「タクシードライバーはやめとけと言われているから転職するのが不安だな...」と、タクシードライバーへの転職を決意したものの、悪いウワサがたくさんあると不安になりますよね。
実際、タクシードライバーはやめとけと言われる理由は複数あり、多くのタクシードライバーは以下のような「不安・不満」から業界を離れる人も少なくないようです。
|
とはいえ、裏を返すとタクシードライバーは、歩合制なので頑張り次第で給料が稼ぎやすかったり、乗客に感謝される場面があったりと魅力的な部分も多くあります。
本記事では、タクシードライバーはやめとけと言われる理由と不安解消のコツを紹介します。
これからタクシードライバーとしてキャリアをスタートさせたい人は、最後までチェックし転職活動に役立ててみてください。
この記事のまとめ
- タクシードライバーは歩合制が多く収入が安定しにくい
- 乗客とのトラブルでメンタル的にもきつい部分がある
- タクシードライバーは人間関係のストレスが少ない
タクシードライバーはやめとけと言われる13の理由
タクシードライバーはやめとけと言われる理由は以下のように複数あり、主に「収入・労働環境・キャリアアップ」に関連したものが多いようです。
|
詳しく紹介します。
1.歩合制のため収入が変動しやすいから
タクシードライバーの給料形態は、多くの会社で歩合制が導入されています。
歩合制と聞くと「頑張った分だけ高収入を目指せる」とイメージする人が多いかもしれませんが、結果を出さなければ収入も上がりません。
また、売り上げが好調な月があっても、毎月継続して収入を得るのは簡単ではないでしょう。
そのほかにも、景気悪化による影響を受けたり、交通違反により免許が停止になったりなど一定のリスクが生じます。
このように収入が安定しにくい点も、タクシードライバーはやめとけと言われる理由のひとつです。
2.稼ぎやすいが収入に上限があるから
タクシードライバーの給料は基本的に「顧客数×運行距離」で決まるため、効率のよい運行ができたとしても稼げる額には上限があります。
最近では残業規制も厳しく、長時間勤務で稼ぐといった働き方もできなくなりました。
事実、タクシードライバーの年収は324円程※1)です。一般的な平均年収461万円※2)に比べても約140万円低い結果になっています。
上記は雇用契約に関しての年収になるので、仮に個人タクシーであれば、勤務場所や運行スキルによって年収1,000万円前後は目指せる可能性もあります。
とはいえ、現実的に考えても年収1,000万円以上を目指すのであれば、自分でタクシー会社を経営する側にならないと難しいでしょう。
タクシードライバーはひとり行動で気軽に稼ぎやすいですが、収入の上限がきやすい点もやめとけと言われる理由のひとつです。
出典:※1)タクシー運転手|職業提供サイトjobtag
出典:※2)平均給与|国税庁
3.地方では稼ぎにくいから
タクシードライバーは、都市部になるほど利用者が多いため売り上げにつながります。
一方、地方になると深夜まで賑わう繁華街も少なく、乗客を見つけられる時間帯は限られ、乗客数も必然的に少なくなります。
結果、一日あたりの売上も減少するので、地方のタクシードライバーだと年収400万円※3)をきるケースもあるでしょう。
あくまで一つの事例なので、地方で完全に稼げないわけではありません。
地方でも固定の乗客を見つけてうまく回していけば、平均年収を稼げる可能性は十分あります。
出典:※3)タクシー運転手の仕事の年収・時給・給料|求人ボックス
4.個人タクシーはキャリアアップしにくいから
個人タクシーとして働く場合、一般的な会社と異なりタクシードライバーには基本的に役職がありません。
そのため、長く働き続けたとしても昇格による給料アップはなく収入は売上次第となります。
その上、個人タクシーを開業するには以下のような条件を満たさないといけません。
など |
参考:個人タクシー開業を目指す方へ|東友個人タクシー協同組合
