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トラック運転手の労働時間とルールについて解説

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トラック運転手のイメージとしてあるのが、長い労働時間です。
運転時間はもちろん、荷物を待つ待機時間、などもあるため労働時間が多いのではと考えられがちです。

実際にトラックドライバーは、他の業界や職種に比べて平均労働時間が長い傾向にあります。

ですが、何時間も残業や拘束をしていいわけではなく、拘束時間や勤務中の休息、休日など労働時間に関しての詳しいルールが定められています。

今回はトラック運転手の労働時間について、詳しく解説していきます。

トラック運転手の仕事内容

トラック運転手の仕事内容は、その名前の通り、トラックを運転して荷物を配達先まで運搬するのが仕事となります。

トラックの大きさは様々で大きさによって運ぶ荷物の内容や仕事内容、労働時間も違いがあります。

大型トラックドライバーは、10tなど最も大きいトラックを運転をするのですが、比較的労働時間が長く長距離の仕事が多くなります。

荷物も大きいものが多く、基本的にフォークリフトでの積み込みなどがメインとなり高度な運転技術が必要です。

一般的なトラックの他にもキャリアカーやタンクローリーが大型トラック運転手となります。

中型トラックドライバーは、運送業界以外でも建築業など様々な職場で使用されており、運送距離は中距離~遠距離が多いです。

積み荷はパレットの場合もあれば手積みもあり、長距離配送であれば労働時間も増えてしまいます。

小型トラックドライバーは、主にルート配送などの近距離配送が多く、荷物は基本的に手積みとなります。

ある程度スケジュールが決まっていたり、長距離配送中の渋滞などに影響されることが少ない為、労働時間は一番短いと言えます。

このように、運ぶ荷物や運転するトラックの大きさによって、労働時間や仕事内容に違いがあります。

トラック運転手の労働時間が長くなる原因

トラック運転手は、他の業界や職種に比べて労働時間が長いことが特徴です。
原因として繁忙期による残業などもあるのですが、トラック運転手特有のものとしては待機時間が長いことがあります。

荷主の都合により、予定の集荷時間に荷物が準備できなかった場合は待つ必要があります。
また、空港や港に到着する荷物の場合は、天候等により発着に遅れが出るとその間待機して荷物を待たなければならず労働時間が増えてしまいます。

