不動産業界

不動産業界の志望動機を書く3つのコツとは?例文も紹介

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不動産業界は人々の生活に欠かせないため、今後もなくなることのない、将来性の高い業界です。

これから不動産業界へ就職や転職しようとする人も多くいるでしょう。

不動産関連の企業に入社する上で欠かせないのが「志望動機」です。

不動産業界とはいっても多くの業種があるため、志望する職種によって内容を変える必要があります。

今回は不動産業界への就職・転職をする場合の志望動機の書き方について、解説していきます。

この記事でわかること

・志望動機を書く上で知っておくべき不動産業界の実態
・不動産業界の大まかな業種
・志望動機を考える上で重要な3つのポイント
・手本にしたい志望動機の例文とNG例文

不動産の志望動機を書く前に知っておきたい業界の実態

不動産業界をこれから目指す上で、業界内の傾向や目指す職種の仕事内容について理解しておくことは非常に重要です。

志望動機を考える上で役立つものでもあります。

また、具体的な仕事内容や業務内容を理解していないまま「年収が高いから」といった理由で就職すると、現実とのギャップにより長続きしない恐れがあります。

ここでは不動産業界とはどんな業界なのか、また近年の景気はどうなっているのか解説していきます。

不動産業界の大まかなジャンルごとに、具体的な仕事内容や役割を紹介していきますので参考にしてみてください。

不動産業界とは

不動産業界は建物や土地に関わる仕事の総称で、関連する職種は数多く、業務内容も広範囲に及びます。

不動産業界と聞くと、建物の建設や売買をイメージする人が多いのですが、土地の取得や資金の調達、営業や物件管理まであり、仕事内容もそれぞれです。

どの段階で仕事に携わるかによって「ゼネコン」「ディベロッパー」「ハウスメーカー」など呼ばれ方も異なります。

また、不動産を実際に取り扱うだけでなく、不動産に関する相談に対しアドバイスを行うコンサルティング業務もあります。

不動産業界とはいっても、どの職種でどのような業務を担当するかで、仕事のメリット・デメリット、収入も大きく異なるでしょう。

不動産業界の景気

総務省統計局が公表している「サービス産業動向調査」によると、2022年5月分の不動産業・物品賃貸業の売上高は約4兆500億円です。

年間に換算すると48兆6,000億円ほどにもなり、あらゆる産業と比べてもかなり規模が大きいと言えるでしょう。
参考元:総務省統計局|「サービス産業動向調査」2022年(令和4年)5月分(速報)

新築住宅の着工件数は現在減少傾向にあり、人口が減少していけばそのまま下がり続けると推測できます。

一方でコロナ禍の収束により全体の景気は回復傾向にあり、大阪万博開催に関連した宿泊施設建造にも期待が高まっています。

また、最近では海外で事業を展開する企業も増えてきており、不動産業界が将来的に無くなる可能性はないと言えるでしょう。

不動産業界の収入事情は、不動産業・物品賃貸業の平均年収で426万円となっています。
参照元:国税庁|令和3年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-

