電気業界で活躍するうえで欠かせない資格の一つに、第一種電気工事士があります。商業施設やビルといった、さまざまな施設の電気工事に携われる資格です。
資格取得を検討しており、試験内容や合格率が気になるという人もいるでしょう。この記事では、第一種電気工事士試験の概要や難易度について詳しく解説していきます。
資格取得後の仕事内容やキャリアパス事例も解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
・第一種電気工事士の試験概要
・第一種電気工事士の合格率と難易度
・試験対策と勉強方法
・第一種電気工事士のキャリアパス事例
第一種電気工事士の試験概要
第一種電気工事士になるには「一般財団法人・電気技術者試験センター」が実施する試験に合格する必要があります。試験は年に2回実施されていますが、好きなタイミングで受験できるわけではありません。
まずは試験概要について理解し、受験スケジュールを立てたうえで合格を目指しましょう。ここでは、第一種電気工事士の試験概要について詳しく解説していきます。
申し込み方法や期間が細かく定められているため、間違えないように注意しましょう。
関連記事:電気工事士の資格の取り方を紹介!第一種・第二種の違いも細かく解説
受験資格
第一種電気工事士の試験に特別な受検資格はなく、年齢・性別・学歴関係なく誰でも受験できます。ただし、試験合格後に免状を交付してもらうには3年の実務経験を積む必要があります。
既に電気工として働いており、所定の実務経験を満たしている場合は、試験合格とともに免状交付が受けられます。実務経験として認められる工事は以下の通りです。
- 第二種電気工事士として従事した一般用電気工作物などに関する電気工事
- 最大電力500kw以上の自家用電気工作物に関する電気工事
- 認定電気工事従事者として携わった最大電力500kw未満の自家用電気工作物の低圧部分に関する電気工事
- 第二種電気工事士の養成施設で指導者として担当する実習
一方で、以下のような工事は実務経験として認められません。
- 電柱の設置やスイッチにコードを取り付けるといった軽微な作業や工事
- 5万ボルト以上で稼働する架空電線路に関する工事
- 保安通信設備に関する工事
実務経験として認められる電気工事に従事するには、第二種電気工事士免状が必要です。電気工事士資格を保有していない場合は、第二種資格の取得から目指していきましょう。
参考:令和6年度第一種電気工事士試験(国家試験)|一般財団法人・電気技術者試験センター
申込の受付期間
試験申込の受付期間は、下記の通りです。
令和6年度・上期試験 | 令和6年2月9日(金)10時~3月8日(金)17時まで |
令和6年度・下期試験 | 令和6年7月29日(月)10時~8月15日(木)17時まで |
試験の実施期間や申込の受付期間は、毎年同じ時期ではありますが、実施年度によって若干の変更があります。必ず「電気技術者試験センター」の試験案内を確認するようにしましょう。
ちなみに、令和6年度より受験申込方法は、原則インターネットによる申込みとなります。学科試験免除者の方も受付期間は同じです。
インターネットによる申込みを進めるには「電気技術者センター」のホームページにて、マイページ登録をする必要があります。以降ログインするにはIDとパスワードが都度必要となるため、忘れないように注意しましょう。
参考:令和6年度第一種電気工事士試験(国家試験)|一般財団法人・電気技術者試験センター
試験地・受験手数料
第一種電気工事士試験は、各都道府県で実施されます。学科試験と技能試験で試験地が変わることもあるため、必ず「電気技術者試験センター」の試験案内を確認するようにしましょう。
試験地は受験申込み時に「試験地」の項目から指定できます。試験会場は指定できず、受験票に記載された会場での受験となります。
受験手数料は、10,900円(非課税)で、支払方法は下記の通りです。
- 銀行振込(団体申込みの場合)
- Pay-easy決済
- クレジットカード決済
- コンビニ決済
