フォークリフト

フォークリフトの資格の取得方法|受験資格や費用・合格率も

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男性がフォークリフトの前に立っている様子

フォークリフト資格は、重量物の運搬やトラックへの積み込みといった業務で使用されています。

物流業界や製造業界には欠かせない存在であり、資格を取得すれば転職の際に有利になります。

また、多くの企業では資格手当が支給されるため、収入を上げることも可能です。

この記事を読んでいる方の中には、これから取得に挑戦しようとしている人もいるのではないでしょうか。

今回はフォークリフト資格について、取得方法や合格率、試験概要を中心に分かりやすく解説していきます。

【この記事で分かること】
・フォークリフト資格の取得方法や取得費用
・教育訓練給付制度を使って資格取得する方法
・フォークリフト資格の取得にかかる日数
・フォークリフトの種類
・フォークリフト資格の取得に関するよくある質問

フォークリフトの資格を取る必要性

工場の様子

フォークリフトは運送業・製造業・物流業を中心にさまざまな業界に欠かせない車両であり、需要の高い資格の1つです。

国家資格であり、正式名称は「フォークリフト運転技能講習修了証」と呼びます。

普通自動車免許や自動二輪免許が道路交通法による管轄となる一方で、フォークリフト免許は労働安全衛生法によって定められています。

工場の敷地内で運転する機会が多いため「資格取得しなくても運転できるのでは」と考える人もいますが、業務に携わる上で免許は必ず必要です。

ここでは、フォークリフト資格の取得について、以下の項目ごとに解説していきます。

・資格を活かせる業種
・無資格運転をした場合のペナルティ
・荷重1トン未満なら特別教育だけでいい
・フォークリフトの資格の合格率

フォークリフトの資格がどのような業種や業務で役立つのか、無資格運転をした場合のペナルティの詳細などについて、詳しく解説していきます。

資格を活かせる業種

フォークリフトはさまざまな業界で使用されていますが、特に需要の高い業界が3つあります。

  • 鉄骨、鉄鋼業
  • 木材業
  • 食品業界

また、この他にも以下のような業種でも、フォークリフト資格保有者は転職が有利になる傾向です。

  • 産業廃棄物
  • 建材業
  • 物流、倉庫業
  • 電気、電話工事業
  • 水道管工事業
  • 造園、石材業
  • 解体業
  • 建築、土木業

仕事内容にかかわらず、重量物を扱う業種では需要があると言えるでしょう。

主な業務内容としては、重量物のトラックへの積み降ろしや運搬などがあります。

工場内では、荷物をラックに蔵置するような作業もあります。

ちなみにフォークリフト運転技能講習を修了すると、定期的な更新の必要はなく、いつまでも乗り続けられます。

【蔵置とは】
蔵置とは、倉庫内の指定の場所に荷物を保管することです。なるべく多くの荷物を保管するために、棚のようなラックを組んだ上で荷物を置くこともあります。

出典:職業情報提供サイトjobtag|厚生労働省

関連記事:フォークリフトの仕事はきつい?作業内容や特徴を詳しく解説!

無資格運転をした場合のペナルティ

フォークリフトは場所に関係なく、運転する場合には必ず資格が必要です。

無資格運転に関しては「労働安全衛生法第61条」に基づき、50万円以下の罰金や6ヶ月以内の懲役が科されます。

また、運転手だけでなく無資格と知っていた会社も罰則の対象です。

「慣れれば問題ない」といった安易な考えを持つ人もいますが、フォークリフトに関する事故は毎年発生しており、死傷者も出ています。

知識がないまま運転すると、横転や落下、激突といった事故を起こす可能性があり、人の命にもかかわるため、絶対に無資格運転はしないようにしましょう。

ちなみに、フォークリフトで公道を走行するには別で「小型特殊免許・大型特殊免許」が必要です。

フォークリフト運転技能講習を受けたからといって、公道に出てはいけません。

荷重1トン未満なら特別教育だけでいい

フォークリフトには、扱う荷物に応じてさまざまなサイズの車両があり、大きなコンテナを扱うような職場では7.5tや10tサイズのフォークリフトもあります。

逆に大きな重量物を扱わない職場では、サイズの小さい荷重1t未満のフォークリフトのみを運転することもあります。

フォークリフト運転技能講習修了証は、荷重1t以上のフォークリフト運転に必要な免許であるため、1t未満の車両の運転では必要ありません。

1t未満のフォークリフトを運転する場合には「フォークリフトの特別教育」の受講となります。

特別教育は、労働局に登録している教育機関や、企業の事務所で受講できます。

【フォークリフト・特別教育の概要】

【学科講習の内容と時間】
・荷役に関する内容:2時間
・走行に関する内容:2時間
・運転に関する力学:1時間【実技講習の内容と時間】
・運転操作:4時間
・荷役操作:2時間

