不動産営業職の需要は高く、多くの求人があります。
応募条件に特別な条件はなく収入も高いことから、挑戦したいと考える人も多くいます。
しかし「全くの未経験で本当に活躍できるのか」「どんな人が向いているのか」と気になる方もいるでしょう。
そこで今回は、不動産業界の向いている人の特徴や転職時のポイントについて、分かりやすく解説していきます。
これから不動産業界の営業職に転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
・不動産業界に向いていない人の3つの特徴
・不動産業界の仕事の種類とメリット・デメリット
・不動産業界へ転職する上で押さえておきたい3つのポイント
不動産営業に向いている人の特徴
不動産の営業職は成果主義であり、個人の結果が重要視される傾向にあります。
結果を出すほど収入や評価が上がる一方で、思うように結果が出なかった場合、当然収入も下がります。
他の業界の営業職と比べても、商品である不動産の金額がそもそも大きいため契約が取りにくく、簡単な仕事ではありません。
また、不動産営業とは言っても取り扱う不動産の種類や規模によって、仕事内容や辛さは大きく異なります。
こういった不動産業界の営業職で活躍できる人はどんな人なのか、ここではその特徴について、詳しく解説していきます。
メンタルが強い
不動産業界で営業をする上で必須と言えるのが「メンタルの強さ」です。
不動産の購入は何度も経験することではなく、人生で最も高い買い物であるため、購入を望んでいる人であっても誰もが慎重になるものです。
そのため、成約するまでには物件の情報や内見といった商談を何度も行うのですが、最後の土壇場でキャンセルになるケースも決して珍しくありません。
もちろんキャンセルとなった場合には、ゼロからやり直しです。
営業方法に関しても、取り扱う物件によっては自分から積極的に飛び込み、営業や電話営業を一日に何百件もこなしていきます。
門前払いとなり話を聞いてもらえないのは当たり前で、時には悪徳業者のような扱いを受ける時もあります。
また会社によっては一定期間ごとにノルマが設けられているため、契約件数が足りない場合には上司に叱責されることもあるでしょう。
そのため精神が不安定になりそうな状況下でも、めげずに営業を続けられるようなメンタルの強さのある人が、不動産業の営業には向いていると言えます。
体力に自信がある
不動産営業は顧客に合わせて仕事をこなす必要があり、長時間労働となる日もあるので体力も必要です。
顧客との信頼関係を築くのはもちろん、成約のチャンスを逃さないためにも、急な商談依頼でも断らずに自分のスケジュールを調整します。
平日の日中は仕事をしている人が多く、夜の商談依頼も少なくありません。
土日はほとんどの人が休みとなるため、新規来店も含め多くの商談をこなしていきます。
前述したとおり「やっと成約できそう」と思っていても、キャンセルとなることもあるでしょう。
それでも切り替えて別の商談を進めていく体力が求められます。
向上心がある
不動産業界に限った事ではありませんが、営業職は取り扱う商品について、常に最新の情報を知っておく必要があります。
不動産業界の場合は家やマンションを取り扱うため、長く暮らしていく上で役立つ住宅設備や機能について、身に付けておかなければなりません。
また、住居を購入する上で顧客が検討するポイントは建物だけでなく、立地もです。
近くにある商業施設や学校、駅までの距離などあらゆる情報を踏まえて、購入するかどうかを総合的に判断します。
そのため、販売する住宅周辺の立地に関しても勉強しておく必要があるでしょう。
これに加えて、契約する上で必要な住宅ローンや登記といった金融・法律の勉強も必須となります。
常に新しい情報を収集しようとする向上心がある人は、不動産業界の営業職が最適と言えるでしょう。
高収入を望んでいる
収入を最優先に働きたい人も、不動産の営業職は最適だと言えるでしょう。
不動産業界の営業職は結果が重要視されやすく、入社年数や学歴はほぼ関係ありません。
給与形態では歩合制を採用している会社がほとんどで、新入社員であっても契約を多く取っただけ収入に反映されます。
不動産業界は非常に大きな金額が動くため、他の業界の営業職よりも歩合が大きくなりやすく、年収が1,000万円を超える人も少なくありません。
不動産営業の経験を積みながら知識を身に付ければ、より大きな不動産を扱えるようになり、年収が1億円を超える人もいるほどです。