受験手数料は、試験申し込みが終わった後のタイミングで納付します。マイページの申込画面に表示された入金期限までに納付するようにしましょう。
学科試験と実技試験の内容
第一種電気工事士試験は、学科試験と実技試験があります。学科試験は筆記方式またはCBT方式のいずれかから選べます。
CBT方式とは、コンピュータ ・ベースド・テスティングの略で、コンピュータを使った
試験方式を指します。コンピュータに表示された試験問題を、マウスやキーワードを使って回答していくやり方です。
【学科試験の科目と範囲】
出題科目 | 出題範囲 |
電気に関する基礎理論 | ・電気回路の計算 ・絶縁体及び導体 ・交流電気の基礎概念 ・電力、電流、電圧及び電気抵抗 |
電気応用 | 電動機応用及び電熱、照明 |
配線設計及び配電理論 | ・配線 ・電線路 ・配電方式 |
電気工事の施工方法 | ・配線器具、蓄電池及び電気機器の設置工事の方法 ・接地工事の方法 ・配線工事の方法 ・キャブタイヤケーブルやコードの取り付け方法 |
配線器具、電気機器、蓄電池、電気工事用の受電設備並びに材料と工具 | ・受電設備の維持や設計、運用 ・電気工事用の工具の用途 ・電気工事用の材質及び材料の用途 ・配線器具、蓄電池、電気機器の性能、構造及び用途 |
配線図 | 配線図の表示方法及び表示事項 |
自家用電気工作物を検査する方法 | ・導通試験の方法 ・点検の方法 ・絶縁耐力試験、絶縁抵抗測定の方法 ・継電器試験の方法 ・接地抵抗測定の方法 ・温度上昇試験の方法 ・試験用器具の使用方法及び性能 |
自家用電気工作物及び一般用電気工作物の保安に関する法令 | ・電気事業法、施行令、施行規則、電気設備に関する技術基準を定める電気関係報告規則及び省令 ・電気工事士法の施行令および施行規則 ・電気工事業の業務を適正化するための法律、施行令、施工規則 ・電気用品安全法の施行令、施行規則及び電気用品の技術上の基準を定める省令 |
送電施設、発電施設及び変電施設の基礎的な特性及び構造 | 送電施設、発電施設及び変電施設の役割、種類その他の基礎的な事項 |
学科試験に合格した人と学科試験免除者が受ける実技試験の内容は以下の通りです。
【実技の科目と範囲】
- 電線の接続
- 蓄電池、電気機器及び配線器具の設置
- 配線工事
- 蓄電池、電気機器、配線機器、電気工事用の工具及び材料の使用方法
- キャブタイヤケーブル及びコードの取り付け
- 接地工事
- 自家用電気工作物の検査
- 電力、電圧、電流及び電気抵抗の測定
- 自家用電気工作物の故障個所の修理及び操作
実技試験は、試験範囲全てが必ず出題されるわけではありません。
実技試験に出題される課題は候補問題として事前に公表されます。令和5年度試験では、試験の半年前に10の候補問題が公表され、その中の1つが実際の試験で出題されています。具体的な配線図の例は、以下の通りです。
いずれも最大電力500kw未満の自家用電気工作物や一般用電気工作物の電気工事に携わるうえで基本的な配線作業です。
支給された材料のみで、上記図面通りに欠陥なく配線できれば合格です。
参考:令和6年度第一種電気工事士試験(国家試験)|一般財団法人・電気技術者試験センター
試験日・合格発表日
試験日と合格発表日は、毎年ほぼ同じ時期となっています。令和6年度の下期・上期試験の試験日および合格発表日は以下の通りです。
試験 | 試験日 |
上期試験 | ・学科試験/CBT方式:令和6年4月1日(月)~5月9日(木) ・学科試験/筆記方式:なし ・技能試験:令和6年7月6日(土) |
下期試験 | ・学科試験/CBT方式:令和6年9月2日(月)~9月19日(木) ・学科試験/筆記方式:令和6年10月6日(日) ・技能試験:令和6年11月24日(日) |
CBT方式を選択した場合、予約日時を事前に予約します。日時に指定はないものの、満席になった試験日は予約ができなくなるため、なるべく早めに予約しましょう。
試験 | 合格発表日 |
