電気工事士は難易度が高い資格として知られていますが、人々の生活に欠かせない電気を扱う重要な職種です。
一般家庭はもちろん、鉄道などさまざまな場面で求められる専門職であり、近年ではIOTといった次世代通信の工事の需要も増加しています。
将来性の高い人気資格で、多くの人が取得に挑戦していますが、試験概要や勉強法が分からないという方もいるでしょう。
そこでこの記事では、電気工事士の試験内容や難易度、合格率について解説します。電気工事士の資格取得を目指す方は参考にしてください。
この記事でわかること ・電気工事士の試験内容や合格率 ・電気工事士の勉強方法や取得に必要な時間 ・電気工事士の取得メリットや収入事情 |
電気工事士の難易度は高いのか
電気工事士の資格を取得する難易度は高いのか、まずは試験の難易度の傾向や試験概要を紹介します。
資格の種類で難易度は異なる
電気工事士の難易度については、受験する種別により異なります。
第一種電気工事士は、工場や商業施設といった大規模な電気工事に従事できるため、第二種に比べて試験範囲が広く、合格率も低めです。
近年の合格率は学科試験で約50~60%、技能試験では60~70%とされています。
一方、第二種電気工事士は一般家庭の電気工事に対応する資格であり、実務経験が不要で比較的取得しやすいですが、それでも合格にはしっかりとした学習が必要です。
試験対策を適切に行い、実技の練習を積むことで、合格の可能性が高まります。
電気工事士の難易度が高いのは学科試験
電気工事士の試験では、技能試験と学科試験が実施されます。
難易度が高いのは学科試験で、出題範囲に含まれる科目をまんべんなく勉強しなければなりません。
配線図や工具、作業を進める際の注意点はもちろん、電気工事に関する法律や電気計算の公式も出題されます。
技能試験は、配線図を見ながら実際に配線を行う試験が実施されます。
配線図に関しては、候補問題13問が事前に公表されるため、13種類の配線を繰り返し練習することにより対策可能です。
第一種電気工事士の難易度と合格率
第一種電気工事士は、従事できる電気工事の幅が広い分、第二種電気工事士よりも難易度が上がります。
毎年の合格率は5割ほどであり、他の国家資格と比べると、難易度は中程度に位置します。
直近の合格率データは、以下の数値で推移しています。
【第一種電気工事士・学科試験】
年度 | 令和4年度 | 令和3年度 | 令和2年度 | 令和元年度 |
合格率 | 58.2% | 53.5% | 52.0% | 54.1% |
受験者数 | 37,247人 | 40,244人 | 30,520人 | 37,610人 |
合格者数 | 21,686人 | 21,542人 | 15,876人 | 20,350人 |
【第一種電気工事士・技能試験】
年度 | 令和4年度 | 令和3年度 | 令和2年度 | 令和元年度 |
合格率 | 62.7% | 67.0% | 64.1% | 64.7% |
受験者数 | 26,578人 | 25,751人 | 21,162人 | 23,816人 |
合格者数 | 16,672人 | 17,260人 | 13,558人 | 15,410人 |
学科・技能試験共に合格率は5割を超えていますが、一回の試験でどちらも合格する人の割合は3〜4割です。
実務経験3年以上の人が受験していることを考慮すると、決して簡単な試験ではないと言えます。
参照:第一種電気工事士試験|一般財団法人 電気技術者試験センター
第二種電気工事士の難易度と合格率
第二種電気工事士は筆記・技能試験共に、第一種電気工事士よりも試験問題の出題範囲が狭く、難易度は易しいと言えます。
また、実務経験などの条件も定められていません。
第二種電気工事士の直近の試験結果は以下の通りです。
【第二種電気工事士・学科試験】
年度 | 令和5年度(上期) | 令和4年度(下期) | 令和4年度(上期) | 令和3年度(下期) |
合格率 | 59.9% | 58.6% | 58.1% | 57.6% |
受験者数 | 70,414人 | 60,454人 | 78,634人 | 70,135人 |
合格者数 | 42,187人 | 35,445人 | 45,734人 | 40,464人 |
【第二種電気工事士・技能試験】
年度 | 令和5年度(上期) | 令和4年度(下期) | 令和4年度(上期) | 令和3年度(下期) |
合格率 | 73.1% | 70.5% | 74.2% | 71.0% |
