

そのため、将来的にも仕事がなくなる心配の少ない業界のひとつと言えます。

一方で、長年人手不足の状態が続いているのは懸念点です。特に10代~20代の若年層が少ない点は、業界全体が解決したい問題です。

物流業界のビジネスモデル

物流業界には、6大機能と呼ばれる仕組みがあり、基本的にこの6大機能に当てはまる作業をすることが多いです。

〈物流業界の仕組み〉
保管:適切な時期に荷物を運ぶため、一時的に物流センターで保管する作業
流通加工:商品にラベルや値札を貼ったり封に入れたりするのがメインの作業
包装:商品の破損を防ぐため、クッション材やダンボールで包装する作業
荷役:荷物の積み込みや積み下ろし。特に業務の幅が広い作業
輸送・配送:荷物を運ぶ作業
情報処理:輸送状況をデータで管理する作業

力仕事または運転する仕事というイメージが強い物流業界ですが、実は管理や梱包といった業務もあります。

中でも包装作業は、商品の破損を防ぐ役割があるので特に重要です。

また、インターネットを扱う印象があまりない物流業界ですが、情報処理をする際にはPCで作業することが多いので、基本的なPC知識も必要になります。

物流業界に入った後のビジョンがある方も多いと思いますが、ない方は上記の仕組みを見てどんなことをしたいのか考えてみてください。

物流業界の3つの輸送方法

物流業界の輸送方法は、主に以下の3つです。

空運:飛行機を使っての輸送。スピードが早い
陸運:トラックでの輸送。近距離の配送に対応
海運:船での輸送。コストを抑えて多くの量を運ぶ

飛行機を使う空運は輸送スピードが早いため、鮮度が重要な生鮮食品などを運ぶことが多いです。一方で、輸送料が高いというデメリットもあります。

陸運は、一番イメージがつきやすいであろうトラックでの輸送方法です。少量の荷物を近距離に届けるのが得意で、近年数が増えているECを担当しています。

船で運ぶ海運は、一度に多く運べる点が特徴です。その分コストも抑えられます。ただし、輸送スピードは遅めです。

現状、国内の輸送に関しては近距離配送に対応している陸運が活躍していますが、貿易活動などの国際輸送に関しては海運が最多です。

経済産業省が発表している資料内でも、「国際貨物輸送の重量比のうち海上輸送が99.7%を占めている」という記載があるほど、海運は数が多いです。

参考元:経済産業省|「物流の寸断とサプライチェーン」

物流業界の職種

物流業界の現状や大枠を理解したら、具体的な職種もチェックし、志望動機のイメージを膨らませましょう。どんな人が物流業界に就職しやすいのかについても解説します。

物流営業

物流営業とは、課題を抱える企業に対して自社サービスの提案・販売を行う職種です。

主な業務内容としては、新規開拓のためのテレアポ業務や契約のための商談、契約の締結や手続きなどです。

足を使って営業するスタイルをイメージされる方もいるかもしれませんが、最近ではWEBやSNSを利用した営業スタイルも増えています。

物流営業に向いているのは、他人とコミュニケーションを取ることが嫌ではない人です。

取引先とコミュニケーションを取って物流サービスを提供するのがメインの仕事なので、「コミュニケーションに壁を感じないか」は必須スキルと言えるでしょう。

また、数字を追っていく感覚が好きな方にもおすすめです。

輸送・配送

輸送・配送は、トラックや船などさまざまなルートを使い、商品を目的地まで運ぶ業務を行う職種です。

基本的に運転していることが多く、作業人数は1人または2人と少数が稼働します。

そのため、黙々と業務に集中したい方に向いている職種です。

加えて、長時間の業務や深夜の業務が多く、時間厳守で働く必要があるため体調とスケジュールの管理能力が高い人にもおすすめできます。

流通加工

流通加工とは、流通の過程で商品に価値を加える作業全般のことです。包装やラベル貼り、値札付け、鉄鋼などの裁断など幅広い作業内容があります。

細かな作業のように思えますが、商品の顧客満足度を高めるのに重要な作業です。

そのため、細かな点にも目がいくような几帳面なタイプの人が合うでしょう。また、手先が器用な人とも好相性です。

倉庫管理

倉庫管理とは配送センターや倉庫にて、入庫した商品の仕分けや出庫準備などの管理を行う職種です。

具体的な業務内容は勤め先によって左右しますが、主にピッキング作業・積み降ろし・仕分け作業・伝票処理・在庫管理・フォークリフトの運転などを行います。

ピッキング作業や仕分け作業など体を動かす業務が多いので、体を動かすのが好きな方向きです。

長時間の体力仕事が続くため、きちんと体調管理ができる方にも合います。

情報管理

情報管理はその名のとおり、商品の配送状況や作業の進捗状況といった情報を管理します。

情報を管理することで、無駄のないスケジュールを組んだり稼働していないトラックを確認したりするため、不要なコストカットを担う重要な仕事です。

他にも仕事先によっては、スケジュール調整や配送ルートの手配を行うこともあります。スケジュール管理能力やコストの管理能力など、さまざまなスキルが必要です。

柔軟にひとつひとつの業務をこなせる方に向いているでしょう。

コンサルティング

物流コンサルティングは、クライアントが抱える課題に対して解決策を提案するのが仕事です。

特に、在庫や入出庫、配送などのデータを分析し、コストの見直しや運営のサポートをすることが多いです。

ただ、データだけでは課題の原因が突き止められないこともあるので、実際にコミュニケーションを取って課題解決を促すこともあります。人と関わるのが好きで、コミュニケーション能力の高い人におすすめの仕事です。