上期試験 | ・学科試験/CBT方式:令和6年5月23日(木)~7月6日(土) ・学科試験/筆記方式:なし ・技能試験:令和6年7月26日(金)~8月26日(月) |
下期試験 | ・学科試験/CBT方式:受験日の2週間後の正午より ・学科試験/筆記方式:令和6年10月21日(月)~令和6年11月24日(日) ・技能試験:令和6年11月24日(日)~令和7年1月15日(水) |
学科・CBT試験の合格結果は、上記日程にてマイページにて確認可能です。
学科・筆記及び技能試験は試験センターのホームページでの確認になるため、覚えておきましょう。
参考:令和6年度第一種電気工事士試験(国家試験)|一般財団法人・電気技術者試験センター
所定の条件を満たせば受験せずに第一種電気工事士免状が取得できる
既に電気工として働いており所定の実務経験を満たしている人は、第一種電気工事士試験を受けることなく免状交付を受けられます。具体的な条件は以下の通りです。
- 電気主任技術者の免状を取得しており、取得後に電気工作物の工事・維持・運用に関わる実務に5年以上従事している
- 電気事業主任技術者(旧電気事業主任技術者資格検定規則による)で、資格取得後に電気工作物の工事・維持・運用に関わる実務に5年以上従事している
- 高圧電気工事技術者試験に合格(昭和62年以前)しており、所定の実務経験が3年以上ある
上記条件のいずれかを満たしている場合は、都道府県知事に所要の申請をすることで免状交付を受けられます。
参考:令和6年度第一種電気工事士試験(国家試験)|一般財団法人・電気技術者試験センター
第一種電気工事士試験における学科試験免除の条件
学科試験は所定の条件を満たすことで免除されます。学科試験免除の条件と免除申請に必要な証明書類は以下の通りです。
学科試験免除の条件 | 免除申請で必要な書類 |
前回の第一種電気工事士・学科試験に合格している | 証明書類は必要なし |
第一種・二種・三種電気主任技術者免状の交付を受けている | 電気主任技術者免状の複写 |
電気事業主任技術者(旧電気事業主任技術者資格検定規則による)の資格を有している | ・合格証明書または合格証書 ・認定学校を卒業している場合は卒業証明書または卒業証書 |
上記条件に当てはまる場合は、試験申し込みと同時に試験センター本部事務局へ書類を別途送付することで学科試験が免除されます。
第一種電気工事士試験の合格率と難易度
第一種電気工事士試験の合格率は以下の通り推移しています。
試験実施年度 | 筆記試験の合格率 | 技能試験の合格率 |
2023年度(令和5年) | 61.6% | 60.6% |
2022年度(令和4年) | 58.2% | 62.7% |
2021年度(令和3年) | 53.5% | 67% |
各試験の合格者は半数を超えており、筆記試験と技能試験どちらも一発で合格する人の割合は2〜3割ほどです。
第二種電気工事士や電気関連の資格を持っている現役技術者ばかりが受験していることを踏まえると、難易度は高めと言えるでしょう。ちなみに各試験の合格基準は以下の通りです。
学科試験 | 100点満点中60点以上(50問中30問以上の正解) |
技能試験 | 欠陥のない施工であること |
技能試験は、出題問題通りの施工ができていなければ不合格となります。欠陥の例としては「電線の損傷」「配線ミス」「ネジの締め付け不足」などがあります。
欠陥の判断基準は電気技術者試験センターの「欠陥の判断基準」で確認できますので、事前に理解しておくようにしましょう。
参考:令和5年度第一種電気工事士技能試験の結果について|一般財団法人・電気技術者試験センター
第一種電気工事士試験の対策と勉強方法
第一種電気工事士試験には傾向があり、正しく対策することで効率良く知識と技術を身に着けられます。
ここでは、学科試験と技能試験の対策法や勉強方法について解説していきます。
関連記事:電気工事士の実技(技能)試験|問題の内容やおすすめの練習キットなど
学科試験
第一種・筆記試験は50問が出題され、一般問題が40問(計算問題は10〜15問程度)、配線図の問題が10問という内容となっています。