他の産業と比べると決して高い額ではありませんが、不動産業界は歩合給などによって高収入を目指すことも十分可能です。

不動産業界の大まかなジャンル

冒頭で解説した通り、不動産業界といっても業種が数多くあり、仕事内容も広範囲に及びます。

大まかなジャンルとしては、以下のような業種があります。

・賃貸仲介業
・売買仲介業
・販売業
・ディベロッパー
・コンサルタント

各業種の仕事内容や特徴、収入について詳しく解説していきます。

賃貸仲介業

賃貸仲介業の仕事は、不動産を所有するオーナーと、不動産を借りたい借主・買いたい買主との仲介を行います。

賃貸の場合は「賃貸契約」を、売買の場合は「売買契約」を代わりに行います。

不動産仲介業者は不動産契約を通じて、仲介手数料を受け取って利益を出す仕組みです。

仲介手数料は、不動産売買で成約価格の〜3%(税別)、不動産賃貸の場合は家賃の1ヵ月分が上限となります。

ちなみに、買主と売主の両方と契約していた場合は、双方から仲介手数料を受け取ることも可能です。

具体的な業務としては、インターネット・チラシでのマーケティングや関連書類の作成、来店したお客の対応などがあります。

賃貸仲介営業は1件あたりの成約報酬が比較的少ないこともあり、実際にある求人を基に推測すると年収は300~400万円になるでしょう。

売買仲介業

不動産の売買仲介業では、さまざまな不動産売買を仲介します。

ディベロッパーが所有するマンションや、商業施設を仲介して売ったり貸したりする仕組みです。

賃貸と比べて取り扱う物件価格が大きく、長く住むことを前提にしている買主がほとんどです。

そのため、物件に関する情報はもちろん近くのスーパーや学校・駅までの距離など、周辺の立地に関しても詳しい必要があります。

また、不動産売買はそのほとんどで住宅ローンを組むため、ローンや保険に関する知識も求められます。

一方で成約できた際の売買手数料が大きく、実際にある求人を基に推測すると年収は400〜700万円となります。

営業職の場合、歩合制を導入している会社であれば、結果次第で更に高収入も目指せます。

この他では地主から土地を買取り、ディベロッパーや不動産業者に売買する「土地仕入営業」といった職種もあります。
参考元:厚生労働省|職業情報提供サイト jobtag|住宅・不動産営業

販売業

販売業はハウスメーカーなどに勤めて、自社で建てた物件の販売や、注文住宅を受注する仕事です。

職場となるのはモデルハウスや住宅展示場で、来場した見込客に対して自社の特徴や物件の魅力を踏まえて営業を行います。

不動産の売主となるため、契約後の施工や引き渡し、アフターケアまでトータルでサポートします。

人生に1度きりの大きな買い物となるため、相手の要望を聞いた上で住宅のプロとして適切なアドバイスをしなければなりません。

もちろん、住宅に関する保険やローンに関しても知識を身に付けておく必要があります。

住宅販売業の年収を実際にある求人を基に年収を推測すると、400~700万円となります。

営業職の場合、歩合制を導入している会社も多いので、成績次第では年収1,000万円を目指すことも十分可能です。
参考元:厚生労働省|職業情報提供サイト jobtag|住宅・不動産営業

ディベロッパー

ディベロッパーとは開発業者のことで、マンションや大型商業施設、リゾート地の企画開発を行います。

ディベロッパーには主に3つの種類があり、詳細は以下の通りです。

・総合ディベロッパー
リゾート地やマンション、商業施設など幅広く開発事業を手掛けており、「街づくり」と言われるほどの大規模な開発を中心に取り扱います。・公的ディベロッパー
基盤整備や都市再生などを主導する「UR都市機構」といった公団・公社のことで、他のディベロッパーと協力して事業を行います。・マンションディベロッパー
名前の通り、大規模なマンションや戸建ての開発を行うディベロッパーです。

 