また、クライアントの課題を多角的に解決するスキルが求められるため、物流コンサルティングの仕事は論理的に物事を考えられる人にも向いています。

それぞれの職種の求人情報は「ドライバーキャリア」で確認できます。ぜひ併せてご覧ください。

物流企業で求められるスキル

それぞれの職種で求められるスキルや向いている人物像を紹介しました。

ここからは、物流企業で全般的に求められるスキルを解説します。加えて、あるといいスキルも解説するため、面接や就活までに時間がある方は備えておくとよいです。

基礎的なPC操作スキル

倉庫管理、情報管理、物流事務の業務は、ほとんどがPC操作です。また、物流営業やコンサルティングもデータを扱う業務があるので、PC操作スキルはマストで必要となります。

ですが、IT企業のような専門的なスキルは必要ないことが多く、基本的なスキルだけを押さえておくだけでOKの場合も多いです。

具体的には以下のような業務が必要になります。

《基本的なPCスキルの範囲》
WordまたはGoogleドキュメントシートでの資料作成
ExcelまたはGoogleスプレッドシートでのデータ入力
メールの送受信

《Excelのスキルの範囲》
表が作れる
四則演算ができる
SUM関数・AVERAGE関数が使える
画像や図の挿入ができる

これらのスキルは、学生のうちに経験している方が多いと思います。面接前に、学生の時にどんなことをやったのか、実際にPCを動かしながら思い出すと、面接の時に自信を持ってアピールできるはずです。

コミュニケーション能力

物流業界だけでなく、いかなる仕事でもコミュニケーションスキルはあって損しません。

中でも、物流営業とコンサルティングは特にコミュニケーションスキルが重要です。

ただ一口にコミュニケーション能力といっても、単にお喋りであればいいわけではなく、円滑に意思疎通をはかることが大事です。

「円滑に」とはどういうことなのか、以下に記載します。

《必要なコミュニケーションスキル》
相手の言っている内容を理解する力
伝えたいことを端的に伝える力
空気感を察する力

はじめのうちは周りの様子に合わせながら、慣れてきたら「伝える時はわかりやすく・相手が話している内容は深く理解する」ことを意識するといいでしょう。

体力

職種にもよりますが、体力も必要です。

特に輸送・配送と流通加工、倉庫管理の3つの職種は、立っている時間が長いので体力が必要となります。

それだけでなく、仕分け作業やピッキング作業、積み下ろしをする倉庫管理と配送担当の場合は、筋力も必要となるでしょう。

就職を考えている方は、あらかじめ基礎体力を上げておくことをおすすめします。

通関士資格

通関士とは、輸出や輸入に必要な書類の手続きを行う職業のことです。税関を通るための書類作成や通関の手続きなどを業務として行います。

この通関士になるためには、国家資格である通関士試験に合格しなければいけません。

特に、海運や空運などの海外の企業との取り引きを行う会社に就職する場合は、必要不可欠といえます。

ちなみにこの通関士試験は、国家試験なだけあって難易度は高めです。

税関のサイトで公表されている「通関士試験受験者数及び合格率等の推移」の令和元年のデータでは、受験者数6,388人で合格者878人のため、合格率は13.7%です。

参考:税関|「通関士試験受験者数及び合格率等の推移(第1回~第53回)」

英語力

必ずしもすべての企業で英語力が必要というわけではありませんが、一部の企業や職種では英語力が大きな強みとなります。

特に海外に支部がある企業や海外企業との取り引きがある企業は、語学力も見られるでしょう。

また、英語に加えて中国語や韓国語などの他の語学も習得していると、面接の際に有利になりやすいです。

《求められる語学力のレベル》
TOEICスコア700点以上
問題なくライティングができる
問題なくリーディングができる

運転スキル

配送スタッフの場合、運転スキルは必要不可欠と言えます。

中でもトラックドライバーは、運転の熟練度に加えて、配送に使用するトラックが運転できる運転免許が必要です。

《運転免許と運転可能なトラック》
普通自動車第一種運転免許:2.0トン未満の小型トラック
準中型免許:4.5トン未満
中型免許:6.5トン未満の中型トラック
大型自動車運転免許:6.5トン以上の大型トラック