もちろん、高収入となるほど忙しく長時間労働や休日出勤も増えますが「収入が良ければ問題ない」という人は、長期的に不動産業界で活躍できるでしょう。
コミュニケーション力が高い
戸建てやマンションは高額で、人生に一度きりの買い物となる人がほとんどです。
そのため、物件選びに失敗しないように誰もが慎重になります。
そのような顧客に納得してもらい、売買契約を結ぶ上で欠かせないのが「信頼関係」です。
たとえ建物や立地の情報を知り尽くしていたとしても、おどおどして自信のなさそうな営業マンでは不安であり、購入したいとは思わないでしょう。
一方で、顧客が不安としていることや疑問点を汲み取り、積極的にサポートしてあげられるような営業マンは信頼されやすく結果も出しやすくなります。
あらゆる年代の人とも積極的に話せて、相手の意見を聞けるようなコミュニケーション力の高い人も、営業マンの素質があると言えるでしょう。
忍耐力がある
不動産の購入は誰もが慎重になり、契約までにはかなりの時間がかかるため、不動産営業には強い忍耐力が求められます。
途中まではとんとん拍子に話が進み契約直前で断られることもあれば、ずっと不満そうだったのに、最後で契約となるパターンもあり得ます。
他の不動産屋でも比較しており、商談の途中で長期間来店しなくなるような人もいるでしょう。
顧客がどのような状態であっても、諦めることなく信頼関係を築いていく必要があります。
契約までの期間が長い不動産営業では、忍耐力が必須と言えるでしょう。
フットワークが軽い
不動産業界の営業職は、急な商談であっても対応できるかによって、契約できる可能性が大きく変わります。
そのため不動産営業には、どのような時でも顧客に合わせられるフットワークの軽さが求められます。
顧客との商談だけでなく、関連のセミナーや不動産業界の集まりなど、あらゆる場所に顔を出していくような人は幅広く人脈も築けるでしょう。
人との繋がりが増えるほど紹介による案件も増えて、他では知りえないような情報も手にしやすくなります。
このような普段のフットワークの軽さが、最終的な契約数の多さに大きく影響します。
不動産営業に向いていない人の特徴
不動産営業は未経験であっても稼ぎやすく、身に付けた知識や経験は不動産業界で将来的にも活かせます。
一方で誰でも活躍できるほど簡単な仕事ではなく、不動産業界に挑戦する場合は、不向きな人の特徴も理解した上で慎重に考える必要があるでしょう。
不動産業界に向いていないと言われる人の3つの特徴について、解説していきます。
ちなみに、これらの特徴に当てはまるからといって不動産業界を諦める必要はありません。自分の弱点を理解した上で正しく努力すれば、不動産業界の営業マンとして十分活躍できるでしょう。
対面で話すのが苦手
不動産契約を結ぶためには、顧客との信頼関係の構築が欠かせません。
そのため、対面で話すのが苦手であり、コミュニケーション力に自信がない人は営業マンに向いていないと言えるでしょう。
自分から積極的に情報発信をしたり、相手の要望を聞き出したりしないと、上手く商談は進められません。
しかし、コミュニケーション力は努力次第で向上させられます。
相手の良いところを見つけるように意識したり、広角を1㎝上げたりするなど、普段から克服するための行動を取ってみると良いでしょう。
ワークライフバランスを重視
「仕事も大切だけど、プライベートを第一に生活したい」といった人には、不動産業界の営業職は向いていないかもしれません。
ここまで解説してきた通り、不動産業界の営業マンは顧客の都合を第一に仕事をこなす必要があります。
例え定時の予定であっても、夜に商談の依頼があればすぐに現場へ向かいます。
もちろん休日の予定であった日でも同様で、顧客を第一に行動しなければなりません。
最近では労働環境の改善が進められ、長時間の残業や休日出勤は減ってきていますが、結果を重視する以上、顧客最優先の働き方は変わらないでしょう。
どうしてもワークライフバランスを重視しながら営業職をしたい場合は、年間休日数が多い会社や、営業ノルマを設けていない会社がおすすめです。
高収入より安定収入を重視
高収入ではなく、安定収入を重視するような人も不動産業界の営業職はおすすめしません。
不動産業界の営業職は歩合制の給与形態が多く、基本給は少なめに設定してあることがほとんどです。
結果を出せれば、周りの人よりも多く稼げますが、結果が出なければ当然収入も下がります。
これは中堅・ベテラン社員であっても関係なく、毎月一定の結果を出せなければ収入は安定しません。