ディベロッパーは不動産開発ができそうな土地の取得からスタートして、建物の建築や販売、管理まで全てを担当します。

建築工事はゼネコンへと依頼され、工事の施工管理といった業務も行います。

工程ごとにマーケティングや建築に関する法務・総務管理の知識を身に付けておかなければなりません。

大手ディベロッパーとしては「三菱地所株式会社」や「三井不動産株式会社」があります。

ディベロッパーは開発規模がとても大きく、売上高が多いことから年収もかなり高くなります。

大手ディベロッパーである三菱地所を参考にすると、2022年度の社員の平均年収は約1,240万円でした。
参照元:三菱地所株式会社|2022年度 有価証券報告書

コンサルタント

不動産コンサルタントとは、不動産売買や所有している物件の管理などで、最善の結果が得られるように依頼主へアドバイスを行います。

不動産関連の法律はとても複雑であり、全て自分で把握しようとするのは大変です。

必ずしも不動産会社の助言が正しいとも限りません。

そこで専門知識を身に付けた、コンサルタントの中立的なアドバイスが重要となります。

かなり重要な立ち位置となるため、誰でも不動産コンサルタントを行えるわけではなく「不動産コンサルティング技能試験」に合格する必要があります。

不動産コンサルティング技能試験は難関資格で、受験するにも「宅建士・不動産鑑定士・1級建築士」のいずれかを保有していなければなりません。

不動産コンサルタントは不動産会社に所属したり、独立開業して個人で仕事を受けたりします。

収入は仕事量や規模によってバラバラなので一概には言えませんが、中には年収1,000万円を超えている人もいます。

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不動産業界にある具体的な職種

不動産業界内の業種について解説してきましたが、更に細かい職種に分類すると以下のような種類があります。

・営業職
・企画職
・開発職
・管理職

営業職ではアパートやマンション、戸建てなどの販売や賃貸営業を行います。

営業相手は個人だけでなく、法人を相手に営業することも珍しくありません。

企画・開発は規模の範囲が広く、建築工事を進める上で必須となる土地の調査や取得、開発計画の立案を行います。

管理職では、完成して住人が住み始めた後に起こりうるトラブルの解決や修繕工事といった業務を手掛けます。

ここまで解説してきた通り、不動産業界内にはさまざまな仕事があり、業務内容はもちろん辛さややりがいも全く異なります。

各業種の仕事内容や業務内容を踏まえて、志望動機を考えるようにしましょう。

関連記事:不動産事務はやめたほうがいい?仕事内容と転職のコツを紹介

不動産の志望動機を書くコツ

志望動機を作成する上で大切なのが、面接官や採用担当者の印象に残る内容にすることです。

印象に残る志望動機を作成するには、3つのポイントを意識して作成すると良いでしょう。

・不動産業界を志望する理由を明確にする
・該当企業を志望する理由を明確にする
・自分が貢献できることを明確にする

この3つのポイントについて、詳しく解説していきます。

不動産業界を志望する理由を明確にする

面接官や採用担当者が初めに気にするのが「なぜ不動産業界を選んだのか」ということです。

他の業界ではなく、不動産業界で働きたい気持ちや理由を明確に記載しましょう。

志望する理由に良し悪しはなく、素直に不動産業界を志望した理由を記載しても問題ありません。

例としては「人々の生活を支えたい」「ものづくりが好きで都市開発など大きなプロジェクトに参加したい」などの不動産に関するものが良いでしょう。

ただし「収入が高そうだから」「休みが多いから」といった、不動産業界に特化したものでない理由は避けましょう。

該当企業を志望する理由を明確にする

次に記載するのが不動産業界の数ある企業の中から、当該企業を志望した理由です。

同じ仕事内容であったとしても、取り扱う物件の種類や規模は企業ごとに違い、業務内容も異なります。

また、企業ごとに仕事をこなす上での理念や考えがあるため、企業研究した上で、その企業を志望するきっかけとなった理由を明確にしましょう。

必ずしも、その企業にしかないポイントを選ぶ必要はありません。

自分が貢献できることを明確にする

不動産業界や当該企業を志望した理由を明確にした後は、自分が入社した場合にどのような貢献ができるのかを記載します。

仕事に対する熱意や意欲も大切ですが、入社後に活躍できる能力も重要です。

過去の自分の経験を踏まえて、どのように仕事で活かせるのかを伝えていきます。

入社後に役立つ資格があれば、取得しようと思ったきっかけや、やりたい業務を記載しても問題ありません。

従事したい業務を具体的にアピールすれば、仕事への理解度もアピールできるでしょう。

手本にしたい不動産の志望動機例文5選

具体的な志望動機や入社後に活かせる内容は思いついても、なかなか文章としてまとめられないという方もいるでしょう。

そのような場合は、志望動機の例文に自分で考えた内容を当てはめて、微調整する方法がおすすめです。

そのまま使用するとありきたりな内容になってしまい、オリジナリティに欠ける志望動機になるため注意が必要です。

立派な志望理由を考えるのも大切ですが、冒頭で述べたように最も重要なのは、面接官に強い印象を与えることです。

5つの志望動機例文を紹介しますので、参考にしてみてください。

例文⑴

1つ目は住居のトラブルを基にした志望動機例文です。

私はこれまでマンションに住んでいたのですが、台風被害により停電や駐輪場の屋根が破損した際に、迅速に対応してくれた管理会社の方に感銘を受けて、不動産業界で働きたいと思うようになりました。