トラックの運転に必要なトラックは、主にこの4種類です。

小型トラックを運転するのか大型トラックを運転するのかで、企業ごとの募集要項や業務時間、業務内容が異なるため、面接前にしっかりと把握しておきましょう。

ちなみに大型トラックを運転できる「大型自動車運転免許」を持っていると、面接でも有効的に働きます

なぜなら、現在業界全体で、大型トラックを運転できるドライバーの人手不足に悩まされているため採用の枠が多いからです。

関連記事:物流事務の志望動機の書き方は?新卒・中途・未経験別に解説

物流業界を志望する上で押さえたいトレンド

併せて物流業界のトレンドを理解しておくことで、面接の際に質問されても対応できます。

また、「スマートロジスティクス」や「3PL」などの業界用語を理解しておくことで就職後の業務にも活かせるはずです。

スマートロジスティクスによる業務効率化

物流業界は、慢性的な人手不足と、それに伴う労働環境の悪化に悩まされています。そんな物流業界の課題を解決するために生まれたのが、「スマートロジスティクス」です。

このスマートロジスティクスとは、AIなどの最新テクノロジーを活用して、物流業務の効率化を目指したソリューションのことを指します。

具体的には、以下のような事例があります。

《スマートロジスティクスの例》
WMS:ピッキング作業をAIが指示することで、作業効率のムラをなくす
配送ルートの最適化:AIがルートを指示することで、無駄なコストをなくす

「WMS」とは物流管理システムにAIを搭載して、AIの指示のもとピッキング作業を行うことで、新人スタッフとベテランスタッフのどちらも同じ効率で作業できるようにすることです。

「配送ルートの最適化」とは、配送のルートをAIが指定することで、無駄な人件費や燃料費をカットすることを指します。

3PLによる業務効率化

3PLは「サードパーティー・ロジスティクス」の略称で、物流の業務を他社に委託して、業務の効率化を図ることです。

そもそもこの3PLが生まれたかというと、近年のEC増加による物流の増加と人員の減少や燃料費の高騰によるコストの上昇が背景にあります。

この3PLを導入することで、物流企業はコストを削減しながら配送のプロの力を借りられたり、コア業務に専念することでコストを削減しながら高いパフォーマンスを発揮できたりするのがメリットです。

ただし、連携不足などのデメリットが考えられるのも事実です。以下では、メリットとデメリットをより深く記載します。

《3PL導入によるメリット》
人件費の削減
燃料費の削減
生産性の向上
労働環境の改善
事業拡大の可能性

《3PL導入によるデメリット》
委託先との連携不足によるトラブル
社内の連携不足によるトラブル
問題が起こった時に自発的に改善できない

ドローン宅配便の開発

ECの増加に伴い、近年の物流業界では人員不足やコストの上昇が問題となっています。

商品を運ぶためにトラックを使用するので、おのずと交通量も増えていき、交通渋滞も新たな問題として浮かび上がってきています。

そこで解決策として上がったのが、ドローンによる配達です。ドローンで配達できれば、人員の問題も交通渋滞の問題もクリアできます。

経済産業省が展開している資料によると、現在大手ECサイトの楽天がこのドローン配達に力を入れているようです。

現状では一般化されていませんが、普通配送の新たな方法・物流困難地域に住む方の支援・災害発生時の物資配達の3つの軸を目標に、操縦士の確保やコストの解決に向けて動いています。

参考:経済産業省|「ドローン物流サービスの実例と 今後の展望」

物流業界の志望動機に確実に入れたい3つの要素

ここからは「物流業界の志望動機に確実に入れておきたい要素」を解説します。

なぜ物流業界を志望するのか?

まずは基盤となる、物流業界を志望する理由です。面接でも、ほとんどの企業が質問してくるでしょう。

ポイントは、物流業界でなければならない理由が伝わるかということです。

加えて、その志望理由を裏付けるようなエピソードもあるとなおいいでしょう。

上記でご紹介した、物流業界の職種やビジネスモデルの話を踏まえて考えるとよいです。また、物流業界は慢性的な人手不足に悩まされているため、その点にも触れて考えていけると、面接の際に本気度が伝わるでしょう。

以下にて、物流業界を志望する理由の例文を記載します。

《物流業界を志望した理由の例》
物品を届けることで、人々の生活を支えたい
優れた日本製品を海外にも届けたい
災害時に物品がなくなるのを防ぎたい
EC通販をよく利用するから配達員の重要性がわかる

なぜその企業を志望するのか?

業界を志望する理由が定まったら、「どうしてその企業を選んだのか?」も明確にしましょう。業界を志望する理由と同様、その企業でなければならない理由があるといいです。

その企業でなければならない理由を探るためには、面接を受けようとしている企業を深く研究するのが大事になります。

どんな製品やサービスを強みとしているのか? 創業はいつか? どんな歴史があるのか? 口コミはあるのか? など、幅広い視点で企業を調べるようにしましょう。

調べる際は、企業の公式サイトはもちろん、SNSやWikipedia、口コミ投稿サイトと多くのページを見ることをおすすめします。また、可能であれば、実際に会社まで足を運ぶのもひとつの手です。

《企業を志望する理由の例》
柔軟にAIシステムを導入している企業で、最先端の働き方を体験したい
特に海外企業との取り引きが多いところに惹かれた

物流業界の仕事を通して将来どうなりたいのか?