出題内容は、過去問と類似した問題が出題される傾向にあるため、ある程度知識が身に付いた後は、過去問を繰り返し解くことをおすすめします。
事前に、試験時間に合わせて問題を解きながらペース配分をイメージしておくといいでしょう。自分1人で学習するのが難しい場合は、通信講座の活用もおすすめです。
通信講座であれば、eラーニング教材で隙間時間に学習できるだけでなく、講師陣への質問も可能です。過去問は電気技術者試験センターの「試験問題・解答」で確認できます。
技能試験
技能試験は約半年前に10問の候補問題が公表されます。本試験は10問の中から1問が出題されるため、繰り返し10問の配線を練習していきましょう。
配線に欠陥があった場合は不合格になるため、欠陥の判断基準についても理解しておくようにします。ある程度作業に慣れた後は、スピードを意識しながら施工技術を高めていきます。
試験で使用する電線や照明器具、工具は近くのホームセンターにありますが、種類が多く揃えるのが大変です。社内で用意されていない場合は「技能試験練習用セット」の購入をおすすめします。
テキストだけで作業イメージが湧かない場合は、YouTubeの候補問題の解説動画なども参考にしながら練習を進めていきましょう。
第一種電気工事士試験合格後の手続きと資格の活用
第一種電気工事士試験に合格し、3年の実務経験を積んでいる場合は「実務経験証明書」を作成します。証明書の様式は申請先の都道府県のホームページよりダウンロードできます。
証明書に必要事項を記入したうえで、会社の代表者印を押印しますが、複数の会社で実務経験を積んだ場合は、会社ごとに代表者印が必要です。
準備する書類や手数料の支払方法は都道府県ごとで異なる場合があります。東京都の場合は以下の通りです。
- 電気工事士免状交付申請書
- 合格通知書
- 免状に使用する写真1枚(縦4cm×横3cm)
- 住民票1通
- 手数料6,000円(現金のみ)
- 免状返送用封筒
- 電気主任技術者免状、高圧工事技術者合格証の写し(該当者のみ)
上記書類を準備したあとは、各都道府県庁の担当部署に提出します。提出後は実務経験証明書の審査が行われるため、交付に数日ほどかかります。
参考:第一種電気工事士の資格取得フロー|一般財団法人・電気技術者試験センター
参考:電気工事士免状交付申請手続き|東京都電気工事工業組合
第一種電気工事士の仕事内容
ここまで第一種電気工事士の試験概要について紹介してきましたが、電気工事士の仕事内容についてもきちんと理解しておくことが大切です。
電気工事士は、工場・病院・ビル・住宅といった施設における、屋内外電気設備の設置や配線作業を行う仕事です。この他、鉄道電気工事などにも従事します。
第二種電気工事士は小規模な店舗や住宅など、600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。第一種電気工事士は第二種の範囲に加えて、最大電力500kw未満のビルや工場の電気工事にも従事できるようになります。
参考:電気工事士って何だろう?|一般財団法人・電気技術者試験センター
関連記事:電気工事士に向いている人とは?|やりがいや適性について
関連記事:電気工事士はやめとけと言われる4つの理由
第一種電気工事士としてのキャリアパス事例
前述した通り、第一種電気工事士を取得することで大規模な電気工事にも従事できるようになります。実際に第一種電気工事士を取得した人のキャリアパス事例には、以下のような内容がありました。
- 太陽光発電所の長期安全稼働を支える技術者として従事
- 電力システムに関するサービス開発業務に従事
- 工場や病院といった大規模な施設の屋内配線業務に従事
- 電気工事における現場代理人に従事
上記内容の通り、現場作業員として仕事の幅を広げたり、施工管理者になったりして工事全体を管理したいという考えから資格取得する人が多くいます。
第一種電気工事士に関するよくある質問
最後は第一種電気工事士に関する5つのよくある質問に答えていきます。
- 第一種電気工事士と第二種電気工事士の違いは?