特別教育は2日ほどで受講可能であり、普通運転免許の取得者は、学科講習が一部免除となります。

ちなみに、倉庫などでよく使用されるハンドリフトに関しては、無資格であっても利用可能です。

ただし、扱い方はフォークリフトと似ており、知識のないまま使用するのは危険です。

荷物の横転や破損の可能性も十分あるため、なるべく会社ごとの講習を開催するようにしましょう。

フォークリフトの資格の合格率

1t以上のフォークリフトを運転する場合に受講する、フォークリフト運転技能講習修了証は教習所などで受講します。

受講した後には、実技試験と学科試験に合格しなければなりません。

全受験者の合格率データは公表されていないものの、合格率は99%前後と言われており、真面目に受講すればほぼ間違いなく合格できる資格です。

資格取得する場合、事前にテキストなどを購入して勉強しておくことが一般的ですが、フォークリフトの場合は必要ありません。

ほぼ全ての受験者が、数日間の技能講習の中で知識と技術を身に付け、試験に合格しています。

ちなみに、フォークリフトといった大型特殊車両で公道を走る際に必要な「大型特殊免許」の合格率も99%前後とほとんどの人が合格しています。

関連記事:

フォークリフト免許の種類は何種類?免許の取り方4ステップも合わせて紹介

女性がフォークリフトの運転をすることは大変?仕事内容や必要なスキルを紹介

フォークリフトの資格の取得方法

作業員同士で会話する様子

合格率99%のフォークリフト資格ですが、誰でも資格取得できるわけではありません。

受験資格が設けられており、技能講習を受けるための申し込みに関するルールもあります。

ここでは、フォークリフト資格を取得するための条件や、修了証がもらえるまでの手順について解説していきます。

フォークリフトの資格の受験資格

フォークリフト運転技能講習を受講するための条件は1つのみで「18歳以上」であれば誰でも挑戦できます。

満年齢で18歳になっていれば問題ないため、高校生でも資格を取得できます。

ちなみに、資格取得における年齢上限はありません。

フォークリフト免許と一緒に取得することが多い「大型特殊免許」に関しては、満18歳以上で普通自動車免許か中型免許を取得している必要があります。

教習所で申し込む

フォークリフトの免許を取得する場合、厚生労働大臣が指定する機関で技能講習を受講しなければなりません。

この機関には、重機などの免許取得を専門とした教習所があり、一部の自動車教習所でも受講可能です。

近くの受講可能な教習所を探した上で、入校の手続きを進めていきましょう。

【入校手続に必要な物】
・申し込み用紙
・本人確認書類
・講習料金

申し込み自体は、直接訪問する以外に、電話や郵送などでも受け付けてもらえます。

ただし、詳しい申し込み方法は教習所によって異なる可能性があるため、事前に確認するようにしましょう。

申し込み後、実際に受講する日は、教習所との話し合いによって決まります。

申し込んだ翌日などは、スケジュールが埋まっている可能性が高いため、なるべく希望日の1週間前には連絡することをおすすめします。

学科講習と試験を受ける

入校した後は、学科講習からスタートしていきます。

【学科の科目と教習内容】

【走行に関する装置の構造や取り扱い方法に関する知識・4時間】
〜フォークリフトがどのような構造であり、どのように走行するのか装置ごとの役割りについて

 