受験者数 | 49,547人 | 44,101人 | 53,558人 | 51,833人 |
合格者数 | 36,250人 | 31,117人 | 39,771人 | 36,843人 |
学科試験の合格率は第一種と同じ5割ほどで推移していますが、技能試験に関しては7割と少しではあるものの、高いことが分かります。
実務経験のない人も多く受験していると考えると、やはり第一種電気工事士よりは難易度が低いと言えるでしょう。
参照:第二種電気工事士試験|一般財団法人 電気技術者試験センター
電気工事士の試験概要
電気工事士試験では学科試験と技能試験が実施されます。
第一種と第二種では、出題範囲や科目、受験条件などが異なります。
ここでは、各電気工事士試験の概要について解説していきますので、参考にしてみてください。
第一種電気工事士
第一種電気工事士試験に関する、試験概要は以下の通りです。
第一種電気工事士・試験実施回数 | 毎年1回 |
試験内容 | 学科試験・技能試験 |
試験時期 | ・学科試験(CBT方式):8月~9月下旬 ・学科試験(筆記方式):10月上旬 ・技能試験:12月上旬 |
受験資格 | なし(免状交付には条件あり) |
受験費用(非課税) | ・インターネットによる申込み:10,900円 ・郵便による書面申込み11,300円 |
学科試験は、令和5年よりCBT方式(パソコンによる試験)と筆記方式に分かれて行われることとなりました。
学科試験の合格者は、12月上旬に実施される技能試験を受けます。
受験自体は誰でも受けられますが、合格して免状を交付してもらうには、電気工事に関する3年の実務経験が必要です。
第一種電気工事士の学科試験は四肢択一式となっており、試験時間は2時間です。
学科試験の出題範囲には、9つの科目があります。
・電気応用 ・配線設計と配電の理論 ・電気工事の施工方法 ・電気についての基礎理論 ・配線器具、電気機器、蓄電池、工事に使用する材料や工具、受電設備 ・配線図 ・自家用電気工作物を検査する方法 ・送電、発電、変電施設の特性や基礎的な構造 ・自家用、自家用電気工作物の保安に関する法令 |
9つの科目について、具体的な出題範囲の事前公表などは一切なく、まんべんなく対策する必要があります。
筆記試験の合格者のみが受けられる技能試験は、出題される配線図通りに配線を行う試験内容で、時間は60分です。
技能試験では、以下のような技術を身に付けておく必要があります。
・配線工事 ・接地工事 ・配線器具や蓄電池、電気機器の接地 ・配線器具、蓄電池、電気機器並びに電気工事で使用する材料や工具の使用方法 ・キャブタイヤケーブル、コードの取付け ・電線の接続 ・電力、電流、電圧や電気抵抗の測定 ・自家用電気工作物の操作や故障した箇所の修理 ・自家用電気工作物の検査 |
技能試験に関しては、電気技術者試験センターで、技能候補問題や欠陥の判断基準が事前に公表されます。
ちなみに、第二種電気工事士の筆記試験は下記条件を満たしている人に限り、申請を行えば免除されます。
【第一種電気工事士・学科試験の免除条件】 ・前回の第一種電気工事士・学科試験の合格者 ・電気主任技術者の合格者(種類に指定なし) ・旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格者 |
第二種電気工事士
第二種電気工事士試験に関する、試験概要は以下の通りです。
第一種電気工事士・試験実施回数 | 毎年2回 |
試験内容 | 学科試験・技能試験 |
試験時期・上記試験 | ・学科試験(CBT方式):4月下旬~5月中旬 ・学科試験(筆記方式):5月下旬 ・技能試験:7月下旬 |
試験時期・下期試験 | ・学科試験(CBT方式):9月下旬~10月中旬 ・学科試験(筆記方式):10月下旬 ・技能試験:12月下旬 |
受験資格 | なし |
受験費用(非課税) | ・インターネットによる申込み:9,300円 ・郵便による書面申込み9,600円 |
第二種電気工事士の学科試験は、四肢択一式となり、試験時間は2時間となります。
出題範囲は以下の通りです。
・配線図 ・配線設計と配電理論 ・電気工事の施工方法 ・電気に関する基礎的な理論 ・配線器具、電気機器並びに電気工事用の工具と材料 ・一般用電気工作物の保安に関する法令 ・一般用電気工作物の検査方法 |
第一種が9科目あるのに対し、第二種は7科目で基本的な内容が出題されます。
学科試験の合格者のみが受けられる技能試験は、以下の通りです。