また、結果が出たことで年収が上がった翌年には税金も上がるため、収入が落ちた場合により生活が苦しくなります。
どうしても安定収入を重視したい場合は、営業職で経験を積みながら不動産業界の違う職種へのキャリアアップを目指すと良いでしょう。
不動産業界には営業以外にも、契約や管理の仕事もあります。
不動産営業の仕事とは
一口に不動産業界と言っても、取り扱う物件や所属する会社によって職種が異なります。
具体的な職種は以下の通りです。
・賃貸仲介
・販売
・管理
営業職をイメージする人が多いのですが、物件を管理するような仕事もあります。
ここでは不動産業界の職種について、仕事内容を詳しく解説していきます。
売買仲介
マンションや戸建ての売買仲介職では、不動産を買いたい人と売りたい人を結びつける仲介役を担います。
顧客から不動産の売却依頼があるので、チラシや運営するウェブサイトに物件を掲載します。
情報を見て来店した購入希望者に、具体的な要望を聞いた上で内覧を行い、納得してもらえれば売買契約する流れです。
売買仲介は「売り仲介」と「買い仲介」があり、売主を探す会社と買主を探す会社に分かれます。
どちらでも契約業務があるため、不動産契約に関する法律や税金の知識が求められます。
賃貸仲介
ビルやマンションのオーナーに代わって、部屋の賃貸契約を行う仕事です。
街中でアパートやマンションの物件情報を掲載している不動産屋を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
来店した顧客の要望を聞いた上で、おすすめの物件を紹介して、気になった物件があれば一緒に内覧します。
他の営業職と比べると個人のノルマが厳しくなく、店舗ごとのノルマ設定であるケースが多いです。
販売
仲介ではなく自社で保有する不動産を販売する仕事で、ハウスメーカーの営業職がこれに該当します。
住宅展示場やモデルルームに来場した顧客に対し、物件の説明を行います。
販売元であるため契約後の引き渡しはもちろん、アフターケアも大切な仕事の1つです。
投資用マンションや土地の売買を専門とする不動産会社もあり、こういった職種ではテレアポや飛び込み営業も積極的に行います。
不動産販売は個人での売上目標を設定されていることが多く、数字を追わなければならずハードな仕事です。
一方で成約報酬は他の職種と比べて高い傾向にあり、不動産の規模によっては年収1,000万円超えも狙えます。
参考元:厚生労働省|職業情報提供サイトjobtag|住宅・不動産営業
管理
不動産管理の仕事では、アパートやマンションに住人が入居してから退去するまでに必要な業務を行います。
具体的な仕事には以下のような内容があります。
・入居者や近隣住民からのクレーム対応
・契約更新業務
クレームには水漏れ・エアコンの故障・騒音などがあり、必要に応じて修理の手配や修繕工事を行わなければなりません。
騒音などの住民間のトラブルも、双方の意見を聞いた上で適切な処置を取る必要があり、住民が快適に生活できる環境づくりを担っています。
対応の良し悪しで不動産の入居率が異なり、収益にも大きな影響を及ぼすため、非常に重要な仕事と言えるでしょう。
不動産営業の仕事をするメリット
不動産営業の適性や職種の種類を解説してきましたが、これから長く働いていく中で、どのようなメリットがあるのか気になる方もいるでしょう。
不動産業界の営業職で働くメリットは主に3つあります。
・経験値や年齢に関係なく活躍できる
・達成感がある
各メリットについて、詳しく紹介していきます。
収入アップ
営業職で一番のメリットと言えるのが「歩合制による高収入」を目指せることです。
営業職では多くの場合給与に歩合制が用いられており、結果に応じて歩合報酬が支払われます。
歩合に過去の経験や学歴、入社年数は全く関係なく、結果を出した分だけ収入が増えるので、新入社員でも高い年収を狙えます。
営業に関する知識と経験を積むほど大きな不動産を扱えるようになり、契約の難易度は上がりますが、年収数千万円を目指すことも可能です。
経験値や年齢に関係なく活躍できる
不動産業界と聞くと専門知識や経験が必要だと考える人が多いですが、入社時点で求められる特別な条件はほとんどありません。
実際にある不動産営業の求人を見てみると「大卒以上」といった学歴指定はほとんどなく、「不動産系の必須資格」も特にありません。
強いて言えば営業周りで使用する、自動車の運転免許が必要なくらいです。
そのため、専門学校や大学を卒業しておらず、現時点で全くの別業界で働いている人でも挑戦できます。