【荷役に関する装置の構造や取り扱い方法に関する知識・4時間】
~荷役装置や油圧装置、ラムといった荷役に関する付属装置の構造や取扱いの方法について

【運転に必要な力学に関する知識・2時間】
フォークリフトによる業務を安全にこなす上で必要な「力・重心・重量・荷重・物の安定」などについて

【法令関係・1時間】
フォークリフトの運転に関する法令について

学科講習が終わった後は、学科試験を受けます。

内容に関しては、受講した4科目に関する内容であり、科目ごとに10問ずつ出題されます。

荷役に関する科目は6割、その他の科目は正解率4割以上で合格です。

試験に出題されるような、重要な箇所に関しては講習時にある程度教えてもらえます。

チェックを入れるなどして、重点的に覚えておくようにしましょう。
学科試験が不合格だった場合は再度簡単な講習を受けた後に追試が行われます。

ちなみに、自動車運転免許を持っている場合は「走行に関する装置の構造や取り扱い方法に関する知識」が免除となります。

実技講習と試験を受ける

実技講習に関しては「走行の操作・20時間」と「荷役の操作・4時間」に分けて実施されます。

学科講習の約2倍ほどの講習時間があり、運転技能講習のメインと言える内容です。

フォークリフトの基本操作を学んだ上で、コース内を走行しながら運転に慣れていきます。

荷役の操作では、パレット貨物への爪の抜き差しや積み重ねを実践していきます。

実技試験に関しては、練習したコースがそのまま使用され、試験内容は以下の通りです。

【実技試験の内容例】
1.安全確認や点検を行い乗車
2.前進して荷物を所定の場所ですくう
3.バック走行によりスタート地点に戻る
4.前進で所定の場所に荷物を降ろす
5.ゴール地点までバック走行を行う
6.安全確認した上で降車

実技試験は100点からの減点方式となり、70点以上であれば合格です。

試験では「点検・乗車・発進・周回走行」の4つの観点でチェックが行われます。

シートベルトの未着用や、荷物を高く持ち上げたまま移動するといったミスは即失格になるため、焦らず正確に運転操作を行うことがポイントです。

ちなみに、自動車運転免許や大型特殊免許を持っている場合「走行の操作」の科目が免除となり、4時間のみの受講で実技試験に挑戦できます。

修了証を受け取る

学科・実技試験の両方に合格した場合は、修了証用の写真撮影などを行い、修了証が発行されます。

フォークリフトに乗務する際には、常時携帯となるため失くさないようにしましょう。

関連記事:

フォークリフトの運転技能講習の内容とは?免除になる科目も紹介

フォークリフト免許について丸ごと解説!免許の種類、取得方法や費用、無免許で運転した場合など一挙解説します!

フォークリフトの資格の取得費用

男性が仁王立ちする様子

フォークリフト運転技能講習に関しては、教習所によって通常プランや合宿免許プランなどが用意されています。

受講料金は学校によるものの、2〜4万円が相場となり、普通自動車免許といった所有資格によって料金が異なります。

ここでは、受講料の詳細について条件別の料金を解説していきます。

教習所の受講料

フォークリフト運転技能講習の受講料は以下の通りです。

所有資格なし4万円前後
普通自動車免許の保有3万8,000円前後
フォークリフト運転経験が6ヶ月以上で普通免許なし2万円前後
フォークリフト運転経験が3ヶ月以上で
大型特殊自動車免許・普通自動車免許を保有
1万7,000円前後

既に特別教育を受けており、フォークリフト運転の経験がある場合には、証明書を提出することで受講料が安くなります。

テキスト代

フォークリフト運転技能講習のテキスト代は、保有資格などに関係なく2,000円ほどです。

教習所によっては、受講料に含まれていることもあります。

先輩社員などが以前に受けた際のテキストを持っているような場合でも、使いまわしはできません。

補助試験料

補助試験料とは、学科や実技試験で不合格になってしまった場合の追試料金です。

学科試験で3,000円前後、実技試験で5,000円ほどです。

教習所によって料金形態が異なるため、事前に確認しておくようにしましょう。

証明写真代

修了証の発行で必要な、証明写真の料金は500〜1,000円程です。

これに関しても、コース料金に含まれている教習所があるため、受講予定の学校に確認してみましょう。

1t未満のフォークリフトを運転する際に必要な特別教育に関しては、15,000〜20,000円が相場となります。

ちなみに、自動車教習所によってはフォークリフトとセットで、大型特殊免許やけん引免許を一緒に取得できるパック教習もあります。

職場で他の免許が必要な場合には、パック教習の方がお得です。

教育訓練給付制度を使ってフォークリフトの資格を取る方法

オフィスで会議をしている様子

フォークリフト資格の取得は「教育訓練給付制度」の支給対象に含まれます。

この制度は、労働者の能力開発やキャリア形成を支援するためのもので、雇用の安定や就職の促進を目的としています。

【給付金の支給対象条件】
在職中の場合:雇用保険の被保険者期間が3年以上
離職中の場合:退職してから受講開始までが1年以内であり、以前の会社で被保険者期間が3年以上