仮に上記すべての条件を満たし開業できたとしても、会社のサポートがない中で売り上げを確保するのは想像より大変でしょう。
そのため「長く働き続けたとしてもキャリアアップができない」と個人タクシーをやめて別業界へ一定数転職する人もいます。
5.人材不足で労働時間が長いから
タクシードライバーはシフト制で「夜勤・昼勤務・隔日勤務」の3種類にわけられます。
この中で一番多い勤務形態が「隔日勤務」です。
隔日勤務が終わった日と翌日は休みになるものの、2日分を一気に働くのは身体に重く負担がかかるでしょう。
勤務前の体調管理も徹底しなければならず、隔日勤務があわずに辞めていく人も多くいます。
6.乗客とのトラブルでメンタル的にもきついから
タクシードライバーはさまざまな乗客を相手にするため、乗客とトラブルに発展するケースもありメンタル的にきつい場面があります。
とくに深夜帯は酔っ払っている乗客も珍しくはなく、接客には細心の注意が必要です。
2023年にはタクシードライバーが酔っ払った乗客から暴行を受けるトラブルも発生しています。
出典:HBCニュース北海道放送
乗客とトラブルまで発展するのは稀ですが、トラウマになり転職を検討するタクシードライバーも一定数いるようです。
7.交通事故のリスクがあるから
タクシードライバーは仕事中の大半を運転しながら過ごすため、必然的に交通事故のリスクが高まります。
実際、タクシードライバーの事故率は他業態よりも事故が多く、空車時は実車時より2.5倍事故率が高くなっているようです。
また、事故当時者の年齢が高い傾向にあり、交通事故率は次のように高い結果になっています。
|
参考:タクシー運転手の現状とタクシーに関する事故データ|内閣府
タクシー事故に関係する要点をまとめると、以下のとおりです。
|
参考:タクシー運転手の現状とタクシーに関する事故データ|内閣府
上記のようにタクシードライバーの事故は、空車時や安全の不確認など気が抜ける瞬間が多くなっています。
自分の中では、事故を起こさないように細心の注意を払いながら運転しているとはいえ、事故に巻き込まれたり、事故を起こしたりする可能性もゼロではありません。
無事故無違反が当たり前だったタクシードライバーでも、人身事故を起こしてしまえば免許取り消しになり、別業界への転職を余儀なくされるケースもあります。
多くのタクシードライバーは大きな事故を起こさずに働いていますが、仕事に対して一定のリスクが伴う理由からタクシードライバーはやめとけと言う人もいるでしょう。
8.犯罪に巻き込まれるリスクがあるから
タクシーは運転中に車内が密室になるため、犯罪に巻き込まれるリスクがあります。
実際、警察庁の資料によると、令和3年には全国で61件のタクシー強盗が発生しています。
最近では、ドライブレコーダーや防犯ボードの設置で犯罪件数は減少傾向です。
しかし、犯罪に巻き込まれるリスクがゼロではないので、今後もタクシードライバーはやめとけと言われる状況もあるでしょう。
9.タクシードライバーのイメージがよくないから
タクシードライバーに対するイメージは人それぞれですが、以下のような悪いイメージを持つ人も一定数おり、タクシードライバーはやめとけと言われる理由につながっています。
|
たしかにネット上で検索すると上記のような声も少なからずあります。
すべてが当てはまりませんが、周りからの目を気にして働きづらさを感じるタクシードライバーも少なくないようです。
10.いくらでもサボれる環境だから
タクシードライバーは多くの時間をひとりで過ごすため、サボろうと思えばサボれてしまう環境があります。
誰からも指示を受けない環境下で自制しながら働き続けるのは、意外と簡単ではありません。
自分で考えて行動するのが苦手な人にとっては、苦痛な環境とも言えるでしょう。
外部から見ると一見自由に見えるかもしれませんが、自分で売り上げを作ったり、スケジュールを進行したりと決して楽な仕事ではありません。
11.若者向けの職業ではないから