「物流業界の仕事を通して、自分は将来どうなりたいのか」という目標を立てておくことも大切です。

物流業界で働くにあたっての目標があると、自分自身迷わなくなりますし、企業としても今後の会社としての展望とミスマッチがないか判断できます。

志望動機もそうですが、目標を立てる際はさらに自分のエピソードが重要になります。「仕事を通して将来どうなりたいのか?」を考える際は、幼少期から振り返って、自分が何をしてきたか・何をするのが好みか・何をするのが得意かを探るのがおすすめです。

《将来像の例》
海外の支部で活躍したい
リーダーとして成長し、人材育成にも携わりたい
通関士として一人前になりたい

物流業界の志望動機で差別化するコツ

他の志望者と差別化できるような志望動機の書き方を紹介します。

業界への理解度をアピールする

企業から見ても、深く業界を理解している人のほうが本気度が伝わりますし、一緒に仕事しやすいものです。

そのため、業界についての理解度をアピールするのは有効的です。内容としては、物流業界の動向・業界が抱えている問題・業界のトレンドの3つをアピールするのがおすすめです。

上記にて詳しく記載していますが、以下でも簡単にまとめます。

《業界への理解度をアピールする際に覚えておくといいこと》
慢性的な人手不足は業界全体の問題
近年はEC配送の量が増大している
貿易は一度に多くを運べる海運が一番多い
テクノロジー導入・外部委託・ドローン配送が課題

狙っている職種に応じたスキルや資格をアピールする

面接の時には、「この人はうちの会社に合うだろう」「ぜひうちの会社で働いてもらいたい」と面接官に思わせることが重要となります。

スキルや資格などの目に留まりやすい部分でアピールすると他の候補者と差別化しやすいです。

また、その企業のために取得した資格があれば、アピールしておくと面接官に好印象を与えることもできます。

《面接の際に有効な資格やスキル》
長期の運動経験
通関士の資格
各種運転免許
英語のスキル
中国語のスキル

エピソードを強化する

エピソードの内容を詰めるのも効果的です。エピソードが論理的であれば、面接官の納得度を深めることができます。

新卒入社であれば、学生の時にどんな部活動やサークルに所属してどんな体験をし、そこから何を考えたのかをアピールしましょう。

中途入社であれば、前職でどんな仕事をしたのかや、どういった方法で会社に貢献したのかを伝えるのがいいでしょう。

物流業界の志望動機の例文

肝心の志望動機の例文を、職種別・輸送方法別に記載します。

職種別の志望動機の例文

まずは、職種別に志望動機の例文を紹介します。

物流営業

【ケース1】
私は、山の中にある田舎に生まれ、EC注文どころか買い物するのも一苦労な環境で育ちました。

周りに住んでいるのは高齢の方がほとんどで、日用品を揃えるのも大変そうな姿を見て、田舎にも配送するシステムを作るべきだと考えるようになりました。

そこで、全国で配送をしている貴社にて、物流に関するノウハウを学びながら、全国すみずみにまで物品が届くようなシステムを販売したいと考えています。

私は学生時代に居酒屋でのアルバイト経験があり、出勤した日は必ずおすすめの商品を最低5つのテーブルに販売促進をして、提供をしていました。
そのため、顧客のニーズを理解し必要なサービスを提供することには自信があります。

学生時代に培った販売促進スキルを活かし、貴社の配送サービスを全国に広めるお力添えができたら幸いです。

【ケース2】
私は今まで、小売業界にて売上や商品の管理を担当していました。中でも数字を追っていく営業職に惹かれたのが、この職種を志望した理由です。

営業職への転職を検討していたところ、小売店への商品配送をメインに行っている貴社の求人を発見し、今回応募いたしました。

物流営業は未経験ですが、数字やノルマに実直に向き合う姿勢やヒューマンスキルを活かして、売上アップに貢献したいと考えております。

【ケース3】
私はこれまで、トラック物流を提供している企業の営業担当として2年間働いてきました。顧客を訪問して見積もりを作成し、契約を獲得することが主な業務内容です。

顧客満足度を高めるために培ったヒアリング力や課題解決力は、急増しているEC注文とそれに反する人材の少なさを解決させるために、ひと役買えたのではないかと自負しています。