教育訓練給付制度に関しては、ハローワークが受け付けているため、まずは受給資格があるかどうかを、ハローワークで確認するようにしましょう。

受給資格がある場合、教習所に通いフォークリフト資格を取得した後に、ハローワークで申請すれば給付金が支給されます。

給付金は、教育訓練費用の2割までが支給されます。

ちなみに、教育訓練給付制度に関しては、フォークリフト以外にもさまざまな資格取得での活用が可能です。

出典:教育訓練給付制度|厚生労働省

フォークリフトの資格取得にかかる日数

事務仕事をしている様子

フォークリフトの資格取得にかかる日数は、教習所の取得プランによって異なります。

また、普通自動車免許などを取得している場合は、受講内容が少ない分、より短い日数での取得が可能です。

ここでは、ケース別でフォークリフトの資格取得にかかる日数について解説していきます。

最短2日で取得可能

フォークリフトの資格取得にかかる日数は最短で2日間ですが、保有免許によって必要な日数は変わります。

所有資格なし5日間
普通自動車免許の保有4日間
フォークリフト運転経験が3ヶ月以上で大型特殊自動車免許・普通自動車免許を保有2日間

教習所によって、日数や具体的な流れには違いがあるため、事前に確認するようにしましょう。

講習の受講は土日でも可能

平日に5日間も時間を作れないという方に向けて、土日に講習を行っている教習所もあります。

また、必ずしも連続して受講する必要はないため、毎週土日だけや土日と平日を組み合わせるなどの選択が可能です。

関連記事:フォークリフトの学科試験と実技試験に落ちることはあるの?もし落ちた場合どうなる?