タクシードライバーと聞けば、大半の人が中高年のドライバーをイメージするものです。
実際、全国ハイヤー・タクシー連合会の資料によると65歳以上の人が46.2%を占めており、40歳未満の人は5.0%以下しか業務に従事していません。
そのため、年齢の若い人がタクシードライバーを目指しにくい環境があります。
最近では少しずつ、若手のドライバーが活躍している会社も多いですが、まだまだ多くはないようです。
出典:ハイヤー・タクシー業高齢者の活躍に向けたガイドライン|全国ハイヤー・タクシー連合会
12.タクシードライバーの能力は限定的で転職のハードルが上がるから
タクシードライバーが得られる能力は限定的で、異業種に転職するときにハードルが上がるからという声も聞かれます。
タクシードライバーとして働く中で身に付くスキルは、以下のとおりです。
|
たしかに上記のスキルは汎用性が高いわけではなく、キャリアアップを目的とした異業種への転職で活かすのは難しいでしょう。
しかし、以下のような人だとタクシードライバーの仕事は役立ちます。
|
上記のような場合だと、タクシードライバーの経験がうまく活かせるでしょう。
13.将来性に乏しいから
タクシードライバーは一部で、将来性に乏しいからやめとけと声があります。
その理由は、以下があげられます。
|
コロナウイルスの影響も少なくなり、タクシーの利用者ももとに戻りつつありますが、まだまだ上記のような不安材料も多いようです。
しかし、自動運転技術もまだまだ正確ではなく、ライドシェアが登場しても追いつかないくらい需要は増えています。
そのため、悲観的に捉えるのではなく、タクシードライバーを目指すのもおすすめです。
>(無料相談)タクシードライバーへの転職が不安で転職のプロに相談したい人はこちら
関連記事:タクシー業界ってブラックなの?きついと言われる理由や良い会社を見つける方法を紹介
タクシードライバーに向いている人の特徴|11選
タクシードライバーは、未経験者からでも挑戦可能ですが当然向き不向きがあります。
ここからは、タクシードライバーに向いている人の特徴を紹介します。
|
収入アップを狙っている人
現職より収入アップを目指し、転職を検討している人は、タクシードライバーがおすすめです。
他の職種の場合、過去の実績や学歴によって基本給や役職が決まり、入社後の成績に応じて昇給していく流れが一般的でしょう。
一方でタクシードライバーの場合、経験の有無や入社年数に関係なく、結果さえだせればすぐに収入を上げられます。
最初に覚える業務内容もそこまで多くないため、普通二種免許を取得していれば1〜2ヶ月ほどでタクシードライバーデビューが可能です。
必ず結果をだせるとは限りませんが、入社後1年以内に高収入を達成したい意欲がある人は挑戦する価値があるでしょう。
運転が得意な人
運転が得意であれば、未経験であってもタクシードライバーとして活躍できます。
タクシードライバーは仕事の大半が運転業務となるため、運転が好きな人は仕事のストレスを抑えやすいでしょう。
普段の生活では行かないような場所に向かう場面もあり、運転好きな人にはドライブ感覚で楽しみながら仕事ができます。
接客が好きな人
接客が好きな人もタクシードライバーに向いています。
タクシードライバーは他のドライバー職と比べても乗客との距離が近く、移動中は快適な空間づくりが求められます。
また、年齢や性別に関係なく気さくにコミュニケーションが取れるような人や細かい気遣いができる人は、タクシードライバーに適していると言えるでしょう。
組織で働くのが苦手な人
タクシードライバーは個人で仕事をこなすため、みんなで協力しあいながら業務を進める仕事が苦手な人に最適です。
タクシードライバーは、社内の人間関係に気を遣う必要はなく、ひとりで自由に黙々と働けます。
「無口な人は向いていないのでは...」と考える人もいますが、乗客の中には静かにしてほしい人も多く、最低限の接客マナーを身に付けられれば問題ないでしょう。