そこで、そんなヒアリング力や課題解決力をさらにブラッシュアップしたいと考え、物流営業のスペシャリストが多く在籍する貴社に所属したいと考えました。

入社後も営業担当として、物流における不要なコストを軽減できるようなサービス提供をしていきたいと考えています。

輸送・配送

【ケース1】
私は、体力と持久力に自信があるため、配送業を志望いたしました。

学生の頃から、部活で野球を、趣味で長距離走を行っており、体力と持久力を培うことができました。こういった自分の強みを活かせる職場に従事したいと考えています。

また、運転歴も3年と長く、今まで無事故・無違反です。

ドライバーの仕事では長時間運転もありますが、実際に働かせていただくことになった場合も、今まで同様安全第一に運転し、配送を行いたいと考えています。

【ケース2】
物流業界全体で大型トラックドライバーの人材不足という現状を聞き、運転が好きな私がお力添えできないかと考え、志望いたしました。

私は2020年に「大型自動車第一種運転免許」を取得しています。運転スキルにも自信があります。

東京から名古屋までの長距離を運転したこともあり、長距離の運転も問題ないです。

まだまだ力不足な部分が多いですが、自分のスキルを活用してトラックドライバー不足のサポートができたらと考えています。

【ケース3】
私はこれまで、配送スタッフとして3年ほど勤めた経験があります。以前の職場では、荷物の積み降ろしと中型トラックによる配送を主に行っていました。

長時間の運転で体力を養えたことに加え、時間内に配送を完了させるスケジュール管理能力も培えたと考えています。

今後はさらに幅広い地域へ配送できる貴社にて、今まで培った体力やスケジュール管理能力を活かすことが希望です。

入社後はまず、配送スタッフとして一人前になり、その後後輩の育成なども視野に入れています。

流通加工

【ケース1】
私は、荷物が配送される際にはパッケージやラベルのきれいさが特に重要だと考えています。

綺麗な梱包をされていると、きっと顧客は安心できるだろうし、そんな安心感が次の注文にも繋がるだろうと考えているからです。

そのため私が貴社に入社することができましたら、箱やラベルなどの細かな部分にまで手が施された配送をしたいと考えています。

また、幼少期から行っている裁縫で培った手先の器用さや集中力を活かして、貴社にて活躍したいです。

【ケース2】
私は今まで、食品関係の営業職として働いていました。顧客を訪問して見積もりを作成し、契約を獲得することが業務内容です。

実際に取引先の意見を耳にする中で、配送の丁寧さに着目される方が多かったため、今後は私も流通管理に携わりたいと考えました。

流通管理は未経験ですが、営業職で勤めていた経験から顧客のニーズを理解することはできます。

そんな顧客のニーズを理解していることを活かし、お力添えできたら幸いです。

【ケース3】
私は物流業界に興味を持ち、流通加工の仕事に就きたいと思っています。

流通加工では、商品の梱包や検品、ラベル貼りなど、様々な業務を行うことができますが、私はそういった繊細な作業が好きです。

まわりの友人や家族にも、「コツコツと取り組むことが得意だね」と言ってもらえるほどです。

また、流通加工はスピードが求められる業務でもありますが、私は効率的に仕事を進めることに自信があります。

学生時代に6年間行っていたスーパーのアルバイトでも、商品陳列や商品を並べるためのラベル貼りなどを行い、私が勤務した日は、商品が足りなくなることがありませんでした。

実際にお客様からも、「この店は他の店舗と比べて、商品の並び方がきれいだし、どこに欲しいものがあるのかすぐにわかる」という意見をいただいたこともありました。

このような意見をもらえるようになったのは、「お客様が商品を預かっている」意識で業務をしていたからだと予想します。

流通管理という仕事も、お客様の商品を預かり正確に業務を遂行することが求められると思いますが、アルバイト時代に培った責任感と几帳面さを活かすことで、貴社の一員として活躍できるのではと考えています。

倉庫管理

【ケース1】
私は、バスケットボール部のマネージャーをしていて、選手のサポートや練習をするための準備などをしてきました。

マネージャーとして活動していく中で、私がサポートをすることでチーム全体がスムーズに動くことを感じ、「縁の下の力持ち」のような存在に魅力を感じるようになりました。

日々の生活の中での「縁の下の力持ち」と言える職業は何かと考えた時、人々の生活を支える食品や日用品を届けてくれる物流がそうだと考えました。

また、その物流を支えているのは倉庫管理だと考えています。

マネージャーで培った体力と現場のサポート力を活かして、物流の基盤を支えるサポートをしたいです。

【ケース2】
顧客に効率的にサービスを提供したいと考え、貴社の倉庫管理を志望いたしました。

貴社は国内のみならず、海外にも商品を届けていると思います。距離の離れた場所に届ける場合でも、スムーズに業務をされている点に憧れ、そのようなスピード感のある場所で働きたいと考えました。

私は、アウトドア・スポーツ用品店で5年間アルバイトとして勤めていた経験があります。そのアルバイトで在庫の整理や伝票作成などの業務を行い、商品管理能力を培えました。

倉庫管理の経験はありませんが、スポーツ用品店で培った商品管理能力を活かし、貴社の倉庫を管理し、効率的に顧客に商品を届けたいです。

【ケース3】
私は前職で、物流倉庫の受注管理業務を4年行っており、発注から配送までの一連の業務の流れを習得しました。

そして同時に、商品を効率的に届けるには倉庫管理が重要だと感じるようになりました。

今後も長期的に物流業界に携われるよう、スマートロジスティクスをいち早く導入している貴社にて活躍したいと考えています。

前職で物流に関する知識やスキルを身につけることができたため、仮に貴社に就職することができましたら、即戦力として活躍できるよう努めます。

情報管理

【ケース1】
私は、情報システムを整備することで効率的に業務を行える環境を整え、会社や社会に貢献したいと考えています。

現在の物流業界は、若年層の働き手がいないことが課題と知りました。そこで、業務フローのシステム化を行い、若年層でも働きやすい環境を作ることがより重要だと考えています。