資格が必要なフォークリフトの車体5種

作業員が仁王立ちする様子

フォークリフトと言えば、爪が2本前に出ており、座った状態で運転する姿を想像する人が多いのですが、他にもさまざまな種類が存在します。

それぞれに特徴があり、利用シーンも異なります。

・カウンタバランスフォークリフト
・リーチフォークリフト
・サイドフォークリフト
・オーダーピッキングトラック
・ウォーキーフォークリフト

ここでは5つのフォークリフトについて、特徴や利用シーンを解説していきます。

カウンターバランスフォークリフト

カウンターフォークリフトの外観

出典:トヨタL&F

カウンターバランスフォークリフトは、さまざまな業種で使用されている、最もポピュラーなフォークリフトです。

荷物をすくった際にバランスを保つため、車両の後方に重りを付けていることからこの名前がついています。

前方にある2本の爪で荷物をすくい、運搬や積み込みを行うタイプで、扱う荷物によってサイズが変わり、10tを超えるような車両も存在します。

他のフォークリフトと比べてバランスを保ちやすく、最も重量物を扱いやすいことが特徴と言えるでしょう。

フォークリフト運転技能講習でも、カウンターバランスフォークリフトが使用されています。

爪の操作に関しては、ハンドルの右横にあるレバーで行い、2本の爪の幅や角度、高さを調整可能です。

高所への荷物蔵置などに対応した「ハイマスト」と中程度の高さまで対応している「スタンダードマスト」が存在します。

荷物の積み下ろしや運搬、蔵置などに対応しているため、運送業や倉庫業、製造業など多くの業界で活躍している車両です。

リーチフォークリフト

リーチフォークリフトの外観

出典:トヨタL&F

リーチフォークリフトは、カウンタータイプよりもコンパクトなサイズとなり、立って運転します。

腰もとにあるハンドルとレバーで操作を行い、爪の動きに関しては、幅を狭めたり高さを上げたりできます。

爪を前後させられることが、一番の特徴と言えるでしょう。

コンパクトであるため、小回りが利くメリットがあり、工場内といった狭い箇所での使用に適しています。

背が高く、後方に重りがついていないため、カウンタータイプに比べると重いものを持ち上げにくいデメリットがあります。

そのため、荷物の簡単な移動や蔵置に使用されることが多く、トラックへの積み込みなどには適していません。

サイドフォークリフト

サイドフォークリフトの外観

出典:住友ナコフォークリフト株式会社

サイドフォークリフトは、文字通り側面に爪がついていることが一番の特徴です。

貨物を縦向きで運搬できるため、木材や鋼材、パイプといった長尺の荷物を運ぶのに適しています。

長尺物を扱う製造業や、林業などで使用されています。

オーダーピッキングトラック

オーダーピッキングトラックの外観

出典:トヨタL&F

オーダーピッキングトラックとは、フォーク(爪)部分と運転席が一体になったタイプの車両です。

棚に蔵置された荷物を近くで見ながら積み降ろしが可能であるため、ラック蔵置がメインの倉庫で使用されています。

機種によるものの、爪を横に前後させるのはもちろん、向きを変えるなど180℃という広い稼働域が特徴です。

高所に持ち上げるほどバランスが悪くなるため、蔵置する荷物の重量やサイズには注意が必要です。

ウォーキーフォークリフト

ウォーキーフォークリフト

出典:トヨタL&F

ウォーキーフォークリフトとは、運転者が歩いて操作するタイプの車両です。

日本ではかなり珍しいタイプではあるものの、世界で使用されているフォークリフトの約3割は、ウォーキーフォークリフトと言われています。

ボディがコンパクトであるため、狭い通路での操作に適しており、重量も比較的軽いためエレベーターに乗ることも可能です。

重量物のちょっとした移動などに向いている一方で、長距離の移動やトラックへの積み込みなどには向いていません。

ウォーキーフォークリフトに関しても、他のフォークリフトと同様に運転技能講習を受講しなければなりません。

ちなみに、似たような構造のリフトに「ハンドリフト」があります。

ハンドリフトに関しては、扱う上で資格は必要なく誰でもすぐに利用できます。

関連記事:

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フォークリフトの資格に関してよくある質問

荷物をハンドリフトですくう様子

最後は、フォークリフトの資格取得に関する、3つのよくある質問に答えていきます。

・エリアによって教習所の受講料は変わりますか?
・フォークリフトの修了証は携帯する必要がありますか?
・フォークリフトの修了証を紛失した場合は再発行できますか?

取得費用や修了証の携帯、紛失した際の対処法に関する内容ですので、参考にしてみてください。

エリアによって教習所の受講料は変わりますか?

フォークリフト運転技能講習を教習所で受講する際の費用は、地域によって若干の差があります。

ただし、どの地域が高いといった傾向はなく、各教習所によって料金設定が異なります。

受講料をなるべく抑えたい場合、学校によって大きな差はないため、なるべく近くで交通費などがかからない地域で探してみましょう。

フォークリフトの修了証は携帯する必要がありますか?

フォークリフトを扱う業務を行う場合、常に修了証を携帯しておかなければなりません。

公道を走行する場合には、修了証と一緒に自動車運転免許証も必要です。

フォークリフトの修了証を紛失した場合は再発行できますか?

フォークリフトの修了証を紛失してしまった場合、再発行は可能です。

運転技能講習を受講した登録教習機関に事情を伝えた上で「再交付申込書」を提出すれば再交付してもらえます。

再交付する場合には、2,200円必要です。

ちなみに、紛失以外にも氏名が変わった場合は、修了証の書換えが必要です。

関連記事:フォークリフトの免許を再発行する方法を4つの状況別に解説

フォークリフトの資格についてのまとめ

フォークリフトは、製造業や倉庫業、物流業などあらゆる業種で使用されており、需要の高い資格です。

1t未満のフォークリフトでは「特別教育」1t以上のフォークリフトでは「フォークリフト運転技能講習」を受講しなければなりません。

運転技能講習では、学科と実技を学んだ後に、試験に合格すれば修了証が交付されます。

2~5日間ほどで取得できるため、これから転職を検討している人は、取得の検討をしてみましょう。

指定の条件を満たしていれば、教育訓練給付制度を活用することも可能です。

これから転職を考えている方は、フォークリフト資格を取得してキャリアアップを目指してみてはいかがでしょうか。

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