営業職として働きながら経験を積み、不動産関連の資格を取得すれば、業界内でのキャリアアップも可能です。
達成感がある
戸建てやマンションの購入は人生に一度あるかないかの大きな買い物です。
購入後は長期間にわたり住み続けるため、不動産選びは後の人生に大きな影響を及ぼすと言っても過言ではありません。
そんな不動産を売る営業マンは責任重大であり、むやみに売ればいいわけではありません。
一緒に物件の選定を行うのはもちろん、家族構成なども踏まえて、立地条件でも最適な物件を見直します。
何度も商談を繰り返し、契約できた際には顧客から感謝の声をもらえることもあります。
最適な物件を紹介できて無事に契約できた際には、大きな達成感を味わえるでしょう。
不動産営業の仕事をするデメリット
不動産営業の仕事のメリットを3つ紹介してきましたが、もちろん良いことばかりではありません。
高収入を目指せて、経験や学歴関係なく活躍できる一方で、営業職ならではの厳しさもあります。
ここでは不動産営業のデメリットを2つ紹介していきます。
ノルマが厳しい
不動産の営業職では、個人でノルマを設定されていることが多く、結果を最重視する会社ばかりです。
そのため、結果を出すほど評価されるのはもちろん、歩合により収入も上がります。
一方で、結果が出なければ過去の実績に関係なく収入は落ちますし、成績低迷が続けば上司からの叱責もあるでしょう。
ベテラン社員になってもノルマはなくならないため、常に数字を意識しながら仕事をこなす必要があります。
収入が安定しにくい
給与形態が歩合制である場合、基本給は低めに設定してあることが多く、昇給のみで高収入を目指すのは難しいと言えるでしょう。
結果を出せれば周りよりも稼げる一方で、頑張っていたとしても結果が伴わなければ収入は減少します。
経験を積みながら営業ノウハウを蓄積していけば、営業成績が大きく落ちる可能性は下がりますが、絶対に大丈夫とは言い切れません。
実力に関係なく、景気動向の影響を受ける可能性もあります。
将来的に収入を安定させたいと考えている場合は、支店長やマネージャーへの昇格や関連職種へのキャリアアップを目指すと良いでしょう。
不動産営業へ転職する上で押さえたい3つのポイント
不動産営業の向き不向きや種類について理解した上で、不動産業界へ転職したいと考えている場合、業界の特徴を理解しておく必要があります。
ここでは、不動産営業への転職で押さえておきたい3つのポイントについて、解説していきます。
女性が活躍しやすい
不動産業界の営業と聞くと、男性が多いというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。
「女性で営業マンとして活躍するのは難しいのか」と考えるかもしれませんが、決してそんなことはありません。
不動産営業の求人には「20代の女性スタッフ活躍中」と記載されているものもあります。
また、男性に比べて余計な緊張感を与えないという女性ならではの武器も、不動産の営業で十分通用するでしょう。
昔ながらの「女性だから」といった特別扱いもなくなってきています。
体力も必要な仕事であるため、辛く感じる時もあるかもしれませんが、女性だから不動産営業は難しいといったことはありません。
学歴や職歴は関係ない
「未経験だから」と不動産業界への転職を不安に感じる方もいるかもしれませんが、就職時点で職歴や学歴で特別な条件は基本的に求められません。
もちろん、入社後には不動産知識について学んでいく必要はありますが、事前に何かしらの勉強をしていなくても問題ありません。
失敗したくないからと、独学で不動産業界について勉強したり、資格取得を目指したりする方もいますが、早めに転職して経験を積んでいくのもおすすめです。
ちなみに、不動産営業の求人では多くの場合「普通自動車免許」を求められます。
必須でない求人もありますが、応募できる企業の幅を広げたい場合には、普通自動車免許の取得を目指してみると良いでしょう。
取得しておくと有利な資格
入社時点で必須となる不動産系の資格はありませんが、今後不動産業界で仕事の幅を広げていく上で役立つ資格はたくさんあります。
特におすすめなのが「宅地建物取引主任者」です。
不動産業界では、1つの営業所の従業員5名に対し、必ず1名以上の宅建士の配置が義務付けられており、宅建士の資格は営業に欠かせない資格と言えるでしょう。
また、宅建士にしかできない独占業務には以下のようなものがあります。