私は、大学のサークルにてプログラミングの開発を行っていました。そのため、貴社が既に活用されているシステムを最大限活かすことができると考えています。

さらに、サークル時代にプログラミング開発をした知識を活かし、より業務を効率化できるシステムの構築にも力を入れたいです。

【ケース2】
システム化により業務を便利にすることで、物流業界の働き手の負担を減らしたいと考えたのが私の志望動機です。

私の父は、物流業界で20年以上働いています。はじめは配送ドライバーとして勤め、現在は人材管理や育成の業務を担当しています。

そんな父は、私が幼い頃に「スタッフの管理が大変だ」と嘆いていました。管理職になった今は「配送ドライバーの状況をリアルタイムで知れたら便利だ」と話しています。

これらの悩みは、GPSや管理システムを活用することで解決可能です。

私は大学時代に学んだプログラミングスキルを活かして、業界の中でも特に積極的にITシステムを導入している貴社にてお力添えしたく存じます。

【ケース3】
私は前職で、中国の企業との物流を行う会社にて、営業として5年勤めていました。営業の仕事をしていく中で、物流量の増加を身を持って体験しています。

そこで、今後は荷物の管理システムと配送システムを整え、業務を効率化することが重要だと気づきました。

とくに貴社は、業界内でもいち早く新たなシステムを導入し続けていると思います。そういった先進的な環境で、自分を磨いていけたら幸いです。

コンサルティング

【ケース1】
私は社会インフラに携わりたいと思い、社会の基盤を支える物流業界を志望しています。

中でも貴社は全国に事業所があるため、より多くの課題解決のサポートができると考えました。

私は普段IT企業でインターンをしています。ある日、作業効率が悪いという課題があると知り、メンターの方の指導のもと、データ集計ソフトをセッティングし解決しました。

この経験から学んだ、課題に対して論理的に取り組む姿勢や、IT企業のインターンで学んだデータ分析能力を活かして、貴社で活躍したいと考えています。

【ケース2】
企業の物流トラブルや課題をひとつずつ解決することで、受け取り手の人々の生活の質を向上させたいと考えています。

私はコンサルティング会社にて、2年間インターンとして働きました。

貴社では、このインターンの経験で培ったノウハウや、徹底的なデータ分析能力を活用し、企業の商品提供の質をサポートしたいです。

【ケース3】
私は前職でも、物流コンサルタントとして働いてきました。顧客先の課題を素早く見つけ、データをもとに解決していくのが私の業務です。

3年間の業務の中では、50件以上の課題を解決しています。

この経験を活かし、業界の中でも大手である貴社に挑戦したいと考え応募いたしました。

貴社で働くことで、より多くの社員や顧客の課題を解決したいと考えています。

輸送方法別の志望動機の例文

次に、輸送方法別に志望動機を見ていきます。

陸運

【ケース1】
商品をすみやかにお客様のもとへと届けることで、安心感のあるサービスを提供したいと考えています。

私自身、ECサイトをよく利用するため物流業界が身近だと感じることが多いです。昨今のニュースで見かける配送トラブルにおいても、身近な問題だと捉えています。

よくECを利用し、顧客の立場でも考えられる私だからこそ、顧客が安心できる配送サービスをする必要があると考えました。

ご縁があった場合は、お客様を第一に思った配送サービスをしたいと考えています。

【ケース2】
私は物を運ぶことを通じて、物資を安定的に供給し、社会インフラに関わりたいと考えています。

私は田舎出身で、交通の便も買い物もしづらいことが不便だと感じていました。

そこで、こういった田舎にも問題なく日用品や食品が届いてほしいと考えています。また、高齢者も多いので、近くにまで届けられる陸運の発達が重要です。

そこで、全国の宅配に携わることで、日本全国でムラのない安定した物資の供給を叶えたいです。

【ケース3】
物流業界の陸運部門に興味を持った経緯はいくつかあります。

まず第一に、陸運は物流業界において欠かせない重要な役割を果たしているという点です。製品や商品を生産地から消費地まで安全かつ迅速に運べることで、顧客や取引先に信頼を与えることができます。

また、物流業界は常に変化し続けており、新しいテクノロジーやビジネスモデルを取り入れる必要があると存じています。陸運部門は、ECでの発注が増えていることもあり、これらの変化に対応するスピードが早いと考えます。そのため、そういった環境にいることで自分自身も常に学び、成長することができると考えました。

二つ目は、体力に自信があるという点です。トラック運転や荷役作業など、実際に手を動かして仕事を行うことが多い陸運部門ですが、私は中学生から陸上をやっておりますので、その陸上経験で培った筋力と体力を活かせると考えています。

また、陸運部門はチームワークも重要な要素だと聞きました。高校の陸上部では、部長を務めた経験もあるため、チームワークに必要なコミュニケーション能力やリーダーシップ力もあると自負します。

最後に、陸運部門で働くことで、地域社会に貢献することができるという意義も魅力に感じています。荷物を安全に運ぶことで、消費者や企業の生活やビジネスに貢献することができるだけでなく、地域経済にも大きな影響を与えることができます。

以上のように、物流業界の陸運部門で働くことで、自分自身の成長や地域社会への貢献を目的とし、自分も学びながら陸上部で培った体力やリーダーシップ力などを活かし、活躍したいと考えています。

海運

【ケース1】
日本の商品を世界に届けることで、社会貢献できると思い、物流業界を志望しました。中でも海運のリーディングカンパニーである貴社でなら、より多くの人の生活を支えられると思っています。