・配線工事 ・接地工事 ・配線器具や蓄電池、電気機器の接地 ・配線器具、蓄電池、電気機器並びに電気工事で使用する材料や工具の使用方法 ・キャブタイヤケーブル、コードの取付け ・電線の接続 ・電力、電流、電圧や電気抵抗の測定 ・一般家庭用電気工作物の操作や故障した箇所の修理 ・一般家庭用電気工作物の検査 |
ちなみに第二種電気工事士の学科試験は、定められた条件を満たしていれば免除となります。
【第二種電気工事士・学科試験の免除条件】 ・以前に第二種電気工事士試験で学科試験に合格している ・大学及び高校や高等専門学校で経済産業省で定める電気工学の課程を修了している ・電気主任技術者免状の保有者(種類に指定なし) ・鉱山保安法第18条の規定による試験の中で、電気保安に関する事項を分掌する係員の試験に合格している ・旧自家用電気工作物施設規則第24条第1項(ト)及び(ヘ)の規定で電気技術に関する一定の知識経験があると認定された ・旧電気事業主任技術者資格検定規則による電気事業主任技術者の有資格者 |
条件にある、経済産業省の定める電気工学の課程とは「電気機器・送配電・電気理論・電気計測・電気材料・製図(配電図を含むものに限る)・電気法規」となります。
これらの条件に該当している場合、必要な証明書類と一緒に申請することにより、学科試験が免除となります。
関連記事:電気工事士の資格の取り方を紹介!第一種・第二種の違いについても細かく解説します
難易度が高い電気工事士の資格取得に必要な時間と勉強方法
電気工事士試験に合格するには、配線や電気機器に関する知識はもちろん、配線技術も必須となります。
そのため、一定以上の学習時間が必要であり、短期間で合格するには効果的に学習を進めていく必要があります。
ここでは、ゼロから学習をスタートした場合の取得にかかる時間や、効果的な勉強方法の種類について解説していきますので、参考にしてみてください。
勉強に必要な時間
電気工事士の学科・技能試験に合格するために必要な学習時間は、以下の通りです。
・第二種電気工事士:約200時間
・第一種電気工事士:約300時間
一日4時間ずつ勉強を進めた場合、第二種電気工事士で約2ヶ月となり、第一種電気工事士で3ヶ月ほどです。
試験の開催時期は、ある程度決まっているため、上記時間を参考に学習のペース配分を調整しましょう。
おすすめの勉強方法
電気工事士について、効果的に学べるおすすめの勉強方法は主に3つあります。
・配点の大きい分野から学んでいく
・過去問題を繰り返し解いていく
・実際に工具や材料を揃えて体で覚える
電気工事士の学科試験は1問2点で50問出題されますが、最も出題数が多いのが「配線図」に関する問題です。
過去に出題された試験問題は、電気技術者試験センターのホームページで公表されているため、何度も繰り返し解きながら対策しましょう。
技能試験に関しては、事前に13の出題図面が公表されるため、ある程度対策できます。
ただし、技能試験の合格基準は「1つも欠陥がないこと」と定められているため、ちょっとしたミスも許されません。
特に注意が必要なのが、各材料や道具の取扱いです。
「電線を固定したつもりが緩かった」
「固定する際に道具の使用箇所が間違っていた」
こういったミスを防ぐためには、動画などで見て学ぶだけでなく、実際に道具や材料を使って配線することが大切です。
「電気工事士・技能試験対策セット」は通販で購入できますので、実際に作業しながら学習していきましょう。
関連記事:電気工事士の資格の取得方法は?難易度や受験料も紹介
電気工事士とは
電気工事士とは、電気工事を行う上で必要な資格であり、国家資格となります。
資格を取得することにより、ビルや病院など、さまざまな建物の電気工事に従事できるようになります。
ただし、一口に電気工事と言っても、工事規模や配線内容はさまざまで、制限なしに作業できるわけではありません。
ここでは電気工事士にどのような種類があり、合格後することによりどのような業務に従事できるのか、詳細について解説していきます。
電気工事士にできること
電気工事士になれば「建築関連の電気工事」や「鉄道関連の電気工事」に従事できるようになります。
建築電気工事とは、さまざまな建設物の屋内外の電気設備に関する工事のことで、具体的には以下のような種類があります。
・外線配線工事
・冷暖房設備工事
・屋内配線工事
・ビル管理
鉄道電気工事とは、電車が安全に運行できるための電気工事や点検業務を指します。
具体的な鉄道電気工事は以下の通りです。
・変電設備工事
・駅の電気設備の工事や点検
・線路工事
こういった電気工事の中で、電気設備の設置や配線業務を行います。
