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トラック運転手の休日や休憩について詳しく解説!

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トラック運転手は過酷で休日が少ないといったイメージがありませんか?実際トラック運転手はきちんと休日や休憩を取れているのか、細かく解説していきましょう。

国定めるトラック運転手の労働時間などの基準

まずはじめにトラック運転手の労働時間の基準を解説します。

トラック運転手はこれまで労働時間や拘束時間が長く、問題となっていました。そのため厚生労働省が「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」、通称「改善基準」を定めました。

※拘束時間:運転時間+休憩時間

それによるとトラック運転手の拘束時間は1日13時間まで(15時間以上の拘束は週2回まで。ただし拘束時間の上限は16時間まで)
1ヶ月の拘束時間は293時間まで(労使協定を結べば最大320時間まで可。ただし年間で6ヶ月まで。年間の拘束時間のトータルを3516時間を超えてはいけない)となっています。

休憩時間に関しては4時間ごとに30分以上取ること。つまり4時間以上連続して運転してはいけない。ただし4時間の間に合計30分以上休憩時間を分割して取得してもいいとされています。

拘束時間内での運転時間は2日間で18時間以内と決められているため、拘束時間が長いからといって運転時間を伸ばすことはできません。拘束時間の長い分は休憩や雑務などに充てられます。

これを踏まえて現状のトラック運転手の仕事や休日を紹介していきます。

トラック運転手の仕事内容

トラック運転手の仕事内容はトラックのサイズ(小型、中型、大型)や運ぶ距離(近距離、中距離、遠距離)によって変わってきます。同じように拘束時間や休日なども異なります。詳しく解説していきましょう。

近距離トラック運転手

近距離トラック運転手の場合、主に小型のトラックや軽バンを運転し、小型の荷物を運ぶ仕事です。Amazonや楽天などのネットショッピングの荷物をお客様のもとへ配達するような仕事が多いです。

個人宅や企業宛の配達の仕事なので配達時間が決められており、そのため労働時間や休日についても決めやすいといった特徴があります。
配送エリアもあまり広くないため、拘束時間を含む労働時間はあまり延びにくいと言われています。

休日に関しては個人宅はシフト制になることが多いですが、企業先の配達に関しては土日が休みというところが多いです。

実際近距離ドライバーの求人を調べたところ、出勤時間は7時から8時、労働時間は実動8時間、休日は月8回のところもあれば4〜5回のところもありました。休日が少ないところはその分給料も高めでした。

中距離トラック運転手

小型・中型・大型トラックを運転して主に県内や近県に荷物を配送する仕事です。食品や資材、家具などさまざまな荷物を配送します。

出勤時間は荷物により早朝5時のところもあれば9時のところもあります。実働は8時間が多く、配送エリアも近場のため拘束時間もあまり伸びにくいです。

夜勤の会社の場合は夕方に出勤し、翌朝まで勤務するといった形になります。夜勤の場合は休憩時間も多くありますが、その分拘束時間も長くなるため体力的にきつい部分もあります。

休日は週休2日のところもあれば日曜だけ休みの会社もあります。長距離配送の場合はなかなか休日を取りにくいといったこともあります。

長距離トラック運転手

長距離トラックドライバーの場合、労働時間、拘束時間が長く休日が少ないといった特徴があります。

仕事内容は中型・大型トラックを運転して片道300km以上先の配送先に荷物を運ぶ仕事です。食品や日用品、建築資材や燃料など荷物の種類は幅広くあります。

距離が長い分、交通量の少ない深夜に車を走らせることが多く夜通し運転することも少なくないです。拘束時間も13時間が普通で休日も週に1回あるかどうかなので体力的に厳しい仕事です。

トラック運転手の休日

一般的な会社員は週休2日制のところが多い中、トラック運転手の休日はトラックのサイズによっても異なってきます。詳しく解説していきましょう。

大型トラック運転手の休日

大型トラック運転手ですが、昨今免許制度が変わり、中型免許や準中型免許が登場したことで大型免許取得のハードルが上がってしまい、慢性的な人手不足に陥っていることもあって休日を満足に取れない企業もあります。また、配送先が長距離になることもあるのでその場合、最悪1週間以上帰って来れない場合もあります。

一般的な大型トラックの休日は日曜日の週1回が多いです。しかし、中距離まで配達を行っている企業は日帰りで帰ってこれることもあり週2回休日を与えているところもあります。