私は幼少期、海に近い街で暮らしており、幼いころから貿易船を間近で感じていました。

さまざまな荷物が貿易船によって日本に運ばれているのを見て、「海運は日本の多くの人を支える仕事なんだ」と感じたことを今でも忘れていません。

同時に、日本の商品も世界の人々に届けられることに気付き、できるだけ多くの人に日本のよい商品を知ってもらいたいと思うようになりました。

貴社とご縁がありましたら、生活に必要不可欠な荷物を運び、国際物流の発展に貢献したいと考えております。

【ケース2】
日本のよい商品を世界に届けることで、社会貢献ができると思い志望いたしました。

私は母がインド出身で、幼少期からインドと日本、どちらの文化も感じながら生きています。

そんな生活の中で、日本の食品や生活雑貨の素晴らしさを感じるようになり、インドだけでなく世界中に日本の素晴らしい商品を届けたいと考えるようになりました。

そこで貴社の求人を見つけ、海運でインドをはじめアジア全体に物資を届けている貴社に惹かれました。

私は、幼い頃から英語やヒンディー語に触れる機会が多かったため、どちらの言語も話せます。そんな語学力を活用し、貴社で国際貿易の発展に貢献したいです。

【ケース3】
私は大学時代に国際関係論を専攻し、グローバルな視野を持つことの重要性を学びました。その時に「世界中の人々と財産を繋ぐ海運業界が、自分の働く場所として人々に貢献する」ということに気づき、物流業界と海運業界に関心を抱くようになりました。

海運業界には、世界中の商品を輸送することができ、国際的なビジネスに携わることができるという魅力があります。

また、海運業界は、グローバルな市場の変化に迅速かつ柔軟に対応することが求められるため、常に新しい知識やスキルを習得することが必要です。

私は、大学時代の国際関係論で他国のことを多く学びました。実際にインドネシアでのボランティアにも参加し、発展途上国の現状も目の当たりにし、ショックな感情を覚えながらも、「日本の物資を送ることで解決できるかもしれない」と柔軟に考えるようになったこともあります。

実際に他国の現状を知っている自分だからこそ、常に課題感を持って業務ができると考えています。

また、海運という環境で自己成長を図りながら、国際社会に貢献したいです。

空運

【ケース1】
遠隔地にもすぐに商品を届けられる点に惹かれ、貴社を志望しました。その中でも貴社は、東北や九州にも配送しているため、日本全国に商品を届けられると考えています。

私の叔母は、3.11の時岩手にいました。当時、リアルタイムで東北の物資の少なさや被災者の苦痛を聞き、何もできない自分を恥じたことを今でも覚えています。

もしまた同じような災害があった時、今度はスピーディーに物資不足を解消したいというのが私の夢です。

貴社に入社できましたら、緊急時でも冷静に対応し、空運でスピード感のある輸送をしたいと考えています。

【ケース2】
私は、日本の文化や技術を海外に伝えたいと考え、航空輸送に携わりたいと思うようになりました。

航空輸送では、輸送スピードの速さから、鮮度が重要な生鮮食品などの幅広い商品も輸送することができます。

私は海外旅行が好きで、過去に20カ国に旅行しました。海外旅行をする中で、現地の人と話す機会があり、日本の製品のよさについて語ったことがあります。

それまでの私は、日本の文化や日本の製品が当たり前だと感じていましたが、その経験を通し、世界基準で見ても日本の製品はよいのだと知りました。

そして同時に、そんなよい製品やその製品をつくる技術を世界に伝えたいと考えるようになりました。

日本国内で唯一航空輸送に特化している貴社で、航空輸送を支えることで、日本の魅力を世界に伝えていきたいと考えています。

【ケース3】
私は小さい頃から、空港に行くのが好きでした。飛行機を見るだけでなく、荷物を運ぶトラックやクレーンなど、空港で行われる様々な作業にも興味を持ち、大学では物流について学び、航空輸送の重要性と魅力についても知ることができました。

私が、空運分野に興味を持つ主な理由はスピードと効率性です。航空機を利用することで、荷物を速く、正確に届けることができます。

また、国際的な物流においては、異なる地域や国との間を短時間で移動できるため、迅速で信頼性の高い物流サービスを提供することもできます。

さらに、空運分野は常に変化し続けており、テクノロジーの進化によってさらなる効率化や省エネ化が求められています。私は、こうした先進的な技術やシステムにも関心があります。

私の目標は、空運分野において、安全性と効率性を両立した優れたサービスを提供することです。

私は、リスク管理やクライアントとのコミュニケーションを含め、物流のさまざまな側面に対応できる能力を持っているため、クライアントのニーズに応え、物流業界で貢献できると自負しています。

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物流業界の志望動機のNG例文

ここまで志望動機を紹介しましたが、なかなか自分の志望動機が浮かばない人もいると思います。

そういった方はNG例を見て、NGな書き方だけを避けるようにするのがおすすめです。

NGな志望動機は、基本的に以下のことが当てはまります。
1. 物流業界の志望動機があいまい・当たり障りがない
2. 企業の志望動機があいまい・当たり障りがない
3. エピソードに具体性がない