普段から多くの住人が快適に住めるように管理を行い、自分の力で多くの人の役に立てることに強い魅力を感じています。

貴社は多くのマンション管理を行っており、創業60年という歴史の中で培ったノウハウを活かした徹底サポートに力を入れています。

私は人と話したり関わりを持ったりするのが好きなので、住民と積極的にコミュニケーションを取りながら、多くの人の声を取り入れられるような人材になりたいです。

普段住んでいる家に関する出来事を交えての志望動機は説得力があり、具体的であるほど印象に残りやすくなります。

面接時には「具体的にどのような作業に感銘を受けたのか」といった質問が予想されるため、管理業務について調べておくようにしましょう。

例文⑵

2つ目は転勤経験を基にした志望動機例文です。

私は幼いころから父がメーカー勤務だったため、転勤が定期的にあり、次の転勤先が決まるたびに家族で賃貸物件を探しに行っていた思い出があります。

多くの物件資料を持ち帰り、父と母は家族全員が住みやすい環境になる物件を夜遅くまで考えていました。

ある時、いつものように転勤が決まり引越し物件を見つけに行ったのですが、対応してくれた方がとても親切で、安心して引越しすることができました。

物件に関する情報はもちろん、子供だった私の通学にかかる時間や習い事の有無も考慮して何度も家まで足を運んでくれたのを覚えています。

私はその営業スタッフの親切さにとても感動して、将来は私も不動産業界で働きたいと思うようになりました。

貴社ではさまざまな条件に最適な物件を豊富に扱っており、親切な接客に力を入れていることを知り、私も営業マンとしてお客様の役に立ちたいと思い志望いたしました。

豊富な引越し体験は、お客側の立場になって物件を探せる大きな強みと言えます。

ここが引っ越し時に大変だった」「この立地は生活に関するお店が多くて助かった」など、具体的な実体験があるほどアピールしやすくなります。

志望動機を踏まえて、面接時には詳しく質問される可能性があるため、明確に答えられるように準備しておきましょう。

例文⑶

3つ目は普段から不動産に関する開発を見てきた経験を基にした志望動機例文です。

私の実家は街全体を見渡せる丘の上にあり、毎日通学する中で、何もなかったところに建物が建設され、人々の生活が豊かになっていく過程を見るのが好きでした。

そのため、学生時代から自分の住む街をもっと良い街にしたいと考えるようになり、不動産業界で企画・開発の仕事をしたいと考えています。

貴社は商業施設の企画開発実績が非常に多く、年代や性別を問わず多くの人々が楽しめる施設ばかりであることに魅力を感じています。

企画開発に役立てられる資格はまだ持っていませんが、多くの不動産開発に興味を持って見てきた経験や気持ちの強さは、土地調査業務やマーケティング業務に活かせる自信があります。