【電気設備設置の具体例】 ・高圧電気を建物に引き込むための受変電設備の設置 ・事業所内の通信機器設置【配線工事の具体例】 ・テレビ配線工事 ・コンセント工事 ・照明器具の設置工事 |
また、第一種電気工事士を取得すれば、さらに大規模な工場や商業施設の電気工事にも従事することが可能です。
第一種電気工事士と第二種電気工事士の違い
電気工事士には第一種と第二種があり、従事可能な電気工事の規模が異なります。
・第一種電気工事士:一般用電気工作物、最大電力500kw未満の自家用電気工作物
・第二種電気工事士:一般用電気工作物(600ボルト以下)
一般用電気工作物とは、受電線路以外の線路で接続されていない、小規模発電設備(600ボルト以下)を指します。
具体的には、一般家庭の中を通る配線や、太陽電池発電設備等があります。
第一種電気工事士になると、一般用電気工作物に加えて自家用電気工作物500kw未満の工事にも従事可能です。
自家用電気工作物とは、製造工場やデパートなどの大規模施設の屋内外配線を指します。
工事の規模以外では「資格の取得条件」と「講習受講義務」に違いがあります。
第二種電気工事士の場合は試験に合格後、都道府県知事に申請すればすぐに免状の取得が可能です。
免状に有効期限は定められておらず、定期的な更新の必要はありません。
第一種電気工事士の場合、試験の合格だけでなく3年以上の実務経験を経て、都道府県知事へ申請できるようになります。
第二種と同様に、免状の有効期限はないものの、5年に1度のペースで定期講習を受講しなければなりません。
当然ながら、第一種電気工事士の方が幅広い知識と経験が求められ、試験の合格率にも違いがあります。
第1種の方が活躍できる場が多い
前述した通り、第一種電気工事士は住宅や小規模店舗といった一般用電気工作物に加え、自家用電気工作物の工事にも従事できます。
具体的な作業内容に関しては、大型機械の制御回線のメンテナンスや電線施設を行えます。
就職の際にも対象となる求人数が多くなり、理想の条件で企業を見つけやすくなるでしょう。
関連記事:電気工事士はやめとけ?資格を活かせる仕事や将来性を徹底解説
難易度が高くても電気工事士を取得するメリット
電気工事士は人気資格の1つであり「将来性があっておすすめ」といった情報を見つけて、取得を検討する人も少なくありません。
しかし、将来性があることは理解できていても「資格取得が何に役立つのか、具体的なメリットについて分からない」という方もいるのでしょうか。
ここでは、なぜ電気工事士が人気なのか、取得するメリットについて詳しく解説していきます。
転職活動に有利
冒頭で解説した通り、電気工事はあらゆる建築工事に欠かせないものであり、近年は通信機器関連の工事も増加傾向にあります。
今後も需要が下がることは考えにくく、常に多くの求人が掲載されています。
優遇条件に「電気工事士」と記載されている求人も多く、転職活動を有利に進めることが可能です。
既に第二種電気工事士の免許を持っている人の場合、第一種免許を取得することで、更に条件の良い求人へ応募しやすくなります。
資格手当が支給される場合がある
電気工事士の資格を取得すれば、資格手当が支給される場合があります。
具体的な支給額は会社によって異なりますが、以下の金額が相場となります。
・第一種電気工事士:5,000~60,000円
・第二種電気工事士:3,000~30,000円
資格手当の詳細に関しては、求人の福利厚生に記載されていますので、転職時にチェックしてみましょう。
ちなみに、電気工事士の上位資格と言われている「電気主任技術者」や「電気工事施工管理技士」も、資格手当の対象となります。
活躍の場が増える
電気工事士と聞くと工事現場で働くイメージをもたれがちですが、それだけではありません。
電気設備がある施設では定期的なメンテナンスが行われており、これらの業務でも電気工事士の資格は役立ちます。
別で「消防設備士」などを取得すれば、更に就職先の幅を広げることも可能です。
DIYで技術を活かせる
電気工事士は趣味がDIYである人にもおすすめの資格です。
第二種電気工事士を取得すれば600V以下の電気工事が可能となるため、自宅内のDIYにも役立ちます。
・照明器具の設置や交換
・防犯カメラの設置
・コンセントの交換
・壁のスイッチの設置
最近では「ココナラ」といった自分の得意を売買できるサービスも増えてきており、レベル次第では副業としてお金を稼ぐことも十分可能です。
電気工事士は取得難易度が高いと給料も高い?