- 第一種電気工事士試験の過去問はある?
- 第一種電気工事士を取得するメリットは?
- 第一電気工事士取得にかかる勉強時間の目安は?
- 第一種電気工事士の資格の有効期限は?
資格取得に関する内容ですので、受験を検討するうえで参考にしてみてください。
第一種電気工事士と第二種電気工事士の違いは?
電気工事士には第一種と第二種があり、どちらも電気工事に従事するための資格です。違いとしては、工事できる作業範囲があります。
第二種電気工事士 | 600V以下の一般用電気工作物を扱う電気工事に従事可能 |
第二種電気工事士 | 600V以上かつ最大電力500kw未満の自家用電気工作物を扱う電気工事に従事可能 |
第二種電気工事士の場合、一般住宅や小規模な店舗の電気工事に従事できます。第一種の場合は、ビルや工場といった施設の大規模な電気工事にも従事できます。
第一種電気工事士試験の過去問はある?
第一種電気工事士および第二種電気工事士の過去問は、電器技術者試験センターのホームページ「試験の問題と解答」で確認できます。
この他では、過去問と解説付きのテキストが通販で販売されていますので、勉強を進める上で購入を検討してみましょう。
参考:試験の問題と解答|一般財団法人・電気技術者試験センター
第一種電気工事士を取得するメリットは?
第一種電気工事士を取得するメリットは、主に4つあります。
- 従事できる電気工事の範囲が広がり技術者として成長できる
- 社内で評価されやすくなり昇格や昇給しやすくなる
- キャリアアップを目的とした転職で有利になる
- 電気工事業界で長く活躍できる
第一種電気工事士を取得することで、第二種資格以上に業務の幅を広げられます。会社によっては資格手当を支給しており、資格取得により収入を増やすことも可能です。
大規模な電気工事にも従事できる第一種電気工事士は、貴重な存在であるため、キャリアアップを目的とした転職がしやすくなるでしょう。
第一電気工事士取得にかかる勉強時間の目安は?
第一種電気工事士の取得にかかる勉強時間は、一般的に300時間ほどと言われています。特別な受検資格はないため、未経験で挑戦する場合はさらに多くの勉強時間が必要です。
一方で、既に第二種電気工事士として働いている場合は、200時間ほどで合格できたといった声もありました。ちなみに、一日の勉強時間別で取得にかかる期間は以下の通りです。※300時間の場合
- 1日2時間勉強:約5ヶ月
- 1日3時間勉強:約3~4ヶ月
- 1日4時間勉強:約2~3ヶ月
勉強とは別に技能試験の練習も必要です。上記日程を参考に受験計画を立ててみましょう。
第一種電気工事士の資格の有効期限は?
第一種・第二種電気工事士の資格に有効期限はなく、一度取得すると資格を返納しない限り仕事で活かせます。
ただし、第一種電気工事士に関しては5年に1回の定期講習を受けなければなりません。受講料金は8,000〜9,000円で、オンラインによる受講も可能です。
期限内に講習を受けなかった場合、電気工事に従事できなくなるため注意が必要です。
学科試験と技能試験の対策をしっかり行って、合格を目指そう
第一種電気工事士試験は年に2回実施され、学科試験と実技試験に合格することで資格を取得できます。
試験の合格率は約5割と低くないものの、受検者の多くが現役技術者であることを踏まえると、難易度は高めと言えるでしょう。特別な受検資格はないものの、免状を交付してもらうには3年の実務経験が必要です。
資格取得できれば従事できる電気工事の幅が広がり、社内でのキャリアアップにも役立ちます。試験日程に合わせた受験計画を立てることから始めていきましょう。
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