不動産業界に対する興味や好きだという気持ちは、志望動機の中で気持ちの強さを十分アピールできます。

より具体的に、どのような部分で感動したのかも伝えられると、より印象を残せるでしょう。

例文⑷

4つ目は、家族が同業界に勤めていた経験を基にした志望動機例文です。

私の父はハウスメーカーの営業職に従事しており、昔から家の重要さについて教えてもらってきました。

家は一生に1回あるかないかの大きな買い物であり、長い間住み続けます。そのため長期的な視点で物件を決める必要があり、物件選びは簡単なことではありません。

私の父は「戸建ての販売は楽な仕事ではないけど、購入のサポートを通じて多くの人を幸せにできる」と教えてくれました。

小さい頃から大変そうな父も見てきた上で、私も不動産業界の営業職で多くの人を笑顔にしたいと強く考えています。

資格はまだ取得していませんが、父から教わった考え方を基に普段の業務で経験を積みながら、なるべく早く宅地建物取引主任者の資格を取りたいと考えています。

家族や知人に不動産業界で働いている人がいれば、業界内の傾向や具体的な仕事内容について知ることができます。

これから目指す業種ではなかったとしても、それをきっかけに不動産業界に興味を持ったのであれば志望動機に記載しても問題ありません。

例文⑸

5つ目は実際の引越し経験を基にした志望動機例文です。

私は専門学校に入学するのをきっかけに、実家を離れて1人暮らしをすることになりました。

初めての引越しで「どのような基準で物件を選べばいいのか分からない」と不動産屋のスタッフに伝えたところ、物件ごとにメリット・デメリットを詳しく教えてくれました。

コインランドリーやスーパーの有無、自転車通学を考慮した通いやすさなど、自分にはない視点で詳しく教えてくれてとても助かった経験があります。

その時に人によって最適な物件が異なることに面白さを感じて、自分もいろんな物件を紹介したいと考えるようになりました。

貴社では多くの賃貸物件を取り扱っているため、まずは物件の良し悪しについて学び、自身の経験を踏まえた営業ができるようになりたいです。

学生時代は運動部のマネージャーをしていた経験があり、人の話を聞いた上で気持ちを汲み取るのが得意なので、今後の営業業務でも活かせる自信があります。

実体験を基に不動産業界で働きたいと思ったことがあれば、積極的に記載しましょう。

その時の考えや感情もより具体的に書いていきます。

経験を基に入社後にはどのような仕事をしたいかも説明すれば、考えを理解してもらいやすくなるでしょう。

不動産の志望動機NG例文5選

これまでの経験でアピールできる内容があれば記載しても問題ありませんが、どのような内容でもOKというわけではありません。

また、経験のアピール方法にも注意が必要です。

ここでは志望動機のNG例を5つを通じて、何が良くないのかポイントも解説していきますので、あてはまらないように注意しましょう。

例文⑴

1つ目のNG例文は、具体性のない内容の志望動機です。

私は子供の頃から不動産業界に憧れを持っており、いつか自分も働きたいと強く思っていました。

不動産業界について勉強して詳しくなった今でも、その気持ちに変わりはありません。

特に従事したい業種は決まっていないのですが、人と話すのが得意でコミュニケーション能力には自信があります。

そのため、人と接する機会が多い業務に挑戦したいと考えております。

仕事の中で活かせる資格はありませんが、普段の業務でしっかりと経験をつみ、貴社に貢献できるようになりたいと考えています。

志望動機からある程度の熱意は感じられますが、不動産業界で働きたいと思った具体的なエピソードがなく、印象力に欠ける内容と言えるでしょう。

また、当該企業を志望した理由に関しても明確にしておらず、将来的なビジョンがないように感じられます。

なぜ不動産業界で働きたいと思ったのか、何を入社後にしたいのか、相手に伝わるよう明確にしましょう。

例文⑵

2つ目のNG例文は、気持ちの強さや意思が感じられない志望動機です。

私は高校時代に職業体験で不動産業界について知り、自分もこの業界で活躍したいと感じました。

住宅を管理や販売をしていく上で、宅地建物取引主任者などの資格が必要ですので、入社したらすぐに取得に向けて勉強も進めたいと考えています。

人と話すことも比較的得意であり、普段の業務をこなしながら不動産業界に関する知識を身に付けていきたいです。

学生時代は野球部に所属しており、体力もあるため仕事にも活かせる自信があります。

1つ目のNG例文と同様に、職業体験で不動産業界の何を経験し、なぜ目指したいと思ったのかが明確になっていません。

入社後に関しても、不動産業界で働きたい意思は感じられますが、どのような仕事をしたいのかが分からない内容です。

最後の体力に関しても、アピールするのであれば具体的に活かせる業務を交えて記載しましょう。

例文⑶

3つ目のNG例文は、待遇を第一に考えた志望動機です。

私は知り合いに不動産業界の営業職として働いている方がいます。

不動産に関してとても詳しく、色々と教えてくれます。また年間休日数や収入に関してもかなり良くこの業界に魅力を感じました。

不動産業界は、住まい全般を取り扱うため将来性も高く、長く活躍していきたいと考えております。

仕事に役立つ資格は保有していませんが、知り合いに教えてもらい、宅建士の勉強も始めています。

資格取得後には貴社で不動産売買の業務で貢献できるように頑張りたいです。