別の業界でも通用する志望動機

私は海外に携わる仕事がしたいと思い、貴社を志望いたしました。

幼少期から海外に憧れがあり、大学在学中には交換留学を経験しました。アメリカのシアトルにて、1年間英語を学びました。

習得した語学力を活かして、日本と海外を股にかける仕事をしたいと考えています。

貴社は海外支部や海外出張が多いと思いますが、培った英語力を活かして、貴社のさらなる海外展開に貢献していきたいです。

以上の例文だと、「海外に興味がある」「語学力がある」ということは伝わりますが、肝心の「なぜ物流で働きたいのか?」 が伝わりません

このケースの場合、空運や海運などの海外輸送に着目すると改善が見られるでしょう。

別の企業でも達成できるビジョン

物流業界を志望した理由は、物流は人々の生活を支えるために必要不可欠であると感じたからです。

普段当たり前に口にしている食べ物から着ている洋服までも、物流の力がないと消費者に届きません。

欠かすことのできない物流を支え、多くの生活に貢献したいと考え、御社を志望しました。

以上の例文の場合、物流業界に就職したい希望は伝わりますが、その企業でなければならない理由が伝わりません。

より深く企業研究を行い、その企業でなければならない理由を見つけましょう。

抽象的で具体性に欠ける内容

物流に携わることで、人々の生活を支えたいというのが私の志望動機です。

物流は物資を運ぶことで、食品や日用物資を各地に届けていると思います。私も学生の頃、ボランティアを行っていた経験があり、物資を届けることで人々をサポートするということが身近です。

そういった経験も活かし、貴社にて貢献したいと考えています。

上記の例文には具体性がないため、面接官に「本当に貴社を希望しているのか?」と思わせてしまう可能性があります。

自分が仕事としてやりたいことは何か? 面接している企業の強みは何か? その企業なら自分はどういった貢献ができるのか? といった点をより深める必要があるでしょう。

どうしても物流業界の志望動機を書けない時は?

例文を見ても、なかなか志望動機が書けない方もいると思います。そんな時に役立つツールを紹介します。

志望動機作成ツールを活用する

ここまで志望動機を書くために必要な情報や、例文を紹介してきました。

ですがなかなか、納得のいく志望動機が浮かばない人もいると思います。そういった方は、「志望動機作成ツール」を利用するのもおすすめです。

このツールでは、卒業年などの個人情報を入れログインした後に、簡単な質問に答えていただくことで志望動機が作成できます。

ただし、志望動機が完成した後にそのまま企業に提出するのはおすすめできません。提出する前に自分で確認し、自分の言葉となるように添削しましょう。

Q&A

最後に、物流業界の志望動機に関するQ&Aを紹介します。よくある疑問をまとめたので、志望動機を作成する参考にしてみてください。

未経験の場合の志望動機はどう書く?

貴社を志望した理由は、サービスの充実度、将来性のある物流市場に魅力を感じたためです。

私は大学では経営学を学び、その中で運営についても学びました。学んでいく中で、縁の下の力持ちとして、日常生活を支える物流業界に興味が湧いたのが、志望するようになったきっかけです。

大学時代に培った知識を活かし、働きやすい環境づくりのための現場サポートや効率的にサービスを提供するために貢献したいと思います。

未経験の方が志望動機を書く時は、具体的な志望動機と現状のスキルを明確に記載することが重要です。

「業種の経験はないが、今できることを物流業界の中で活かせる」という方向性で書くのがポイントとなります。

コンビニ物流倉庫の志望動機はどう書く?

私は前職でコンビニエンスストアへの定期配送業務をしていました。

もともと人と接するのが好きなので、毎日同じ時間・同じ店に配送する仕事からもっと多くの人に荷物を届ける配送の仕事をしてみたいと考えています。

今回、御社が宅配便ドライバーを募集していることを知り、私の希望が実現できると思いました。

前職では手積み手降ろしで荷物を扱っていたため、体力には自信があります。また、迅速丁寧に荷物を扱うことに気を配って作業もしておりました。

今回の御社の宅配の仕事でも、前職で培った体力や迅速な対応を活かすことができると考えております。

最後に、運転免許がゴールド免許であるため、運転スキルも強みです。

毎日いろいろなお客様に大切な荷物を届けるという仕事をぜひしてみたいと思います。

コンビニ物流倉庫の志望動機は、特に体力を重視されることが多いです。そのためアピールポイントとして、体力について触れるといいでしょう。

加えて、免許や運転スキルもお持ちであれば、そのことについても書くのがおすすめです。

関連記事:物流業界の志望動機の書き方とは?良い例と悪い例も紹介

関連記事:【ドライバー向け】履歴書の書き方と志望動機・自己PRの例文

まとめ

物流業界の志望動機の例文を、輸送方法と職種別で3つずつ紹介しました。

どんな志望動機を書く場合でも、業界への理解度を示すこと・スキルや資格をアピールすること・具体的なエピソードを伝えることがうまく書くコツです。

なかなか志望動機が浮かばない場合は、今回紹介した例文を見ると同時に、自分が持っているスキルや過去の出来事を思い出すといいでしょう。より面接官に納得してもらえる志望動機が作成できます。

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