・重要事項説明書(35条書面)への記名押印
・契約書(37条書面)への記名押印
どの業務も不動産契約では必ず行われるため、宅建士を取得していると多くの不動産会社で重宝される存在になれるでしょう。
ちなみに、宅建士以外では以下のような資格も不動産業界では役立ちます。
・賃貸不動産経営管理士
・ファイナンシャルプランナー
・不動産コンサルティング技能士
将来的にキャリアップを目指すのであれば、営業職として働きながら少しずつ資格勉強を進めていきましょう。
不動産営業に向いている人になるには
不動産営業では結果重視となりますが、未経験でありながら活躍していくためには、不動産知識とは別に営業スキルが必要です。
具体的な営業スキルにはどのようなものがあるのか、詳しく解説していきます。
自分の機嫌の取り方を見つける
不動産営業は、根気強く商談を進めなければならず、順調に進めてきたとしても最後に破談となることがあります。
また、顧客にとっての人生最大の買い物をサポートする仕事のため、責任重大でありストレスも溜まります。
こういった状態が続く中でも切り替えて頑張り続けるには、ストレスをリセットできる自分なりの楽しみを見つけておくといいでしょう。
趣味や欲しいものがあれば、それを目標に仕事に励みやすくもなります。
自分なりのやりがいを見つける
不動産営業の仕事はさまざまなメリットがある一方で、辛いことも多く、決して簡単な仕事ではありません。
「なんとなく収入が高そうだし…」といった中途半端な理由では、途中で行き詰まり挫折してしまう可能性が高くなります。
どんなに辛い状態が続いても頑張れるような、やりがいを自分の中で見つけておくことが重要です。
実際に営業マンとして働く中でやりがいは変わるかもしれませんが、自分なりに仕事を楽しめているのであれば問題ありません。
対人スキルを磨く
不動産営業に従事する上で避けて通れないのが「対人による接客」です。
そのためコミュニケーション能力はもちろん、良い印象を持ってもらうための身なりの知識なども身に付けておく必要があります。
「今まで克服できなかったし無理…」と思う方もいるかもしれませんが、信頼してもらう上で重要なのは言動から伝わる自信の表れです。
たとえ経験が不足しており知識が伴っていなくても、自分なりに努力を続けている人は、見た目で気持ちの強さが相手に伝わります。
まずは行動に移してみることが、不動産営業で活躍するにはとても大切です。
数をこなす
不動産営業で契約まで進めるには、コミュニケーションスキルや物件に関する知識、営業ノウハウなど、さまざまなスキルが必要です。
どれだけ優秀な人材であっても、最初から結果を残せる人はほぼいません。
数件契約を断られたからとすぐに諦めるのではなく、継続して自分磨きを行うようにしましょう。
努力を続けていれば、結果もそれなりに出せるようになります。
まとめ
今回は、不動産営業に向いている人の特徴について解説してきました。
不動産業営業は、扱う不動産の金額が大きく慎重に決断する必要があるため、契約するまでには長い時間がかかります。
時には平日の夜や休日に商談を求められることもあり、顧客第一で動く必要があります。
そのため、忍耐力やコミュニケーション力があり、フットワークの軽い人が向いていると言えるでしょう。
給与形態はほとんどが歩合制であるため、高収入を目標に頑張りたい人にもおすすめの仕事です。
不動産営業と言っても複数の種類がありますので、業務内容を理解した上で目指す仕事を決めましょう。
不動産業界に転職する上で求められる知識や学歴、資格はほぼなく、未経験者でも応募可能です。
不動産営業の仕事はメリットばかりではなく、辛く感じる時もありますが、将来性のあるおすすめの職種と言えます。
不動産営業の仕事をお探しの方へ
\こんなお悩みをお持ちではないですか?/



また、不動産営業の仕事に興味はあるけれど、なかなかいい求人が見つからないという方もいるかもしれません。
そんな方は、不動産営業の求人を掲載している建設キャリアを活用してみませんか?
転職のプロがあなたの希望条件に合う求人を”無料”でご紹介します!
不動産の求人を検索する(無料)
国際基督教大学卒。エン・ジャパンの新規事業企画室でHRTech(SaaS)の事業企画と営業を経験。シード期のHR系スタートアップでインサイドセールスとキャリアコンサルタントに従事し全社MVPを獲得。その後、5年で300名と急成長するベンチャー企業ネクストビートにて、高所得女性向け情報メディア事業、ホテル向け人材事業の立ち上げを行う。