このように組織で働くのが、苦手な人にタクシードライバーは向いています。
マイペースな人
自分のペースで働きたいという人も、タクシードライバーの仕事がおすすめです。
タクシードライバーは上司の指示に従う必要がなく、自分のペース配分で休憩時間や営業方法を決められます。
自由な分だけ結果が重視されますがノルマがないケースも多く、よほど成績が悪くない限り高圧的な指導もありません。
ただし、タクシードライバーは成果がでないと給料に反映されない点には注意しておきましょう。
戦略を立てるのが得意な人
戦略を立てるのが得意な人も、タクシードライバーに向いている人の特徴です。
タクシードライバーが売り上げをあげるには、曜日や時間帯によってさまざまな戦略を立てなければいけません。
具体例は以下のとおりです。
|
タクシードライバーは上記のようにうまく戦略を立てられないと、売り上げを上げられません。
そのため自分で一日の計画を立て、シミュレーションするのが好きな人にタクシードライバーは向いているでしょう。
方向感覚が優れている人
方向感覚に優れている人や土地勘がある人もタクシードライバーに向いています。
目的地までの最適なルートがある程度決まっていたとしても、途中で事故が発生していたり、工事をおこなっていたりしたら、最適なルートを通れないことも珍しくありません。
このような急なルート変更があった際にも、瞬時に最適な別ルートが判断できれば、早く乗客を送り届けられます。
いかに多くの乗客を乗せられるかによって結果が大きく異なるため、土地勘や方向感覚があるほど有利と言えます。
再就職に苦戦している人
他の業界へ転職しようとしたものの、なかなか内定をもらえず再就職に苦戦しているような人もタクシードライバーなら再就職できる可能性があります。
タクシードライバー求人の多くは中途採用で、未経験者を歓迎するものが多くあります。
そのため、40〜50代で仕事に活かせるようなスキルがない場合でも転職可能です。
タクシードライバーになるには「普通自動車二種免許」が必要ですが、資格取得支援制度を設けている会社が多いため、未取得であっても問題ありません。
短期的に達成したい目標がある人
タクシードライバーは未経験からでも挑戦しやすく、頑張り次第で高収入も夢ではありません。
また、シフト勤務で時間の融通も利きやすいため、別のことに時間を使いやすい特徴もあります。
そのため、別の目標があり短期的に資金を貯めたり、スキルを身に付けたりしたい人にもおすすめです。
個人行動が好きな人
個人行動が好きな人には、タクシードライバーが向いていると言えるでしょう。
タクシードライバーは、社内の人と行動せず基本はひとりで仕事をします。
そのため、タクシードライバーは自分のペースで仕事ができ、比較的自由な働き方ができます。
ひとりでの作業が中心となるため、自分のペースで仕事を進められるので精神的にも気軽に過ごせるでしょう。
独立した作業環境を望む人にとって、タクシードライバーは魅力的です。
再就職先が見つからない「40代・50代」の人
「40代・50代」で再就職先を見つけづらい人にとって、タクシードライバーは選択肢のひとつです。
年齢が高くなるにつれて、新しい職種に転職するのは現実的に難しくなるでしょう。
とくに40〜50代では技術進化に伴うスキルのミスマッチや若年層への優先採用が影響し、再就職先を見つけるのが現実的に難しくなります。
その点タクシードライバーは、年齢や経験に関係なく、誰でも比較的容易に再就職できる体制があります。
このように再就職先が見つからない「40代・50代」の人がいれば、一度タクシードライバーへの転職を検討してみてもよいでしょう。
>(無料相談)タクシードライバーに自分が向いているか客観的に知りたい人はこちら
タクシードライバーに向いていない人の特徴|5選
タクシードライバーに向いていない人の特徴は、次の5つがあります。
|
上記の特徴に当てはまるからといって、タクシードライバーを諦める必要はありません。