大型トラックの中にはタンクローリーを運転する職種もあります。ガソリンやガスなどの危険物や牛乳や小麦粉など食品を運ぶタンクローリーですが、配達先が大手でルートが決まっていることもあってか、労働時間が整っていたり休日が週2回取れるなどしっかりした労働環境を与えているところが多いです。

中型トラック運転手の休日

中型トラックはトラック業界の中で一番多く、利用される現場も一番多いため求人形態もさまざまです。例えば近県の配達であれば日帰りで帰ってこれるため、休日の設定も行いやすく、週1〜2回も休みを取れるところが多いです。しかし、長距離配送の場合、休日の回数が不安定で週に1回取れない場合もあります。中型トラックは運送業界で主力になっているので、その分求人の件数も多いため、自分の希望に合う会社を選びやすい特徴があります。

小型トラック運転手の休日

小型トラックの配達は主に小型の荷物でネット注文の配達などが多いため、労働時間も決まっており、休日も週2回取れる会社が多いです。企業宛の荷物を送る会社は企業が土日休みなので、運転手も土日休日を取ることができ、子どもがいる方や週末休みたい方はそういった会社が選ばれる傾向があります。

GWやお盆、年末年始に休暇は取れるのか?

やっぱりGWやお盆、年末年始はゆっくり休みたいとこですよね。これに関してはトラック業界でも大手や中小企業、荷物の配送先で休日が取れるか変わってきます。大手企業は人材も豊富なため、シフト制で休日を取れる可能性もありますし、交代で大型連休を取れることもできます。しかし中小企業の場合は人手不足のところが多く、あまり休日を取れない場合が多いです。
荷物の配送先が企業や大型連休時に稼働しない会社である場合、運送会社も同じように休日を設けるのでゆっくり休むことができます。

現状必ず休める保証のあるところは多くありませんが、今は家族との時間を設けたいといった人も多くいるため、人材確保の意味も込めて大型連休を取れる会社も増えてきています。

トラック運転手の休息ルール

休息とは拘束時間から拘束時間までの期間と定義されています。つまり業務を終えたドライバーが次の業務を始めるまで、終業時間から始業時間までの期間のことを言います。

食事を取ったり、睡眠を取ったりと、業務に関することは一切しなくていい自由時間で、休息期間は最低連続した8時間以上と定められています。
長距離で1泊以上の配達期間がある場合、トラック運転手のこの休息時間の間に食事や荷台のベッドなどで睡眠を取ったりしています。

トラック運転手の休日ルール

休日は法律上で会社が社員に与える義務のある休日(法定休日)と法律上の義務ではなく、会社が社員に与える休日の2種類あります。会社が与える休日は会社によってルールが異なるため、今回は法律上の休日ルールについて解説します。

法律上における休日とは

トラック運転手において、休日とは「休息期間+休日」で考えなくてはいけないルールがあります。上記で紹介した通り休息期間は8時間以上と定められており、休日は24時間となっていますので、トラック運転手の休日は合計32時間以上の連続した時間が必要となります。これは改善基準でも定められているので、これを下回る場合、休息期間とみなされ法律違反になる可能性もあります。

休日の回数について

法定休日における休日の回数は「1週に1回もしくは4週に4回ある最低限の休み」と定められています。法定休日は週のどこに入れてもいいので、平日休むにところもあれば土日のどちらかに休みを入れる企業もあります。週休2日の会社はもう1日の休日を法定外休日としています。

休日出勤のルール

法律では週に1回以上は休日を取らないといけないと義務付けられていますが、人手不足の会社や繁忙期のシーズンではどうしても休日出勤を行わないといけない場合があります。その場合、会社と社員との間で時間外労働協定(36協定)を結んでおけば休日出勤を行うことが可能になります。しかし休日出勤は2週間に1度までと法律で定められているので、それを超えた場合は法律違反になる可能性があります。

休日出勤をした場合の給料の割増率ですが、法定休日と法定外休日で割増率が変わります。法定休日は「1.35」と定められていますが、法定外休日は「1.00」もしくは「1.25」となり、会社によって異なるので会社に問い合わせるか、就業規則を確認するようにしてください。

トラック運転手の有給休暇ルール

トラック運転手も一般的な会社員と同様、有給休暇を取得することができます。
有給休暇の日数は以下の通りです。

勤続年数有給休暇の付与年数
6カ月10日
1年6カ月11日
2年6カ月12日
3年6カ月14日
4年6カ月16日
5年6カ月18日
6年6カ月20日

有給休暇は労働者に認められた権利のため、いつでも使う権利は持っています。しかし、人手不足が慢性化している中なかなか有給を使わせて欲しいと言いづらいのが現状です。
そこで有給休暇の取れやすいトラック運転手の職種を紹介します。

