テレビCMでもおなじみの日野自動車は、日本でもトップのシェアを誇るトラックメーカーです。そんな日野のトラックの人気の理由だけでなく、新車や中古車の価格も一気にご紹介!
日野のトラックの購入を考えている方はもちろん、トラック選びに悩んでいる物流会社の方も是非お読みください。日野のトラックに関する最新の詳しい情報を解説していきます。
日野のトラックが人気の理由とは
まず初めになぜ日野のトラックがそんなに人気なのかをご紹介していきます。
元々日野自動車はいすゞ自動車の兄弟会社であり、現在はトヨタ自動車の傘下にあるグループ会社です。デュトロやレンジャーといった小型から大型のトラックを数多く生み出しています。
そして日野自動車は世界一過酷と言われるロードレース「ダカール・ラリー」にも参加をしているのをご存知ですか?
技術力を生かした耐久性などで、独自に開発された日野のトラックは世界中のトラックメーカーからも称賛されています。
そんな日野のトラックの特徴は大きく分けて7つあります。
独自のハイブリッドシステム・・・ハイブリッド専用のクリーンディーゼルエンジンと加速を補助するモーターを搭載
トランスミッション「Pro Shift」・・・自動変速や自動発進機能を搭載、パワーモードでは山間部でも楽々走行
空気を汚さず環境にも優しい・・・尿素を使わないクリーナーを採用し、有害な窒素酸化物やCO2の排出量を低減
圧倒的な低燃費走行を実現・・・「日野エラコン」により、不要なアクセル操作時のエンジンの出力を制限
商用トラックトップの座り心地・・・人間工学に基づいた設計で、長時間座っていても疲れにくい姿勢を保持
この他にも運転席上部の広い収納や、運転手にも使いやすい工夫がたくさん。ぜひ実車を目で見て確かめて下さい。
日野のトラックの種類
ここでは日野のトラックの種類ごとに、特徴や価格を紹介します。価格は新車価格と中古価格の両方を紹介するので参考にしてください。
デュトロ
引用元:日野自動車(デュトロ)
1999年に日野自動車より発売された「デュトロ」は、新しい小型トラックとして人気を集めています。
その特徴や価格などを見ていきましょう。
特徴と機能
ダカール・ラリーに参戦している日野レンジャーをルーツとしており、耐久性には定評があります。その他にも下記のような特徴や機能を備えています。
- 4.4mの最小回転半径で、軽自動車並みに小回りが利く
- 歩行者を検知する衝突被害軽減ブレーキを装備
- 独自のハイブリッドシステムで13.6㎞/ℓを実現
- フレームは高剛性に優れ耐久性が高いだけでなく、荷台の高さは積み下ろし作業がしやすいサイズを展開
新車価格
それでは日野デュトロの新車価格を見ていきましょう。
日野デュトロカーゴ(全低床・ハイブリッド・最大積載量2t)・・・443万円(希望小売価格)
販売代理店やシーズン、オプションや装備により価格は変動します。詳しくはお近くの日野トラック販売店までお問い合わせください。
中古価格
それでは日野デュトロの中古車価格を見ていきましょう。
- 日野デュトロカーゴ・・・188万円~352万円
- 日野デュトロダンプ・・・118万円~495万円
- 日野デュトロダブルキャブ・・・99万~418万円
- 日野デュトロミキサー・・・198万円~401万円
こちらはあくまで参考価格になります。年式や走行距離、排気量や車体の状態によって価格は大きく異なります。
関連記事:小型トラックの種類・形状・寸法・免許・価格相場は?徹底解説!
レンジャー
引用元:日野自動車(レンジャー)
トラックの中では中型のサイズである4tトラックは、ある程度小回りが利き積載量も大きいのが特徴。近距離から中~長距離まで幅広い用途で使えるのも魅力の一つです。
その中型トラックの中でも日野の「レンジャー」は、2017年にフルモデルチェンジをしました。より進化した性能や快適な内装を見ていきましょう。
特徴と機能
まず日野レンジャーの新しくなった機能や特徴をピックアップしていきます。
- A05Cエンジンにより燃費性能がさらに向上
- 車線逸脱警報や車両ふらつき警報など、運転をサポートする安全性能が国の定めた基準を満たす
- 高機能の座席シートで長時間の運転での疲労を軽減、様々な体型のドライバーにも対応
- 広々として運転席で、室内移動性を確保
新車価格
それでは日野レンジャーの新車価格をご紹介します。
・日産レンジャーウイングバン・・・1140万円(参考価格)
中古価格
次に日野レンジャーの中古価格はこちらです。
- 日野レンジャーカーゴ・・・108万円~328万円
- 日野レンジャーダンプ・・・197万円~720万円
こちらも年式や走行距離、車両状態によって大きく価格が変動します。詳しくはお近くの中古トラック販売店までお問い合わせください。
関連記事:大型トラックの種類まとめ-トレーラー/けん引に必要な免許は?日野・いすゞ・UD車も紹介
プロフィア
引用元:日野自動車(プロフィア)
最後は日野自動車の中で最も大型のトラック「プロフィア」です。
こちらも2017年にフルモデルチェンジをし、車両の軽量化や低燃費を実現しています。
特徴と機能
日野の最重量トラックプロフィアは、燃費基準などで様々な世界一を獲得しています。その特徴などを詳しくご紹介していきます。
- 車両本体のダウンサイジングにより、積載量を+300㎏アップ
- ハイブリッド化することにより低燃費だけでなくCO2削減や運転手の疲労軽減にも貢献
- 車間距離の自動制御やアラウンドモニターシステムにより道路上の事故を防ぐ
- 女性からシニアまであらゆる年代の運転手が運転しやすい操作パネルやステアリングを採用
新車価格
日野プロフィアの新車価格はこちらです。
・日野プロフィアカーゴ・・・1867万円~2405万円
仕様をはじめとする詳しい商品情報はお近くのディーラーまでお問い合わせください。
中古価格
そして日野プロフィアの中古参考価格はこのようになります。
- 日野プロフィアダンプ・・・178万円~1600万円
- 日野プロフィアカーゴ・・・206万円~880万円
- 日野プロフィアトラクター・・・880万円前後
長距離を走る大型トラックの場合、走行距離が多くても価格はあまり下がらないようです。耐久性のある証として好評価の場合もあります。
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日野のトラックの魅力
トラック業界における顧客満足度でも、他社に圧倒的な差をつけてトップにいるのが日野自動車のトラックです。特に大型トラックの部門では11年連続トップという実績もあります。
評価内容は下記の4項目。
- 車両
- コスト
- 営業対応
- アフターサービス
このほかにもトランスミッションの不具合の少なさなどでも日野のトラックは高評価です。
こうしてみてみるとトラックの車両自体の性能だけでなく、コスト面や顧客対応においても他のメーカーより抜きん出ているようです。
このような客観的な評価こそが、また日野のトラックを買いたいというリピーターが続出する理由なのではないでしょうか。
関連記事:大型トラックの値段の相場を徹底比較(新車/中古・ローン/リース)
日野のトラックについてのまとめ
最近では様々なメーカーからトラックが登場しており、どれを購入していいのか迷う方も多いと思います。また新車か中古車かによっても、価格が大きく異なるのが現状です。
しかし日野のトラックは小型から大型のトラックまで種類が豊富に揃っている上、中古市場においても価格が安定している印象があります。
これは日野のトラックは幅広い車種で人気があり、運送業界に幅広く支持されているためと言えます。どこのメーカーのトラックを購入するか迷った際には、日野のトラックをおすすめします。