あくまでひとつの基準として、以下より読んでみてください。
運転が苦手な人
タクシードライバーは仕事の大半が運転業務であるため、運転が苦手な人には基本的に向いていません。
前述した「タクシードライバーに向いている人の特徴」に当てはまっていても、一度運転業務が苦痛に感じてしまうと長続きしないケースもあるでしょう。
また、運転自体は嫌いではないものの、過去に何度も交通違反を繰り返してしまっている人もタクシードライバーは避けた方がよいでしょう。
万が一人身事故を起こしてしまった場合、免許を失うのはもちろん、会社も退社せざるを得なくなります。
接客が苦手な人
タクシードライバーは、一日に40人前後※4)の乗客を目的地へと送り届けます。
多くの時間を乗客と一緒に過ごすため、運転と同様に接客に対して苦手意識を持ってしまうと、仕事自体が苦痛に感じやすいでしょう。
接客に苦手意識がある人は、乗客を乗せない大型トラックドライバーや軽貨物ドライバーなどを検討してみてください。
出典:※4)【タクシー運転手】1日の売上はどれくらい?目安を紹介|日興自動車マガジン
当事者意識が薄い人
タクシードライバーは結果が重視されやすく、売り上げを上げる方法について自分で考える必要があります。
そのため当事者意識が薄く、ただ指示通りに働いておけば給料がもらえるといった感覚の人は、成果がだせず給料自体も平均年収を大きく下回ってしまいます。
このように当事者意識が薄い人も、タクシードライバーにはあまり向いているとは言えないでしょう。
もし、タクシードライバーを目指しているのであれば、自分の行動や考えで収入が大きく変わる状況を理解した上で挑戦してみてください。
素直でない人
タクシードライバーは、素直でない人も向いているとは言えません。どれだけタクシードライバーの素質があったとしても、まったく何も学ばずに稼げる程あまくはありません。
実際、タクシードライバーとして稼ぐには、自分の考えで営業したり、何が悪かったのか考えたり周りからの意見をしっかり取り入れながら修正する必要があります。
もし、素直でなければこれらの状況を認められず成長ができません。働きはじめた頃は会社の人だけでなく、乗客からダメだしされるケースもあるでしょう。
このようなときに「自分なりのやり方があるから...」と素直に受け入れられないような人は、タクシードライバーとして活躍するのは難しいと言えます。
経験年数に関係なく、成長につながる意見は何でも取り入れる素直さが大切です。
方向感覚が弱い人
方向感覚が弱く、土地勘がまったくないような人もタクシードライバーには向いていません。
道がわからない場合、乗客から教えてもらうケースもありますが、わかりやすく指示してもらえるとは限りません。
最近ではナビがあるため、土地勘がない人でも乗務できますが。
しかし、各地域にある標識を見落として立ち入り禁止の場所に進入したり、ナビに注意がいき信号を見逃したりと乗客からのクレームが起きる原因にもつながりかねません。
このような理由からも、方向感覚が弱い人はタクシードライバーに向いていないでしょう。
タクシードライバーになる5つのメリット
タクシードライバーになる5つのメリットは、以下のとおりです。
|
詳しく解説します。
働き方の自由度が高い
タクシードライバーの働き方は非常に柔軟で自由度が高いため、会社に勤務する時間や曜日に縛られずライフスタイルにあわせた働き方がやりやすいです。
タクシードライバーは基本的にひとりで業務をおこなうため、出勤時間や終業時間、休憩時間などを比較的自由に決められます。
一方で運賃設定は会社に拘束される面もあり、完全に自由というわけではありません。
そのため、どのような働き方があっているか総合的に判断してみてください。
給与体系については「【徹底解説】タクシードライバーのボーナス事情と制度について」で詳しく解説しているため、あわせて読んでみてください。
やり方次第では平均年収以上に稼げる