積極的な資格取得の意思をアピールするのは良いことですが、年間休日や収入を第一に不動産業界を選んだように汲み取れます。

就職する上で福利厚生はとても大切ですが、志望動機にしてしまうと「更に良い条件の企業や業界が見つかったら辞めるのでは?」と思われる可能性があります。

また、後半でも当該企業を志望した理由が明確ではないため「条件が良ければどこでも良かったのか」と思われてしまうかもしれません。

福利厚生も重視した上で企業を決めたとしても、志望動機の中で話すのは避けましょう。

例文⑷

4つ目のNG例は離職を前提としている志望動機です。

私の親は不動産鑑定士をしており、現役でさまざまな土地の調査を行っています。

会社勤めを辞めて独立した姿に私も憧れを持ち、私も不動産業界で活躍したいと考えるようになりました。

私は不動産営業に興味があり、理想の物件を紹介していくことで多くの人に感謝されるような営業マンになりたいと思っています。

いずれは宅地建物取引主任者といった資格も取得し、フリーランスでの活躍にも憧れています。

まずは貴社でさまざまな物件の営業経験を積み、立派な営業マンに成長していきたいと考えております。

なぜ不動産業界を目指したのか、将来的に何をしたいのか具体的に記載されているため、意思や考えは伝わるのですが、離職を前提したものとなっています。

この内容では「せっかく育ててもいずれ辞めるのか」という印象を相手に与えてしまいます。

将来的に独立を目指すのは決して悪いことではありませんが、入社する段階で積極的にアピールするのは避けましょう。

例文⑸

5つ目はやりたい内容と実際の仕事内容の関連性が薄い志望動機です。

私は子供のころからボランティア活動に参加しており、人の支えとなる喜びや大切さを学んできました。

その気持ちは今でも強く、仕事を通じて人に感謝されたいと感じています。

特に最近では日本でも貧困の差が広がりつつあり、サポートを必要とする人が多くいます。

貴社に入社してさまざまな不動産に関する知識を学びながら、多くの人を助けられるように成長していきたいです。

考え自体はとても素晴らしいものですが、人の役に立ちサポートできるとはいえ、不動産業界の具体的な仕事内容との関連性があまり感じられません。

住まいを基にした具体的な経験を紹介した上で、「その人に合った安心して暮らせる物件を紹介できるような営業マンになりたい」といった感じで、ある程度の紐づけは必要です。

この他にも会社の魅力ばかりを並べたり、うんちくだけで実体験が薄かったりする内容は相手に良い印象を与えられません。

前述した3つのポイントを守って、印象に残る志望動機を考えてみましょう。

関連記事:不動産業界の志望動機はどう書く?未経験者向けの例文を紹介

関連記事:不動産事務の志望動機の書き方・例文・面接対策をまとめて解説

不動産業界で求められる人の特徴

志望動機で上手くアピールするには、企業側がどのような人材を求めているかを知ることも重要です。

ここでは、不動産業界の仕事内容を基にどのような人材が求められるのか、詳しく解説していきます。

結果にコミットできる

不動産業界は比較的「結果」を重視する傾向にあります。

仲介や売買などの仕事内容に関係なく、契約数や売上が求められるため結果を出せる人が重宝されます。

過去に数字を出すことに関する成功経験があれば、志望動機で積極的にアピールしましょう。

コミュニケーション能力が高い

不動産売買は多くのお金が動くため、契約には誰もが慎重になります。

特に戸建ての購入は大きな買い物であり、顧客にとっては購入後の人生にも大きな影響を及ぼすものです。、

相手が求めていることに上手く答えられず、自信を感じられないような営業マンからは誰も家を買いたいとは思わないでしょう。

逆に何でも軽く答えすぎてしまうのも良くありません。

自信を持って質問に答えるのはもちろん、必要に応じて相手の意見を聞き出せるコミュニケーション能力はとても重要です。

コミュニケーション力をアピールできる経験があれば、積極的に志望動機でアピールしましょう。

協調性がある

ディベロッパーなどの企画開発の仕事は、規模が大きく仕事の範囲も幅広い特徴があります。

個人ではなくチームでプロジェクトを進めていくことが多いため、協調性がある人材が求められます。

建設業者や不動産仲介業者など、多くの協力会社が関わるため、指示出しなども行わなければなりません。

企画開発を行う企業に応募する際は、協調性をアピールできるようなエピソードを選ぶようにしましょう。

関連記事:未経験から不動産業界への転職はあり?難易度やメリットを解説

関連記事:不動産営業に向いている人の特徴は?転職時のポイントも紹介

関連記事:不動産業界はやめとけ?ホワイト企業を見極める方法を解説

まとめ

今回は不動産業界へ就職や、転職する際の志望動機の書き方について解説してきました。

志望動機で上手にアピールするためには、不動産業界の傾向や自分が目指す業種の仕事内容について詳しくなる必要があります。

仕事内容や特徴を理解できたら、まずは不動産業界を志望する理由や当該企業を志望する理由を考えましょう。

また、自分の過去の経験から入社後に貢献できそうなアピールポイントを考えてみます。どうしても難しい場合は、今回紹介した例文を参考にしてみると良いでしょう。

多くの人が同時に依頼するため、採用担当者の印象に残る内容となるように考えれば、上手に自分をアピールできるでしょう。

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