厚生労働省が運営する職業情報提供サイト「jobtag」によると、電気工事士の平均年収は506.8万円であり、平均年齢は42.2歳です。
年齢別の平均年収は以下の通りです。
~19歳 | 268.2万円 |
20~24歳 | 367.6万円 |
25~29歳 | 457.3万円 |
30~34歳 | 502.2万円 |
35~39歳 | 531.4万円 |
40~44歳 | 564万円 |
45~49歳 | 613.9万円 |
50~54歳 | 645.4万円 |
55~59歳 | 590.5万円 |
60~64歳 | 454.8万円 |
65~69歳 | 385.1万円 |
70歳~ | 353.4万円 |
令和4年度の平均年収は458万円であるため、他の職種と比べても高収入と言えるでしょう。
上位資格を取得すれば、更に高収入を目指すことも可能です。
出典:職業情報提供サイトjobtag 電気工事士|厚生労働省
関連記事:電気工事士はお金持ち?平均年収や収入アップの方法を紹介
関連記事:電気工事士の年収は高い?給料の実態や仕事内容を解説
電気工事士の難易度についてよくある質問
電気工事士は、専門的な知識や技術が必須となるため「独学では厳しいのでは?」と不安に感じている人もいるのではないでしょうか。
また、具体的な勉強時間の例が気になる人もいるでしょう。
ここでは、これらのよくある質問について答えていきます。
電気工事士は独学でも取れる?
電気工事士は学歴や実務経験といった受験条件が一切ないため、独学でも取得可能です。
難易度に関しても、独学で合格したといった声は少なくありません。
自分だけで、効率良く勉強を進めるのがどうしても不安という方は「通信講座」がおすすめです。
知識や経験が全くない人でも一から学べるカリキュラムが組まれており、効率良く合格を目指せます。
第二種電気工事士を取るための勉強時間は?
第二種電気工事士の取得にかかる時間は200時間ほどが目安となります。
一日2時間の勉強で3~4ヶ月、3時間の勉強で2~3ヶ月で取得可能です。
ただし、あくまでも目安であり、学び方によっては「2ヶ月かからなかった」や「半年間くらい勉強した」という人もいます。
ちなみに、実際に受験した人のアドバイスとして「勉強する日がまばらになると、忘れやすく効率が悪くなる」という声がありました。
無理せず毎日取り組めるように調整しながら、資格取得を目指してみましょう。
関連記事:電気工事士の技能試験(実技)の内容や難易度を1種・2種ごとに解説
関連記事:電気工事士はやめたほうがいい?そうとも言えない5つの理由
電気工事士の難易度についてのまとめ
電気工事士は配線や電気機器の設置といった工事に必要不可欠な資格です。従事する規模によって第一種と第二種があり、難易度もそれぞれ異なります。
国家資格のため、決して簡単ではないものの、学科試験と技能試験の対策をしっかり行えば、独学でも取得可能です。
資格を取得すれば転職活動が有利になるだけでなく、DIYで技術を活かせます。
通信講座やテキストも数多く販売されていますので、学習計画を立てた上で挑戦してみてはいかがでしょうか。
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