タクシードライバーはやり方次第では、平均年収以上に稼げます。タクシードライバーは基本的に歩合制で給料が決まるため、営業成績次第で収入を増やせます。
職業提供サイトjobtagによると、タクシードライバーの平均年収は約324万円と一般平均年収461万円に比べると低い結果になっています。
とはいえ、上位13.1%※5)のタクシードライバーは年収が500万円を超えており、個人差が大きいのがわかります。
一般的に年功序列による給料アップはない業種ですが、自分の頑張り次第で大きく稼げる点もタクシードライバーする上で大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
出典:タクシー運転手|職業提供サイトjobtag
出典:※5)不況と規制緩和のもとでのタクシー運転手の状態|北海学園大学
乗客から感謝される
タクシードライバーは乗客から感謝され、やりがいを感じられる仕事です。
たとえば、以下のような場面では乗客から感謝されやすいでしょう。
|
上記のように困っている人を助けたい気持ちがある人には、タクシードライバーは魅力的な仕事です。
社内の人間関係のストレスが少ない
タクシードライバーは基本的にひとりで業務をおこなうため、社内の人間関係からくるストレスが比較的少ない仕事です。
実際、国土交通省の資料からもタクシードライバーがストレスを感じないと答えられています。
このように上司や同僚との人間関係に悩まされにくい点も、タクシードライバーにとって大きなメリットでしょう。
出典:【タクシー・ハイヤー】実際のドライバーの声(第2弾)|国土交通省
休日は身心ともにしっかり休める
タクシードライバーは柔軟なスケジューリングにより、休日を自分の都合にあわせて設定できるため、身心ともにしっかりと休息が取れます。
休日のパターンとしては、以下2つがあります
|
上記のとおりタクシードライバーの休日は、基本的にしっかり休めます。
タクシードライバーは営業の合間に短い休憩を取れますが、基本的に拘束時間が長く勤務中は休息が取りづらい環境です。
しかし勤務形態次第で、ゆとりのある休日が確保できる点はタクシードライバーの大きなメリットではないでしょうか。
>(無料相談)タクシードライバーの優良な非公開求人をお探しの人はこちら
タクシードライバーはやめとけと言われているが魅力的な部分も多い
タクシードライバーは非常に柔軟性が高く、個人のライフスタイルにあわせやすい職業であるため多くの人にとって魅力的な仕事です。
タクシードライバーの魅力は、以下の理由があげられます。
|
国土交通省の調査でまとめられた資料でも、以下のように多くのタクシードライバーが仕事に対して満足しています。
法人タクシー(ハイヤー含む)のドライバー
・日々仕事が溜まって追われていくというストレスがないため、自分には向いている職種だと感じています。個人タクシーのドライバー
・個人事業主だからこそ、組織に拘束されることがないうえ、働いた分は必ず収入に反映されるため、将来目指してほしい職種だと思っています。その他
・特にご高齢のお客様から通院や買い物などでご利用いただく機会が多く、タクシーが公共交通機関として信頼されていることを日々強く感じており、社会貢献している充実感を得ています。
このようにタクシードライバーには長時間拘束や夜勤、深夜勤務の負担がありますが反面、自由度が高く乗客から感謝されるやりがいも得られます。
また、平均年収以下と収入面での懸念点もありますが、うまくいけば平均年収以上に稼げる可能性もあります。
「メリット・デメリット」を総合的に判断した上で、タクシードライバーへの転職を検討してみるとよいでしょう。
>(無料相談)未経験歓迎の魅力あるタクシー求人をお探しの人はこちら
タクシードライバーはやめとけに関係するよくある質問
タクシードライバーはやめとけに関係するよくある質問について、以下4つ紹介します。
|
タクシー業界は終わりですか?