短距離・中距離トラック運転手

近隣地域や近県への荷物配送を担当する短・中距離トラック運転手は1日の運転距離があまり多くないため、道路状況や天候、お客様の都合で多少業務時間が増えても大幅な残業にはならないため、業務コントロールがしやすく有給休暇も取りやすい傾向があります。

大手運送会社

大手運送会社は社員の数が揃っていたり、業務システムがしっかり管理されているため、急な休みなどでも業務の調整を行えるので同じように有給休暇も取りやすいとされています。また、コンプライアンスの観点からも大手は法律違反などで企業のイメージに傷がつくのを恐れていたりするため、有給休暇を推奨している場合もあります。

休みが取れない場合の対処方法

現在は働き方改革で企業側も休憩時間や休息時間、休日を取るように取り組むようになりましたが、中には休みを法律通りに与えない会社もあります。そんな時はどうすればいいか段階順に紹介します。

会社に相談する

まず最初に行うことは会社に相談することです。休日は会社で管理していますが、休憩や休息に関しては本人が黙って短くしていることもあったりと会社が気づいていないケースもあります。もし会社が休みを取れていないのをわかった上で休みを与えていない場合はしっかり相談するようにしましょう。黙っていると会社側も甘えていたりしてる場合もあります。一度しっかり話をして解決策を考えてもらうようにしましょう。

次に紹介する労働基準監督署にいきなり相談すると会社としても寝耳に水だったり、今後改善しても会社とのシコリが残る場合もあるので会社とコミュニケーションを取ることをおすすめします。

労働基準監督署に相談する

もし会社に相談しても取り合ってもらえない、改善しないのであれば労働基準監督署に相談しましょう。もしくは会社に言えないような状況であれば最初からここに相談でもいいでしょう。

労働基準監督署とは労働基準法に則り会社が運営しているか監督ならびに指導している行政の機関です。労働者からの相談を受けつけており、アドバイスをいただいたり、場合によっては会社に立ち入り調査に入ったり、改善要求を行う是正勧告をすることもあります。

しかし労働基準監督署も慢性的な人員不足のため相談を受け付けていても、立ち入り調査など実際に大きく動くといったことはあまりしていないと言われています。

休日の取れる会社に転職する

会社に相談しても何も変わらなかった。労働基準監督署に相談してもダメだった。そんな時は思いきって転職することをおすすめします。今は働き方改革の影響や人員確保のため、休日をしっかり確保している会社もたくさん増えてきています。どこも同じじゃないの?と思っているかもしれませんが、自分が知らないだけで労働環境が整った会社は意外と多くなってきています。

給料面でもしっかり準備している会社もあるので一度転職サイトを覗いてみてはいかがでしょうか。

トラック運転手の休日の過ごし方

トラック運転手の休日は週休1日と2日や勤務スケジュールで大きく変わります。

日中の運行で日帰りで帰ってこれる場合

一般的な会社員と同じように自分の趣味や家族と過ごす方が多いようです。疲れている場合は寝て過ごすといった休日を送ることもできたりと基本的に自分の好きなように休日を楽しむ人が多いです。連休などとれる人は旅行に行ったりもできるので充実した休日を送ることが可能です。

長距離トラック運転手の場合

長距離トラック休日が1日しかない場合が多く、勤務の終了時間が不規則なことも多いのでゆっくりとした休日を送れる人が少ないです。

例えば朝方に勤務を終える人は帰ってくると、まず睡眠を取らないといけないので眠ります。すると起きるのが夕方ごろで気がつけば夜ということも少なくありません。翌日も朝から仕事ということもあって、そこから行動する人はあまりいないためゆっくりとした休日を送れる人は少ないのが現状です。

まとめ

トラック運転手は依然として過酷な環境のもと働いている方が多いですが、働き方改革の効果もあって、企業の考え方も変わってきつつあります。しかし、まだ人員不足の会社も多く、その場合ちゃんと休日を取れない可能性もありますが、今は求人票に休日について細かく書かれているのでしっかり確認すればトラブルも未然に防げます。ただ求人票に書かれていることを鵜呑みにせずに自分自身で会社に確認するようにしましょう。
仕事もプライベートも充実した日々を送れることを願っています。

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