この他にも、長距離配送の場合は高速道路等で発生する事故で渋滞が発生し、予想以上に配達時間がかかり労働時間が長くなることも珍しくありません。

また、最近では大型トラック運転手の高齢化が深刻化しており、トラック運転手不足が労働時間増加の原因ともなっています。

厚生労働省が労働時間等について策定

労働時間が長いなどイメージから、トラック運転手を目指す人材が少なくトラック運転手は不足していると言われています。

このような問題の解消に向けて、厚生労働省が労働時間などに関するルールを策定しました。

トラック運転手の拘束時間

【トラック運転手の1日の拘束時間】

荷物待ちなどの待機する時間が多いトラック運転手の場合、労働時間も含めた拘束時間のルールがあります。

1日のトラック運転手の拘束時間は原則として13時間が目安とされており、拘束を延長するとしても最大16時間までです。

また15時間を超える拘束は週に2回までとなっています。
ちなみに1日とは始業時刻から24時間で数えます。

【トラック運転手の1ヵ月の拘束時間】

トラック運転手は1ヵ月間の拘束時間にもルールがあり、原則として293時間までとなっています。

これにも例外があり、労使協定があれば320時間までの延長が可能です。

ただし延長が可能なのは1年間で6ヵ月までとなっており、1年間の合計拘束時間は3516時間までに抑えなければなりません。

上記で出てきた労使協定とは、使用者(会社)と労働組合(従業員の過半数により選ばれた代表者)との間で結ぶものです。

協定は書面にて結ばれ、記載する内容は以下の通りとなります。

・適用対象者
・月ごとの拘束時間
・協定書の有効な期間
・内容を変更する場合の手続き方法

拘束時間にルールを設けることで、過度な労働時間が発生しないようにしています。

ちなみに拘束時間は残業時間ともなります。

トラック運転手の運転時間

トラック運転手の労働時間の中でも、運転時間に関しては別にルールが定められています。

トラック運転手の運転時間の限度は2日間の平均で決められており、平均で9時間までとなっています。

特定日を決め、前日と合わせた数値、翌日と合わせた数値のうちどちらかの平均が9時間以内であれば問題ありません。

また、4時間の連続運転に対しては30分の休憩を設ける必要があります。

ちょっとしたミスが大事故につながるため、労働時間に適切な休息を設けることはとても重要と言えます。

トラック運転手の休憩時間

トラック運転手の休息時間は、勤務が終わってから連続して8時間以上確保しなければいけません。

また、拘束時間と休息時間で1日を構成するため、2つ合わせて24時間以内に抑える必要があります。

繁忙期などでどうしても難しい場合は特例が認められており、以下のルールが定められています。

・分割休息の回数は2~4週間程度の期間で全勤務回数の半数が限度
・休息期間は一回あたり連続して4時間以上で合計10時間以上

このように労働時間とは別に休息、プライベートな時間もつくりやすいルールが設けられています。

トラック運転手の休日

トラック運転手の場合、拘束時間が長く労働時間もバラバラなので、曜日などではなく時間でルールが定められています。

トラック運転手の休日ルールとしては、休息期間にプラスして24時間となり休息期間が8時間なので続けて32時間取る必要があります。

ちなみに2連休の場合は、32時間にプラス24時間で56時間です。

勤務終了してから24時間が休日と勘違いされがちですが、休息期間と休日は別のものとなるので注意が必要です。

トラックに2人で乗務する場合の特例

長距離運送を行う場合など2人で乗務することがあるのですが、この場合においても労働時間のルールが定められています。

1日の拘束時間としては最大16時間とされており、15時間を週2回までが限度というのは変わらないのですが、2人乗務であれば20時間まで労働時間の延長が可能です。

一カ月間の場合は特例が無く、上記で説明したように原則293時間までで、労使協定を結んだ場合に限り最大320時間まで労働時間延長が可能です。

休息時間については原則連続8時間以上ですが、2人乗務では特例として連続4時間に短縮できます。

上記ルールを適用するためにはトラックにも条件があり、キャビンで大人一人が足を延ばして休憩できるベットが設置されていなければいけません。

フェリーで移動する場合

長距離トラック運転手などの場合、途中でフェリーを使用して移動する場合があります。
この場合は乗船した時間のうち、2時間が拘束時間となり残りは休息期間として扱うことが可能です。

そのため乗船時間が2時間未満であれば、そのまま拘束時間となります。

休息時間が発生する場合、通常であれば連続8時間以上で分割となる場合でも連続4時間以上というルールがありますが、フェリーに乗船した場合に限っては連続時間のルールがなくなります。

荷物を待つ時間は労働時間?

トラック運転手の場合、荷主の都合や積み込みの順番等により、待機する時間があります。

作業自体は何もしていないので休息と捉える方もいますが、そうではなく待機時間は労働時間となります。
会社によって自由というわけでもなく、労働基準法でも同じく待機時間は労働時間という解釈となっています。

ちなみに拘束時間に含まれるため、残業時間にもなります。

まとめ

今回は、トラック運転手の労働時間について詳しく解説してきました。

トラック運転手と言っても大型・中型・小型トラックがあり、仕事内容や労働時間に違いがあります。

トラック運転手の労働時間が長くなる原因としてはいくつかあり、交通事故や天候悪化による交通渋滞や荷主の都合による待機時間、荷待ち時間が主な原因となっています。

このような過酷な労働環境による人材不足を解消する目的で、厚生労働省によってトラック運転手の労働時間に関してルールが策定されました。

労働時間はもちろん、運行中の休憩時間や休日にもルールが定められています。

そのため、昔に比べ過度な労働時間はなくなっており、安心してトラック運転手と働きやすくなってきていると言えます。

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