タクシー業界は10年後も残っている可能性が高く、業界自体がなくなって終わる状況にはならないでしょう。
なぜ、10年後もタクシー業界が残っている可能性が高いのかと言うと次の3つが考えられるからです。
|
上記の理由からタクシー業界がなくなるのは考えにくいです。
とはいえ、タクシー業界は、ドライバーの高齢化と人材不足が慢性化しているため別の意味で問題を抱えています。
実際、全国ハイヤー・タクシー連合会の資料によると65歳以上の人が46.2%を占めており、40歳未満の人は5.0%以下しか業務に従事していない状況です。
平均年齢が高くなると、定年を迎えて引退するドライバーが多くなり人材不足に陥ります。
各タクシー会社は業界を若返らせようと積極的に若い人材を採用してはいますが、ドライバーの高齢化と人材不足はいまだに解消されていません。
また、2024年4月から労働時間の上限規制が適用されているため、タクシードライバーひとりあたりの稼働時間も必然的に少なくなっています。(2024年問題)
自動車運転者の労働時間等の改善のための基準(改善基準告示)は、「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準の一部を改正する件」(令和4年厚生労働省告示第367号)により令和4年12月23日に改正され、令和6年4月1日から適用されます。
このような理由から人手不足に拍車がかかり「タクシー業界は終わるのではないのか」と言われています。
つまり、タクシー業界自体が終わるというよりは、需要に対しての供給が足りないという意見の方が強いのではないでしょうか。
タクシードライバーをしていると生活できない悲惨な末路を迎えますか?
タクシードライバーは、利用客の多い都市部で働くと高収入を得られ家族を十分に養えます。
タクシードライバーの平均年収は約361万円で、日本の平均年収461万円と比較すると低い傾向です。
とはいえ、極端に生活費を使いすぎたり、仕事をサボったりしなければ、生活に困る悲惨な末路にはなりません。
もし、タクシードライバーで生活ができなくなったときは、給料の問題ではなくお金の使い方に問題があるでしょう。
出典:タクシー運転手|職業提供サイトjobtag
出典:平均給与|国税庁
タクシードライバーをすぐ辞めたとよく聞きますが理由は何ですか?
タクシードライバーがすぐに辞職する理由には、次のようなものがあります。
|
このような理由で、タクシードライバーをすぐ辞める人も一定数いるようです。
タクシードライバーをすぐ辞める人に関する内容は「タクシー運転手になってすぐ辞めた人に多い5つの理由」の記事で詳しく解説しています。
タクシードライバーに若い人がいないのはなぜですか?
タクシー業界に若い人が少ない理由として、次の理由が考えられます。
|
厚生労働省によると、2023年9月時点のタクシー会社で働くドライバーの平均年齢は58.3歳で、全産業の業界平均年齢(43.2歳)よりも約15歳も高くなっています。
とはいえ、東洋経済オンラインの調査でも、都内の主要タクシー5社「日本交通・国際自動車・大和自動車交通・帝都自動車交通・日の丸交通」の新卒採用者が、
2022年には491人となっており10年で約20倍に増えています。
このように全国の新卒採用者数が924人に達しており、タクシー業界に関心がでてきた若者も増えつつあります。
出典:就活生が「タクシー運転手」に新卒カード切る理由|東洋経済オンライン
出典:自動車運送事業等の就業構造|厚生労働省
出典:正社員の平均年齢|高山市役所
タクシードライバーはやめとけについてのまとめ
タクシードライバーは歩合制で収入が安定しづらく、長時間労働や将来性の不安がありやめとけと言う人もいます。
一方、自由に働きやすく、努力次第では高収入を目指せる魅力もあります。
また、個人で働くため社内での人間関係に悩まずに働けます。そのため、タクシードライバーはやめとけと一概には言えません。
タクシー業界が気になる人は、本記事を参考にした上で挑戦するか判断してみてはいかがでしょうか。
弊社ではタクシードライバーを含む、ドライバーに特化した無料の「就職・転職」サポート「ドライバーキャリア」を運営しています。
「タクシー業界の知識がなくてどのような求人を探したらいいのかわからない...」「応募先とのスケジュールを調整して欲しい...」
このような悩みがある人は、無料で利用できるので一度利用してみてはいかがでしょうか。
タクシー求人をお探しの方へ
ドライバーキャリアは、運送・旅客・物流業界に特化した転職支援サービスです。
- 希望条件に合う求人のご紹介
- 履歴書など書類作成のサポート
- 企業との条件交渉/面接日程の調整
無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください。
求人を検索する(無料)